JPS62146155A

JPS62146155A - 自立可能な包装袋

Info

Publication number: JPS62146155A
Application number: JP60288084A
Authority: JP
Inventors: 鎌田　守; 文昭永瀬; 栄一竹内; 俊彦中野
Original assignee: Toyo Aluminum KK
Current assignee: Toyo Aluminum KK
Priority date: 1985-12-19
Filing date: 1985-12-19
Publication date: 1987-06-30
Anticipated expiration: 2010-05-10
Also published as: JPH0741927B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、食品等を収納して、電子レンジで調理可能
な自立袋に関する。

〔従来の技術及びその問題点〕

近年、電子レンジなどで再加熱するだけで、食卓に供す
ることができる調理済或は半調理済食品が増加しており
、このような食品の味や品質の劣化を防ぐため、光や空
気、水分などに対してバリヤー性の優れたアルミニウム
箔などの金属ａ膜層を含む包装材料で密封包装すること
が一般に行なわれている。

しかしながら、金属薄膜層は、マイクロ波を反射してし
まうため、上記のような包装形態のものをそのまま電子
レンジに投入しても、内容物を加熱することができず、
また電子レンジ自体の故障の原因にもなるため、包装体
を開封して内容物を取り出し、他の容器に移し換えて加
熱している。

しかし、その場合も、容器をさらにラップフィルムで包
む必要があり、非常に面倒である。

そこで、上記のような手間を省くため、金属薄膜層の部
分を除去することができ、従ってそのままで調理可能な
包装袋が、既に、この発明者らによって提案されている
。

しかしながら、このような袋は、調理中の過加熱により
、袋内圧が上昇して破裂する危険があり、それを防止す
るため、袋に開口を設けてお（必要があるが、平袋では
内容物が遣）ｍするおそれがある。

そこで、この発明の目的は、開口を設けても内容物がこ
ぼれない自立袋を提供することである。

〔目的達成の手段〕

上記の目的を達成するため、この発明においては、内面
が熱融着層（ｉヒな合成樹脂基材の外面に接着剤層及び
それよりも接着強度の弱い樹ｎｈ層を介して金属薄膜層
を含むガスバリー１・一層を積層し、前記金属薄ｊ１り
層の部分を基材から手で剥離可能とした側面シートの内
面を重ね合せ、外面が熱融着可能で両端に切欠が設けら
れた２つ折りの合成樹脂底面シートを、その下縁が前記
側面シートの下端より上方に位置するよう、重ね合せた
側面シート内に挿入し、側面ソートの側縁部及び下縁部
を）へ封緘し、かつ底面シートの側縁部及び下縁部と側
面シートの内面とを熱封緘したのである。

〔作用〕

前記のソートで形成した袋は、金ｊ、Ｌ薄）１り層を含
むガスバリヤー層が接着強度の弱い樹脂層を介して基材
と積層されているため、手で簡単に２７１離でき、これ
を取り去ると、合成樹脂基材から成る袋が残り、これは
マイクロ波を反射しないから、そのまま電子レンジで調
理することができる。また、この袋の下端部を切除する
ことにより、底面を拡げることができ、自立可能となる
。

（実施例）まず、自立袋を形成する側面シート及び底面シートの構
造について説明する。

第１図に示すように、側面シート１は、合成樹脂基材２
の内面に熱融着層３、外面に、比較的接着強度の弱い樹
脂層４及び接着剤層５を介して、ガスバリヤー層として
の金属箔や金属葎着フィルムのような金属薄膜層６を積
層したものである。

なお、金属薄膜層６の外面に表面保護層７を設けておく
のがよい。この層７は合成樹脂のコーティングや合成樹
脂フィルムの貼り合せなどによって形成する。また、金
属薄８９層６の外面に印刷層を設けておくことができる
。

上記基（第２には、ポリエステル、ナイロン（商品名）
、ポリプロピレンなどが好適であり、それらの単体、複
合体のいずれであってもよい。また、熱融着層３として
は、ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体な
どが用いられる。なお、基材２が、それ自体熱融着性を
有すれば、この層３は省略することができる。

前記樹脂Ｎ４は、比較的接着強度の弱い、例えばビニル
樹脂やウレタン樹脂、アクリル樹脂やポリアミド樹脂、
シリコーン樹脂などの４ｉｉ体或は混合物から成り、こ
の樹脂のパートコートによって形成されたものであって
、そのパターンの一例は、第３図（４＞　、　（０）　
、　（ハ）に示すように、コートしない部分が点状、線
状、格子状などの模（膿を形成するようにする。この樹
脂層４を第１図とは逆に金属薄膜層６に設りてもよい。

また場合によっては、全面に塗布することができる。

第２図に示すように、金属薄膜層６の内面に、）ｉＵ強
Ｊｉ５６’を設けておくことができる。この補強Ｊｆｆ
ｌ　６　’は、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロ
ン、エポキシ樹脂などから成り、レトルト処理の際の金
属薄）１り層の腐食を防止すると同時に、ガスバリヤー
層としての厚みを増加せしめ、２１１　Ａｌｌを容易に
するのにも役立つ。

次に、底面シー）１０は、第４図に示すように、合成樹
脂基材１１と熱融着層１２を積層したものである。この
基材１１としては、ポリエステル、ナイロン、ポリプロ
ピレンなどの単体又は複合体より成る。また、層１２は
、ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体など
、側面シート１の熱融着層３と熱融着性が良好なものを
選択する。

なお、基材１１に熱融着性があれば、この層１２を省略
してもよい。

第５図は、上記のように側面シート１及び底面シート１
０を用いて形成した自立袋の一例を示す。

まず、側面シート１を２枚、熱融着層３を内面にして、
重ね合せ、その間に、底面シート１０を２つ折りにして
挿入する。このとき、シート内の両端部に切欠１３を形
成しておき、りへ融着層１２を外面るこする。またシー
ト１０の下縁は、ノー１１の下縁よりも上方に位置させ
る。そして、シー１１のＪ？’ｌ縁部及びシート１０の
下縁に対応する部分を、第６図の鎖線に示すように、熱
融着して熱ｊｔＭ部８．９を形成すると、袋が出来上る
。

袋の形成方法は、上記に限らない。例えば、シート１を
熱融着一層３を内面にして２つ折りにして取ね合せ、そ
の間縁部及びシート１０の下縁に対応する部分を前述と
同様に７に融着し、熱封緘部８．９を形成してもよい。

第６図及び第７図に示すように、このような袋の下端隅
角部又はそのやや上方には、ハーフカット２１．２２が
施されている。このハーフカットは、少くとも基材２に
達する切り目であって、袋の金属薄膜層６を剥離する手
がかりになるものである。即ち、この切り目に沿って、
それが拡がるように折り曲げると切り目の端面において
金属薄膜層６と基材２が少し分離するので、その部分を
つまんで金属薄膜層６を剥離していくことができまた、
袋の両面から金属薄膜層６を除去するため、一方のハー
フカッ）２１．２２は、袋の反対面に設りておく。

この袋を３１８１理に供するには、まず、第６図に示す
ハーフカット２１に沿って、袋の隅角部を折り曲げると
、切り目の端面では金属薄膜層６と基材２が分ｈ１シて
いるので、金属薄膜層６を手でつまむことができる。そ
こを手がかりとして金属薄膜層６を表面保護層７と共に
引張ると、基材２から剥離される。袋の反対面も、同（
ｐにして金属簿膜層６をヱリ離すると、合成樹脂基材２
から成る袋が残る。そこで、第８図矢印のように、前記
熱封緘部９の少し下方を切断すると、底面シート１０を
拡げることができる。即ち、自立袋が得られる（第９図
）。この袋を電子レンジに入れて調理すればよい。この
とき、自立袋の上端部を切断して開口を設けておくと、
内容物が加２“さによって膨張しても、袋が破裂するこ
とがない。

なお、補強層６′が設置Ｊられている場合は、金属薄膜
層６と共に１．上記の手）１１ｎで剥離すればよい。

上記とは逆に、金属薄膜層６を剥離する前に、熱ＤＩ　
城部９の少し下方（第８図の矢印に相当する個所）を切
断した後、ハーフカット２２のところを折り曲げ、前記
と同様に金属薄膜層６を？す離してもよい。

〔効果〕

この発明の自立袋は、以上のように、合成樹脂基（オと
金属薄膜層との積層体より成るから、強靭でバリヤー性
に優れており、常温流通、長期保管などの取扱いに充分
耐えることができ、かつ内容物の変質を防止することが
でき、また金属薄膜層を′ハｌ　、Ｔｉ１１可能とし、
かつ：１．ｌＩ離後は、自立可能にしであるので、電子
レンジで調理できるとともに、調理時に開口を設けてお
けば、内圧上昇による袋の破裂を防止することができる
。

即し、この発明の自立袋は、流通、保管、調理に至るま
で、−質して使用することができるので、取扱いに非常
に便利で手間が省け、同時に資源の節’Ｉ）にも役立つ
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は自立袋の側面シートの断面図、第３
図は同上の間欠的樹脂店のパターンを示す平面図、第４
図は底面シートの断面図、第５図は自立袋の分解斜視図
、第６図は同上の完成平面図、第７図は同上の一部拡大
側面図、第８図は金属薄膜層を剥離した袋の平面図、第
９図は同上の下端部を切除して自立袋とした斜視図であ
る。１・・・・・・側面シート、２・・・・・合成樹脂基材
、３・・・・・・熱融着層、４・・・・・・樹脂層、５
・・・・・・接着剤層、６・・・・・・金属薄１模層、
６′・・・・・・補強層、７・・・・・・表面保護層、
８．９・・・・・・りさ封緘部、１０・・・・・・底面
シート、１１・・・・・・合成樹脂凸材、１２・・・・
・・熱融着層、１３・・・・・・切欠。

Claims

【特許請求の範囲】

内面が熱融着可能な合成樹脂基材の外面に接着剤層及び
それよりも接着強度の弱い樹脂層を介して金属薄膜層を
含むガスバリヤー層を積層し、このガスバリヤー層を合
成樹脂基材から手で剥離可能とした側面シートの前記内
面を重ね合せ、外面が熱融着可能で両端部に切欠が設け
られた２つ折りの合成樹脂底面シートを、その下縁が前
記側面シートの下端より上方に位置するよう、重ね合せ
た側面シート内に挿入し、側面シートの側縁部及び下縁
部を熱封緘し、かつ底面シートの側縁部及び下縁部と側
面シートの内面とを熱封緘した自立袋。