JPS6214032A - ナトリウム漏洩検出装置 - Google Patents
ナトリウム漏洩検出装置Info
- Publication number
- JPS6214032A JPS6214032A JP15388885A JP15388885A JPS6214032A JP S6214032 A JPS6214032 A JP S6214032A JP 15388885 A JP15388885 A JP 15388885A JP 15388885 A JP15388885 A JP 15388885A JP S6214032 A JPS6214032 A JP S6214032A
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- sodium
- sampling
- pipe
- piping
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明はナトリウム漏洩検出装置に関し、ざらに詳し
くは、検出システム全体の健全性を確認し校正する手段
を具備したナトリウム漏洩検出装置に関するものでおる
。
くは、検出システム全体の健全性を確認し校正する手段
を具備したナトリウム漏洩検出装置に関するものでおる
。
〈従来の技術〉
液体ナトリウムを冷却材として用いる高速増殖炉におい
ては、ナトリウムを移送する配管やす1ヘリウム収納容
器等からのナトリウム漏洩を監視し検出するための装置
が必要となる。従来のナトリウム漏洩検出装置は、代表
的には第4図に示すように、例えばナトリウム移送用配
管1とこれを包囲する保温材のごとき包囲部材2との間
のアニユラス部3内のガスを多数のサンプリング配管4
によりポンプ7で吸引し、各サンプリング配管からのガ
スを弁5の切換操作によって順次ナトリウム漏洩検出器
6へ導き、ガス中に漏洩ナトリウムのエアロゾルがある
か否かを検出するものである。検出器6を出たガスはフ
ィルタ8を通したのち、配管1のある構造物中にパージ
するか、あるいはアニユラス部3内へ循環させている。
ては、ナトリウムを移送する配管やす1ヘリウム収納容
器等からのナトリウム漏洩を監視し検出するための装置
が必要となる。従来のナトリウム漏洩検出装置は、代表
的には第4図に示すように、例えばナトリウム移送用配
管1とこれを包囲する保温材のごとき包囲部材2との間
のアニユラス部3内のガスを多数のサンプリング配管4
によりポンプ7で吸引し、各サンプリング配管からのガ
スを弁5の切換操作によって順次ナトリウム漏洩検出器
6へ導き、ガス中に漏洩ナトリウムのエアロゾルがある
か否かを検出するものである。検出器6を出たガスはフ
ィルタ8を通したのち、配管1のある構造物中にパージ
するか、あるいはアニユラス部3内へ循環させている。
かような検出システムにおいて、ナトリウム漏洩検出器
6がナトリウム漏洩の発生、すなわちサンプリングガス
中のナトリウムエアロゾルの存在を常に正常に検出して
いるか否かを確認し校正するために、ナトリウム粒子ま
たはエアロゾルを発生させる装置9をバルブ10を介し
て検出器6の上流側に取付けることが提案されている(
例えば特開昭57−122337号)。検出器6の健全
性をチェックする際には、バルブ12を開として装置9
から発生させた一定量のナトリウム粒子をサンプリング
ガス中に注入して検出器6へ流入させることにより、注
入したナトリウム粒子に対応して検出器6が正常作動す
るか否かを確認することができる。
6がナトリウム漏洩の発生、すなわちサンプリングガス
中のナトリウムエアロゾルの存在を常に正常に検出して
いるか否かを確認し校正するために、ナトリウム粒子ま
たはエアロゾルを発生させる装置9をバルブ10を介し
て検出器6の上流側に取付けることが提案されている(
例えば特開昭57−122337号)。検出器6の健全
性をチェックする際には、バルブ12を開として装置9
から発生させた一定量のナトリウム粒子をサンプリング
ガス中に注入して検出器6へ流入させることにより、注
入したナトリウム粒子に対応して検出器6が正常作動す
るか否かを確認することができる。
〈発明が解決しようとする問題点〉
上記したごときナトリウム漏洩検出器の校正手段による
ときは、検出器自体の正常作動をチェックし校正するこ
とはできるけれども、アニユラス部の閉塞の有無やサン
プリング配管の閉塞あるいは亀裂の有無等のナトリウム
漏洩検出システム全体の健全性についてチェックするこ
とは不可能である。
