JPS62124435A - 水圧試験方法 - Google Patents
水圧試験方法Info
- Publication number
- JPS62124435A JPS62124435A JP26542085A JP26542085A JPS62124435A JP S62124435 A JPS62124435 A JP S62124435A JP 26542085 A JP26542085 A JP 26542085A JP 26542085 A JP26542085 A JP 26542085A JP S62124435 A JPS62124435 A JP S62124435A
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- JP
- Japan
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- nitrite
- ppm
- ammonium carbonate
- rust
- ammonium
- Prior art date
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- Granted
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば鉄鋼製の各種タンク、圧力容器等の水
圧試験とその後における容器内面の防錆効果を向上させ
る水圧試験方法に関する。
圧試験とその後における容器内面の防錆効果を向上させ
る水圧試験方法に関する。
鉄鋼判のタンク、圧力容器の水圧試験に際しては、水圧
水が注入され、試験を行う期間あるいは、試験が終了し
て水圧水を排出した後の期間について器内の発錆を防止
、抑制するため、通常は水圧水に予め防錆剤を添加する
ものである。防錆剤の組成は、亜硝酸塩、りん酸塩、カ
ルボン酸塩等が多用されている。水溶性防錆剤の一般的
性能は、その水溶液に鉄などの表面が浸漬されている時
に最もその効果を発揮するもので、一旦その水溶液から
ひきあげた状態では、時間の経過とともにその効果は減
退していくものである。
水が注入され、試験を行う期間あるいは、試験が終了し
て水圧水を排出した後の期間について器内の発錆を防止
、抑制するため、通常は水圧水に予め防錆剤を添加する
ものである。防錆剤の組成は、亜硝酸塩、りん酸塩、カ
ルボン酸塩等が多用されている。水溶性防錆剤の一般的
性能は、その水溶液に鉄などの表面が浸漬されている時
に最もその効果を発揮するもので、一旦その水溶液から
ひきあげた状態では、時間の経過とともにその効果は減
退していくものである。
タンクや圧力容器の水圧試験においては、水圧水を注入
するとき、補修等で浸水した水を一時排出するとき、あ
るいは、容器の半分まで水を注入して空気圧をかけるな
どタンク、圧力容器の内面は様々な雰囲気、環境にさら
される訳であるが、先述したように非接液部の発錆は防
止することが困難な状態である。
するとき、補修等で浸水した水を一時排出するとき、あ
るいは、容器の半分まで水を注入して空気圧をかけるな
どタンク、圧力容器の内面は様々な雰囲気、環境にさら
される訳であるが、先述したように非接液部の発錆は防
止することが困難な状態である。
われわれは先に炭酸のアンモニウム塩を水溶液として水
圧水に使用すれば接液部は勿論、その気化性防錆力のた
めに非接液部迄も防錆可能であることを提案した。この
ような非接液部迄の効果を発揮するためには比較的低濃
度でも可能であるが、接液部の平滑−股部は良好であっ
ても隙間部、溶接部、他の部材との接触部などの兄全防
消には相当の高濃度を添加しないと達成できないことが
判明した。
圧水に使用すれば接液部は勿論、その気化性防錆力のた
めに非接液部迄も防錆可能であることを提案した。この
ような非接液部迄の効果を発揮するためには比較的低濃
度でも可能であるが、接液部の平滑−股部は良好であっ
ても隙間部、溶接部、他の部材との接触部などの兄全防
消には相当の高濃度を添加しないと達成できないことが
判明した。
通常、他の部材との接触部、隙間部等は酸素電解質等の
不均一が生じやすいため濃淡電池作用によって腐食が進
行するが、金属の材種によりても差異がある。炭酸アン
モニウムの1.000ppmi!S S 41材を確実
に防食するが、5TB35材は5,000 ppmでも
隙間部の発錆を抑えることができない。一方、密封容器
においてその容積の半量の水を入れた場合、炭酸アンモ
ニウムの3,000 ppmを添加しておれば水と接触
しない非接液部も炭酸アンモニウムの気化ガスによって
防錆することが可能である。
不均一が生じやすいため濃淡電池作用によって腐食が進
行するが、金属の材種によりても差異がある。炭酸アン
