JPS62146755A - アンチスキツド制御装置 - Google Patents

アンチスキツド制御装置

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JPS62146755A
JPS62146755A JP28731185A JP28731185A JPS62146755A JP S62146755 A JPS62146755 A JP S62146755A JP 28731185 A JP28731185 A JP 28731185A JP 28731185 A JP28731185 A JP 28731185A JP S62146755 A JPS62146755 A JP S62146755A
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wheel
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両の制動装置に用いられるアンデスキッド制
御装置に関する。
[従来技術] 車体速度を■、車輪周速を■ッとすると、スリ■ として定義され、また車輪とこの車輪に接触する路面と
の間の進行方向に関する摩擦係数をμ及び進行方向に直
交する方向に111] する摩擦係数をμ[とすると、
スリップ率Sと摩擦係数μ及びμ、との間にはおおむね
第1図に示すような関係があることが知られている。こ
こで曲線aは車両の進行方向での摩擦係数μを、曲1b
は車両の進行方向に直交する方向での摩擦係数μLを夫
々示す。第1図から明らかなように、摩擦係数μは、一
般にスリップ率S=0.2付近で最大となり、例えば急
制動により車輪がロックして回転しなくなりスリップ率
Sが大ぎくなると、減少し、また横方向の摩擦係数μ、
は、スリップ率Sの増大と共に急激に減小する。従って
制動中の車両の4定性の向上及び制動距離の短縮を目的
として、単に、制動中摩擦係数μが常に最大値付近とな
るように、換言すればスリップ率Sが0.2イ4近に維
持されるように車輪に制動を加えるようにしたアンチス
キッド制御装置では、障害物回避又は高速旋回時の制動
において進行方向に直交する方向での摩擦係数μ[を十
分大きくとることができないため、必要なコナーリング
フォースを発生し龍く、対向車線への飛び出し、スピン
の生起等の虞れがある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は前記諸点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは、車両の進行方向に直交する方向の摩擦
係数を所望の値にしく′7、これにより制動中の車両の
安定性の向上及び制動距離1の短縮を計り1qる上に、
車両の旋回中の制動に際しても、必要なコナーリングフ
ォースを発生し得、スピン等の危険な事態の発生を抑止
し得るアンチスキッド制御装置を提供することにある。
[問題点を解決するだめの手段] 本発明によれば前記目的は、車輪周速度を検出する第1
の検出器と、車輪旋回角を検出する第2の検出器と、車
輪への制動油圧を制御する制御il]器と、第1の検出
器からの検出信号にもとづいて車輪周速低下上昇のアン
チスキッド制御周期ごとの車輪周速の上昇率と下降率と
の比を求め、この比から路面摩擦係数を推定してこの推
定した路面摩擦係数と第2の検出器からの検出信号とに
もとづいて目標車輪周速度をつくりだし、この目標車輪
周速度に車輪周速度を近づけるように制御器に制御を行
わせる電子制御回路とからなるアンチスキッド制御ll
装置によって達成される。
[具体例] 次に本発明を、図面に示す好ましい具体例に基づいて説
明する。
第1図から第6図において、ブレーキペダル1の踏力F
tはマスクシリンダ2に伝達され、マスタシリンダ2は
その断面積All1と踏力Ftに従って油圧P=F、/
All1を発生し、この油圧Pはキャリパ3に伝達され
る。
キャリパ3は、供給される油圧Pによりブレーキパッド
とロータ間の摩擦係数μ、及びキャリパシリンダの断面
積A に対応した制動力Fbを発生し、自動車の車輪4
は、この車輪4が接触する路面5との間の摩擦係数μに
基づく路面5がらの駆動力F、と制動力F、との差及び
車輪系の慣性モーメントIにより車輪角加速度Wを生じ
、これにより車輪4の周速度■、が決定される。尚、こ
の周速度■、と車体6の速度■との差でスリップ率Sが
決定し、このスリップ率Sに対応して車輪4と路面5と
の間の摩擦係数μが決定し、この決定した+!! l?