ときは、検出器自体の正常作動をチェックし校正するこ
とはできるけれども、アニユラス部の閉塞の有無やサン
プリング配管の閉塞あるいは亀裂の有無等のナトリウム
漏洩検出システム全体の健全性についてチェックするこ
とは不可能である。
そこでこの発明は、ナトリウム漏洩検出器の健全性だけ
でなく、検出システム全体の健全性をチェックし校正す
ることができる手段を備えたナトリウム漏洩検出装置を
提供することを目的としてなされたものである。
でなく、検出システム全体の健全性をチェックし校正す
ることができる手段を備えたナトリウム漏洩検出装置を
提供することを目的としてなされたものである。
〈問題点を解決するための手段〉
すなわちこの発明のナトリウム漏洩検出装置は、液体ナ
トリウムの移送用配管または収納容器とその周囲の包囲
部材との間のアニユラス部内のガスをサンプリングする
サンプリング配管と、サンプリングしたガスを該アニユ
ラス部内へ戻す戻り配管と、該トナシブリング配管と戻
り配管とを接続する循環用配管と、該循環用配管途中に
設置したガス循環ポンプとからなる循環系を形成し、該
サンプリング配管からのサンプリングガス中のナトリウ
ムエアロゾルを検出するナトリウム漏洩検出器と、該検
出器からのガス中のナトリウムを除去するフィルタと、
該フィルタからのガス中に所定濃度のナトリウムエアロ
ゾルを含むガスまたは校正用模擬ガスを校正時注入する
校正用ナトリウムまたはガス注入装置とを該循環用配管
途中に設置したことを特徴とするものである。
トリウムの移送用配管または収納容器とその周囲の包囲
部材との間のアニユラス部内のガスをサンプリングする
サンプリング配管と、サンプリングしたガスを該アニユ
ラス部内へ戻す戻り配管と、該トナシブリング配管と戻
り配管とを接続する循環用配管と、該循環用配管途中に
設置したガス循環ポンプとからなる循環系を形成し、該
サンプリング配管からのサンプリングガス中のナトリウ
ムエアロゾルを検出するナトリウム漏洩検出器と、該検
出器からのガス中のナトリウムを除去するフィルタと、
該フィルタからのガス中に所定濃度のナトリウムエアロ
ゾルを含むガスまたは校正用模擬ガスを校正時注入する
校正用ナトリウムまたはガス注入装置とを該循環用配管
途中に設置したことを特徴とするものである。
〈実施例〉
以下に図面を参照し、実施例を挙げてこの発明を詳述す
る。第1図はこの発明の装置の基本的構成例を示すもの
であり、第4図の従来のナトリウム漏洩検出装置におけ
る部材と同じ部材には第4図と同じ参照番号を付すこと
により説明を省略する。第4図の従来装置と構成上相違
する点は、サンプリング配管4からサンプリングしたガ
スを最終的に戻り配管11を介してアニユラス部3へ戻
すことによってアニユラス部3−サンプリング配管4−
ナトリウム漏洩検出器6−循環用配管12−循環ボンプ
7−フィルタ8−戻り配管11−アニユラス部3という
循環系を形成させた点、およびこの循環系のフィルタ8
の下流側に弁13を備えた校正用ナトリウムまたはガス
注入装置を設けた点である。
る。第1図はこの発明の装置の基本的構成例を示すもの
であり、第4図の従来のナトリウム漏洩検出装置におけ
る部材と同じ部材には第4図と同じ参照番号を付すこと
により説明を省略する。第4図の従来装置と構成上相違
する点は、サンプリング配管4からサンプリングしたガ
スを最終的に戻り配管11を介してアニユラス部3へ戻
すことによってアニユラス部3−サンプリング配管4−
ナトリウム漏洩検出器6−循環用配管12−循環ボンプ
7−フィルタ8−戻り配管11−アニユラス部3という
循環系を形成させた点、およびこの循環系のフィルタ8
の下流側に弁13を備えた校正用ナトリウムまたはガス
注入装置を設けた点である。
かような構成の装置の動作を説明すると、通常のナトリ
ウム漏洩検出運転の場合には、弁13を閉じて校正用ナ
トリウムまたはガス注入装置14は機能させずに、上述
した循環系にすンプリングガスを循環させる。もし配管
1のA点でナトリウムの漏洩が生ずると、漏洩したナト
リウムはその一部がアニユラス部3内でエアロゾルとな
り、アニユラス部内ガスとともにガス循環ポンプ7の吸
引力によりサンプリング配管4からサンプリングされる
。このサンプリングガスはナトリウム漏洩検出器6へ導
かれ、ここでガス中のす1〜リウムエアロゾルの有無が
調べられ、ナトリウムエアロゾルが検出された場合に配
管1にす1〜リウム漏洩が発生したことがわかる。検出
器6から流出するガスは、循環用配管12を通ってフィ
