JPS6214676Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6214676Y2 JPS6214676Y2 JP18975981U JP18975981U JPS6214676Y2 JP S6214676 Y2 JPS6214676 Y2 JP S6214676Y2 JP 18975981 U JP18975981 U JP 18975981U JP 18975981 U JP18975981 U JP 18975981U JP S6214676 Y2 JPS6214676 Y2 JP S6214676Y2
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- JP
- Japan
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- capacitor
- electrodes
- electrode
- resin
- present
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- Expired
Links
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Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
本考案は、積層構造を有するアルミ電解コンデ
ンサにおいて、電極の振動を抑制したコンデンサ
に関する。 従来の積層構造を有するアルミ電解コンデンサ
を第1図により説明する。電極1,1はアルミニ
ユームで、電解液を含む電解紙2により一方の電
極の金属表面に酸化皮膜を生成せしめて誘電体と
する。電解紙2は電極1,1間又は電極1とケー
ス4間のセパレータの機能も有する。ケース4は
通常樹脂製であり、リード線3,3を保持する。
リード線3,3は電極1,1に結ばれる。このよ
うな構成を有するコンデンサをオーデイオ機器に
用いると、信号電流の流れにより電極に振動を生
ずる。即ちアルミ電極1,1及び電解紙2から構
成される積層構造を封入したケース4が軽重量で
かつ柔軟な性質を有する樹脂から成るため、信号
電流が素子を流れることにより生ずる電極1,1
の振動を抑えることができず、信号電流を歪ませ
る結果となり、オーデイオ装置から発生する音質
を劣化させることになる。 本考案は、上述の欠点に鑑みてなされてもの
で、積層構造を有するアルミ電解コンデンサにお
いて、樹脂よりなるケース内側に、ガラス板又は
SiCを主成分とするセラミツク板等の高ヤング率
の部材を介在せしめることにより、電極の振動を
抑制できるコンデンサを提供するものである。 以下本考案を一実施例により説明する。 第2図は本考案の一実施例における断面を示す
図である。電極1,1、電解紙2、ード線3,
3、樹脂ケース4に対する構成及び作用効果につ
いては第1図と同様である。本考案において5は
ガラス板又はSiCを主成分とするセラミツク板
(以下ガラス板等という。)であつて、積層構造
(電極1と電解紙2から成る)と樹脂ケース4の
間に介在せしめる。SiCを主成分とするセラミツ
ク板は人工的セラミツクのうち最も普通のもので
ある。 本考案の構造は上述の通りであり、次にその作
用について述べる。
ンサにおいて、電極の振動を抑制したコンデンサ
に関する。 従来の積層構造を有するアルミ電解コンデンサ
を第1図により説明する。電極1,1はアルミニ
ユームで、電解液を含む電解紙2により一方の電
極の金属表面に酸化皮膜を生成せしめて誘電体と
する。電解紙2は電極1,1間又は電極1とケー
ス4間のセパレータの機能も有する。ケース4は
通常樹脂製であり、リード線3,3を保持する。
リード線3,3は電極1,1に結ばれる。このよ
うな構成を有するコンデンサをオーデイオ機器に
用いると、信号電流の流れにより電極に振動を生
ずる。即ちアルミ電極1,1及び電解紙2から構
成される積層構造を封入したケース4が軽重量で
かつ柔軟な性質を有する樹脂から成るため、信号
電流が素子を流れることにより生ずる電極1,1
の振動を抑えることができず、信号電流を歪ませ
る結果となり、オーデイオ装置から発生する音質
を劣化させることになる。 本考案は、上述の欠点に鑑みてなされてもの
で、積層構造を有するアルミ電解コンデンサにお
いて、樹脂よりなるケース内側に、ガラス板又は
SiCを主成分とするセラミツク板等の高ヤング率
の部材を介在せしめることにより、電極の振動を
抑制できるコンデンサを提供するものである。 以下本考案を一実施例により説明する。 第2図は本考案の一実施例における断面を示す
図である。電極1,1、電解紙2、ード線3,
3、樹脂ケース4に対する構成及び作用効果につ
いては第1図と同様である。本考案において5は
ガラス板又はSiCを主成分とするセラミツク板
(以下ガラス板等という。)であつて、積層構造
(電極1と電解紙2から成る)と樹脂ケース4の
間に介在せしめる。SiCを主成分とするセラミツ
ク板は人工的セラミツクのうち最も普通のもので
ある。 本考案の構造は上述の通りであり、次にその作
用について述べる。
【表】
【表】
ガラス板等5の質量については、表1に示すよ
うに、樹脂におけるそれよりも格段に大きく、約
1.5倍の値を示している。このことは、ケース4
と共に構成するコンデンサ装置全体について、固
有振動数を高くし、信号電流の素子通過によつて
発生する振動に対して、共振現象を抑える働きを
する。この結果、電極1,1の振動を抑制する。
次にヤング率についてみると、表1に示すよう
に、ガラス等のヤング率は樹脂のそれに比べ、
102〜103倍以上の値を示している。ヤング率は力
の方向に対し、応力対歪の比を示す値で、これが
大きいことは、歪が生じにくいことを示すもの
で、材料力学上また振動学的に安定し、装置の振
動を抑え、従つて電極1,1の振動抑制に寄与す
ることになる。また電極の形態上から長手方向よ
り厚さ方向、即ち図上での上下方向に振動し易い