X係数μに基づく路面5がら車輪4に与えられる摩擦力
で車体6の減速度Vが決定され、これにより車体6の速
度■が決定する。車輪周速度検出器7は、車輪4の回転
速度から車輪周速度VWを検出し、例えば電磁的又は光
学的パルス発信器、計数器及び係数(1輪径)乗募器等
から構成されている。検出器7で得られた車輪周速度■
、は微分器8及び比較器9及び模擬車体速度設定器17
に供給されており、微分器8は車輪周速度VWを微分し
て車輪加減速度■ッを加減速度比計算器10及びゆるめ
信号発生器11に供給する。
比較器9は実際の車輪周速度V、と目標車輪周速度設定
器12からの9標車輪周速度V、とを比較してこの比較
結果をゆるめ信号発生器11に送出する。
発生器11は微分器8からの実際の車輪周加減速の車輪
周速度V が目標中輪周速度VS、にりも小であるとい
う比較結果を受信すると、旧紳器10と電磁弁14とに
ゆるめ信号mを送出する一方、比較器9から実際の車輪
周速度■ が目標中輪周速1良■、よりも大であるとい
う比較結果を受信すると、計算器10と電磁弁14とに
ゆるめ解除信号mを送出する。計算器10は、実際の車
輪周速度■、が目標車輪周速度V、よりも小となった時
刻において発生器11から発生されるゆるめ信号mによ
り微分器8からの加減速度V を車輪周速度V、の降下
率(減速度)VW、として記憶し、次に実際の車輪周速
度V が目標車輪周速度V、よりも大となった時刻にお
いて発生器11から発生されるゆるめ解除信号mにより
微分器8からの加減速度■、を車輪周速度V の上昇率
(加速度)VwUとして読み■ 取ると共に、この加速度vwuと先に記憶した減速を計
算し、得られた比αを変換器15に供給する。
ここで比αは車輪4の慣性モーメントIの大小にかかわ
らず、路面5の摩擦係数μに関与し、例えばF!!擦係
数μが高い場合には、比αは大となり、逆に1!!擦係
数μが低い場合には、比αは小となる。
この比αとSet係数μとの関係は、モール化された制
動時の車輪回転系16の運動方程式からも、また実車に
よる実験からも求めることができ、これを第3図の曲I
ldで示す。変換器15には、このようにして求められ
た曲線dで示される比αと摩擦係数μとの関係が予め設
定されており、従って変換器15は、供給される比αに
対応するIIJtl!係数μを設定器12及び模擬車体
速度設定器17に供給する。
発生器11からのゆるめ信号m及びゆるめ解除信号mを
受信する電磁弁14は、ゆるめ信号mを受信すると、マ
スタシリンダ2の油圧Pを油圧源18のタンクに逃がし
、ゆるめ解除信号mを受信すると、油圧源18からの油
圧をキャリパ3に供給し、一旦ゆるめられた油圧Pを回
復させるように動作する。
このようにN磁弁14及び油圧源18は車輪4への制動
油圧を制御する。設定器17は、変換器15からのであ
って制動開始時の検出器7からの車輪周速に相当し、Q
は重力加速度である)を計算し、計算した模擬車体速度
vrを目4M車輪周速度設定器12、微分器13及び旋
回半径設定器19に供給する。操舵系20に連結された
舵角検出器21は、車輪周速方向と車体中心軸方向との
角度差Hθ、すなわち車輪旋回角を検出し、検出した角
度差Hθを設定器19に供給する。設定器19は供給さ
れた角度差Hθ及び模擬車体速度■、により車体の旋回
半径rを決定する。極めて低速の場合、車体の旋回中心
は後輪軸23の延長上に位置するので、車体の前後車輪
間距@Hbと角度差H6とにより旋@ト径r。は、ここ
でβ。は横すべり角であり低速の場合β。
=2°〜6°位の範囲で表わし得、一方高速の場合、車
体の旋回中心は前方に移動し・て旋回半径は小さくなり
、従って模擬車体速度\l、の関数(但し、Vlim−
角度差Hθでのスピン限界速度、f(0)=1゜ を前記極低速の場合の旋回半径r。にかげたちのを高速
の場合の旋回半径rとすると、模擬日1体速度V、の全
での値に対して旋回半径rは、r=f(■r)・r。
と表わし得、設定器19はこの旋回半径rを、供給され
る模擬車体速度Vrと角度差Hθとから計算して設定器
12に供給する。設定器12は、ブレーキペダル1に踏
み力が適用されているか否かを検出する検出器22から
の信号と設定器1つからの旋回半径rと設定器17から
の模擬IF体速度V、とにより、ブレーキペダル1に踏
み力が適用されている間、その旋回における必要なコー
ナリングフォースr 1” を計算する一方、変換器15からの摩擦係数μにより、
目標スリップ率Sの最大値3 wax(μ) (第1図
