JPS6213820Y2 - - Google Patents

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JPS6213820Y2
JPS6213820Y2 JP14808681U JP14808681U JPS6213820Y2 JP S6213820 Y2 JPS6213820 Y2 JP S6213820Y2 JP 14808681 U JP14808681 U JP 14808681U JP 14808681 U JP14808681 U JP 14808681U JP S6213820 Y2 JPS6213820 Y2 JP S6213820Y2
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base plate
plastic
cardboard
album
plate
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JP14808681U
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JPS5853663U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、綴金具を用いないで洋装製本される
アルバムに用いられる台板に係り、とくに、オー
ルプラスチツク製基板のアルバム用台板であつて
綴込部と写真貼着部とをフイルムで連結しない1
枚構造のものに関するものである。
(従来の技術) 従来から、厚紙の表面に感圧接着剤を塗布した
上に、着剥自在に写真貼着フイルムを被覆したア
ルバム用台板が公知である。この種の台板は、基
板として厚紙を用いるために、厚紙への湿気の吸
収によつて台板が厚紙部分から湾曲変形し、これ
に伴つて写真貼着フイルムにシワが発生するため
に、商品価値を損う結果となることが多かつた。
また、長期使用中においては、厚紙中の湿気、水
分の変化によつて、感圧接着剤のポリマーの流動
化現象が生じ、その結果、感圧接着剤が厚紙繊維
中に浸透して接着機能を徐々に減退させることが
起つていた。とくに、輸出した場合、湿度などの
気候条件が著しく相違するために、各種変化が多
発していた。
出願人は、上記欠点を解消するために、特願昭
55−88476号に係る発明を提供し、写真等の保存
用台板の名称でプラスチツクの基板を用いたアル
バム用台板の実用化を達成した。この台板は、プ
ラスチツク基板を綴込部と写真貼着部とに分離し
て可 性あるフイルムで連結する構造である。
又、この出願には開示されていないが、上記のご
とく分離せずに連続した板状を呈するプラスチツ
クの基板からなる台板が実用化されるが、これら
台板は、綴金具を使用しないで洋装製本する場合
には以下のような問題を解決する必要があつた。
(考案が解決しようとする問題点) すなわち、プラスチツクの基板は、1枚として
従来の厚紙と略同様の肉厚とすると、重量が増加
するうえ、コスト高となる欠点がある。基板の肉
厚を薄くすると、基板の腰が必要以上に弱くなる
ことが生じてきた。そのために、比較的薄手の単
位プラスチツク板を2枚重ね合せてプラスチツク
の基板を形成したが、このプラスチツク基板は、
2枚重ね合せても従来の厚紙よりも薄いものであ
つた。従つて、このプラスチツク基板からなる各
台板を積層して台板積層ブロツクを構成した場
合、台板積層ブロツクの背部固着面域が非常に狭
くなつて、強固な連結構造とすることができない
欠点が生じた。しかも、洋装製本しても全体とし
て比較的薄いアルバムとなつて、外観上好ましく
ないばかりか、各台板が密着しているために写真
等の貼着によつてアルバムの小口部分から見開き
状態となるものであつた。
実開昭53−105827号公報の台板は、プラスチツ
ク板を発泡体とすることによつて上記欠点を解消
できると考えられるが、上記背部固着面域は、プ
ラスチツクが素材となつているために、従来から
使用してきた安価な接着剤、例えば酢酸ビニール
などでは相互に強固な結束ができないものであつ
た。
さらに、背部固着面域の厚紙による形成に関し
ては、実公昭10−17489号、同49−10422号及び出
願人の実開昭50−123425号公報に開示されている
が、いずれも基板を構成する各板が一体接着され
る構造であつて、各板相互のヒンジ構造は板素材
に頼るだけで何等工夫されていなかつた。
しかして、本考案は、上記実情に鑑みて考案さ
れたものであつて、プラスチツク基板からなる台
板を洋装製本可能としたうえで、プラスチツク台
板自体にヒンジ効果を付加するようにしたこと
を、その目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するための本考案は、一方片面
を感圧接着剤の塗布面とし他方片面を非塗布面と
する2枚の単位プラスチツク板を、それぞれの非
塗布面が腹合せになるごとく非接着状態で重ねて
プラスチツク基板を形成し、このプラスチツク基