が、上述のように、質量及びヤング率の格段に高
いガラス板等を電極1と平行方向に介在させるこ
とにより、構造的に電極の振動抑制の効果を大き
くすることができる。さらに、絶縁性について
は、表1におけるように、ガラス板等は樹脂に比
べ必ずしも高い値は示していないが、樹脂ケース
4に更に加設することにより、絶縁効果を向上さ
せることになる。この結果外部からの電流による
振動の発生を抑え、電極1,1の安定に対し効果
的に作用する。また外部からの電磁波に対して
は、樹脂は非常に透過性が良好である特性を有す
るのに対し、セラミツク板は吸収能力が大きく、
またガラス板においては、カーボン塗布又は鉛の
入つたガラス板の使用により、静電シールド効果
を向上させることができる。従つて、これにより
電磁波の影響による電極の振動を抑制することが
できる。 以上の結果をまとめると、樹脂ケース4の内側
にガラス板又はSiCを主成分とするセラミツク板
5を設置することにより、その質量、ヤング率、
絶縁性及び電磁波吸収能力等において、電極1,
1の振動を抑えることができるコンデンサが得ら
れる。 本考案は、上述のような構成及び作用効果を有
することにより、電極の振動が抑制できることか
ら、信号電流の歪みが解消され、従つて本考案の
コンデンサを使用したオーデイオ装置においては
良質の音が得られることになる。このことは、オ
ーデイオ用のコンデンサとして広い利用価値を有
するものということができる。
うに、樹脂におけるそれよりも格段に大きく、約
1.5倍の値を示している。このことは、ケース4
と共に構成するコンデンサ装置全体について、固
有振動数を高くし、信号電流の素子通過によつて
発生する振動に対して、共振現象を抑える働きを
する。この結果、電極1,1の振動を抑制する。
次にヤング率についてみると、表1に示すよう
に、ガラス等のヤング率は樹脂のそれに比べ、
102〜103倍以上の値を示している。ヤング率は力
の方向に対し、応力対歪の比を示す値で、これが
大きいことは、歪が生じにくいことを示すもの
で、材料力学上また振動学的に安定し、装置の振
動を抑え、従つて電極1,1の振動抑制に寄与す
ることになる。また電極の形態上から長手方向よ
り厚さ方向、即ち図上での上下方向に振動し易い
が、上述のように、質量及びヤング率の格段に高
いガラス板等を電極1と平行方向に介在させるこ
とにより、構造的に電極の振動抑制の効果を大き
くすることができる。さらに、絶縁性について
は、表1におけるように、ガラス板等は樹脂に比
べ必ずしも高い値は示していないが、樹脂ケース
4に更に加設することにより、絶縁効果を向上さ
せることになる。この結果外部からの電流による
振動の発生を抑え、電極1,1の安定に対し効果
的に作用する。また外部からの電磁波に対して
は、樹脂は非常に透過性が良好である特性を有す
るのに対し、セラミツク板は吸収能力が大きく、
またガラス板においては、カーボン塗布又は鉛の
入つたガラス板の使用により、静電シールド効果
を向上させることができる。従つて、これにより
電磁波の影響による電極の振動を抑制することが
できる。 以上の結果をまとめると、樹脂ケース4の内側
にガラス板又はSiCを主成分とするセラミツク板
5を設置することにより、その質量、ヤング率、
絶縁性及び電磁波吸収能力等において、電極1,
1の振動を抑えることができるコンデンサが得ら
れる。 本考案は、上述のような構成及び作用効果を有
することにより、電極の振動が抑制できることか
ら、信号電流の歪みが解消され、従つて本考案の
コンデンサを使用したオーデイオ装置においては
良質の音が得られることになる。このことは、オ
ーデイオ用のコンデンサとして広い利用価値を有
するものということができる。
第1図は、従来のコンデンサを示す断面図、第
2図は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……電極、2……電解紙、3……リード線、
4……樹脂ケース、5……ガラス板又はSiCを主
成分とするセラミツク板。
2図は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……電極、2……電解紙、3……リード線、
4……樹脂ケース、5……ガラス板又はSiCを主
成分とするセラミツク板。
Claims (1)
- 積層構造を有するアルミ電解コンデンサにおい
て、ガラス板又はSiCを主成分とするセラミツク
板等の樹脂ケースの素材より、ヤング率の高い材
料を、該積層構造と樹脂ケースとの間に介在せし
めることを特徴とするコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18975981U JPS5895039U (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18975981U JPS5895039U (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5895039U JPS5895039U (ja) | 1983-06-28 |
JPS6214676Y2 true JPS6214676Y2 (ja) | 1987-04-15 |
Family
ID=30103533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18975981U Granted JPS5895039U (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5895039U (ja) |
-
1981
- 1981-12-19 JP JP18975981U patent/JPS5895039U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5895039U (ja) | 1983-06-28 |
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