JPS62142271A - 人工汚垢 - Google Patents

人工汚垢

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JPS62142271A
JPS62142271A JP29729686A JP29729686A JPS62142271A JP S62142271 A JPS62142271 A JP S62142271A JP 29729686 A JP29729686 A JP 29729686A JP 29729686 A JP29729686 A JP 29729686A JP S62142271 A JPS62142271 A JP S62142271A
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JP
Japan
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component
dirt
soil
artificial
cloth
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Pending
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JP29729686A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Tokuyama
徳山 清孝
Yasuo Tsuruta
鶴田 康生
Takenobu Sakatani
阪谷 武信
Osamu Okumura
奥村 統
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洗剤の洗浄力測定に有nlな人工lQ垢に関す
る。
洗浄は汚垢−繊維(布)−洗剤間の複流な界面現象であ
るので、洗剤の洗浄力評価には人間が実際に着用した天
然汚垢布を用いるのが理想であって、事実JISでは洗
浄力の評価に衿垢法が採用されている。しかし、天然汚
垢布は着用した人間の個人差その他により、汚垢の性状
、組成が変動し、汚垢の付着状態も変化するため、天然
汚垢布を用いたのでは、洗浄力を評価する際の汚垢布条
件を常には同一に保持できない憾みがあった。
従って、天然/η垢布と類似した洗浄挙動を示し、しか
も汚垢の性状、組成及び付着状態の各点で、再現性が保
証できる人工汚垢布の開発は、洗剤の研究開発のうえか
らも、また洗浄理論を研究するうえからも極めて重要で
あると言える。
ところで、人工汚垢布を調製する際の従来法としては、
無機汚垢成分と有機汚垢成分とのペースト状混合物を布
に塗布する方法(6f、式法)、無機汚垢成分と有機汚
垢成分の混合物を四塩化炭素やパークロロエチレンなど
の有機溶媒に分散させてこれに布を浸漬する方法(有機
溶媒系湿式法)などが知られており、この場合の無機汚
垢成分としては、粘土(関東ローム)、はこり、酸化鉄
、カーボンブランクなどが、また有機汚垢成分としては
、脂肪酸、トリグリセライド、コレステロールエステル
、コレステロール、スクワレン、流動パラフィンなどの
混合物が使用されている。
然るに上記の乾式法は、人工汚垢布の調製に時間と熟練
を要するばかりでなく、有機汚垢成分と、無機汚垢成分
との重量比を、天然汚垢のそれ(はぼ80/20)に近
似させた場合には、人工汚垢布の調製が甚だしく困難に
なる欠点がある。
これに対して、上記の湿式法は汚垢浴が利用できるため
、人工汚垢布を簡便に調製でき、また有機汚垢成分と無
機汚垢成分の重量比を天然汚垢に近似させることができ
る利点がある。しかしながら、この方法で調製される人
工汚垢布は、有機溶媒が使用されている点で、天然汚垢
布に類似しない。何故なら、天然汚垢は汗、すなわち水
を分散媒としたエマルジョン乃至はサスペンションの形
で、繊維(布)に付着するものと推定されるからである
。従って、天然汚垢布に酷似した人工汚垢布を簡易に調
製するには、有機溶媒ではなく水を分散媒とした湿式法
(水系湿式法)が推奨される訳であるが、従来提案され
ている水系の湿式法では、蛋白質汚垢を使用できない致
命的欠陥があった。
すなわち、天然汚垢は必ず含窒素化合物(蛋白質)を含
有するので、天然汚垢布に酷似した人工汚垢布を得るた
めには、上記した有機汚垢成分と無機汚垢成分の混合物
に蛋白質を配合することが望ましい7.シかし、蛋白質
を配合した混合物は、有機溶媒にも、水にも安定分散さ
せることが・πしく困難であった。
本発明は上記した従来技術に於ける譜問題の解決を日差
して、洗浄挙動が天然汚垢に酷似し、しかも水を分散媒
とする湿式法で人工tη垢布の調製が可能な人工汚垢を
提供せんとするものである。
而して本発明に係る洗浄力、11+1定用の人工汚1后
は、下記に示す(A)〜(1))の4成分からなり、(
A)成分ノ縫が3〜12wt%、(I3)成分(7) 
