JPS62139971A

JPS62139971A - 燃料噴射装置

Info

Publication number: JPS62139971A
Application number: JP27682085A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Soma; 正浩相馬; Hisatoku Moriya; 守谷　久徳
Original assignee: Hitachi Automotive Engineering Co Ltd; Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Priority date: 1985-12-11
Filing date: 1985-12-11
Publication date: 1987-06-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、燃料噴射装置の改良に関するものである。

〔発明の背景〕

従来の燃料噴射装置においては、高温時に発生するペー
パーが、特開昭５８−７９６６６号公報に提案されてい
るように、燃料通路を傾斜させたり、ガス抜きを設けた
りして排出されているが、噴射弁内部に発生または外か
ら入ってきたペーパー抜けにくく、噴射量の変化の原因
となっている。特に。

バルブシート部に溜ったペーパーを強制的に排出する構
造でないため、噴射開始時に燃料が噴射せず再始動不能
になったりすることがある。このような現象は、特に低
圧（１、０Ｋｇ／ｃｍ２程度）場合に顕著である。そし
て、これは燃圧を高圧化することでペーパーの発生をあ
る程度抑えることができるが、そのためには、燃料ポン
プ、プレッシャレギュレータ及び配管等を高価なものに
変えなければならない欠点がある。

〔発明の目的〕

本発明は上記の状況に鑑みなされたものであり。

噴射弁内部に発生し、もしくは外部から入るベーパーを
強制的に排出し冷却効果を高め、かつ、流入する燃料を
常に旋回させて低パルス時でも微粒化を向上させること
ができる燃料噴射装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明の燃料噴射装置は．スロツトルボデイ内のスロッ
トルバルブ上流に噴射弁が配設され、該噴射弁に燃料供
給通路及び燃料戻し通路が連通されてなり、上記燃料供
給通路からの燃料が、上記噴射弁のバルブガイドと該バ
ルブガイドに遊嵌されたニードルとの間に形成される環
状空間の旋回室に切線方向から上記バルブガイドに形成
された偏心通路を介し導かれ、オリフィス側へ案内され
る以外の上記旋回室へ案内された上記燃料が上記ニード
ル及び上記バルブガイド間に形成された隙間及びコイル
外周通路を経て上記燃料戻し通路に案内されるように形
成されているものである。本発明は噴射弁内部のペーパ
ーを排出するのに、供給される燃料を常に内部を貫流さ
せ、しかも、バルブシート直上部からコイル部の上へ排
出させているので、極めて効率がよくコイル外周も燃料
を通過させているので冷却効果があり、また、バルブシ
ート直上部からバルブガイドに設けた通路を偏心させ供
給するので旋回力が得られ燃料の微粒化を図れる。

〔発明の実施例〕

以下本発明の燃料噴射装置を実施例を用い第１図、第２
図により説明する。第１図は噴射弁が取り付けられたス
ロットルボディ断面図、第２図は第１図の噴射弁の縦断
面図である０図において、１は噴射弁、２はスロットル
バルブ、３は保持体、４はスロットルボディ、５は保持
ウェブ、６は燃料供給通路、７は油溜り、８はＯリング
、９は燃料戻し通路、１０は戻し穴、１１はバイパス通
路。

１２は絞りである。１３はヨーク、１４はコア、１５は
プランジャ、１６はコイル、１７はニードル、１８はバ
ルブガイド、１９はシート面、２０は角、２１はフィル
タ、２２は偏心通路、２３は旋回室である。また、２４
は隙間、２５はコア部戻し通路、２６．２７はコイル外
周通路、２８はオリフィス、２９はシート位置及びオリ
フィス間である。

噴射弁１は電磁式に操作可能であり、コントロールユニ
ットによって運転状態１例えば１回転数。

吸入空気量、水温、排ガス及び点火時期等に応じ制御可
能であり、エンジンの吸気管に低い圧力で）燃料を噴射
するために用いられる。噴射弁１はスロットルバルブ２
の上流側において保持体３の内側に収納されている。こ
の保持体３はスロットルボディ４の内部に保持ウェブ５
によって結合されている。このため、保持体３の周囲を
、吸い込まれた空気が部分的に流れるようなっている。