において3roに対応)、最小値3 m1n(μ)(第
1図においてS=O近傍)を決定し、発生し得る最゛大
のコーナリングフォースCH CM−Mkμ(但しMK=車輪荷重) を決定し、次に第5図に示すような最大スリップ率Sm
ax(μ)、最小スリップ率3 win(μ)及び最大
コーナリングフォースC,によって規定され、コーナリ
ングフォースCとスリップ率Sとの関係の関数5(C)
又は5(C2)から最適スリブプ率、すなわち目標スリ
ップ率S、を算出する。
目標スリップ率S、ば必要なコーナリングフォースCr
に応じて最大スリップ率3maXlμ)から最小スリッ
プ率Sn+in  (μ)の間内において決定され、大
きなコーナリングオースCが必要な場合には目標スリッ
プ率S、は最小スリップ率Sm1n(μ)に近づき、大
きなコーナリングオースースCが必要tない場合には 目標スリップ率S、は最大スリップ率3 maxに近づ
き、また発生し得るコーナリングフォースCFlは上記
のとおり車輪荷重M、及び摩擦係数μ、によって決定さ
れ、従って摩擦係数μLmaxの場合に発生し得るコー
ナリングフォースCHは最大となるが、このときスリッ
プ率Sは零、すなわち車両は無制動となるため、これを
防ぐべく、目標スリップ率Srを最小スリップ率3 m
in以上とする。設定器12はこの算出した目標スリッ
プ率Srにより目標車輪周速度V、=V、(1−8,’
)を計算し、計算した目標車輪周速度v8を比較器9に
供給する。
次にこのように構成されたアンチスキッド制御装置30
の動作を説明する。まず設定器12及び17には、無制
動を防止するために、摩擦係数μの初期値μmとして1
が設定されているものとする。車体速度■w1で走行し
ている車体6に時刻i0でペダル1に踏力が加えられ、
マスクシリンダ2からキャリパ3に油圧Pが加えられる
と、設定器17は、検出器22からの検出信号に起動さ
れ):、最初の模を計算し、設定器19は旋回半径r1 の計算を行い、この計算された模擬車体速度vr1は設
定器12.19及び微分器13に、旋回半径r1は設定
器12に夫々供給される。設定器12は、摩擦係数μm
及び供給される旋回半径r1と模擬車体速度■r1とか
ら必要なコーナリングフォースC6を計算し、このコー
ナリングフォースCrから目標スリップ率S を算出し
、算出した目標スリップ率S、から最初の目標車輪周速
度V、として  VS1=V、1(1−8,) を算出して比較器9に供給する。
時刻t1で■ッ〈V、1となると、これを検出する信号
発生器11は、この時点でVW〈■r1が満足されてい
ると、ゆるめ信号mを計算器10及び電磁弁14に送出
し、電磁弁14はマスクシリンダ2からの油圧Pを油圧
源18のタンクに逃がしてマスタシリンダ2からのキャ
リパ3への油圧Pの減少を生じさせる。−力計算器10
はゆるめ信号mを受信すると、その時点、すなわち時刻
t1において微分器8から供給されている車輪周加減速
度V、を降下率Vwdとして記憶する。キャリパ3に供
給される油圧Pが減少しても、車輪周速度VWは車輪4
の慣性モーメント等によって直ちには上昇せず、時刻t
 後一旦減少した後に上昇する。時刻t2で■、〉VS
lとなると、これを検出する信号発生器11はゆるめ解
除信号mを計算器10及び電磁弁14に送出し、電磁弁
14は油圧源18からの油圧をキャリパ3に供給して先
に減少された油圧Pを回復させる。−力計算器10はゆ
るめ解除信号mを受信すると、その時点、すなわち時刻
t2において微分器8から供給されている車輪周加減速
度■、を上昇率V として読み取ると共に、時刻t1で
記憶しu してこの計算結果を変換器15に供給する。変換器15
は、この供給された比αから比αに二対応する摩擦係数
μとしてμ2を求め、この1111係数μ2を設定器1
2及び17に供給する。設定器17は、供給された摩擦
係数μ2より次の模擬車体速度V、として を修正計算する。設定器19は修正された模擬車体速度
V から修正された旋回半径r2 を計算し、これを設定器12に供給する。設定器12は
、供給される修正模擬車体速度Vr::、11正旋回半
径r 及び摩擦係数μ2から必要なコーナリングフォー
スC@修正計算し、これから修正された「 目標スリップ率Srを算出し、算出した目標スリップ率
S から次の目標車輪周速度■、としてV、2=V、2
(1−3,) を修正算出して比較器9に供給する。尚、設定器19は
角度差H6の変化に逐次に対応して旋回半径rを目算し
て出力し、従って目標車輪周速度■。
