JPS5974492A - ヒ−トパイプ - Google Patents
ヒ−トパイプInfo
- Publication number
- JPS5974492A JPS5974492A JP18484082A JP18484082A JPS5974492A JP S5974492 A JPS5974492 A JP S5974492A JP 18484082 A JP18484082 A JP 18484082A JP 18484082 A JP18484082 A JP 18484082A JP S5974492 A JPS5974492 A JP S5974492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- heat pipe
- molybdate
- hydrogen gas
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/0258—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with means to remove contaminants, e.g. getters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、排熱回収装置などに使用されるヒートパイ
プに関し、特に長期間の使用においても性能低下をきた
さない鉄製ヒートパイプに関する。
プに関し、特に長期間の使用においても性能低下をきた
さない鉄製ヒートパイプに関する。
鉄製ヒートパイプは低温域(70〜1300C)から高
温域(200〜4. OO’C)にがけて広い温度範囲
で作動し得、コスト的にも銅製のものに比べて有利であ
る上に、強度の点でも申し分ないので、従来から広い適
用範囲で使用されている。そしてこの種のヒートパイプ
において、作動液としては、水が、広い作動温度範囲を
有する点、および高い蒸発潜熱(54−Oca//g)
および限界熱流(109W/c+#)を有する点で、最
適とされている。ところが水が作動液であって、ヒート
パイプの容器が鉄で構成されている場合、水と鉄の反応
により水素ガスが発生する。
温域(200〜4. OO’C)にがけて広い温度範囲
で作動し得、コスト的にも銅製のものに比べて有利であ
る上に、強度の点でも申し分ないので、従来から広い適
用範囲で使用されている。そしてこの種のヒートパイプ
において、作動液としては、水が、広い作動温度範囲を
有する点、および高い蒸発潜熱(54−Oca//g)
および限界熱流(109W/c+#)を有する点で、最
適とされている。ところが水が作動液であって、ヒート
パイプの容器が鉄で構成されている場合、水と鉄の反応
により水素ガスが発生する。
そして発生した水素ガスは、原子状態で鉄製容器の壁内
を拡散して、一部は一定速度で容器外に放出されるが、
大部分は容器内の凝縮部に溜って、ヒートパイプの性能
を低下させる。従来、このような点を考慮して、作動液
としてNaOHし 水溶液その他のアルカリ性水溶液を使用’−84、容器
内面にFe3O4からなる防食皮膜を形成させていた。
を拡散して、一部は一定速度で容器外に放出されるが、
大部分は容器内の凝縮部に溜って、ヒートパイプの性能
を低下させる。従来、このような点を考慮して、作動液
としてNaOHし 水溶液その他のアルカリ性水溶液を使用’−84、容器
内面にFe3O4からなる防食皮膜を形成させていた。
しかし、こうして形成された皮膜も完全なものではなく
、容器内面の腐食により水素ガスがある程度発生し、水
素ガスの発生速度を、容器外への水素ガス放出速度以下
に抑えることができず、そのため水素ガスの容器内滞溜
が避けられなかった。
、容器内面の腐食により水素ガスがある程度発生し、水
素ガスの発生速度を、容器外への水素ガス放出速度以下
に抑えることができず、そのため水素ガスの容器内滞溜
が避けられなかった。
この発明は、上記のような実情からなされたものであっ
て、内部に水素ガスが溜って性能低下をきたすおそれの
ないヒートパイプを提供することを目的とするものであ
る。
て、内部に水素ガスが溜って性能低下をきたすおそれの
ないヒートパイプを提供することを目的とするものであ
る。
この発明によるヒートパイプは、鉄製の容器内に作動液
としてモリブデン酸塩の水溶液が封入されたものである
。
としてモリブデン酸塩の水溶液が封入されたものである
。
この発明によるヒートパイプの鉄製の容器としては、ス
テンレス鋼、炭素鋼などよりなる容器、さらにこれらの
外面にアルミナイズド皮膜を有する容器が用いられる。
テンレス鋼、炭素鋼などよりなる容器、さらにこれらの
外面にアルミナイズド皮膜を有する容器が用いられる。
モリブデン酸塩としては、モリブデン酸のアルカリ金属
塩またはアルカリ土類金属塩がよく用いられ、好適例と
しては −゛ ←モリブデン酸リチウム、モリ
ブデン酸ナトリウム、モリブデン酸カリウム、モリブデ