燃料は、燃料ポンプを介し燃料タンクから吸い込まれ。

燃料供給通路６から噴射弁１０周囲の燃料溜り７へ供給
される。供給された燃料は、Ｏリング８によって噴射弁
１の外側を通って燃料戻し通路９へ直接戻ることを阻止
され、すべて噴射弁１の内部を通り、噴射弁１に開口さ
れた戻し穴１０より燃料戻し通路９に戻されるようにな
っている。戻された燃料はプレツシャレグユレータを通
り、１Ｋｇ７ｃｍ”あるいは０　、７　Ｋｇ／Ｃｍ２程
度の低い圧力に調圧されるようになっている。また、燃
料供給通路６と戻し通路９との間にはバイパス通路１１
が設けられ、その中に絞り１２が設けられ、燃料供給通
路６と戻し通路９に常に差圧を持たせることにより、噴
射弁１内を燃料が流れるように設定しである。

噴射弁１の磁気回路は、ヨーク１３、コア１４及びプラ
ンジャ１５からなり、コイル１６を励磁することにより
開弁される。可動部はプランジャ１５とニージル１７で
構成され、パルプガイド１８内部で案内されて摺動する
。燃料の流れの制御は、バルブガイド１８のシート面１
９とニードル１７の先端部の角２０で行なわれる。噴射
弁１内に流入する燃料は、第３図（イ）に示すバルブガ
イド１８に偏心して明けられた偏心通路２２を通ること
により旋回力を与えられる。旋回力を与えられた燃料は
旋回室２３で旋回し、開弁じていないときはニードル１
７とバルブガイド１８の隙間２４などを通りコア１４の
内部からコア部戻し通路２５やコイル１６外周通路２６
．２７を通り戻し穴１０を経て戻し通路９へ常に貫流し
戻されるようになっている。

また、開弁じたときには、旋回した燃料がシート部の隙
間を通り、オリフィス２８で絞られ噴射され微粒化され
る。そして、ニードル１７側のシート角度と、バルブガ
イド１８シート面の角度は小さな角度差しかないため、
シート位置とオリフィス間２９に溜る旋回力のなくなっ
た燃料の量が少なく、パルス幅が小さく噴射量の少ない
場合でもほとんどの燃料が旋回微椎化される。シート位
置とオリフィス間に溜る量が多くなると温度に対する噴
射量特性が悪くなると云われており、その点においても
好ましい形状となっている。

このように本実施例の燃料噴射装置は、燃料供給通路か
ら噴射弁へ送られる燃料が、噴射弁へ導入の入口部で旋
回力を与えられ、オリフィス側へ送られる以外の燃料は
噴射弁のバルブガイド及びニードル間の隙間からコイル
外周通路を経て上流側へ貫通するように形成されている
ので、噴射弁に流入し、あるいは内部で発生したペーパ
ーを強制的に外部へ排出することができるため、コイル
冷却効率を向上できる。また、シート部直上部で燃料を
常時旋回させるため、小さなパルス幅でも微粒化を向上
できる。

〔発明の効果〕

以上記述したように本発明の燃料噴射装置は、噴射弁内
部に発生し、もしくは外部から入るペーパーの強制的に
排出し冷却効率を高め、かつ、流入する燃料を常に旋回
させ低パルス時でも微粒化を向上させることができる効
果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の燃料噴射装置の実施例の噴射弁が取り
付けられたスロットルボディの断面図。第２図は第１図の噴射弁の縦断面図、第３図（イ）。（ロ）はそれぞれ第２図のＡ−Ａ、Ｂ−Ｂ矢視断面図で
ある。１・・・噴射弁、２・・・スロットルバルブ、４・・・
スロットルボディ、６・・・燃料供給通路、９・・・燃
料戻し通路、１１・・・バイパス通路、１２・・・絞り
、１７・・・ニードル、１８・・・バルブガイド、２２
・・・偏心通路。２３・・・旋回室、２４・・・隙間、２６．２７・・・
コイル外周通路、２８・・・オリフィス。

Claims

【特許請求の範囲】

１．　スロツトルボデイ内のスロツトルバルブ上流に噴
射弁が配設され、該噴射弁に燃料供給通路及び燃料戻し
通路が連通されたものにおいて、上記燃料供給通路から
の燃料が、上記噴射弁のバルブガイドと該バルブガイド
に遊嵌されたニードルとの間に形成される環状空間の旋
回室に切線方向から上記バルブガイドに形成された偏心
通路を介し導かれ、オリフイス側へ案内される以外の上
記旋回室へ案内された上記燃料が上記ニードル及び上記
バルブガイド間に形成された隙間及びコイル外周通路を
経て上記燃料戻し通路に案内されるように形成されてい
ることを特徴とする燃料噴射装置。
２．　上記燃料供給通路及び上記燃料戻し通路間に上記
噴射弁に近接し絞りを有するバイパス通路が設れられて
いる特許請求の範囲第１項記載の燃料噴射装置。