JPS62144726A - セラミツクハニカム構造体の開口端面封止体の製造方法 - Google Patents

セラミツクハニカム構造体の開口端面封止体の製造方法

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JPS62144726A
JPS62144726A JP60284359A JP28435985A JPS62144726A JP S62144726 A JPS62144726 A JP S62144726A JP 60284359 A JP60284359 A JP 60284359A JP 28435985 A JP28435985 A JP 28435985A JP S62144726 A JPS62144726 A JP S62144726A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、デーゼルエンジンの排出ガス中の微粒子の除
去あるいは化学工業用に用いられるセラミックハニカム
フィルタ、あるいは熱交換用のセラミックハニカム構造
体の製造法に関するものであり、より詳細には、セラミ
ックハニカム構造体の開口端面の封止方法に関する。
(従来技術) セラミックハニカム構造体の開口端面の封止方法に関し
て、セラミックハニカム構造体の開口端面にフィルムも
しくはマスクを設けて該フィルムもしくはマスクの所定
開口部から、セラミック材料をセラミックハニカム構造
体の貫通孔へ導入して、セラミックハニカム構造体の開
口端面を封止する方法が知られている。(特開昭57−
7215号公報および特開昭59−54683号公報)
特開昭57〜7215号においては、セラミック材料と
してダイラタンシーを有するものが用いられ、特開昭5
9−54683号においては、封じ材を含むスラリーに
デツピングした後坏土状の封じ材を圧入することが開示
されている。
(問題点) ところが、封し材としてグイラタンシーを有するものを
使用した場合には、フィルムに穿孔された孔径がセラミ
ックハニカム構造体の貫通孔の大きさに較べて小さいた
め貫通孔を構成する隔壁と封じ材とを緊密に封止するこ
とができなかったり、また封じ材のダイラタンシー特性
によりフィルムの穿孔部で封じ材がブリッジされ、貫i
m孔にうまく導入されない欠点があった。
また、封じ材を含むスラリーを栄にデツピングする方法
では、封止部の中央が充分に封止できない欠点を有して
おり、封し材として2種類の封し材を用いることは工程
が二工程となり量産に不適であった。
(解決手段) 本発明は、このような問題点を解消するためになされた
もので、その目的とするところは、セラミックハニカム
構造体の貫;m孔の端部を信舵性高く封止する方法を提
供するもので、セラミックハニカム構造体の開口端面に
フィルムもしくはマスクを設けて該フィルムもしくはマ
スクの所定開口部から、セラミック封じ材をセラミック
ハニカムLll造体の貫通孔へ導入するセラミックハニ
カム構造体の開口端面封止体の製ii方法において、該
セラミック封じ材を該貫通孔へ導入後2分以内に乾燥開
始し、固化乾燥することを特徴とするセラミックハニカ
ム構造体の開口端面封止体の製造方法である。
(実施例) 以下1本発明の詳細を第1図の工程図によって具体的に
説明する。
まず、第1の工程はセラミックハニカム構造体を準備す
ることである。セラミックハニカム構造体の材質として
は、コージェライト、アルミナ、ムライト等の耐熱性、
耐熱衝撃性等の性質を有するものが用途により選ばれる
。また、貫通孔の形状および全体の寸法形状もまた用途
により定められるが、本発明の方法が適用されるセラミ
ックハニカム構造体は、主としてセラミックフィルター
等であるので、フィルターの特性である濾過面積および
圧力損失から貫通孔の密度は2〜100個/c+lIの
ものに好適である。
製造法としては、押出成形が一般的に採用され、焼成品
あるいは成形品が準備される。
つぎの工程は、セラミックハニカム構造体の開口端面に
フィルムを貼る韮程である。
フィルムとしては、七ラミックハニカム構造体の開口@
簡の封じ材が導入される所定の貫通孔に対応する箇所が
予め穿孔されたフィルムが使用されても、フィルムを貼
った後で所定箇所を穿孔してもよい。また、この工程は
フィルムに限られるものではなく、ゴム製の予め穿孔さ
れたマスクを使用してもよい。
つぎの工程は本発明の実施に際して、最も重要な工程で
、穿孔部よりセラミック封じ材を所定の貫通孔内に導入
する工程である。
封じ材の主成分としては、セラミックハニカム構造体の
材質と同じものが好ましく、−例を挙げるとコージェラ
イト質、アルミナ質、ムライト質などである。これらの
主成分IN外に、バインダーおよび水等の可塑剤が含有
される。バインダーとしては、後記するように、封じ材
を速やかに乾燥するために、メチルセルロース、ポリビ
ニールアルコール、カルボキシメチルセルロース、澱粉
糊、ポリエチレンオキサイド等の加熱により迅速に固化
するものが好ましい。
封じ材の一例としてコージェライト質の場合、コージェ
ライト粉末あるいは焼成後コージェライト質となる所定
の原料配合された素地100重量部に対して、メチルセ
ルロース0.2〜5.0重量部、グリセリン5〜15重
量部、ポリエチレンオキサイド0.1〜2重量部のバイ
ンダーを添加し、可塑剤として水25〜40重量部加え
て混練し、所定の粘度の調節されたものが用いられる。
封じ材の粘度は、封じられるセラミックハニカム構造体