ン酸カルシウムが挙げられる。モリブデン酸塩水溶液の
使用によって容器内面に耐食性に優れた緻密な防食皮膜
が形成される。モリブデン酸塩の濃度は通常0.1重量
%〜飽和濃度である。0.1重量%未満では十分な厚さ
の防食皮膜が形成されない。ただし5重量%を超えても
防食皮膜の形成効果は特に向上しない。
塩またはアルカリ土類金属塩がよく用いられ、好適例と
しては −゛ ←モリブデン酸リチウム、モリ
ブデン酸ナトリウム、モリブデン酸カリウム、モリブデ
ン酸カルシウムが挙げられる。モリブデン酸塩水溶液の
使用によって容器内面に耐食性に優れた緻密な防食皮膜
が形成される。モリブデン酸塩の濃度は通常0.1重量
%〜飽和濃度である。0.1重量%未満では十分な厚さ
の防食皮膜が形成されない。ただし5重量%を超えても
防食皮膜の形成効果は特に向上しない。
モリブデン酸塩の水溶液は、予めモリブデン酸塩をイオ
ン交換水に溶解して調製したものでも、また、容器内に
まずモリブデン酸塩を投入し、ついでイオン交換水を注
入して、容器内において調製したものでもよい。また作
動液を容器内に封入した後、160〜200℃の高温域
で熱処理を行なうと、防食皮膜の形成を促進することが
できる。
ン交換水に溶解して調製したものでも、また、容器内に
まずモリブデン酸塩を投入し、ついでイオン交換水を注
入して、容器内において調製したものでもよい。また作
動液を容器内に封入した後、160〜200℃の高温域
で熱処理を行なうと、防食皮膜の形成を促進することが
できる。
この発明によるヒートパイプでは、容器内面に微量の腐
食が生じて、水素ガスが若干発生することかあるが、そ
の発生速度は水素ガスが鉄製の容器の壁内部を拡散して
容器外に放出する速度より低いため、その量はヒートパ
イプの性能低下をきたすほどにはならない。またこの若
l 干発生した水素を放出させるには、7図面に示すように
、ヒートパイプ用容器(1)の凝縮側端部(1a)にパ
ラジウムまたはその合金よりなる線状の水素透過部材(
2)を貫通状に役目、銀ろう付けするとよい。鉄製の容
器の外面を、耐食性伺与およびブレージング層を有する
アルミニウムフィンの真空ろう付けの目的でアルミナイ
ズド処理することがあるが、この場合容器の壁内部を拡
散した水素ガスは、形成されたアルミナイズド皮膜によ
って容器外への放出を遮られる。
食が生じて、水素ガスが若干発生することかあるが、そ
の発生速度は水素ガスが鉄製の容器の壁内部を拡散して
容器外に放出する速度より低いため、その量はヒートパ
イプの性能低下をきたすほどにはならない。またこの若
l 干発生した水素を放出させるには、7図面に示すように
、ヒートパイプ用容器(1)の凝縮側端部(1a)にパ
ラジウムまたはその合金よりなる線状の水素透過部材(
2)を貫通状に役目、銀ろう付けするとよい。鉄製の容
器の外面を、耐食性伺与およびブレージング層を有する
アルミニウムフィンの真空ろう付けの目的でアルミナイ
ズド処理することがあるが、この場合容器の壁内部を拡
散した水素ガスは、形成されたアルミナイズド皮膜によ
って容器外への放出を遮られる。
したがってこの場合水素透過部材の配設が特に効果的で
ある。また水素透過部材は線状であつて、器壁を貫通し
て容器の内外に突出しているので、同部材と器壁との間
の電池作用により生じる容器の腐食を最小限に抑えるこ
とができる。
ある。また水素透過部材は線状であつて、器壁を貫通し
て容器の内外に突出しているので、同部材と器壁との間
の電池作用により生じる容器の腐食を最小限に抑えるこ
とができる。
以」二のとおりで、この発明のヒートパイプでは、作動
液としてモリブデン酸塩の水溶液を用いるので、容器内
面に耐食性に優れた緻密な防食皮膜を形成することがで
き、その結果水素ガスの発生を極力抑えて、水素ガスに
よるヒートパイプの性能低下を解消することができる。
液としてモリブデン酸塩の水溶液を用いるので、容器内
面に耐食性に優れた緻密な防食皮膜を形成することがで
き、その結果水素ガスの発生を極力抑えて、水素ガスに
よるヒートパイプの性能低下を解消することができる。
実施例
外径27.2mm、長さ1000mm、厚さ1.6 r
ranの5TB351a製の管材を用意し、その一端に
端壁を溶接し、他端に作動液注入ノズル付きの端壁を溶
接した。こうして製作した容器内に、0.5重量%モリ
ブデン酸ナトリウムのイオン交換水溶液120m/を注
入し、ノズルを閉じた。
ranの5TB351a製の管材を用意し、その一端に
端壁を溶接し、他端に作動液注入ノズル付きの端壁を溶
接した。こうして製作した容器内に、0.5重量%モリ
ブデン酸ナトリウムのイオン交換水溶液120m/を注
入し、ノズルを閉じた。
こうしてヒートパイプを製作した。また比較のために、
作動液として0.08重量%モリブデン酸ナトリウムイ
オン交換水溶液、0.1%水酸化す) IJウム水溶液
およびイオン交換水を用いて、それぞれヒートパイプを
製作した。