も角度差Hθの変化に逐次対応する。車輪周速度■、と
して■s2が比較器9に供給されると、以下前記と同様
に動作し、時刻t3でVwく■、2となると、発生器1
1はゆるめ信号mを送出し、時刻t でv >v、2と
なると、発生器11はゆるめ解W 除信号mを送出し、これと共に比αが計算され、この計
算された比αにより新たな摩擦係数μが求められ、次々
にアンチスキッド動作のサイクルがくり返えされる。
ところで前記のように構成された制御装置30では、比
αを求めて摩擦係数μを推定し、これにより模擬車体速
度■ 及び目標車輪周速度■8を修正しているため、は
ぼ摩擦係数μの変化に対応したアンチスキッド制御を行
い得る。加えて旋回半径rを求めてこれによりスリップ
率SをS、。からS、に修正しているため、換言すれば
進行方向の摩擦係数μをμC/μB倍してコーナリング
フォースCをμ[。/μ16倍しているため、高速走行
時の旋回中の制動の場合又は急旋回と急制動とを同時に
行った場合、対向車線への飛び出し、スピン等の生起を
最小限におさえることができる。
尚、前記具体例では微分器8313、比較器9、計算器
10、発生器11、設定器12.17.19及び変換器
15を夫々設けて電子制御回路31を構成したが、電子
′   制御回路31をマイクロコンピュータ秀で構成
し、このマイクロコンピュータを第7図に示すステンー
ブからなるプログラムにより作動させて前記と同様に動
作させてもよい。このプログラムは、スタートSTの後
、ステップ41で摩擦係数μの初期、化、すなわちμ=
1の設定を行うと共に目標車輪周速度v =VWとする
。次にステップ42でペダル1の踏み込みを検出器22
からの信号でセミ出すると、ステップ43に移行し、車
体加減速度\t、をrP、擦係数μで決定し、ステップ
44及び45で検出器7からの車輪周速度■ から車輪
周加減速1!IV wを計算し、ステップ46で車体減
速度Vrと車輪周加減速度V とを比較し、■やがV、
より小ならば車輻がロックしはじめたと判断してアンチ
スキッド動作を行うべくステップ47に移行する。ステ
ップ47は目IIAII輪周速度VSを設定するルーチ
ンであり、このルーチンでは第8図に示すように、ステ
ップ471で検出器21からの角度差H6を読み込み、
ステップ472で車体の極低速度時の旋回半径r。−H
/5iN(HB−β0)の目算を行い、ステップ473
で求められた模擬車体速度Vrによリステップ474で
この速度■、に合致した旋回半径rの修正を、計算式 に基づいて行い、次にステップ475で旋回半径rと模
擬車体速度■、とから必要コーナリングフォースCrを
算出し、ステップ47Gでこの算出した必要コーナリン
グフォースCrによりスリップ率を変化させ最適スリッ
プ率S、を求め、ステップ477及び478で模擬車体
速度■、及び最適スリップ率S から目標車輪周速度V
、を算出し、ステツブ479でRfrの車輪周速度■、
を検出器7から求める。ステップ48では、ステップ1
79で求めた車輪周速度■ッとステップ478で算出し
た目標車輪周速度■ との比較を行い、V、、SV、よ
り小ならばステップ49に移行し、ステップ49では電
磁弁14に信号mを送ると同時に検出器rからのΦ輪車
輪周速度■、とステップ50で設定された目標車輪周速
度■ との比較を行い、車輪周速度■、が目標車輪周速
度■、よりも小であると、再びステップ50で目標車輪
周速度■、の設定2行い、車輪周速度■ が回復して目
標車輪周速度■5以上になると、ステ、ツブ52に移行
し、ステップ52では電磁弁14にゆるめ解除信号mを
送出すると同時に、その時の車輪周速度■、の上昇率■
νUを記憶し、ステップ53ではステップ49と52と
で記憶された上昇率V と下降率Vwdとの比αによプ
て摩擦係数u μが比αと摩擦係数μとの記憶テーブルから推定され、
ステップ54ではステップ53で推定された摩擦係数μ
から模擬車体速度■、が修正算出され、ステップ55で
はステップ53で修正された模擬車体速度Vrが零に近
いか否かが判定され、零に近ければ車体6は静止してい
るとしてプログラムはスタートSTへもどり、零に近く
なければ車体6は静止していないと判断して、ステップ
42にもどり、ステップ53で得られたFJ擦係数μで
もってステップ43以下の動作がくり返えされる。尚、
ステップ48でV、<V、が満足されないことによりス
テップ47がくり返えされ、このくり返えしにおいて旋
回半径r1模模型車速度■、及び目標車輪周速度V、は