板の両表面塗布層に透明フイルムを着剥自在に設
けてアルバム用台板を構成する。このアルバム用
台板の大きな特徴は、その綴込基部側に位置する
上記各単位プラスチツク板の腹合せ部分が所望厚
みの厚紙を挟み込まれて固定されるとともに、厚
紙に近接する上記腹合せ部分に空隙が形成され、
台板の小口部側に位置する上記各プラスチツク板
両表面が微小間隙を介した前記透明フイルムの連
結部で連結される構造とするものである。
(考案の作用) 本考案の台板を所定枚葉積層固定して台板積層
ブロツクを形成する。台板積層ブロツクには、厚
紙の肉厚が大部分を占めている背部固着面域が形
成される。依つて、この背部固着面域に接着剤を
塗布した後に弾性を有する連結材を貼合して固着
することができ、その後、公知の手段によつて表
紙部分(図示せず)を装訂すれば、洋装製本が完
了する。
又、本考案の台板には、基板が非接着状態で腹
合せ状態となつているうえ、綴込基部側の厚紙に
近接する空隙と小口側の前記透明フイルムでの微
小間隙連結部とによつて、1枚毎の単位プラスチ
ツク板の可 性によるヒンジ効果が発揮されるの
で、アルバムとして用いてもその開閉を良好に行
なえる。
(考案の実施例) 以下、本考案を図示する一実施例に基いて説明
する。
図中、1はアルバム用台板、2は台板1の基材
としてのプラスチツク基板(以下、基板とい
う。)、3,4は基板2を構成する2枚の単位プラ
スチツクで、単位プラスチツク板3,4は、不透
明な素材で比較的薄手の板状を呈し、それぞれ1
枚ずつでは折曲ができないが、適度に可撓するも
のである。2枚合せでは、可撓性が乏しくなつ
て、基板に必要な腰が生じてくる。3a,4a
は、単位プラスチツク板3,4の一方片面の感圧
接着剤の塗布面、3b,4bは、接着材を塗布し
ない他方片面の非塗布面で、それぞれの非塗布面
3b,4bを非接着状態で腹合せに重ねて腹合せ
部分5を有する基板2が形成される。この基板2
の両表面塗布面3a,4aに、その小口部6側か
ら2つ折り状態の透明フイルム7が着剥自在に被
覆されてアルバム用台板1が構成される。
8は台板1の綴込基部、9は綴込基部8に位置
する各単位プラスチツク板3,4の腹合せ部分5
に挟み込まれる厚紙である。厚紙9は、スペーサ
として所望の肉厚hとし、全体として台板1の綴
込基部8における肉厚を厚くさせる構造とする。
また厚紙9は、その長さを台板1の天地幅と略同
程度、或いは僅少の寸法とし、その幅を細幅とす
る。10は厚紙9の介在によつて単位プラスチツ
ク板3,4の腹合せ部分5に形成される空隙で、
この空隙10の介在によつて、綴込基部8に近接
して、1枚毎の単位プラスチツク板3または4の
可撓性によるヒンジ効果が発揮される。
11は、厚紙9を単位プラスチツク板3,4に
固着する接着剤で、厚紙9の上下面に塗布され
る。この接着剤11としては、酢酸ビニールなど
を使用できる。12は台板1の小口部6に位置す
るストツパ部で、ストツパ部12は、基板2の両
表面にわたつて、線条または帯状に透明フイルム
7を固着してなる。13は、ストツパ部12,1
2からさらに小口部側端部にある透明フイルム7
の連結部である。詳述すると、連結部13は、各
単位プラスチツク板3,4の端部とはフリー状態
を呈しており、ストツパ部12,12の固着によ
つて各単位プラスチツク板3,4をフリー状態で
連結する構造である。この場合、連結部13を各
単位プラスチツク板3,4の端部に対して緊密に
接する状態で連結すると、台板1の開閉に伴つて
各単位プラスチツク板3,4の端部において僅か
に位置ずれが生じるために、連結部13が破断し
易くなる。従つて、好ましくは、連結部13を端
部に対して僅かに離間させて僅少間隙14に吸収
させる構成とする。
また、台板1には、綴込端部8に隣接して厚紙
9の肉厚hを大部分とする背端部15が形成され
る。なお、16は綴込基部8に位置する各単位プ
ラスチツク板3,4の両表面に設けられる細長フ
イルム片で、細長フイルム片16の上面には透明
フイルム7の着剥端部7aが重ねられている。
上記台板1……を用いたアルバムの製造に際し
ては、まず、各単位プラスチツク板3,4の腹合
せ部分5に、上下面に接着剤11を塗布した厚紙
9を挟み込んで位置決めする。つぎに、上記台板
1……を所定枚葉積層して各背端部15……を揃
え、積層方向から加圧して所定枚葉を固定し、台
板積層ブロツク17を形成する。台板積層ブロツ
ク17には、背部固着面域18が形成され、背部
固着面域18には厚紙9……の肉厚が大部分を占
めている。さらに、この背部固着面域18に接着
剤19を塗布した後に弾性を有する連結材20を
貼合して固着する。その後、公知の手段によつて
表紙部分(図示せず)を装訂すれば、洋装製本が
完了する。
上記接着剤としては、酢酸ビニールなどを用い
る。また、連結材20としては、織目が荒く、伸
縮力に富むプラスチツク布材を用いることが望ま
しい。この場合、プラスチツク布材の素材として
は、ナイロン等の接着し難い非極性の物質を用い
れば、接着剤19としての酢酸ビニールが連結材