ルタ8へ導かれ、ガス中にナトリウムエアロゾルや不純
物が含まれている場合にはこのフィルタ8で除去したの
ち、戻り配管11を介してアニユラス部3内へ戻される
。
ウム漏洩検出運転の場合には、弁13を閉じて校正用ナ
トリウムまたはガス注入装置14は機能させずに、上述
した循環系にすンプリングガスを循環させる。もし配管
1のA点でナトリウムの漏洩が生ずると、漏洩したナト
リウムはその一部がアニユラス部3内でエアロゾルとな
り、アニユラス部内ガスとともにガス循環ポンプ7の吸
引力によりサンプリング配管4からサンプリングされる
。このサンプリングガスはナトリウム漏洩検出器6へ導
かれ、ここでガス中のす1〜リウムエアロゾルの有無が
調べられ、ナトリウムエアロゾルが検出された場合に配
管1にす1〜リウム漏洩が発生したことがわかる。検出
器6から流出するガスは、循環用配管12を通ってフィ
ルタ8へ導かれ、ガス中にナトリウムエアロゾルや不純
物が含まれている場合にはこのフィルタ8で除去したの
ち、戻り配管11を介してアニユラス部3内へ戻される
。
上述したようにナトリウム漏洩が発生するとアニユラス
部内でナトリウムはエアロゾルとなるが、一般にこのエ
アロゾルはアニユラス部内に滞留し、サンプリング配管
開口に到達する前に重力沈降してしまい、確実なサンプ
リングがされなくなる可能性がある。しかしながらこの
発明によれば、戻り配管11によりサンプリングガスを
アニユラス部内に戻して閉ループの循環系を形成させる
ことによってアニユラス部3内にもガスの流れを発生さ
せることができるため、ナトリウムエアロゾルはガスの
流れとともにサンプリング配管4の開口まで到達し、確
実にサンプリングされるのである。
部内でナトリウムはエアロゾルとなるが、一般にこのエ
アロゾルはアニユラス部内に滞留し、サンプリング配管
開口に到達する前に重力沈降してしまい、確実なサンプ
リングがされなくなる可能性がある。しかしながらこの
発明によれば、戻り配管11によりサンプリングガスを
アニユラス部内に戻して閉ループの循環系を形成させる
ことによってアニユラス部3内にもガスの流れを発生さ
せることができるため、ナトリウムエアロゾルはガスの
流れとともにサンプリング配管4の開口まで到達し、確
実にサンプリングされるのである。
この発明の装置の健全性をチェックするための校正運転
に際しては、通常の漏洩検出運転と同様に閉ループの循
環系にサンプリングガスを循環させている状態で、弁1
3を開とし、校正用ナトリウムまたはガス注入装置14
から所定濃度のナトリウムエアロゾルを含むガスまたは
校正用模擬ガスを循環系に注入する。この注入ガスは漏
洩検出運転の場合と同様に循環系を流通するから、ナト
リウム漏洩検出器6の健全性だけでなく、循環系全体、
すなわちアニユラス部内の閉塞の有無、サンプリング配
管の閉塞あるいは亀裂の有無等の検出システム全体の健
全性をチェックすることができるのである。
に際しては、通常の漏洩検出運転と同様に閉ループの循
環系にサンプリングガスを循環させている状態で、弁1
3を開とし、校正用ナトリウムまたはガス注入装置14
から所定濃度のナトリウムエアロゾルを含むガスまたは
校正用模擬ガスを循環系に注入する。この注入ガスは漏
洩検出運転の場合と同様に循環系を流通するから、ナト
リウム漏洩検出器6の健全性だけでなく、循環系全体、
すなわちアニユラス部内の閉塞の有無、サンプリング配
管の閉塞あるいは亀裂の有無等の検出システム全体の健
全性をチェックすることができるのである。
第2図はこの発明の装置の好ましい実施例を示すもので
あり、各々弁V1〜Voを有する複数のサンプリング配
管4,4と各々弁R1〜R,を有する複数の戻り配管1
1.11を設はサンプリング配管はサンプリングヘッダ
15にまとめられ、一方、戻り配管は戻りヘッダ16か
ら分岐して伸び、循環用配管6がサンプリングヘッダと
戻りヘッダとを接続している。その他の構成部材は第1
図と同じであるため、第1図と同じ参照番号を付して説
明を省略する。
あり、各々弁V1〜Voを有する複数のサンプリング配
管4,4と各々弁R1〜R,を有する複数の戻り配管1
1.11を設はサンプリング配管はサンプリングヘッダ
15にまとめられ、一方、戻り配管は戻りヘッダ16か
ら分岐して伸び、循環用配管6がサンプリングヘッダと
戻りヘッダとを接続している。その他の構成部材は第1
図と同じであるため、第1図と同じ参照番号を付して説
明を省略する。
通常のナトリウム漏洩検出運転の場合には、弁13を閉