逐次更新され、従って旋回状態に対応した最適なスリッ
プ率でもってアンチスキッド動作が行われる。ステップ
50でも同様であって、ステップ51でV  >V、が
満足されない限りステップ50がくり返えされ、このく
り返しにおいて旋回半径r、模擬車体速度V 及び目標
車輪周速度■、は逐次更新され、旋回状態に最適なスリ
ップ率でもってアンチスキッド動作が行われる。
前記具体例では比αからこの比αに対応する摩擦係数μ
を求める場合、曲線dを用いたが、曲線dより下の領域
60では摩擦係数μを低く見込むため、制動を弱めすぎ
無制動的になるが故に、安全のため曲線e又はfで示す
ような曲lidより上方の直線近似又は階段状近似の変
換特性を用いてもよい。
加えて、前記例では一車輪系に限って説明したが、本発
明はこれに限定されず、自動車の四輪に関して各別に前
記の制動を適用するようにしてもよく、また前輪左右は
各別に後輪左右は同様に制動を適用するようにしてもよ
く、さらに前輪、後輪ブレーキの配管がX配管にされた
2系統のものに制動を適用するようにしてもよい。また
前輪と後輪とに異なるスリップ率を適用し、旋回中の制
動でアンダーステアリング、オーバーステアリング、ニ
ュートラルステアリングなど所望の旋回特性を得ること
ができるようにしてもよい。更に油圧Pのゆるめ及びゆ
るめ解除をオン−オフ制御に代えて、複数の電磁弁を組
み合わせて油圧Pの上昇、下降、−足保持等により最適
スリップ率を実現し得るように線形制御を行うようにし
てもよい。
[発明の効果] 前記の如く、本発明によれば車輪旋回角を検出する検出
器からの検出信号により目標車輪周速度をつくりだして
いるため、車両の進行方向に直交する方向のl!Ji!
!係数を所望の値、すなわち車両の旋回時の制動で大き
な値にし得、これにより制動中の車両の安定性の向上及
び制動距離の短縮に加えて、車両の旋回時のスピン等を
抑止し得、安定な制動特性を有した車両を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はスリップ率と摩擦係数との関係を示す説明図、
第2図は本発明の好ましい一具体例のブロック線図、第
3図は比αと摩擦係数μとの関係の説明図、第4図は旋
回中の車体及び車輪方向の説明図、第5図はコーナリン
グフォースCとスリップ率μとの関係の説明図、第6図
は第2図に示す一具体例の動作タイムチャート、第7図
及び第8図は第2図に示ず具体例に代えてマイクロコン
ピュータを用いた場合のプログラムのフローチ11−ト
である。 7・・・・・・車輪周速度検出器、14・・・・・・電
蝕弁、21・・・・・・舵角検出器、31・・・・・・
電子制御回路。 代理人 弁理士月1  口  戎  椹’sr   b
ro             b第3図    第4
図 u     Cr         Cs    −m
−tOt1t2t3t4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車輪周速度を検出する第1の検出器と、車輪旋回
    角を検出する第2の検出器と、車輪への制動油圧を制御
    する制御器と、第1の検出器からの検出信号にもとづい
    て車輪周速度低下上昇のアンチキッド制御周期ごとの車
    輪周速の上昇率と下降率との比を求め、この比から路面
    摩擦係数を推定してこの推定した路面摩擦係数と第2の
    検出器からの検出信号とにもとづいて目標車輪周速度を
    つくりだし、この目標車輪周速度に車輪周速度を近づけ
    るように、制御器に制御を行わせる電子制御回路とから
    なるアンチスキッド制御装置。
  2. (2)電子制御回路は、プログラム制御されるコンピュ
    ータからなる特許請求の範囲第1項に記載のアンチスキ
    ッド制御装置。
  3. (3)電子制御回路は、推定された路面摩擦係数から模
    擬車体速度を算出する第1の手段と、第2の検出器から
    の検出信号から車体旋回半径を算出する第2の手段と、
    第1の手段及び第2の手段からの模擬車体速度及び車体
    旋回半径から目標車輪周速度を算出する第3の手段とか
    らなる特許請求の範囲第1項に記載のアンチスキッド制
    御装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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