JPS62147001A - ロ−タリピストンエンジンのアペツクスシ−ルの製造法 - Google Patents

ロ−タリピストンエンジンのアペツクスシ−ルの製造法

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Publication number
JPS62147001A
JPS62147001A JP28632785A JP28632785A JPS62147001A JP S62147001 A JPS62147001 A JP S62147001A JP 28632785 A JP28632785 A JP 28632785A JP 28632785 A JP28632785 A JP 28632785A JP S62147001 A JPS62147001 A JP S62147001A
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JP
Japan
Prior art keywords
apex seal
base material
chill
apex
rotary piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP28632785A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Okazaki
健 岡崎
Yasuo Uosaki
靖夫 魚崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロータリピストンエンジンのアペックスシー
ルの製造法に関ずろ乙のである。
(従来技術) 最近のロータリピストンエンジンのアペックスシールで
は、従前の自己潤滑作用をもった特殊カーボン材に代わ
って特殊鋳鉄を母材としてその上層部を電子ビームによ
ってチル化した金属製アペックスシールが多く使用され
るようになっている。
上記チル化によるチル層の形成は、従来例えば第9図に
示すようにサイドチラー20.20間にアペックスシー
ル母材21を嵌装するとともに当該母材21の上端面2
1aを上記サイドチラ−20,20の上面部20a、2
0aより相当量突出させ、該突出状態において、当該突
出部全体に電子ビームを照射して上記母材の金属組織を
チル化させるようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記のようなチル層の形成方法によると、電
子ビームによる照射部の全体がサイドチラー外に位置す
るために溶融後の冷却効果が悪く第9図図示のように両
端部で母材のブレが生じ易く、チル層形成後に研削等の
余計な加工が必要となる問題があった。
また、溶融後の冷却が緩慢であることから、−般にチル
組織が微細化されない問題らある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたもので、熱伝導性の良い保持部材間に金属製アペッ
クスシール母材を嵌装するとともに当該アペックスシー
ル母材の上端面の高さ位置を上記保持部材上面の高さと
略等しいかそれよりも所定位置低くして配置し、当該ア
ペックスシール母材の上記上端部に高密度エネルギ熱線
を照射してチル層を形成するようにしてなるものである
(作 用) 上記の手段によると、アペックスシール母材の上端面の
高さを両サイドの保持部材上面と略等しいかそれよりも
低くした上で高密度エネルギ熱線を照射するようにした
から、先ずダレを生じることがほとんどなく、しかも両
サイドの熱伝導性の高い保持部材に対する良好な熱伝導
により溶融後の冷却効果が高くなるから、チル組織がよ
り微細化される。また、一般に鋳鉄母材では、当該溶融
時に黒鉛が遊離されるか、冷却効果が高いとこの黒鉛遊
離作用を抑制する作用ら生じる。
(実施例) 第1図〜第3図は、本発明の第1実施例に係るロータリ
ピストンエンジンのアペックスノールの製造法を示して
いる。
先ず第2図は、ロータリピストンエンジンを示し、この
ロータリピストンエンジンは内側にエビトロコイド面5
を有するロータハウジング1の上記エピト[7コイド面
5に内接して回動するロータ2とから構成され、上記ロ
ータ2の頂点部にはアペックスシール6が設けられてい
る。
このアペックスシール6は、第3図に示すように、例え
ば調合金製のサイドヂラー7.7間に嵌装されホルダ一
部材9によって保持され、該状態で上記ロータ2に取付
けられている。
そして、上記アペックスシール(母材)6は、その製造
に際し第1図に拡大して示したように先ずその上端面6
aが両サイドのサイドチラー(特許請求の範囲中の熱伝
導性のよい保持部材に該当する)7.7の上面7 a、
 7 aと略等しい高さ位置に配置される一方、上記サ
イドチラー7.7の山部は所定量削られテーパ面7 b
、 7 bを形成している。そして、この状態で上方か
ら電子ビームIOを照射され、その上方部分Aにチル層
が形成されろ。この電子ビーム10照射時において、上
記上方部は所定の溶融状態となるが上記アペックスシー
ル6の上端部6aの高さがサイドチラー7.7上面7a
、7aと略等しく、しかも上記サイドヂラー7.7角部
のテーパ面7 b、7 bによって所定1のクリアラン
ス11゜I ’lが形成されているために、上記溶融状
態における溶融R財は全くダレを形成ずろことなく、そ
の表面張力によって図示仮想線で示すような形状に硬化
され内部に所定深さのチル層か形成される。このように
して形成されろチル層の組織は、上記電子ビーム10に
よろ溶励部がザイドヂラー7.7間に位置することから
、溶融後の冷却効果が高いために急冷され、より微細な
ものとなる。また、上記クリアランス11゜11が形成
上」+イ、、ザふ一、L + −、’dF HふA+、
汀1J冑ノ  11/ ’4= ++ ++り一ンス1
1.11の深さに応じたチル組織の深さを得ろことがで
きろ。
次に第4図は、本発明の第2実施例を示し、上記クリア
ランス11.+1を11a、Ilbの2段階の構造にし
てより母材方向に深くかつ狭くし、ビーム照射時の溶は
易さの向上並びにチル組織の深さを大きくするようにし
たしのである。
さらに、第5図、第6図は、本発明の第3、第4実施例
を示すもので、いずれらアペックスシール6の母材上端
面6aをサイドチラ−7,7の上面7 a、 7 aよ
りら低くしたことを特徴とするらのである。このように
