JPS62144734A - りん化合物を含むガスの脱臭方法 - Google Patents

りん化合物を含むガスの脱臭方法

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JPS62144734A
JPS62144734A JP60285626A JP28562685A JPS62144734A JP S62144734 A JPS62144734 A JP S62144734A JP 60285626 A JP60285626 A JP 60285626A JP 28562685 A JP28562685 A JP 28562685A JP S62144734 A JPS62144734 A JP S62144734A
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JP
Japan
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gas
solution
phosphorus compound
sodium hypochlorite
chlorine
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Application number
JP60285626A
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English (en)
Inventor
Satoru Tenma
天満 覚
Toshiaki Kotou
古頭 俊明
Noboru Sato
昇 佐藤
Hiroo Suzuki
鈴木 廣雄
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Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 悪臭防止法に定める臭気規制成分は、アンモニア、硫化
水素、トリメチルアミン、メチルメルカプタン、硫化メ
チル、二硫化メチル、アセトアルデヒドおよびスチレン
の8物質で、不快な臭の原因となり、生活環境をそこな
う恐れのある物質で、悪臭の測定は、物質別に規制でき
る機器分析法が採用されている。
しかし、臭気問題は、どの程度まで脱臭すれば解決でき
るか社会的背景もあって、その判断はむつかしいがこれ
ら成分の規制値を満足したからと言って臭気問題を解決
したことにはならない。
本来、臭は感覚的なものであり、従って現段階では化学
測定データだゆで臭気を解析、評価することは困難であ
り人の臭覚による官能測定法を併用して判断する必要が
ある。
悪臭成分はこれまでホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド等のカルボニル基を有する化合物、ギ酸、 酢酸、プ
ロピオン酸等のカルボキシル基を有する化合物、アンモ
ニア、メチルアミン、トリメチルアミン等の窒素化合物
、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイ
ド等のいおう化合物、 各種アルコール類、エステル類
、ハロケンおよびハロゲン化水素類、フェノール類およ
び炭化水素類など9グル一プ約110種を悪臭原因物質
として取り上げられ種々検討されている。
しかし、電解金属クロム製造時、原料の高炭素フェロク
ロムを硫酸で溶解する際発生する臭気は、上記成分等に
対する一般的処理方法では除去できず、種々検討の結果
、処理残留臭気ガス中に、りん化合物を見い出し、比較
的低pHにコントロールされた次亜塩素酸ソーダ溶液で
、該ガスを接触させることにより、これを酸化分解して
脱臭する方法を発明するに至った。
なお本溶解ガス臭気は、原料フェロクロム中の〔C〕〔
S〕〔P〕等が硫酸溶解時に発生する水素と反応し、メ
タン等の炭化水素類メチルメルカプタン等のいおう化合
物およびホスフィン等のりん化合物が副生じていること
に起因している。
りん化合物としては、三水素化りんPH3の水素をアル
キル基またはアリル基で置換したものがありメチルホス
フィンCH8PH,,エチルホスフィンC,H,PH,
の第一ホスフィン、ジメチルホスフィン(0H3)2P
H,ジエチルホスフィン(C’2H5)2PHの第二ホ
スフィンおよびトリメチルホスフィン(OHs)sP 
、  )ジエチルホスフィン(OzlEs)sPの第三
ホスフィン等があるがその他これらのハロゲン化物等種
々成分がある。
しかし、この内特に三水素化りんPH,(以下ホスフィ
ンと略す)は融点−163°C2沸点−87.7℃のガ
ーリック臭、腐魚臭、アセチレン臭等に類似した特異な
不快臭を持つ無色のガスで上記残留臭気のりん化合物を
分別定量するに至らなかったが北用式検知法により2.