fr、が1o〜751.It2、(C)成分(7) i
が20−40wt%、(D)成分(7) iが0.1〜
1.0+、it%であることを特徴とする。
(A)  水溶性蛋白質、 (B)  下記組成の有機成分、 (i)  オレイン酸及び/又はリノール酸、25〜6
5wt%(n)  オレイン酸及び/又はリノール酸の
コレステロールエステル、 10〜30wt〆(iv)
  スクワレン、             1〜8す
t%(V)  流動パラフィン、          
 1〜8すL対(vl)コレステロール、      
     1〜8 wtZ(D)  カーボンブラック
、 上記した本発明の人工汚垢に於て、(A)成分たる水溶
性蛋白質としてはゼラチンが好ましく、(13)成分中
の(1)成分、(旧成分及び(iii )成分としては
、それぞれオレイン酸、オレイン酸コレステロールエス
テル及びオレイン酸トリグリセライドが好ましい。また
(C)成分としては結晶質粘土鉱物を主成分とする土壌
、なかでも8゜〜300℃の温度で恒量になる迄乾燥し
た土壌が好ましい。
本発明に係る人工汚垢の一つの特長は、この人工汚垢を
使用して水を分散媒とした湿式法により、洗浄力測定用
の人工汚垢布が製造できる点にある。しかし、湿式法で
人工汚垢布を製造するためには、まず本発明の人工汚垢
を含有する安定な水分散液、すなわち汚垢浴を調製しな
ければならないが、前述した組成の人工汚垢をそのまま
水に分散させたのでは、各汚垢成分が均一に分散した汚
垢浴を得ることが難しい。
従って本発明の人工汚垢を用いて汚垢浴を調製するには
、温水中にまず(A)成分を溶解させて溶液とし、次い
でこの溶液に(D)成分と(C)成分とをこの順で加え
てそれぞれ均一に分散させ。
しかる後(B)成分を加えて均一に分散させる手順を採
用することが好ましい。この場合、汚垢浴中の汚垢骨は
前述した(A)〜(D)の4成分からなり、(A) 、
 (B) 、 (C)及び(D)の各成分はそれぞれ汚
垢分ノ3〜12izt%、 10〜75wt%、 20
〜40wt%及び0.1〜1.0wt%を占める。そし
て汚垢浴中の汚垢骨の量は水1Q当り10〜100どの
範囲であることを可とする。
上記の手順で調製された汚垢浴に、布を浸漬して引き上
げ、これを乾燥すれば、反射率30〜50%の人工汚垢
布を得ることができる。汚垢浴への布の浸漬とその引き
上げ及び布の乾燥は、従来の湿式法で採用されている方
法で行なわれるが、本発明の人工汚垢を使用する場合は
、汚垢浴から引き上げられた布を直ちに相接する2本の
ゴム製ロール間に通して汚垢を布に均一に付着させてか
ら乾燥することが望ましく、また乾燥は90−150℃
の温度範囲で15分間〜3時間程度行なうことが好まし
い。
以上説明して来たところから明らかな通り、本発明の人
工汚垢は、天然汚垢と同様含窒素化合物(蛋白質)を含
有し、天然汚垢と同様に水を分散媒とするエマルジョン
乃至サスペンションの形で布に付着させることができる
。そして、こうして得られる人工汚垢布の洗浄挙動は、
天然汚垢布のそれと酷似しているので、この人工汚垢布
を使用して評価される各種洗剤の洗浄力は、天然汚垢布
に対する洗浄力と見做せる利点がある。
実施例 本発明の人工汚垢を用いて汚垢布を調製した。
無機汚垢には結晶性鉱物であるカオリナイト、バーミキ
ュライトなどを主成分とする粘土を200℃、30時間
乾燥した後、平均粒径1μmまで粉砕して使用した。9
50ccの水にゼラチン3.5gを添加して約40℃で
ゼラチンを溶解し、次いでカーボンブラック0.25g
を添加したしかる後、強力な乳化、分散機であるポリト
ロン(スイス、KINEMATICA製)でカーボンを
水中に分散した。
次に、無機汚垢14.9 gを加えてポリトロンで分散
し、さらに、有機汚垢31.35 gを加えてポリトロ
ンで乳化、分lt&して安定な汚垢浴を作った。
この汚垢浴中に10anX20■の所定の清浄布(浦化
協指定綿布60番)を浸漬したのち、ゴム製二本ロール
で水を絞り、汚垢の付着量を均一化した。この汚垢布を
105°Cで30分間乾燥した後、汚垢布の両面を左右
25回ずつラビングした。これを5anxS口に裁断し
て反射率が42±2%の範囲のものを汚垢布に供した。
上記汚垢浴の汚垢組成を表−1に、また天然汚垢との組
成対比を表−2に示す。
表  −1 ; 表−2 表−2から明らかな通り、本発明の人工汚垢布に於ける
汚垢組成は、無機汚垢、有機汚垢及び蛋白質汚垢とも、
天然汚垢組成と類似している。また汚垢の付着状態を光
学顕微鏡及び走査型顕微鏡でa察しても、天然汚垢の付
着状態と類似していた。
次に上記の人工汚垢布と天然衿垢布とを使用して各種の
洗浄実験を行なった。
洗浄方法 洗浄装置はU、S、 Testing社のTerg−0
−Tometerを使用し、人工汚垢布10枚と1枚当
り60■の有機汚垢を付着したセバム布3枚とを入れ、
メリヤス布で浴比を30倍に合わせて120r、91m
で洗浄した。洗浄液は900m Q用い、すすぎは1分
間行なった。
洗浄力評価法 に/S= (1−R) 2/2R−[Kubelka−
Munkの式〕まず、ビルダー濃度と洗浄力との関係を
明らかにすべく、ビルダー濃度のみが異なる洗浄液〔液
温25℃、硬度3°DH,JIS K−33774,:
、準拠する直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ(L
AS)0.02%含有〕にて、上記の各汚垢布を洗浄し
た。
ビルダーとしてはトリポリリン酸ソーダ(STPP)、
ピロリン酸ソーダ(TSPP)及び炭酸ソーダ(Ash
)の3種を使用した。ビルダー濃度と洗浄力との関係を
表−3に示す。
(以下余白) 表−3 洗浄液の洗浄力を10()とした場合の相対値で示す。
次に洗浄温度と洗浄力との関係を調べるべく、洗浄温度
を変えて上記の各汚垢布を洗浄した。
この場合の洗浄液としては、 LASを250ppm、
TSPPを150ppm、ケイ酸ソーダを240ppm
含有する硬度3°Dl+の洗浄液を使用した。結果を表
−4に示す。
表−4 申天然衿垢布に対する洗浄力は、温度15℃の洗浄液の
洗浄力を100とした場合の相対値で示す。
また、蛋白質分解酵素配合洗剤について、その配合量と
洗浄力との関係を検討した。α−オレフィンスルホン酸
ソーダ(平均分子1339.5)を300ppm、 T
SPPを210ppm、ケイ酸ソーダを240ppm含
有し、液温25℃、硬度3°Dl+の洗浄液に蛋白質分
解酵素を配合して、その配合量が異なる各洗浄液を調製
し、これらを用いて上記の汚垢布を洗浄した。比較のた
め人工汚垢布として汎用されているEMPA116(血
液、牛乳、墨汁)も洗浄試験に供した。結果を表−5に
示す。
表−5 *天然衿垢布に対する洗浄力は、蛋白質分解酵素がゼロ
である洗浄液の洗浄力を100とした場合の相対値で示
す。
以上の各結果は本発明の人工汚垢布が汚垢組成及び付着
状態で天然汚垢に類似していることを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記に示す(A)〜(D)の4成分からなり、(A
    )成分の量が3〜12wt%、(B)成分の量が10〜
    75wt%、(C)成分の量が20〜40wt%、(D
    )成分の量が0.1〜1.0wt%であることを特徴と
    する洗浄力測定用人工汚垢。 (A)水溶性蛋白質、 (B)下記の組成を有する有機成分、 (i)オレイン酸及び/又はリノール酸、 25〜65
    wt% (ii)オレイン酸及び/又はリノール酸のコレステロ
    ールエステル、        10〜30wt% (iii)オレイン酸及び/又はリノール酸のトリグリ
    セライド、           15〜40wt% (iv)スクワレン、            1〜8
    wt% (v)流動パラフィン、           1〜8
    wt% (vi)コレステロール、          1〜8
    wt% (C)粒径2μm以下の土の粒子を60wt%以上含有
    する土壌、 (D)カーボンブラック、 2、(A)成分がゼラチンであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の人工汚垢。 3、(B)成分中の(i)成分、(ii)成分及び(i
    ii)成分がそれぞれオレイン酸、オレイン酸コレステ
    ロール及びオレイン酸トリグリセライドであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の人工汚垢。 4、(C)成分が結晶質粘土鉱物を主成分とする土壌で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の人工
    汚垢。 5、結晶質粘土鉱物を主成分とする土壌が80〜300
    ℃の温度で恒量になる迄乾燥されたものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の人工汚垢。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5939324A (en) * 1997-12-02 1999-08-17 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Performance evaluation soil samples utilizing encapsulation technology
CN103197037A (zh) * 2013-04-28 2013-07-10 北京绿伞化学股份有限公司 一种人工污垢和试片及其制备方法

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