JPS62141368A - ピンチロ−ラ−類におけるロ−ラ−本体およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はビデ才力ヒツトし］−ダ（以下、単にＶＣＲと
称す）等に用いられ、使用時に高い側圧を受けるピンチ
ローラ−類におけるローラー本体およびその製造方法に
関する。

（従来技術） ＶＣＲ用等のピンチローラ−においては、キャプスタン
軸に対するこのピンチローラ−の圧接力が１に０以上（
場合により！ｉ　＋１０　（ｌ程度のものもある）のた
め、ゴム部が使用状態でズレを起こし、テープ走行に悪
い影響が出ないように、円筒状のローラースリーブをイ
ンサートモールドしたり、それに接着剤を（ｊＩ用した
りしている。

第３図はこの種の従来のピンチローラ−を示すもので、
このようにして製造したゴムローラー６′とローラース
リーブ７′との組立品から成るローラー本体５′をロー
ラースリーブ７′の内径を基準に研削し、かつ完成した
ローラー本体５°にベアリング押えカラー８°を固着し
、また、シャフト１′や防塵機能を有するＷシール構造
のラジアルボールベアリング３′等を組み込んでいきピ
ンチローラ−を組立て、ホルダー２′に固定したシャフ
ト１°に対しローラー本体５゛を回転自在に構成してい
る。

（発明が解決しようとする問題点） しかるに、上記のローラー本体５°はインサートモール
ドにより製造しているため、金型の収斂とゴムの加硫時
間により生産性が悪く、コスト高となってしまう欠点が
あった。

また、成型時のゴムのはみ出し等があり、その部分の後
処即が煩雑であるという欠点があった。

本発明は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的と
するところは、インサートモールドによることなく、ゴ
ムローラーとローラースリーブとを確実、かつ容易に一
体化することができ、組立が簡易で量産に適し、コスト
ダウンを達成し得るビンヂローラー類におけるローラー
本体およびその製造方法を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） すなわち、本発明は上記目的を達成するために円筒状の
ゴムローラーと、このゴムローラーより若干長目であっ
てゴムローラー内に挿入される略円筒状のローラースリ
ーブと、前記ゴムローラーの少なくとも一端部にそれぞ
れ配設される略リング状のワッシャとを備え、前記ロー
ラースリーブは前記ワッシャが配設された側の端部がカ
シメられ前記ゴムローラーを圧接して成ることを要旨と
している。

また、円筒状のゴムローラー内にローラースリーブを挿
入し、かつ前記ゴムローラーの少なくとも一端にワッシ
ャを入れた後、その部分の前記ローラースリーブの端部
をカシメて前記ゴムローラーを圧接し、前記ローラース
リーブ上にゴムローラーを保持せしめローラー本体を組
立てることを要旨としている。

（作用） 本発明ではゴムローラーの両端に圧接力を加え、これに
よりローラースリーブ上にズレないように＝３＝ ゴムローラーを取付けている。

（実施例） 以下、図面に沿って本発明の好ましい実施例を説明する
。

第１図は本発明の第１実施例を示すもので、１はボルダ
−２に取付けられた略円柱状のシャフト、３はその外周
中央部に内輪３ａが固定されたＷシール構造のラジアル
ボールベアリング、４はシャフト１の外周であってラジ
アルボールベアリング３の両側にそれぞれ設けられた円
筒状のベアリング押えスリーブ、５はラジアルボールベ
アリング３の外輪３１）側に設けられ、シャフト１に対
し回転自在なローラー本体で、このローラー本体５は主
として、弾性部材である円筒状のゴムローラー６と、こ
のゴムローラー６を保持するローラースリーブ７とから
成り、ローラースリーブ７の内周面の略中央部にラジア
ルボールベアリング３の外輪３ｂが固定されている。な
お、８はローラースリーブ７の内周面に圧入または接着
等により固定され、かつ外輪３ｂの両側に設けられ、ラ
ジアルボールベアリング３と固定するための円筒状のベ
アリング押えカラーである。