2 ppm検出され、三点比較式臭袋法(官能試験法)
では5G、000の臭気濃度が得られた。
〔従来技術及びその問題点〕
りん化合物を対象とした脱臭方法はほとんどその例を見
ないが一般には直接燃焼法、触媒による接触酸化法およ
び活性炭吸着により除去可能である0 発 しかし本金属精錬過程で束生ずるガス中には6チの水素
の他、水蒸気を飽和した空気が含有されておりその発生
量は2400ON→勺rにも達する。
従っ又少址の発生ガス量であれば、これら方法でも処理
可能であるが、多量になるにつれ爆発危険性の増大、ガ
ス昇温によるコスト高および水蒸気による吸着材劣化の
促進等があり実用に供し得ない0 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者等はホスフィンの簡便な脱臭法として従来いお
う化合物の酸化分解脱臭法として知られている次亜塩素
酸ソーダ溶液を用い、これを比較的低pH域に制御する
ことによりりん化合物の分解を促進し、脱臭効率を著し
く改善することを見い出した。即ち本発明はホスフィン
等のりん化合物を含む有臭ガスを第一段において、次亜
塩素酸ソーダ溶液に塩酸または硫酸等の鉱酸を加えてp
H8以下好ましくは6〜7さらに有効塩素0.05%以
上好ましくは[L1〜α3チに調整された溶液と接触さ
せて、りん化合物を分解するものである。
しかし次亜塩素酸ソーダは、強アルカリ側では安定であ
るがpHが低下するに比例して、その分解が促進され、
塩素ガスが発生する。従って本法では第二段として苛性
ソーダ等のアルカリスクラバーでこれら遊離塩素を回収
する必要があり、回収塩素は次亜塩素酸ソーダとして前
記処理に循環使用することも可能である。
なお、次亜塩素酸ソーダの他、カルシウム等の塩の使用
も可能であるが、石膏や塩化カルシウムコロイド物が生
成し設備メンテナンスが繁雑となり好ましくない。さら
に次亜塩素酸ソーダに代り、ガス中に塩素ガスを導入酸
化し、苛性ソーダ塔で回収する方法も効果があるが、次
亜塩素酸による酸化分解の方がより高い脱臭効率を示し
た。
また本発明は、りん化合物含有臭気ガスばかりでなく硫
化水素、二硫化炭素、メチルメルカプタン、エチルメル
カプタン、n−7’ロビルメルヵブタン、l5O−プロ
ピルメルカプタン、n−ブチルメルカプタン、硫化メチ
ル、二硫化メチル等の有臭いおう化合物を同伴してもほ
ぼ完全に酸化分解して脱臭効果を得られることは言うま
でもない。□次に添付図面により、本発明の詳細な説明
する。
1〜4は充てん塔式洗浄塔で吸引ブロワ−5で吸引され
た有臭ガスを6より導入し、第2〜4塔で凝縮生成して
増量したアルカリ性の次亜塩素酸ソ−ダ溶液7と向流接
触させ残留有効塩素でいおう化合物を予備酸化処理する
。有効塩素がほぼ消費された循環液は7の槽より流出さ
せ廃水処理工程へ排出する。
処理ガスは8のミストセパレーターでアルカリミストを
除去し第2洗浄塔の9より圧入され、次亜塩酸ソーダ貯
槽10および硫酸貯槽11より各々13.14の定量ポ
ンプで有効塩素α1〜G、3%、1;lH5〜7に調整
された次亜塩素酸ソーダ溶液18と向流接触させりん化
合物および残留いおう化合物を酸化分解する。
さらに分解生成した塩素ガスを同伴した処理ガスを第6
洗浄塔の22より圧入し苛性ソーダ貯槽12より16の
定量ポンプでpH10〜11に調整されたアルカリ液で
向流接触させ遊離塩素ガスを回収する。従って平衡状態
においては循環液19は有効塩素[134の次亜塩素酸
ンーダ溶液となっており、より脱臭効率を高める働きを
している。
本処理ガスは、このまま排出しても十分満足しうる臭気
濃度まで改善されているが、異常時の塩素ガス漏洩対策
の一環として苛性ソーダ溶液循環の第4洗浄塔を設置し
て処理することが好ましく、排出口24より大気に放出
される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、比較的簡単な操作により、ホスフィン
およびその他リン化水素類を含むガスを主成分とする悪