の貫通孔の大きさによって選択される。
例えば、貫通孔の密度が2個/c11+の場合は、その
貫)m孔の大きさは一辺の長さが約7mmの多角形ある
いは約1mm径の円形の比較的大きい場合であるが、こ
の場合、粘度は比較的大きいものまでi巽択できる。但
し、粘度が極端に小さい場合は、1回の工程で封止がで
きない場合があるので、この場合には、封じ材の導入お
よび後の乾燥固化工程を繰返すことにより達成される。
反対に、貫通孔の密度が200個/C−の場合には、貫
通孔は約1mmの多角形あるいは約11径の円形である
小さい場合であるが、この場合には粘度は比較的小さい
ものが選択される。
本発明では、対象とするセラミックハニカム構造体の貫
通孔の大きさからみて、封じ材の粘度は50〜1500
ポイズ、好ましくは100〜800ポイズに調整された
ものが好ましい。
粘度範囲を限定する理由は、50ポイズ未満では、封じ
材とセラミックハニカム構造体の隔壁と緊密性は良好で
あるが、開口端面の中央部の封じ部分に小孔が発生し易
いためであり、1500ポイズを越えると封し材と隔壁
との緊密性が悪く、特に貫通孔の形状が正方形の場合、
その隅部が緊密に封止できなくなるからである。
粘度の調整は、主成分の粘度および量、バインダーの種
類および量、および水等の溶剤によってなされる。
セラミック封じ材の貫通孔中への導入方法としては、圧
入、デツピング等が採用され、セラミックハニカム構造
体の開口端面の片側ずつあるいは両側を同時に導入して
もよい。
つぎの工程は、貫通孔へ導入された封じ材を乾燥する工
程である。
封じ材の乾燥は、貫通孔へ導入された直後に実施される
。乾燥開始時間は、封じ材が導入されてから2分以内に
行うことが必要である。
この理由は、特に粘度が小さい場合には、封じ材が貫通
孔を形成する隔壁の開口部に浸透して、隔壁との封じ性
が良好になる一方、中央部に封じ部が形成されないため
である。さらには、封止部の中央部に小孔が発生し易く
なるためである。−例を挙げると、粘度が100〜30
0ポイズの場合、圧入から乾燥までの時間は1分以内、
好ましくは30秒以内である。封じ部の乾燥方法は、封
止材の性状にあわせて適切な方法が選択され、熱風、ガ
スバーナによる加熱、ニクロムヒータ、赤外線ヒータな
ど電気的な加熱の手段がとられる。乾燥温度としては、
100〜300℃が好ましい。この理由は、100℃未
満の場合には、乾燥不十分で次の工程での取扱で封じ材
が剥離脱落する恐れがあり、仮に剥離脱落しなくても乾
燥時間が長くなる欠点があるからである。また、300
℃を越えると、封じ材に含有するバインダー等が消失し
、封じ材の貫通孔への密着強度が劣化する傾向にある。
さらに、セラミックハニカム構造体として、未焼成品で
ある成形体を対象とする場合には、ハニカム構造体中に
含有するバインダー等が消失して、ハニカム構造体の強
度劣化を引き起こし、クラックや欠けを生じ易くなる。
乾燥時間は、封じ部が固化するに充分な時間を以て行わ
れ、製品の形状、乾燥温度、封じ材の粘性等により設定
されるが、概ね0.5〜3分である。
最後の工程は、封じ材を焼結する工程である。
セラミックハニカム構造体が焼成品の場合には、焼結条
件は封じ材の主成分により定められる。例えば、コージ
ェライト質の場合には、1400℃、4時間である。一
方、セラミックハニカム構造体が未焼成品の場合には、
セラミックハニカム構造体の材質、寸法形状も考慮して
定められる。
大施炎 セラミックハニカム構造体として、第1表に示す3種類
を準備した。ついで第2表に示す封じ材を用いて、第3
表に示すような条件でセラミックハニカム構造体の開口
端面の貫通孔を封じた。
このようにして得られたセラミックハニカム構造体の開
口端面封止体の封じ部を光投影機で肉眼評価した。その
結果を第4表に示す。この結果から明らかなように、本
発明の方法による封止体は優れたものである。
第1表 第2表 (単位:重量知 第4表 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明の方法は、封じ
材を貫通孔に導入後乾燥開始が即座に行われるので、簡
単な操作によって信頼性のあるセラミックフィルタを得
ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明するための工程図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セラミックハニカム構造体の開口端面にフィルムも
    しくはマスクを設けて該フィルムもしくはマスクの所定
    開口部から、セラミック封じ材をセラミックハニカム構
    造体の貫通孔へ導入するセラミックハニカム構造体の開
    口端面封止体の製造方法において、該セラミック封じ材
    を該貫通孔へ導入後2分以内に乾燥開始し、固化乾燥す
    ることを特徴とするセラミックハニカム構造体の開口端
    面封止体の製造方法。 2、セラミック封じ材の粘度が50〜1500ポイズで
    ある特許請求の範囲第1項記載のセラミックハニカム構
    造体の開口端面封止体の製造方法。 3、乾燥固化を温度100〜300℃の熱風による通風
    乾燥で行なう特許請求の範囲第1項または第2項のいず
    れかに記載のセラミックハニカム構造体の開口端面封止
    体の製造方法。
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