モニウムの1.000ppmi!S S 41材を確実
に防食するが、5TB35材は5,000 ppmでも
隙間部の発錆を抑えることができない。一方、密封容器
においてその容積の半量の水を入れた場合、炭酸アンモ
ニウムの3,000 ppmを添加しておれば水と接触
しない非接液部も炭酸アンモニウムの気化ガスによって
防錆することが可能である。
本発明は上記の事情に鑑みてなされ九もので、水圧水と
の接液部、特に他の部材との接触部。
の接液部、特に他の部材との接触部。
隙間部の防錆と、非接液部の防錆を十分に行い得る水圧
試験方法を提供するものである。
試験方法を提供するものである。
本発明は水圧水浸漬中のすき間部、他の部材との接触部
の十分な防錆を達成するために炭酸アンモニウム塩と亜
硝酸塩を混合して水圧水として使用する水圧試験方法で
ある。亜硝酸塩の添加fは材種によって相違するが例え
ば200ppmが存在すれば有効である。炭酸アンモニ
ウム塩としては例えば(NH4)2Co3. (NH4
)2Co、 −NH4)ICO,、NH4HCO3等が
使用できる。
の十分な防錆を達成するために炭酸アンモニウム塩と亜
硝酸塩を混合して水圧水として使用する水圧試験方法で
ある。亜硝酸塩の添加fは材種によって相違するが例え
ば200ppmが存在すれば有効である。炭酸アンモニ
ウム塩としては例えば(NH4)2Co3. (NH4
)2Co、 −NH4)ICO,、NH4HCO3等が
使用できる。
又、亜硝酸塩としては亜硝酸アンモニウム。
亜硝酸す) IJウム、亜硝酸カリウム等が使用できる
。
。
炭酸アンモニウム塩3,000 ppmを添加し、亜硝
酸塩の100 ppmを添加した水圧水は接液部特に他
の部材との接触部、すき間部の防錆と非接液部の十分な
防錆をすることができる。
酸塩の100 ppmを添加した水圧水は接液部特に他
の部材との接触部、すき間部の防錆と非接液部の十分な
防錆をすることができる。
以下本発明方法の実施例について説明する。
第1図及び第2図は上記実施例で使用した試験片を示す
もので、第1図は試験片の縦断側面因、第2図は試験片
の平面図である。
もので、第1図は試験片の縦断側面因、第2図は試験片
の平面図である。
図において、1は80X80X80mの炭素銅鋼板(J
IS G 3118中・常温圧力容器用炭素鋼鋼板
SGV 42材)である。この鋼板1の中央に直径19
.4簡の穴加工を行い、これに外径19m長さ280m
の炭素鋼鋼管2 (JIS G3461、j/イラ・熱
交換器用炭素鋼鋼管STB 35材)を挿入し鋼板1の
穴と管2の外面との隙間が0.2閣になるよう点溶接3
で固定する。このようにして製作したものを隙間Sを有
する試験片Tとする。次にこの試験片Tを底辺を炭素鋼
(SGV 42材)で封じである内径94.6 m 、
高さ550mの炭素鋼鋼W (STB 35材)よりな
る試験容器の底面に第1図の状態で載置し、試験容器の
ほぼ200mの高さまで試験液を入れて試験容器上端を
ビニルシートで密封し5日間常温で室内に放置した。
IS G 3118中・常温圧力容器用炭素鋼鋼板
SGV 42材)である。この鋼板1の中央に直径19
.4簡の穴加工を行い、これに外径19m長さ280m
の炭素鋼鋼管2 (JIS G3461、j/イラ・熱
交換器用炭素鋼鋼管STB 35材)を挿入し鋼板1の
穴と管2の外面との隙間が0.2閣になるよう点溶接3
で固定する。このようにして製作したものを隙間Sを有
する試験片Tとする。次にこの試験片Tを底辺を炭素鋼
(SGV 42材)で封じである内径94.6 m 、
高さ550mの炭素鋼鋼W (STB 35材)よりな
る試験容器の底面に第1図の状態で載置し、試験容器の
ほぼ200mの高さまで試験液を入れて試験容器上端を
ビニルシートで密封し5日間常温で室内に放置した。
ひきあけて点溶接を外し隙間部の発錆状況を観察し、管
内面及び試験容器内面の状況観察結果とともに表1に示
した。
内面及び試験容器内面の状況観察結果とともに表1に示
した。
この実施例において試験液として、炭酸アンモニウム2
,000 ppmと亜硝酸ナトリウム1100ppもし
くは200ppm1炭酸アンモニウム2.000 pp
mと亜硝酸アンモニウム100 ppmもしくは200
pprn、炭酸アンモニウム3,000pprnと亜硝
酸ナトリウム1100pp、炭酸アンモニウム3.OO
Oppm 、!:亜硝酸アンモニウム10100pp炭
酸アンモニウム5,000 PPmと亜硝酸ナトリウム
80’ppm、炭酸アンモニウム5,000ppmと亜
硝酸アンモニウム80ppmk用い、一方、比較例の試
験液として、炭酸アンモニウム1.000ppm 、
3.000ppm 、 5.OOOppm、亜硝酸ナト
リウム1,000 ppm 、亜硝酸アンモニウム1.
