JPS6214495Y2 - - Google Patents

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JPS6214495Y2
JPS6214495Y2 JP1982007629U JP762982U JPS6214495Y2 JP S6214495 Y2 JPS6214495 Y2 JP S6214495Y2 JP 1982007629 U JP1982007629 U JP 1982007629U JP 762982 U JP762982 U JP 762982U JP S6214495 Y2 JPS6214495 Y2 JP S6214495Y2
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JP1982007629U
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JPS58110715U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばスポツトクーラー等の空気調
和機に関し、特に空気調和機における配管を機外
に多方向に導出できるようにした配管導出構造に
関するものである。
従来より、スポツトクーラー等の空気調和機に
おいて、機内の配管を設置する場所に応じて機外
へ多方向に自由に導出できるようにするために、
例えば第12図に示すように、ケーシングaの隅
角部を三方向に切欠いた切欠開口部bを設けて、
該切欠開口部bから冷媒配管等の配管を設置場所
に応じた任意の方向へ導出するようにしたもの
(実公昭44−29496号公報参照)が知られている。
しかし、このものでは、切欠開口部bのうち配
管が導出される部分以外の部分は開放されたまま
であるため、その開放部分から塵埃等が機内に侵
入して機内が汚損されるという問題があり、また
前記開放部分から機内の構造が見えるため、外観
が著しく損われるという問題があつた。
そのため、従来、ケーシングを薄板状のプラス
チツク又は鈑金で形成し、該ケーシングの隅角部
における三方向面に該各面が切除可能なようにス
リツトを入れておき、据付施工時、配管を導出す
る方向の面を切り取ることにより、配管を導出す
る必要部分のみを開口するようにしたものが提案
されている。
しかし、この提案のものにおいては、ケーシン
グと一体の部分を切除することは難しく、特に鈑
金製ケーシングにあつてはニツパー等の工具を使
用して切断しなければならず、作業性が悪いとい
う問題がある。また、プラスチツク製ケーシング
にあつては、その金型が高くつくという欠点があ
る。
そこで、本考案の目的は、斯かる諸点に鑑み、
ケーシングにおける配管が多方向に導出される隅
角部を盲カバー体として別体で構成し、該盲カバ
ー体の一面に配管導出口を開設することにより、
配管が導出される部分のみを開口して機内の汚損
防止および外観の向上を図るとともに、据付施工
時における作業性の悪い配管導出口形成作業を解
消して、配管を機外へ設置場所に応じて任意の方
向に導出できるようにしたものである。
その目的のため、本考案の構成は、直方体形状
のケーシングの隅角部に三方向に切欠かれた切欠
開口部を設ける一方、該切欠開口部に対応する形
状の三方向面よりなる盲カバー体を設け、該盲カ
バー体の一面に配管導出口を開設し、前記盲カバ
ー体を切欠開口部に取り付けて配管導出口から配
管を導出するようにしたものである。
ここにおいて、前記盲カバー体は正方体状より
なり、該正方体の一面に配管導出口を形成するこ
とにより、盲カバー体を転位して予め形成された
一つの配管導出口を何れの配管導出方向にも対応
できるようにし、よつて据付施工時の配管導出口
形成作業を不要にできる点で好ましい。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図〜第5図は本考案をスポツトクーラーA
に適用した第1実施例を示し、1はスポツトクー
ラーAのケーシングであつて、該ケーシング1に
は前面1a、上面1bおよび側面1cから選択的
に冷風吹出可能なように各面1a〜1cに前面吹
出口2、上面吹出口3および側面吹出口4が設け
られ、図では側面1cから吹出すように該側面吹
出口4にフレキシブルダクト5が連結され、その
他の前面吹出口2および上面吹出口3はそれぞれ
盲板6で閉塞されている。7はケーシング1前面
1aに設けた吸込口である。
そして、前記ケーシング1の側面1c下方の後
端(図では右端)における隅角部には、三方向
(後方、側方および下方)に切欠かれた切欠開口
部8が設けられている。
一方、9は前記切欠開口部8を覆うように切欠
開口部8に対応した形状に形成された三方向面9
a〜9cよりなる正方体状の盲カバー体である。
すなわち、該盲カバー体9の各面9a〜9cにお
ける各辺の長さは全て等しく形成されている。該
盲カバー体9の一面例えば9aには、冷媒配管お
よびドレン配管等の配管11が導出可能な大きさ
の円形状の配管導出口10が開設されている。
しかして、冷媒配管やドレン配管等の配管11
を機外後方へ導出するときには、第3図に示す如
く、盲カバー体9を、配管導出口10を有する面
9aが後方に向くようにして切欠開口部8にビス
止め等によつて取り付け、前記配管導出口10か
ら配管11を機外へ導出するように構成されてい
る。また、前記配管11を側方へ導出するときに
は、第4図に示す如く配管導出口10を有する面
9aが側方に向くようにして盲カバー体9が切欠
開口部8に取り付けられ、また配管11を下方へ
導出するときには、第5図に示す如く配管導出口
10を有する面9aが下方に向くようにして盲カ
バー体9が切欠開口部8に取り付けられる。
したがつて、前記第1実施例においては、ケー
シング1の三方向に切欠かれた切欠開口部8に、
配管導出口10を後方、側方または下方のうちの
所望の方向に向けて盲カバー体9を取り付けるこ
とにより、配管11を配管導出口10から、設置
場所に応じた任意の方向に導出させることができ
る。
しかも、前記切欠開口部8は、配管11を導出
する部分(配管導出口10)以外の部分は盲カバ
ー体9によつて覆われているので、機内に塵埃等
が侵入するのを防いで機内の汚損を防止するとと
もに、機内が完全に隠蔽されて外観を向上させる
ことができる。
さらに、前記配管導出口10は、盲カバー体9
の一面9aに予め形成しておき、据付施工時、該
配管導出口10が配管11導出方向に向くように
盲カバー体9を転位させて取り付けることによつ
て任意の方向に配管11を導出できるので、据付
施工時の配管導出口10の形成作業が不要とな
り、作業性良く配管11の導出を行うことができ
るとともに、盲カバー体9他の面9b,9cに配
管導出口の開設可能なようにスリツトを設けるこ
とがなく一面9aに予め一つの配管導出口10を
形成するだけでよく、該盲カバー体9の成形が容
易であり、かつスリツトによる切断跡が生じず外
観の向上を一層図ることができる。
第6図〜第8図は本考案の第2実施例を示し、
本例におけるケーシング1の縦方向稜角部は内方
へ直角度に屈曲した凹条角部1fに形成されてい
る。一方、三方向面9a〜9cよりなる正方体状
の盲カバー体9の縦方向稜角部は前記ケーシング
1の凹条角部1f内面に密接するよう対応した凹
条角部9dに形成され、該凹条角部9dの上端両
側にはケーシング1の側面1cおよび後面1dを
嵌入せしめる巾のスリツト溝12および13が形
成されている。さらに、盲カバー体9の2つの横
方向稜角部の先端部はそれぞれ内方へ一段屈曲し
てケーシング1の横方向稜角部内面に密接するよ
うな凸条角部14および15に形成され、該凸条
角部14,15の端縁両側にはケーシング1の側
面1cおよび底面1e、もしくは後面1dおよび
底面1eを嵌入せしめる巾のスリツト溝16,1
7又は18,19が形成されている。また、盲カ
バー体9は樹脂成形品であるため、各面9a〜9
cは第8図の−,−および−を各々
結ぶ破線20で示す如く各面9a〜9cを切除可
能に形成されている。
しかして、本例の場合には、据付施工時、設置
場所に応じて例えば配管を後方へ導出する際には
盲カバー体9の後面9aを第8図の−で示す
破線20に沿つて切除して配管導出口10′を形
成したのち、該盲カバー体9を、その各スリツト
溝に切欠開口部8周縁のケーシング1の各面1c
〜1eを嵌入せしめて係止状態に取り付けること
により、前記切除された部分(配管導出口1
0′)から配管を機外に任意の方向に導出するよ
うにしたものである。
したがつて、本例においても前記第1実施例と
同様に、配管を導出する方向以外の切欠開口部8
は盲カバー体9で覆われているので、機内汚損の
防止および外観の向上を図ることができるととも
に、ケーシング1と別体の盲カバー体9に対し、
据付施工時に前もつて所定の面9a〜9cをスリ
ツト線20に沿つて切除して配管導出口10′を
形成するので、該配管導出口10′の形成を作業
性良く容易に行うことができる。
尚、第9図および第10図は上記スポツトクー
ラーAの使用例を示し、該スポツトクーラーA
は、室内ユニツトA1と室外ユニツトA2とに分け
られ、該室内ユニツトA1には第11図に示すよ
うに、蒸発器21とフアン22が内蔵され、室外
ユニツトA2には図示していないが圧縮機および
凝縮器等が内蔵されている。そして、屋内温度が
屋外温度より低い例えば小型開放店舗等の場合に
は、第9図に示すように、屋内に室内ユニツト
A1を、屋外に室外ユニツトA2を設置して、該室
内ユニツトA1から吹出される冷風を吹出ダクト
23を介して店番や客に対しスポツト的に送風す
るようにしている。
また、屋内温度が屋外温度よりも高いあるいは
屋内空気が油煙や粉塵などで汚れている例えば厨
房等の場合には、第10図に示すように室内ユニ
ツトA1および室外ユニツトA2を共に屋外に設置
し、該室内ユニツトA1からの冷風を吹出ダクト
24を介して屋内の調理人に対しスポツト的に送
風するようにしている。
また、以上の説明では本考案をスポツトクーラ
ーAに対して適用した場合について述べたが、そ
の他の各種空気調和機に対しても適用できるのは
言うまでもない。