じ、弁V1〜Voおよび弁R1〜Roをすべて開とする
ことにより、すべてのサンプリング配管からのサンプリ
ングガスは−Hサンプリングヘツダ15に集められたの
ち、ナトリウム漏洩検出器6、循環ポンプ7およびフィ
ルタ8を通り、戻りヘッダ16から各戻り配管11.1
1に分流してアニユラス部3へ戻る循環系が形成される
。
じ、弁V1〜Voおよび弁R1〜Roをすべて開とする
ことにより、すべてのサンプリング配管からのサンプリ
ングガスは−Hサンプリングヘツダ15に集められたの
ち、ナトリウム漏洩検出器6、循環ポンプ7およびフィ
ルタ8を通り、戻りヘッダ16から各戻り配管11.1
1に分流してアニユラス部3へ戻る循環系が形成される
。
複数のサンプリング配管4.4と戻り配管11.11と
は、アニユラス部3からガスをサンプリングする位置と
アニユラス部3ヘガスを戻す位置とが交互になるように
、アニユラス部3と連通させることが望ましい。このよ
うにすることによって、隣り合う戻り配管11とサンプ
リング配管4との間のアニユラス部3内にガスの流れが
発生し、例えばナトリウム配管1の8点で漏洩が生じた
場合には、発生するナトリウムエアロゾルは弁R1をも
つ戻り配管11を経て還流するガス戻り流により流動し
て弁v1をもつサンプリング配管に吸引され、確実にサ
ンプリングされる。
は、アニユラス部3からガスをサンプリングする位置と
アニユラス部3ヘガスを戻す位置とが交互になるように
、アニユラス部3と連通させることが望ましい。このよ
うにすることによって、隣り合う戻り配管11とサンプ
リング配管4との間のアニユラス部3内にガスの流れが
発生し、例えばナトリウム配管1の8点で漏洩が生じた
場合には、発生するナトリウムエアロゾルは弁R1をも
つ戻り配管11を経て還流するガス戻り流により流動し
て弁v1をもつサンプリング配管に吸引され、確実にサ
ンプリングされる。
かくして弁V1をもつサンプリング配管4からサンプリ
ングされたナトリウムエアロゾルを含むガスは、その他
のサンプリング配管からのサンプリングガスと共にサン
プリングヘッダ15で合流されたのら、ナトリウム漏洩
検出器6へ導かれ、ここでガス中にナトリウムエアロゾ
ルの存在が検知されると、ナトリウム配管のどこかで漏
洩が生じたことがわかる。検出器6から流出するガスは
フィルタ8を通してす1〜リウムエアロゾルや不純物等
を除去するため、このガスを戻り配管を経てアニユラス
部3へ戻しても、検出器6によるす1〜リウムエアロゾ
ルの検出には影響しない。
ングされたナトリウムエアロゾルを含むガスは、その他
のサンプリング配管からのサンプリングガスと共にサン
プリングヘッダ15で合流されたのら、ナトリウム漏洩
検出器6へ導かれ、ここでガス中にナトリウムエアロゾ
ルの存在が検知されると、ナトリウム配管のどこかで漏
洩が生じたことがわかる。検出器6から流出するガスは
フィルタ8を通してす1〜リウムエアロゾルや不純物等
を除去するため、このガスを戻り配管を経てアニユラス
部3へ戻しても、検出器6によるす1〜リウムエアロゾ
ルの検出には影響しない。
次いで、ナトリウム配管1のどこで漏洩しているかを見
出すには、各サンプリング配管4の弁V1〜Voと各戻
り配管11の弁R1〜Rnを順次開閉しながら、そのと
きに形成される循環系の1つ1つについてサンプリング
ガス中のナトリウムエアロゾルの有無を検出器6で調べ
る。第2図に示したようにB点にてナトリウム漏洩が発
生した場合には、弁V1をもつサンプリング配管−サン
プリングヘツダ15−検出器6−循環ポンプ7−フィル
タ8−戻りヘッダ16−弁R1をもつ戻り配管−アニユ
ラス部3という閉ループの循環系においてナトリウムエ
アロゾルの存在が最も強く検出されるから、弁V1をも
つサンプリング配管開口と弁R1をもつ戻り配管開口と
の間に相当する個所のナトリウム配管1で漏洩が発生し
ていることがわかる。
出すには、各サンプリング配管4の弁V1〜Voと各戻
り配管11の弁R1〜Rnを順次開閉しながら、そのと
きに形成される循環系の1つ1つについてサンプリング
ガス中のナトリウムエアロゾルの有無を検出器6で調べ
る。第2図に示したようにB点にてナトリウム漏洩が発
生した場合には、弁V1をもつサンプリング配管−サン
プリングヘツダ15−検出器6−循環ポンプ7−フィル
タ8−戻りヘッダ16−弁R1をもつ戻り配管−アニユ
ラス部3という閉ループの循環系においてナトリウムエ
アロゾルの存在が最も強く検出されるから、弁V1をも