すると、溶融時のダレによるビードが全く形成されない
ようになるとともにクリアランスllcを相当に大きく
してら冷却効果の低下を来しにくいので、よりチル組織
の深さを深くできるメリットがある。まfム溶融効果ら
高くなる。
なお、上述のクリアランスの形成は、第6図のようにア
ペックスノール6側をテーパ形状にすること(こよって
行うこと乙できる。
クリアランスの大きさは、断熱作用によりアペックスノ
ール(母材)6の溶融性を向上させろため0゜1mm以
上が好ましく、最大はアペックスシール母材6の厚さの
1/3が良い。またクリアランスを設ける領域は広い保
母オの溶解が容易となるが、サイドチラー7.7への熱
伝導が悪くなり、凝固冷却速度が不十分となるため、所
望のチル深さより1mm程度の深さまでが許容できる。
上述の本発明の製造法(第1実施例の方法)によって製
造したアペックスソール6の外形およびチルパターンを
第7図(a)(縦断面拡大写真)に、また当該チル層部
分の組織状態を第7図(b)(組織拡大写真)に示し、
さらに従来法によって製造したアペックスシール6の外
形およびチルパターンを第8図(a)(同縦断面写真)
に、またそのチル層部分の組織状態を第8図(b)(組
織拡大写真)にそれぞれ示す。この時に用いたアペック
スシール母材ノ材質は、重重比でC:3.54%、S 
i:2,20%、Mn:0゜45%、P :0.21%
、S :0.08%、Cr:0.54%、Cu:1゜0
5%、Ni:1.13%、Mo:1.55%、V :0
.20%、Mg:0.020%、残部Feの組成からな
る合金鋳鉄である。また、本発明のアペックスシール母
材の17さは3mm、第1図に示す最大クリアランスa
は1 mm。
クリアランスの深さbは1mmであり、一方従来のアペ
ックスシール母材は、厚さか5mmで、サイドチラー上
面より3mm突出したしのである。さらに電子ビーム処
理条件は、ビーム電流45mA、アペックスシール(母
材)6の送り速度150mm/m1n1 レンズ電流1
.3Aである。これらの対比から明らかなように、本発
明法による場合の方が、アペックスシール母材の上端面
の高さを両サイドのサイドチラー上面と略等しいかそれ
よりも低くした上で電子ビームを照射するようにしたか
ら、先ずブレを生じることがほとんどなく、しかしサイ
ドチラーに対する熱伝導により溶融後の冷却効果が高く
なるから、チル組織がはるかに微細化されていることが
分る。また、その深さも大きくなっている。
なお、上記アペックスシール母材の上端面は、上記サイ
ドチラーの上面と略等しい程度に高い場合(例えば0.
5mm前後)にも上述の第1実施例と同様の効果を得る
ことができる。
(発明の効果) 本発明は、以上に説明したように、熱伝導性の良い保持
部材間に金属製アペックスシール母材を嵌装するととら
に当該アペックスシールは材の上端面の高さ位置を上記
保持部材上面の高さと略等しいかそれよりも所定位置低
くして配置し、当該アペックスシール母材の上記上端部
に高密度エネルギ熱線を照射してチル層を形成するよう
にしたことを特徴とする乙のである。
従って、本発明によると、アペックスシール母(オの上
端面の高さを両サイドの保持部材上面と略等しいかそれ
よりも低くした上で高密度エネルギ熱線を照射するよう
にしたから、先ずブレを生じることかほとんどなく、し
から両サイドの熱伝導性の高い保持部オに対する良好な
熱伝導により溶融後の冷却効果が高くなるから、チル組
織がより微細化されろ。また、一般に鋳鉄母材ては、当
該id= D+hll:!2 1.−  甲+B  M
  +I# !M  六PI  X  j+<    
h  にlIA、I+  !It  M B、  hJ
−この黒鉛遊離作用を抑制する作用も生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るロータリピストンエ
ンジンのアペックスシールの製ar を示ず断面図、第
2図は、同実施例におけるロータリピストンエンジンの
正面図、第3図は、同ロータリピストンエンジンのアペ
ックスシール部の斜視図、第4図〜第6図は、それぞれ
本発明の第2〜第4実施例に係る各ロータリピストンエ
ンジンのアペックスシールの製造法を示す断面図、第7
図(a)は、本発明の製造方法によるアペックスシール
の外形およびチルパターンを示す縦断面拡大写真、第7
図(b)は、同アベックスンールのチル層部分の組織拡
大写真、第8図(a)は、従来の製造方法によるアペッ
クスシールの第7図(a)と同様の縦断面拡大写真、第
8図(b)は、ト記第7図(b)と同様の組織拡大写真
、第9図は従来例の断面図である。 6    ・・アペックスノール 6a   ・・アペックスシール上端面7    ・・
サイドチラー 7a   ・・サイドチラー上面 10  ・・電子ビーム 11、lla、llb、llc・−クリアランス第4図 第61 (a)              (b)第7図 川  第8図  (b) I 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、熱伝導性の良い保持部材間に金属製アペックスシー
    ル母材を嵌装するとともに当該アペックスシール母材の
    上端面の高さ位置を上記保持部材上面の高さと略等しい
    かそれよりも所定位置低くして配置し、当該アペックス
    シール母材の上記上端部に高密度エネルギ熱線を照射し
    てチル層を形成するようにしたことを特徴とするロータ
    リピストンエンジンのアペックスシールの製造法。
JP28632785A 1985-12-18 1985-12-18 ロ−タリピストンエンジンのアペツクスシ−ルの製造法 Pending JPS62147001A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188001A (ja) * 1983-03-26 1984-10-25 Mazda Motor Corp ロ−タリピストンエンジンのアペックスシ−ルおよびその製造法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188001A (ja) * 1983-03-26 1984-10-25 Mazda Motor Corp ロ−タリピストンエンジンのアペックスシ−ルおよびその製造法

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