上記のピンチローラ−を組立てる場合、予めローラー本
体５は本体で組立てられる。本発明はこの組立法につい
て一特徴を有している。

すなわち、円筒状のゴムローラー６は長いパイプ状のも
のを作っておきそれを予め所定の長さに切っておく。

また、ゴムローラー６と適切なハメ合いをもつローラー
スリーブ７を切削法、プレス法等で作っておく。このロ
ーラースリーブ７はゴムローラー６より若干長目に形成
されている。

しかして、ゴムローラー６内にローラースリーブ７を所
定位置に挿入し、かつゴムローラー６の両端にリング状
のワッシャ９をそれぞれ入れた後、ローラースリーブ７
の両端をそれぞれカシメれば良い。つまり、弾性のゴム
ローラー６はローラースリーブ７の両端部に形成された
７ランジ状のカシメ部７ａとワッシャ９との圧接力によ
ってローラースリーブ７の外周上であってカシメ部１ａ
およびワッシャ９間に圧縮された状態で緊密に保持され
、ピンチローラ−使用時における側圧が加わってもズレ
ないように構成されている。なお、カシメでな（保持力
が保たれれば圧入、接着、熱変形等の方法によっても良
い。

ついで、ゴムローラー６の表面を研磨し、かつラジアル
ボールベアリング３、シャフト１等を組込んでいけばピ
ンチローラ−を組立てることができる。

上記のローラー本体５においては、金型の成敗、川流時
間に制約を受けることがなく、また、モールディング圧
加硫温度の影響がないので、ローラースリーブ７を薄肉
化したり、プラスチック化でき、材料費を節減でき、か
つ自動組立が容易で量産に適し大巾なコストダウンを図
ることができる。

第２図は本発明の第２実施例を示すもので、この実施例
ではローラースリーブ７の何れが一方の片側にフランジ
７ｂを形成し、この７ランジ７ｂを第１実施例における
片側のカシメ部７ａおよびワッシャ９の代用とした点が
異なっている。したがって、この実施例においては組立
部品（ワッシャ）と片側のカシメ工程が削減できる利点
がある。その他の構成は実質的に同一であるため、同じ
部材には同一の符号を用い詳細な説明は省略する。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、ゴムローラーにローラー
スリーブを組み込んでいくというような比較的簡単な手
順でローラー本体を組立てるようにし、インサートモー
ルドによる製造ではないため、 （イ）金型の成敗、加硫時間に制約を受けることがない
ので、組立時間を大巾に短縮することができる。

（ロ）成型時のゴムのはみ出しがないので、その除去工
程が不要となる。

（ハ）　モールディング圧加硫湛度の影響がないので、
ローラースリーブを薄肉化したり、プラスチック化でき
、材料費を節減できる。

（ニ）組立が簡単な手順であるので、自動組立が容易で
あり、かつ上記各理由と相俟って量産に適し大巾なコス
トダウンを図ることができる。

等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の断面説明図、第２図は本
発明の第２実施例、第３図は従来例である。 ５・・・・ローラー本体、６・・・・ゴムローラー、７
・・・・ローラースリーブ、７ａ・・・・カシメ部、７
ｂ・・・・フランジ部、９・・・・ワッシャ ー８＝ 第２図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒状のゴムローラーと、このゴムローラーより
   若干長目であつてゴムローラー内に挿入される略円筒状
   のローラースリーブと、前記ゴムローラーの少なくとも
   一端部にそれぞれ配設される略リング状のワッシャとを
   備え、前記ローラースリーブは前記ワッシャが配設され
   た側の端部がカシメられ前記ゴムローラーを圧接して成
   ることを特徴としたピンチローラー類におけるローラー
   本体。
2. （２）円筒状のゴムローラー内にローラースリーブを挿
   入し、かつ前記ゴムローラーの少なくとも一端にワッシ
   ャを入れた後、その部分の前記ローラースリーブの端部
   をカシメて前記ゴムローラーを圧接し、前記ローラース
   リーブ上にゴムローラーを保持せしめローラー本体を組
   立てることを特徴としたピンチローラー類におけるロー
   ラー本体の製造方法。