つサンプリング配管開口と弁R1をもつ戻り配管開口と
の間に相当する個所のナトリウム配管1で漏洩が発生し
ていることがわかる。
一方、上述したような検出システムの健全性をチェック
するための校正運転に際しては、漏洩検出運転と同様に
循環系にサンプリングガスを循環させている状態で弁1
3を開とし、校正用ナトリウムまたはガス注入装置14
から所定濃度のナトリウムエアロゾルを含むガスまたは
校正用模擬ガスを循環系に注入する。この校正運転にお
いても、サンプリング配管の弁■1〜V1および戻り配
管の弁R1〜Roをすべて開とした循環系だけでなく、
弁V1〜■oと弁R1〜Rnを順次開閉することにより
形成される個々の循環系についての健全性もチェックす
ることができる。
するための校正運転に際しては、漏洩検出運転と同様に
循環系にサンプリングガスを循環させている状態で弁1
3を開とし、校正用ナトリウムまたはガス注入装置14
から所定濃度のナトリウムエアロゾルを含むガスまたは
校正用模擬ガスを循環系に注入する。この校正運転にお
いても、サンプリング配管の弁■1〜V1および戻り配
管の弁R1〜Roをすべて開とした循環系だけでなく、
弁V1〜■oと弁R1〜Rnを順次開閉することにより
形成される個々の循環系についての健全性もチェックす
ることができる。
上記実施例はいずれもナトリウム移送用配管の漏洩を検
出する場合を示したが、この発明の装置はナトリウム収
納容器の漏洩検出にも使用できることは勿論である。第
3図はその場合の実施例を示すものであり、容器21と
その周囲に配置したガードベッセルのごとき包囲部材2
2との間のアニユラス部23中に複数のVンプリング配
管24と戻り配管25をアニユラス部内適宜個所にて開
口するように挿入しである。
出する場合を示したが、この発明の装置はナトリウム収
納容器の漏洩検出にも使用できることは勿論である。第
3図はその場合の実施例を示すものであり、容器21と
その周囲に配置したガードベッセルのごとき包囲部材2
2との間のアニユラス部23中に複数のVンプリング配
管24と戻り配管25をアニユラス部内適宜個所にて開
口するように挿入しである。
これらサンプリング配管24および戻り配管25の本数
は、容器21の大きさに応じて適宜選定される。
は、容器21の大きさに応じて適宜選定される。
〈発明の効果〉
以上説明したようにこの発明のナトリウム漏洩検出装置
によれば、サンプリングガスが閉ループ内を常時循環す
る循環系を形成し、この循環系内に校正用ガスを注入す
るようにしたため、循環系を構成するすべての要素、例
えばサンプリング配管、循環用配管、ナトリウム漏洩検
出器、フィルタ、戻り配管などの検出システム全体の健
全性をチェックすることができる。
によれば、サンプリングガスが閉ループ内を常時循環す
る循環系を形成し、この循環系内に校正用ガスを注入す
るようにしたため、循環系を構成するすべての要素、例
えばサンプリング配管、循環用配管、ナトリウム漏洩検
出器、フィルタ、戻り配管などの検出システム全体の健
全性をチェックすることができる。
また、循環系によりサンプリングガスを戻り配管により
アニユラス部内に戻すようにしたため、漏洩によりアニ
ユラス部内に発生するナトリウムエアロゾルはこの戻り
ガス流によって流動し、確実にサンプリング配管からサ
ンプリングされるという利点もある。
アニユラス部内に戻すようにしたため、漏洩によりアニ
ユラス部内に発生するナトリウムエアロゾルはこの戻り
ガス流によって流動し、確実にサンプリング配管からサ
ンプリングされるという利点もある。
第1図はこの発明のナトリウム漏洩検出装置の基本的構
成を示す説明図、第2図および第3図はそれぞれこの発
明の別な実施例を示す説明図、および第4図は従来のナ
トリウム漏洩検出装置の一例を示す説明図である。 1・・・ナトリウム移送用配管、2・・・包囲部材、3
・・・アニユラス部、4.14.24・・・サンプリン
グ配管、6・・・ナトリウム漏洩検出器、7・・・循環
ポンプ、8・・・フィルタ、11.25・・・戻り配管
、12・・・循環用配管、14・・・校正用ナトリウム
またはガス注入装置、■1〜Vo・・・サンプリング配
管の弁、R1−R1・・・戻り配管の弁。
成を示す説明図、第2図および第3図はそれぞれこの発
明の別な実施例を示す説明図、および第4図は従来のナ
トリウム漏洩検出装置の一例を示す説明図である。 1・・・ナトリウム移送用配管、2・・・包囲部材、3
・・・アニユラス部、4.14.24・・・サンプリン
