JPS62145105A - コンベアチエ−ンの摩耗検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、主として自動車製造ライン等に用いられる長
さの長いコンベアチェーンに適用される摩耗検出装置に
関する。

（従来の技術） コンベアチェーンは、センタリンクとサイドリンクとを
ピンを介して交互に連結して成るもので、ピンとこれに
対し回動するリンクとに摩耗を生じてチェーンが切断す
ることがある。

その対策として、従来は、実公昭５２−１３０７８号公
報に見られるように、チェーンスブロケツ１〜を一定荷
重で引張り、摩耗によるチェーンの伸びで該スプロケッ
トが引張方向に移動されるようにし、その変位をリミッ
トスイッチ等を用いて検出するようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、チェーンの切断は特定のリンクとピンとの異
常摩耗によって発生づることが多く、ここでチェーンが
自動車ｌＦＪ造ラインで用いるような数階以上の長さの
ものになるど、局部的な摩耗を生じてもチェーン全体の
長さは実質的に変化しな（ｊこめ、上記の方法ではかか
る摩耗を検出できず、チェーンの切断を生じてしまう。

又、仮に局部的な摩耗をチェーンの伸びで検出できても
、摩耗箇所を発見することは困難であって、保守作業が
面倒になる。

本発明は、かかる問題点を解決すべく、個々のリンクや
ビンの摩耗を検出し得るようにした検出方法を提供する
ことをその目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成すべく、センタリンクとサイ
ドリンクとを交互に連結して成るコンベアチェーンの走
行路に対向させて撮像器を配置し、該撮像器の曲面を各
サイドリンク又は／及び各センタリンクが通過する際に
該各リンクを介しで連結されるその前後のリンクの端部
を含む像を撮影し、該撮像器からの画像信号を入力する
画像処理装置により該前後のリンク間の距離を測定して
、この測定値と設定値とを比較づることにより摩耗状態
を検出するようにしたことを特徴とする。

尚、コンベアチェーンには、ビンをセンタリンクとナイ
ドリンクとの一方に回止めしたものがあり、この場合は
ビンを回止めした一方のリンクが撮像器の曲面を通過づ
るとぎに撮影を行い、ビンに対し回動づる漬方のリンク
間の距離を測定する。

又、ビンを両リンクの何れに６回止めしていない場合は
、各サイドリンク及び各センタリンクが通過する毎に撮
影を行い、センタリンク間の距離及びサイドリンク間の
距離を測定する。

（作　用） コンベアチェーンとしてビンをサイドリンクに回止めし
たものを用いた場合を例にして本発明の詳細な説明する
に、センタリンクの端部のピン連結部におけるビンやセ
ンタリンクの摩耗を生ずると、該センタリンクとこのビ
ン連結部に隣接するセンタリンクとの間の距離が摩耗量
分だけ長くなり、この摩耗量が許容範囲を越えれば、該
両センタリンクを連結するナイドリンクが撮像器の前面
を通過する際に撮影した画像から測定されるセンタリン
ク間の距離が設定値を上回り、これにより摩耗の発生が
検出される。

即も、個々のビンやセンタリンクの摩耗の有無を個別に
検出でき、摩耗の検出でコンベアチェーンを停止したり
警報を発生する等してチェーンの切断を未然に防止でき
、且つ摩耗を生じたビンやセンタリンクの特定も容易に
なり、摩耗部品の交換等の保守作業を行い易（なる。

（実施例） 第１図乃至第３図を参照して、（１）はコンベアチェー
ンを示し、該チェーン（１）は長円形状のリングから成
るセンタリンク（１ａ）と上下１対のリンクプレートか
ら成るサイドリンク（１ｂ）とを上下方向のビン（１Ｃ
）を介して交互に連結して成るしので、該ビン（１Ｃ）
をその上下両端のＴ字状の頭部（１ｄ）において各リン
クプレートの端部外面に形成した凹溝（１ｅ）に挿入係
止させて該サイドリンク（１ｂ）に回止めし、該ビン（
１Ｃ）の周面に当接する該センタリンク（１ａ）の端部
内周面を軸受面として該センタリンク（１ａ）に該ビン
（１Ｃ）に対する回動が与えられるようにした。

