JPS62143414A - 長寿命アルミニュウム電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

長寿命アルミニュウム電解コンデンサの製造方法

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JPS62143414A
JPS62143414A JP28454885A JP28454885A JPS62143414A JP S62143414 A JPS62143414 A JP S62143414A JP 28454885 A JP28454885 A JP 28454885A JP 28454885 A JP28454885 A JP 28454885A JP S62143414 A JPS62143414 A JP S62143414A
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electrolyte
capacitor
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electrolytic capacitor
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和夫 木内
柳橋 光昭
細矢 正風
剛 戸井田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nitsuko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は電子交換機用電源等に使用することを目的と
した長寿命アルミニウム電解コンデンサの製造方法に関
するものである。
「従来の技術」 従来、電子交換機用電源等に使用するアルミニウム電解
コンデンサの寿命は7〜(1)年であり、20年以上の
装置寿命にくらべて、寿命が短かいために、定期的交換
が必要であった。
アルミニウム電解コンデンサは、アルミニウムエツチン
グ箔を陽極酸化してその表面に誘電体酸化皮膜(八Ax
is)を形成し、この陽極酸化アルミニウム箔と陰極用
のアルミニウムエツチング箔とを電解紙を介して捲上げ
、コンデンサ素子を作る。さらに、この素子に電解液を
真空含浸し、端子板をとりつけた後、ケースに封入し、
ニーソング処理を施して作られる。
このようにして作られたアルミニウム電解コンデンサは
出荷後、種々の条件下で使用されるが、使用中には若干
(I mA以下)の漏れ電流が流れているため、長期間
使用しているうちに、この帰れ電流が電解液を徐々に電
気分解し、その結果としてガスが発生し、かつ次第に電
解液が減耗していく。また、漏れ電流によって発生した
ガスや電解液の蒸発成分は、ゴムバッキングなどのt・
tD材キミ■自体および封口部品の隙間を拡散して、長
期間に?iMずつコンデンサのケース外へ逃げてゆくた
め、電解液は徐々に減少し、変質してゆく、従って電気
的特性としては時間の経過とともに静電容量が次第に減
少し、tan δが増加してゆく。電解液の減耗が進む
とある時点から静電容量値が急激に減少し、tan δ
の値も急増し、コンデンサの寿命がつきる。この状態は
コンデンサの使用環境温度が高い場合や、コンデンサ中
を流れるリップル電流が大きい場合に加速される。
一般に電子交換装置に使用されるアルミニウム電解コン
デンサの寿命は、使用条件によっても異なるが7〜(1
)年と言われている。
従来、アルミニウム電解コンデンサの長寿命化を図るた
めに、以下のような手段が公知である。
(1)陽極に低倍率箔を用いて、等個直列抵抗(、ES
R)を小さくし、リップル電流による温度上昇を抑制す
る。
(2)電解液に蒸気圧の低い溶媒を用いるか、ゲル化し
た電解液を用いて電解液の蒸散を抑える。
(3)  ケースの気密構造を工夫する。(例えば二重
ケース等)。
しかし、上記手段のうち、fi+においては低倍率済を
用いることで、単位面積当りの静電容量が小さくなるた
め、規定の静電容量を確保する上で余分に電極箔(陽極
、陰極)が必要となり、必然的にケースサイズが太き(
なる欠点がある。また(3)においてもケースサイズが
大きくなる欠点を有する。さらに(2)の手段において
は、電解液の蒸散は抑制されるものの、電解液の等個直
列抵抗(ESIυが大きくなるために、tan δの増
加や、許容リフプル電流の低下を招き、実用1.必要と
する電気的特性を劣化させずに長寿命化を図ることがで
きないという欠点を有している。
この発明の目的は上記の従来技術の欠点を解決し、電気
的特性の劣化を招くことなく、従来より長寿命のアルミ
ニウム電解コンデンサを得ることができる製造方法を提
供することにある。
「問題点を解決するための手段」 この発明はアルミニウム電解コンデンサの長寿命化を達
成するために、コンデンサの素子を通常の方法で電解液
含浸した後、ケース封入前に電解液をさらに注入するこ
とによって電解液を増量することを特徴とする。
更に必要に応じて次の事項も行うと一層優れたコンデン
サが得られる。
(1)高倍率のアルミニウム箔を陽極として用い、かつ
高電圧化成によって陽極酸化皮膜を厚くすることで、漏
れ電流を低域し、ガス発生を抑制する。
この化成電圧としては定格電圧の1.3〜2倍が好まし
い。
(2)  陰極用エツチング箔として、たとえば99.