以上説明したように、本考案によれば、下記の
ような効果を有する。
(イ) 機内の配管をケーシングの隅角部において機
外へ三方向に導出することができ、設置場所に
応じた配管の導出が可能である。
(ロ) ケーシング隅角部の切欠開口部を覆う盲カバ
ー体を別体で構成し、該盲カバー体に配管導出
口を設けたので、配管導出口を容易に形成する
ことができ、据付作業性の向上を図ることがで
きる。
(ハ) 配管導出部分以外は盲カバー体で完全に覆わ
れているので、機内への塵埃等の侵入による汚
損を防止することができるとともに、外観を向
上させることができる。
(ニ) 盲カバー体を三方向面よりなる正方体形状に
形成すれば、一面に設けた配管導出口により三
方向の配管導出に対応することができ、盲カバ
ー体の形成が容易となるとともに、据付作業性
の一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本考案の実施例を例示し、
第1図〜第5図は第1実施例を示し、第1図は盲
カバー体取付け前の分解斜視図、第2図は盲カバ
ー体の斜視図、第3図〜第5図はそれぞれ盲カバ
ー体の3通りの取付状態を示す斜視図、第6図〜
第8図は第2実施例を示し、第6図は第1図相当
図、第7図は盲カバー体を下部外方から見た斜視
図、第8図は盲カバー体を上部内方から見た部分
拡大斜視図、第9図および第10図はそれぞれ使
用例を示す概略構成図、第11図は室内ユニツト
の縦断概略図であり、第12図は従来例を示す要
部斜視図である。 1……ケーシング、8……切欠開口部、9……
盲カバー体、10……配管導出口、11……配
管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直方体形状のケーシング1の隅角部に三方向
    に切欠かれた切欠開口部8を設ける一方、該切
    欠開口部8に対応する形状の三方向面9a〜9
    cよりなる盲カバー体9を設け、該盲カバー体
    9の一面9aに配管導出口10を開設し、前記
    盲カバー体9を切欠開口部8に取り付けて配管
    導出口10から配管11を導出するようにした
    ことを特徴とする空気調和機。 (2) 盲カバー体9は正方体状に形成された実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載の空気調和機。
JP1982007629U 1982-01-23 1982-01-23 空気調和機 Granted JPS58110715U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982007629U JPS58110715U (ja) 1982-01-23 1982-01-23 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1982007629U JPS58110715U (ja) 1982-01-23 1982-01-23 空気調和機

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Publication Number Publication Date
JPS58110715U JPS58110715U (ja) 1983-07-28
JPS6214495Y2 true JPS6214495Y2 (ja) 1987-04-14

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ID=30020370

Family Applications (1)

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JP1982007629U Granted JPS58110715U (ja) 1982-01-23 1982-01-23 空気調和機

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Families Citing this family (3)

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JP2003065562A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 配管用隙間カバー
JP4552945B2 (ja) * 2007-01-31 2010-09-29 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP5218504B2 (ja) * 2010-09-03 2013-06-26 ダイキン工業株式会社 アタッチメント

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JPS58110715U (ja) 1983-07-28

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