図面で（２）は該チェーン（１）の走行路を跨ぐように
天井部に吊設した機枠を示し、該別枠（２）に該走行路
に対向させてＣＣＤカメラ等から成る一側の撮像器（３
）と、その他側の高周波螢光灯専から成る照明装置（４
）とを搭載覆ると共に、該ｌｌ！像器（３）を挾んで該
チェーンの（１）の走行方向前後に該チェーン（１）の
特定のビン（１Ｃ）の頂部に取付けた基準ピン（１ｆ）
を検出する近接スイッチや光電管スイッチから成る第１
検出器（５）と、各サイドリンク（１ｂ）が該撮像器（
３）の前面に位置したことをその後方のセンタリンク（
１ａ）の前端部の所定位置への移動で検出する近接スイ
ッチや光電管スイッチから成る第２検出器（６）とを設
け、該第２検出器（６）からの信号をマイクロコンピュ
ータ等から成る制御ｖＲ置（７）に入力して、各サイド
リンク（１ｂ）が該撮像器（３）の前面を通過する際に
該眼像器（３）作動させるようにし、該各すイドリンク
（１ｂ）を介して連結されるその前後のセンタリンク（
１ａ）（１ａ）の端部を含む第４図示の如き像を撮影し
得るようにした。

そして、該撮像器（３）からの画像信号を上記制御装置
（７）に内蔵する画像処理装置に入力し、第４図にＬで
示ず前後のヒンタリンク（１ａ）（Ｉａ）間の距離を測
定し、これを設定値と比較して摩耗状態を検出するよう
にした。

ここで、コンベアチェーン（１）の使用中、ピン（１Ｃ
）に対するセンタリンク（１ａ）の回動により、センタ
リンク（１ａ）の端部内周面やピン（１Ｃ）の周面が第
５図や第６図に仮想線で示す如く摩耗するもので、例え
ばセタンリンク（１ａ）の後端側でのかかる摩耗を生ず
ると、該リンク（１ａ）の後端の位置が第４図に仮想線
で示す如く前方にずれ、その後方のセンタリンク（１ａ
）との間の距離が摩耗微分だけ長くなってビとなり、か
くて前後のセンタリンク（１ａ）（１ａ）間の距離から
摩耗状態を検出できるのである。

尚、コンベアチェーン（１）の起動後、最初に基準ピン
（１ｔ）が第１検出器（５）で検出されたとき、該第１
検出器（５）からの検出信号で撮像器（３）を作動させ
て、基準ピン（１ｆ）の像の大きさからｉ影画像と実寸
法との対応を取り、叩らキャリブレーション処理を行い
、更に摩耗箇所を特定するだめのリンク番号カウンタを
「Ｏ」にリセツ１へし、以後第２検出器〈６）から検出
信号が発生される毎にモニター処理、叩も上記した泥影
及び距離測定を行うと共に該カウンタに［１」を加算す
る。ここで、該カウンタは第１検出器（５）から検出信
号が発生される毎に［０］にリセットされる。

そして、センタリンク（１ａＨ１ａ）間の距離の測定値
が設定値を上回ったとき、即ち摩耗検出時に該カウンタ
の計数値と距離の測定値とを記録し、同時に警報器を作
動さ往る。

尚、撮像器（３）の近傍にコンベアチェーン（１）に向
けて塗料等を噴射するマーキング装＠（８）を配置し、
摩耗検出時に該装置（８）を作動させて、摩耗箇所に印
を付けるようにしてし良い。

〈発明の効果） 以上の如く本発明によるときは、個々のピンやリンクの
摩耗を検出でき、コンベアチェーンの全体的な伸びを生
じない特定箇所での摩耗の発生によっても、これを検出
してチェーンの切断を未然に防止でき、更に摩耗箇所の
特定も容易になって、保守作業を行い易くなる効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の実施に用いる装置の１例の平面線
図、第２図はその正面図、第３図は第１図のＩＩＩ−Ｉ
ＩＩ線から見た側面図、第４図は撮像器で搬彰される画
像を示す線図、第５図及び第６図は夫々センタリンク及
びピンの摩耗を示す線図である。 （１）・・・コンベアチェーン （１ａ）・・・センタリンク （１ｂ）・・・リイドリンク （３〉・・・撮像器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. センタリンクとサイドリンクとを交互に連結して成るコ
   ンベアチェーンの走行路に対向させて撮像器を配置し、
   該撮像器の前面を各サイドリンク又は／及び各センタリ
   ンクが通過する際に該各リンクを介して連結されるその
   前後のリンクの端部を含む像を撮影し、該撮像器からの
   画像信号を入力する画像処理装置により該前後のリンク
   間の距離を測定して、この測定値と設定値とを比較する
   ことにより摩耗状態を検出するようにしたことを特徴と
   するコンベアチェーンの摩耗検出方法。