9%以上の高純度箔を使用するとともに、薄い酸化皮膜
を形成することによって漏れ電流を減らし、ガス発生量
を減少させる。このための陽極酸化電圧はO,t V以
上とされる。
(3)電解紙として密度が低く、しかも電解液の保持性
が良いマニラ紙などのJISで決められた低密度のもの
を使用することによって、電解液の含浸量を増やし、ま
た保持性を高める。
「実施例」 次にこの発明の実施例を示す。
拭−贋一土 市販の陽極用アルミニウムエツチング箔を定格電圧の1
.7倍の電圧(定格電圧が63Vの場合約(1)5 V
)で陽極化成して酸化皮膜を形成させ、同様に陰極用エ
ツチング箔にも約5■で酸化皮膜を形成させ、これらを
マニラ紙を電解紙とし°ζ用いて巻回してコンデンサ素
子を作゛る。次いで、この素子にエチレングリコールと
アジピン酸アンモンを主成分とする電解液を含浸し、端
子板を取付け、ケースに収容した後、含浸した電解液重
置の約20%に相当する電解液を注入して増量、密J′
Iする。このようにして製造した定格が63v。
2200μFのコンデンサを対象に、85℃で63Vの
直流電圧を印加して17,000時間試験を実施した場
合の静電容量変化率(5個の平均値)の経時特性を第1
図に示す。) ■はこの発明によって長寿命化したアルミニウム電解コ
ンデンサの経時特性を示し、また■は従来技術とほぼ同
様の製造であるが、コンデンサ素子をケースに密封する
前に、含浸した電解液重量の約20%に相当する電解液
を注入し、増量したこの発明によるアルミニウム電解コ
ンデンナの経時特性を示し、■は従来技術によって製造
したアルミニウム電解コンデンサの経時特性を示す。
図に示すように、この発明の■では17,000時間後
の静電容量変化率が一1%以下と小さく、極めて安定で
ある。これに対し、従来品の■では静電容量は(1),
000時間まで徐々に減少し、それ以降は急激に減少し
て、17,000時間を経過した時点では一14%の変
化率を示す。また従来品に電解液を約20重量%注入し
、増量したこの発明の■では17.000時間後の静電
容量変化率は一8%であり、電解液を増量しない■の従
来品に較べて、経時特性がかなり改善されていることが
わかる。
このように■の場合、電解液増量の効果のみならず、陽
極箔の酸化皮膜を厚くしたこと、陰極箔にも酸化皮膜を
形成したこと、並びに電解紙として低密度で電解液の保
持性の良いマニラ紙を用いたことにより、静電容量の経
時変化率を極めて小さく改善することができ、長寿命化
を図ることができた。
試−1 通常の方法でコンデンサ素子を作り、電解液を含浸した
後、ケースに封入する前に電解液を(1)重量%、20
重量%および30重M%増量して、63V定格のアルミ
ニウム電解コンデンサを各5個製造し、電解液の乾燥を
加速するため防爆弁をはずした状態で、85℃で3. 