20の糸とは接着せずに、布目から浸透し糸を被
覆して強靭な被膜19aを構成することとなる。
しかも、接着剤19は、背部固着面域18、殊に
厚紙9……に連結材20の糸を固着するものであ
る。この結果、台板1の頁を開いたときに糸にか
かる張力が、被膜19a内での糸のズレによつて
分散されることとなる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば次の効果
を奏する。
(イ) 所望厚みの厚紙を挟み込んでプラスチツク基
板を構成することによつて、1枚構成のプラス
チツク基板から成る台板の洋装製本を可能とし
たうえ、従来使用している安価な接着剤をその
まま利用できる利点がある。
(ロ) 非接着状態で腹合せ重ねて厚紙に近接する腹
合せ部分に空隙を形成するとともに小口部側の
基板両表面を透明フイルムで微小間隙を介して
連結したので、各単位プラスチツク板をそれぞ
れ単独で僅かに可撓させてヒンジ効果を発揮さ
せることができた。
(ハ) 透明フイルムの連結部にプラスチツク板端部
から離間する僅少間隙を形成することによつ
て、各単位プラスチツク板端部の位置ずれのた
めに連結部が破断し易くなることを防止するこ
とができた。その結果、各単位プラスチツク板
を非接着状態の腹合せ部分から僅かにスライド
させることができ、スライドに伴なう位置ズレ
を吸収することができた。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るアルバム用台板の実施例
を示すものであつて、第1図はアルバム用台板を
示す全体斜視図、第2図はアルバム用台板を積層
して連結した状態を省略して示す拡大正面図であ
る。 1……アルバム用台板、2……プラスチツク基
板、3,4……単位プラスチツク板、3a,4a
……感圧接着剤の塗布面、3b,4b……非塗布
面、5……腹合せ部分、6……小口部、8……綴
込基部、9……厚紙、10……空隙、12……ス
トツパ部、13……連結部、14……僅少間隙、
15……背端部、17……台板積層ブロツク、1
8……背部固着面域、11,19……接着剤、1
9a……接着剤の被膜、20……連結材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方片面を感圧接着剤の塗布面とし他方片面を
    非塗布面とする2枚の単位プラスチツク板を、そ
    れぞれの非塗布面が腹合せになるごとく非接着状
    態で重ねてプラスチツク基板を形成し、このプラ
    スチツク基板の両表面塗布層に透明フイルムを着
    剥自在に設けてなるアルバム用台板であつて、ア
    ルバム用台板の綴込基部側に位置する上記各単位
    プラスチツク板の腹合せ部分が所望厚みの厚紙を
    挟み込まれて固定されるとともに、厚紙の介在に
    よつて厚紙に近接する単位プラスチツク板の上記
    腹合せ部分に空隙が形成され、台板の小口部側に
    位置する単位プラスチツク板両表面が前記透明フ
    イルムの連結部で連結され、透明フイルムの連結
    部にはプラスチツク板端部から離間する僅少間隙
    が形成されることを特徴とするアルバム用台板。
JP14808681U 1981-10-07 1981-10-07 アルバム用台板 Granted JPS5853663U (ja)

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JP14808681U JPS5853663U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 アルバム用台板

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JP14808681U JPS5853663U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 アルバム用台板

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Publication Number Publication Date
JPS5853663U JPS5853663U (ja) 1983-04-12
JPS6213820Y2 true JPS6213820Y2 (ja) 1987-04-09

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JP14808681U Granted JPS5853663U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 アルバム用台板

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JPS5853663U (ja) 1983-04-12

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