グ配管、6・・・ナトリウム漏洩検出器、7・・・循環
ポンプ、8・・・フィルタ、11.25・・・戻り配管
、12・・・循環用配管、14・・・校正用ナトリウム
またはガス注入装置、■1〜Vo・・・サンプリング配
管の弁、R1−R1・・・戻り配管の弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、液体ナトリウムの移送用配管または収納容器とその
周囲の包囲部材との間のアニュラス部内のガスをサンプ
リングするサンプリング配管と、サンプリングしたガス
を該アニュラス部内へ戻す戻り配管と、該サンプリング
配管と戻り配管とを接続する循環用配管と、該循環用配
管途中に設置したガス循環ポンプとからなる循環系を形
成し、該サンプリング配管からのサンプリングガス中の
ナトリウムエアロゾルを検出するナトリウム漏洩検出器
と、該検出器からのガス中のナトリウムを除去するフィ
ルタと、該フィルタからのガス中に所定濃度のナトリウ
ムエアロゾルを含むガスまたは校正用模擬ガスを校正時
注入する校正用ナトリウムまたはガス注入装置とを該循
環用配管途中に設置したことを特徴とするナトリウム漏
洩検出装置。 2、前記サンプリング配管は各々弁を有する複数のサン
プリング配管からなり、前記戻り配管は各々弁を有する
複数の戻り配管からなる特許請求の範囲第1項記載の装
置。 3、前記サンプリング配管により前記アニュラス部から
ガスをサンプリングする位置と前記戻り配管により前記
アニュラス部にガスを戻す位置とが交互になるように、
前記複数のサンプリング配管と複数の戻り配管を前記ア
ニュラス部に連通せしめた特許請求の範囲第2項記載の
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15388885A JPS6214032A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | ナトリウム漏洩検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15388885A JPS6214032A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | ナトリウム漏洩検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6214032A true JPS6214032A (ja) | 1987-01-22 |
Family
ID=15572306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15388885A Pending JPS6214032A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | ナトリウム漏洩検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6214032A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348511A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 竪樋控え具 |
CN102539074A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-07-04 | 宁夏电力公司电力科学研究院 | 火力发电机氢系统检漏方法 |
CN110887608A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-17 | 国网重庆市电力公司电力科学研究院 | 一种电缆外护套破损点带电检测系统和方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS593236A (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-09 | Toshiba Corp | 液体金属漏洩検出システム |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP15388885A patent/JPS6214032A/ja active Pending
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