OO0時間の無負荷放置試験を行なった場合の静電容量
変化率の平均値を第1表に示す。
第    1    表 この結果から明らかなように電解液量を増量するほど静
電容量変化率が小さくなり、電解液増量が寿命特性改善
に効果的に作用することをI11認できた。この増量は
(1)〜20重景%が重量しい。
30重量%増量すると寿命は長くなるがケースも大きく
する必要が生じる。
跋−狼一主 試験1の■に記した方法で陽極箔および陰極箔を作り、
電解紙として、■マニラ紙、■クラ21紙、■高密度紙
プラス混抄紙(マニラ、クラフト)の3種類を用いて各
々巻回したコンデンサ素子を作り、通常の方法で電解液
を含浸した後、アルミニウムケースに入れ、端子板をは
ずしたまま、85℃で400時間の無負荷放置試験を行
なった場合の静電容ffi変化率の平均値(各5個の平
均値)を第2表に示す。
この結果から明らかなように、マニラ紙を電解紙として
用いた場合の静電容量変化率が最も小さく、従って他の
電解紙に較べてマニラ紙の電解液保持性が良く、寿命特
性改善に効果のあることを確認できた。
第    2    表 市販のアルミニウムエツチング箔を用い、陽極箔を定格
電圧の1.3 /ff及び1.7倍で陽極化成して酸化
皮膜を形成し、通常の方法で63V定格のコンデンサを
各5個製造した後、85゛Cでら3vの直流電圧を負荷
して7,000時間試験した結果を第3表に示す。値は
いずれも5個の平均値である。
第    3    表 この結果から明らかなように陽極箔の化成電圧が定格電
圧に較べて高い程静電容量変化率が小さくなり寿命特性
が改善されることを確認できた。
しかし陽極化成電圧をあまり高くすると酸化膜が厚くな
り過ぎ静電容量が少くなる点から定格電圧の1.3〜2
倍程度が好ましい。
戚−呈一エ 市販のアルミニウムエツチング箔を用い、陽極箔を定格
電圧の2倍の電圧で陽極化成して酸化皮膜を形成し、陰
極箔を約5vで陽極酸化したものとしないもので、63
V定格のチューブラ形電解コンデンサを各(1)個製造
した後、85℃で5.000時間の直流負荷試験を実施
した場合の静電容量変化率とコンデンサ重量の減少量を
第4表に示す。
第    4    表 この結果から明らかなように、陰極箔を陽極酸化した場
合には、静電容量変化率、重量減少量とも小さくなって
いることから、寿命特性改善の手段として陰極箔を低電
圧で化成し、薄く酸化皮膜を形成してやることが効果的
であることを確認できた。
「発明の効果」 この発明によれば電解液の増量によりコンデンサの寿命
を長くすることができ、この発明の方法により得られた
コンデンサを用いることにより定期交換の回数を減少し
、又は定期交換の必要がなくなる。しかもこの発明の製
造方法は電解液増量のための工程が増えるだけで、従来
の製造設備をそのまま使用できる利点があることから、
製造コストもほとんど変わらず、従って工業的にも、経
済的にも極めて有利である。
また前記試験lの■によれば温度85℃で直流定格電圧
を負荷し、17.000時間試験を実施した後も、静電
容量変化率は一1%以下であり、電解液の漏れ、防爆弁
の動作などの外観異常も認められない。この結果から、
従来のアルミニウム電解コンデンサに較ベケースサイズ
を大きくすることなく寿命を2倍以上に延ばすことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によって製造したアルミニウム電解コ
ンデンサおよび従来技術によって製造したアルミニウム
電解コンデンサを対象として実施した、85℃、直流定
格電圧印加試験の結果で、静電容量変化率の経時特性を
示す図である。 ■、■:この発明の方法によって製造したアルミニウム
電解コンデンサ、■:従来技術によるアルミニウム電解
コンデンサ。 特許出願人二日本電信電話株式会社 二日本通信工業株式会社 代 理人:草 野    卓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陽極用エッチング箔を陽極化成し、 その陽極化成した陽極用エッチング箔と、陰極用エッチ
    ング箔とを電解紙を介して巻回してコンデンサ素子を作
    り、 そのコンデンサ素子に電解液を含浸した後にケース入れ
    し、 封入前にさらに電解液を注入して電解液量を増量するこ
    とを特徴とする長寿命アルミニウム電解コンデンサの製
    造方法。
JP28454885A 1985-12-18 1985-12-18 長寿命アルミニュウム電解コンデンサの製造方法 Granted JPS62143414A (ja)

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