JPS62141497A - ヒ−ト・パイプの製造法 - Google Patents

ヒ−ト・パイプの製造法

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JPS62141497A
JPS62141497A JP60281695A JP28169585A JPS62141497A JP S62141497 A JPS62141497 A JP S62141497A JP 60281695 A JP60281695 A JP 60281695A JP 28169585 A JP28169585 A JP 28169585A JP S62141497 A JPS62141497 A JP S62141497A
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corrosion
tube
heat pipe
layer
vanadate
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Koichiro Fukui
福井 紘一郎
Yuichi Furukawa
裕一 古川
Kazunari Noguchi
一成 野口
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Altemira Co Ltd
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、スチール製管体内に作動液として水が封入
されたヒート・パイプの製造法に関する。
従来技術とその問題点 スチール製管体内に水が封入されたヒート・パイプは、
管体の強度の高さと、水の作動液としての性能の高さか
ら、広範囲に使用されている。しかしながら、このよう
なヒート・パイプでは、鉄と水とが反応して水素ガスが
発生し、短時間でヒート・パイプの性能を劣化させると
いう問題があった。すなわち、発生した水素ガスは、原
子状態でスチール製管体の壁内を拡散して、一部は一定
速度で管体外に放出されるが、大部分は管体内の凝縮部
に溜って、ヒート・パイプの性能を低下させる。しかも
、スチール製管体の外面を、耐食性付与およびブレージ
ング層を有するアルミニウム製フィンの真空ろう付けの
目的でアルミナイズド処理することがあるが、この場合
管体の壁内部を拡散した水素ガスは、形成されたアルミ
ナイズド皮膜によって管体外への放出を遮られる。
そこで、従来、上記のような水素ガスの発生と、水素ガ
ス発生によるヒート・パイプの性能劣化を防止するため
に、次のような方法がとられていた。
■ 水にインヒビターを添加して水と鉄との反応を抑制
すること。
■ スチール製管体内面に銅等の金属をメッキしておく
こと。
■ 管体内に水素吸蔵材を設【プること。
■ 管体の内外を連通させるように、Pd等からなる線
状の水素透過部材を設けること。
■ 上記■〜■の組合せ。
しかしながら、上記の方法によっても、水素ガスの発生
と、発生した水素ガスによるヒート・パイプの性能劣化
を長期間にわたって抑えることはできなかった。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、長期間にわた
って性能劣化を起こすことのないヒート・パイプを製造
する方法を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この発明によるヒート・パイプの製造法は、スチール製
の管体の内面をバナジン酸塩の水溶液で加熱下に処理し
て、管体内面に防食層を形成させ、ついで該水溶液を管
体から排出した後、さらに管体の内面を過酸化水素水で
加熱下に防食処理し、ついで該過酸化水素水を管体から
排出した後作動液を管体内に封入することを特徴とする
ものである。
上記において、防食層を形成する防食層形成処理用水溶
液のバナジン酸塩としては、メタバナジン酸アンモニウ
ム、メタバナジン酸ナトリウム、メタバナジン酸カリウ
ムなどがよく使用されるが、これらに限定されない。ま
た、これらのバナジン酸塩のうちでは、アルカリ金属を
含まないメタバナジン酸アンモニウムを用いるのが好ま
しい。バナジン酸塩の濃度は好ましくは0.1〜5wt
%程度である。Q、1wt%未満では十分な厚さの防食
層が形成されず、また5wt%を越えても特に著しい効
果はなく、かえってコスト高をまねく。加熱温度は16
0℃以上、好ましくは、ヒート・パイプの使用時に防食
層にクラックが生じないような温度である。160℃未
満では防食層の形成が十分でない。処理時間はバナジン
酸塩の種類、温度、製造されたヒート・パイプの使用温
度域等を考慮して適宜決められる。バナジン酸塩の水溶
液は、予めバナジン酸塩をイオン交換水等の純水に溶解
して調製したものでも、また、ヒート・パイプ用管体内
にまずバナジン酸塩を投入し、ついでイオン交換水等の
純水を注入して、管内において調製したものでもよい。
また、バナジン酸塩の水溶液を用いた防食層形成処理は
、加熱時に該水溶液が膨張して管体内に充満するように
して行なうのが好ましい。こうすれば、管体の内面全体
に均一な防食層を形成することができる。防食層は、■
203、VO2、Fe2O3、Fe3O4等のうち1ま
たは2以上からなると考えられる。
上記において、バナジン酸塩の水溶液を用いて管体内面
に防食層を形成した後、さらに過酸化水素水を用いて防
食処理を施すと、上記防食層による防食効果が一層向上
する。その理由は明らかではないが、次の通りであると
考えられる。すなわち、上記防食層を形成した後、過酸
化水素水を用いて防食処理を施せば、上記防食層を構成
している化学的に安定な■03、■。
2、Fe2O3、Fe3O4が成長し、または新たにF
e2O3、Fe3O4が生成し、その結果上記防食層に
よる防食効果が一層向上するからであると考えられる。
過酸化水素水の温度は0.1〜34wt%、好ましくは
1〜5wt%であるのがよい。Q、1wt%未満では十
分な効果が得られず、また34wt%を越えても特に著
しい効果はなく、かえってコスト高をまねく。加熱温度
は160℃以上、好ましくは、ヒート・パイプの使用時
に防食層にクラックが生じないような湿度である。16
0’C未満では十分な効果が得られない。処理時間は防
食層形成処理にもちいるバナジン酸塩の種類、濃度、製
造されたヒート・パイプの使用温度域、形成されている
防食層の厚さ等を考慮して適宜決められる。
また過酸化水素水を用いた防食処理は、加熱時に該過酸
化水素水が膨張して管体内に充満するようにして行なう
のが好ましい。こうすれば、バナジン酸塩水溶液を用い
て形成した防食層全体に均一に防食処理を施すことがで
きる。
作動液としては、純水にアルカリ化pH調整剤を添加し
てpH8〜12の範囲に調整したものを用いることが好
ましい。pH8〜12の範囲はFeやVの不動態域であ
り、しかも■02、V2O3、Fe2O3、Fe3O4
等の安定化域であって、長期の使用によってもFeと水
との反応が起こったり、防食層が不安定な状態とならな
いからである。また、アルカリ化pH調整剤としては、
アルカリ金属およびアルカリ土類金属を含まないものを
用いるのが好ましい。その理由は、アルカリ金属やアル
カリ土類金属を含むアルカリ化pH調整剤、たとえばN
aVOaを用いれば、これがFeと反応してFeとVと
Oとの混合物の皮膜ができ、その結果Vo3−が消費さ
れてNaが残り、pHが大きくなって防食層が溶け、反
応が進んで水素ガスが発生するからである。したがって
、アルカリ化pH調整剤としては、N2 H4等のアミ
ン化合物やN ’H3を用いるのがよい。この中でもN
2 H4を用いるのが特に好ましい。N2 H4を用い
ると、純水中の溶存02が少なくなり、管体内面の防食
層が一層安定化するからである。さらに、作動液の封入
量は、管体の内容積の20〜30%程度と一  8 − するのがよい。
実  施  例 以下、この発明の実施例を比較例とともに示す。
実施例 長さ3000mm、直径31.8mm、厚さ4゜5m1
llの5TB35製の管体を用意し、その一端にエンド
キャップを溶接して閉塞した後、管体内面を5wt%ク
エン酸モノアンモン水溶液で洗浄し、スケールを除去し
て十分清浄にした。ついで、管体の他端にノズル付きエ
ンドキャップを溶接し、ノズルから管体内にQ、5wt
%メタバナジン酸アンモニウム水溶液を管体内容積全体
の70%を満たすように注入した後、ノズルにバルブを
装着した。そして、管体を加熱し、蒸気追い出し法によ
り脱気してからバルブを閉じた。その後、管体全体を均
一に加熱し、300℃で4時間保持した。ついで、バル
ブを開け、メタバナジン酸アンモニウム水溶液を全て排
出し、冷却後3wt%過酸化水素水を管体内容積全体の
70%を満たすように注入した。そして、管体を加熱し
、蒸気追い出し法により脱気してからバルブを閉じた。
その後、管体全体を均一に加熱し、300℃で2時間保
持した。ついで、バルブを開け、メタバナジン酸アンモ
ニウム水溶液を全て排出し、冷却後純水にN2 H4を
添加してpHを9.5に調整した作動液を、管体内容積
全体の20%を満たすように管体内に注入した。そして
、蒸気追い出し法により脱気処理を施してからバルブを
閉じた。このようにして製造したヒート・パイプの蒸発
部を電気ヒータで280℃に加熱して、蒸発部を流水で
冷却しつつ蒸発部と凝縮部との温度差(6丁)を測定し
た。熱輸送量は常時4000Wとなるようにした。その
結果、2000時間経過後の該温度差(ΔT)はほぼ0
℃であった。
従来例 上記実施例と同様にして、管体内面に洗浄処理を施し、
ついでその一端にノズル付きエンドキャップを溶接し、
ノズルから管体内に0.5wt%メタバナジン酸ナト酸
中トリウム水溶液内容積の25%を満たすように注入し
た後、ノズルにバルブを装着した。そして、管体を加熱
し、蒸気追い出し法により脱気してからバルブを閉じた
。その後、管体全体を均一に加熱し、300℃で1時間
保持した。ついで、バルブを開け、メタバナジン酸ナト
リウム水溶液を全て排出し、冷却後0.1wt%メタバ
ナジン酸ナトジナトリウム水11 − 溶液(pH=8)を、管体内容積全体の14%を満たす
ように管体内に注入した。そして、蒸気追い出し法によ
り脱気処理を施してからバルブを閉じた。このようにし
て製造したヒート・パイプの蒸発部を電気ヒータで28
0℃に加熱して、蒸発部を流水で冷却しつつ蒸発部と凝
縮部との温度差(6丁)を測定した。熱輸送量は常時7
1.000 Wとなるようにした。その結果、2000
時間経過後の該温度差(ΔT)はほぼ100℃であった
発明の効果 この発明のヒート・パイプの製造法によれば、バナジン
酸塩の水溶液で加熱下に処理して管体内面に防食層を形
成するのであるから、この防食層は化学的に安定なVO
2、■203、Fe2O3、Fe3O4等のうち1また
は2以上からなりしかも緻密なものとなって優れた防食
効果が得られる。したがって、Feと水とが反応するこ
とによる水素ガスの発生および発生した水素ガスによる
ヒート・パイプの性能劣化が防止される。さらに、バナ
ジン酸塩の水溶液を用いて管体内面に防食層を形成した
後、過酸化水素水を用いて防食処理を施すのであるから
、上記防食層による防食効果が一層向上する。したがっ
て、長期間にわたり性能劣化することのないヒート・パ
イプを得ることができる。
以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スチール製の管体の内面をバナジン酸塩の水溶液で加熱
    下に処理して、管体内面に防食層を形成させ、ついで該
    水溶液を管体から排出した後、さらに管体の内面を過酸
    化水素水で加熱下に防食処理し、ついで該過酸化水素水
    を管体から排出した後作動液を管体内に封入することを
    特徴とするヒート・パイプの製造法。
JP60281695A 1985-12-13 1985-12-13 ヒ−ト・パイプの製造法 Granted JPS62141497A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60281695A JPS62141497A (ja) 1985-12-13 1985-12-13 ヒ−ト・パイプの製造法
US06/938,191 US4760878A (en) 1985-12-13 1986-12-05 Process for producing heat pipe
CN86108394A CN1008637B (zh) 1985-12-13 1986-12-10 生产热管的方法
CA000525163A CA1273626A (en) 1985-12-13 1986-12-12 Process for producing heat pipe
DE8686117304T DE3687890T2 (de) 1985-12-13 1986-12-12 Verfahren zur herstellung eines waermerohres.
EP86117304A EP0225650B1 (en) 1985-12-13 1986-12-12 Process for producing heat pipe
KR1019860010681A KR900004879B1 (ko) 1985-12-13 1986-12-13 히이트 파이프의 제조방법

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JPH0583840B2 JPH0583840B2 (ja) 1993-11-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015151621A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 Ntn株式会社 機械部品の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015151621A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 Ntn株式会社 機械部品の製造方法
WO2015125767A1 (ja) * 2014-02-19 2015-08-27 Ntn株式会社 機械部品の製造方法

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