臭成分をほぼ完全に除去することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例−1 Or 65%、Fe12係、C6,0%、80.15%
、P[L10%のフェロクロム3500に9を硫酸溶液
(60%)10,000tで溶解する際発生するガスお
よび水蒸気を空気と共に吸引し、その一部ガスを450
%x450X1150aのスクラバー(テラレット充て
ん高さα70 m )に5rl/minで導入し、有効
塩素a2%、pH6,sの次亜塩素酸ソーダ溶液100
 t / minを循環向流洗浄し、さらに処理ガスを
同様型式のスクラバーでpHllの苛性ソーダを向流洗
浄した。その結果処理前ガス臭気濃度305,000が
処理後3800までさらにホスフィン2.2 ppmが
α01 ppm以下に改善された。
実施例−2 実施例−1で得られたガスを同様スクラノく−に5 、
l / minで導入し、第1表に示す各pHに調整さ
れた有効塩素濃度[L2%の次亜塩素酸ソーダ溶液10
0100l7と向流洗浄し以下実施例−1と同様に処理
し、その脱臭効果を比較した。その結果を第1表に示す
。第1表中pI(10の結果は比較のために表示したも
のである。
第1表 実施例−3 実施例−1で得られたガスを同様スクラバーに5 m”
 / minで導入しpH6で各有効塩素濃度に調整さ
れた次亜塩素酸ソーダ溶液100 L/ minと向流
洗浄し以下実施例−1と同様に処理しその脱臭効果を比
較した。その結果を第2表に示す。第2表中有効塩素濃
度001係の結果は比較のために表示したものである。
第2表 比較例−1 塩化第二鉄溶液(40%)、クロム酸ナトリウム溶液(
40%)、クロム酸溶液(40%)、過マンガン酸カリ
ウム溶液(40%)および過酸化水素水(151等をバ
ブリングさせ、その酸化脱臭効果を比較したが十分な脱
臭効果は得られなかった。その結果を第3表に示す。
第3表
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法の1例を示すフロー図である。 1 第1洗浄塔 2 第2洗浄塔 5 第3洗浄塔 4 第4洗浄塔 5 ガス吸引用ターボファン 6 第1洗浄塔ガス導入ロ ア 第1洗浄塔用循環液槽(アルカリ性次亜塩素酸ソー
ダ溶液) 8 ミストセパレーター 9 第2洗浄塔ガス導入口 10  次亜塩素酸ソーダ溶液貯槽 11  硫酸貯槽 12  苛性ソーダ溶液(25%) 13  次亜塩素酸ソーダ溶液供給定量ポンプ14  
硫酸供給用定量ポンプ 15.16.17苛性ソーダ溶液供給用定量ポンプ18
  第2洗浄塔用循環液槽(酸性〜中性次亜塩素酸ソー
ダ溶液) 19  第3洗浄塔用循環液槽(アルカリ性次亜塩素酸
ソーダ溶液) 20  第4洗浄塔用循環液槽(苛性ソーダ溶液)21
  第2〜第4洗浄塔流出液貯槽 22  第3洗浄塔ガス導入口 23  第4洗浄塔ガス導入口 24  処理ガス排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ホスフィンおよびその他りん化水素類を含むガスをpH
    8以下、有効塩素濃度0.05%以上に調整した次亜塩
    素酸ソーダ溶液と接触させ、有臭のりん化合物を酸化分
    解してガスを無臭化することを特徴とするりん化合物を
    含むガスの脱臭方法。
JP60285626A 1985-12-20 1985-12-20 りん化合物を含むガスの脱臭方法 Pending JPS62144734A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103768907A (zh) * 2012-10-26 2014-05-07 中国石油化工股份有限公司 一种黄磷尾气氧化碱洗深度净化的方法
CN106731542A (zh) * 2016-12-26 2017-05-31 浙江工商大学 一种磷化氢气体的电化学处理装置及方法
CN115738658A (zh) * 2022-11-27 2023-03-07 昆明理工大学 一种含磷硫恶臭气体的净化方法及其装置

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