作動液として0.08重量%モリブデン酸ナトリウムイ
オン交換水溶液、0.1%水酸化す) IJウム水溶液
およびイオン交換水を用いて、それぞれヒートパイプを
製作した。
性能試験
いて温度差△Tはヒートパイプの加熱部と放熱部の温度
差を示す。図かられかるように、作動液として0.5重
量%のモリブデン酸すトリウムイオン交換水溶液を封入
したヒートパイプでは△Tが長期にわたってOであり、
性能低下がまったくみられなかった。これ以外の作動液
を用いた場へ△Tが経時的に増大し、性能低下をきたし
た。
差を示す。図かられかるように、作動液として0.5重
量%のモリブデン酸すトリウムイオン交換水溶液を封入
したヒートパイプでは△Tが長期にわたってOであり、
性能低下がまったくみられなかった。これ以外の作動液
を用いた場へ△Tが経時的に増大し、性能低下をきたし
た。
第1図はヒートパイプの縦断面図、第2図はヒートパイ
プの性能試験結果を示すグラフである。 (1)・・・ヒートパイプ、(Ia)・・・凝縮部、(
2)・・・水素透過部材。 以 上 特許出願人 昭和アルミニウム株式会社44
プの性能試験結果を示すグラフである。 (1)・・・ヒートパイプ、(Ia)・・・凝縮部、(
2)・・・水素透過部材。 以 上 特許出願人 昭和アルミニウム株式会社44
Claims (4)
- (1)鉄製の容器内に作動液としてモリブデン酸塩の水
溶液が封入されているヒートパイプ。 - (2) モリブデン酸塩が、モリブデン酸のアルカリ
金属塩またはアルカリ土類金属塩である特許請求の範囲
第1項記載のヒートパイプ。 - (3) モリブデン酸塩が、モリブデン酸リチウム、
モリブデン酸ナトリウム、モリブデン酸カリウム、モリ
ブデン酸カルシウムよりなる群から選ばれたものである
特許請求の範囲第1項記載のビートパイプ。 - (4) モリブデン酸塩の水溶液の濃度が0.1重置
%〜飽和濃度である特許請求の範囲第1項記載のヒート
パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18484082A JPS5974492A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | ヒ−トパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18484082A JPS5974492A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | ヒ−トパイプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5974492A true JPS5974492A (ja) | 1984-04-26 |
Family
ID=16160228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18484082A Pending JPS5974492A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | ヒ−トパイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5974492A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4773476A (en) * | 1984-09-15 | 1988-09-27 | Daimler-Benz Aktiengesellschaft | Heat pipe of aluminum, steel or gray cast iron |
WO2001029285A3 (en) * | 1999-10-19 | 2002-09-26 | Advanced Mechanical Tech | Corrosion protection of steel in ammonia/water heat pumps |
-
1982
- 1982-10-20 JP JP18484082A patent/JPS5974492A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4773476A (en) * | 1984-09-15 | 1988-09-27 | Daimler-Benz Aktiengesellschaft | Heat pipe of aluminum, steel or gray cast iron |
WO2001029285A3 (en) * | 1999-10-19 | 2002-09-26 | Advanced Mechanical Tech | Corrosion protection of steel in ammonia/water heat pumps |
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