000 ppmを用いた。
,000 ppmと亜硝酸ナトリウム1100ppもし
くは200ppm1炭酸アンモニウム2.000 pp
mと亜硝酸アンモニウム100 ppmもしくは200
pprn、炭酸アンモニウム3,000pprnと亜硝
酸ナトリウム1100pp、炭酸アンモニウム3.OO
Oppm 、!:亜硝酸アンモニウム10100pp炭
酸アンモニウム5,000 PPmと亜硝酸ナトリウム
80’ppm、炭酸アンモニウム5,000ppmと亜
硝酸アンモニウム80ppmk用い、一方、比較例の試
験液として、炭酸アンモニウム1.000ppm 、
3.000ppm 、 5.OOOppm、亜硝酸ナト
リウム1,000 ppm 、亜硝酸アンモニウム1.
000 ppmを用いた。
表 1
註 ○ 発錆あシ
X 発錆なし
表1の結果に示すとおり、炭酸アンモニウム塩として例
えば炭酸アンモニウムの5,000 ppmで浸漬した
隙間部を除く接液部と非接液部は防錆されているが、試
験片Tの隙間部は防錆できない。しかし、亜硝酸塩とし
て例えば亜硝酸アンモニウム、又は亜硝酸ナトリウムを
100 ppm添加すれば、炭酸アンモニウムを3,0
00 ppm K低減しても容器内の全部位が確実に防
錆される。
えば炭酸アンモニウムの5,000 ppmで浸漬した
隙間部を除く接液部と非接液部は防錆されているが、試
験片Tの隙間部は防錆できない。しかし、亜硝酸塩とし
て例えば亜硝酸アンモニウム、又は亜硝酸ナトリウムを
100 ppm添加すれば、炭酸アンモニウムを3,0
00 ppm K低減しても容器内の全部位が確実に防
錆される。
亜硝酸アンモニウム、亜硝酸ナトリウムは1.000
ppmで浸漬面の防錆は可能であるが非接液部は全面腐
食する。
ppmで浸漬面の防錆は可能であるが非接液部は全面腐
食する。
以上述べたように本発明によれば、炭酸アンモニウム塩
の気化防錆力の特徴を十分に利用し、性能不足を呈する
浸漬部の防錆力を少量の亜硝酸塩を添加することによっ
て補強し相乗効果を利用すれば鉄鋼裏のタンクおよび圧
力容器の耐圧試験時とそれ以後の多様な雰囲気における
内面の防錆が確実に達成できる。
の気化防錆力の特徴を十分に利用し、性能不足を呈する
浸漬部の防錆力を少量の亜硝酸塩を添加することによっ
て補強し相乗効果を利用すれば鉄鋼裏のタンクおよび圧
力容器の耐圧試験時とそれ以後の多様な雰囲気における
内面の防錆が確実に達成できる。
第1図は本発明の実施例で用いた試験片め一例を示す縦
断側面図、第2図は同じ(平面図である。 1・・・炭素鋼鋼板、2・・・炭素鋼鋼管、3・・・点
溶接、T・・・試験片、S・・・隙間。 出願人復代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2図
断側面図、第2図は同じ(平面図である。 1・・・炭素鋼鋼板、2・・・炭素鋼鋼管、3・・・点
溶接、T・・・試験片、S・・・隙間。 出願人復代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2図
Claims (1)
- 炭酸アンモニウム塩と亜硝酸塩を添加した水溶液を水圧
水として使用することを特徴とする水圧試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26542085A JPH0656354B2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 水圧試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26542085A JPH0656354B2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 水圧試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62124435A true JPS62124435A (ja) | 1987-06-05 |
JPH0656354B2 JPH0656354B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=17416908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26542085A Expired - Lifetime JPH0656354B2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 水圧試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656354B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100056406A1 (en) * | 2008-08-28 | 2010-03-04 | Basf Corporation | Hydraulic Fluid and Method of Preventing Vapor Phase Corrosion |
CN109142043A (zh) * | 2018-08-23 | 2019-01-04 | 柳州铁道职业技术学院 | 一种拉伸夹具 |
-
1985
- 1985-11-26 JP JP26542085A patent/JPH0656354B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100056406A1 (en) * | 2008-08-28 | 2010-03-04 | Basf Corporation | Hydraulic Fluid and Method of Preventing Vapor Phase Corrosion |
CN109142043A (zh) * | 2018-08-23 | 2019-01-04 | 柳州铁道职业技术学院 | 一种拉伸夹具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0656354B2 (ja) | 1994-07-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |