JPS62138134A - 大型魚体の塩化カルシウム・ブライン直接浸漬凍結方法並びにその装置 - Google Patents

大型魚体の塩化カルシウム・ブライン直接浸漬凍結方法並びにその装置

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Publication number
JPS62138134A
JPS62138134A JP60280106A JP28010685A JPS62138134A JP S62138134 A JPS62138134 A JP S62138134A JP 60280106 A JP60280106 A JP 60280106A JP 28010685 A JP28010685 A JP 28010685A JP S62138134 A JPS62138134 A JP S62138134A
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JP
Japan
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brine
tank
freezing
calcium chloride
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP60280106A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ogawa
豊 小川
Kazuo Tanaka
和夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication of JPS62138134A publication Critical patent/JPS62138134A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野−1 本発明では鮪等の大型魚体を頭部が下、尾部が上にある
よ・う倒立状にブライン中に定置し、均温処理のため高
低両ブライン転換時槽中にブラインの空の状態となった
瞬間でも魚体が横倒しになったり重なり合ったりしない
ようにすると共に、ブラインの注入、(J1出に関係し
てブラインに方向性流動をさせ、切開腹部等にもブライ
ンを充分作用させ、均温処理を徹底的に行うことが出来
るように大型魚体の凍結を良好とすると共に、迅速、高
能率、小設備スペースで行うことが出来るようにしたも
のである。
「従来の技術」 漁船上で鯰と内臓等を除去した鮪等の大型魚体を塩化カ
ルシウム・ブライン中に直接浸漬凍結させる場合は、浮
上を防止するために重錘を添付したものであるが、この
ため凍結後魚体の腹部に隆起や亀裂等を生じ著しく外観
を損した次第である。此の現象を防止するため均温処理
として、槽中のブラインを高温ブラインと入れ換え、更
に低温ブラインに転換させる手段が用いられる次第であ
るが、この両温度ブライン転換の瞬間に於いて魚体が横
倒しになったり、重なり合ったりして均温処理を程よく
なすことが出来ない欠点があった。
そこで更に魚体を引き上げて、高低両温度ブライン中に
移動する均温処理手段も実施される次第であるが、これ
がためには大重量の魚体を移動させるために甚大な労力
消耗を伴い、魚体の隆起や亀裂を防止するための均温処
理としては耐え難い困難を伴い実施−I−難関とされた
次第である。
[発明が解決すべき問題点−1 ブライン直接浸漬手段において部分的に冷却度が異なり
、部分的に隆起や亀裂を起こさせないようにすると共に
異温度ブライン転換時魚体の横倒し、重なり合い等均温
度処理に支障のないよう大型魚体を定置さ・1!ること
をl」的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 比重1.08の鮪等の大型魚体を比重1.26〜1.2
8の塩化力ルシウノ、・ブライン中に浸漬すると当然魚
体は浮上するもので、重錘その他の手段により、充分ブ
ライン中に浸漬埋没させる必要がある。その際、単に重
錘をつけただけでは、均温処理の目的で一旦低温ブライ
ンを槽中より抜いた瞬間魚体は横倒しになり、重なり合
う等の現象を生じ、再び元の位置と状態に復元し難く均
温処理に支障が甚だしい。
そこで本発明では尾部を」一方に、頭部を下方にあるよ
うに倒立状に槽内に吊り下げ、上下より固定すると共に
、冷却ブラインを方向性を以て流動するようにし、魚体
の腹部を押し開く様にブラインを流し、背部も腹部も均
等に冷却するようにし、腹部の隆起、亀裂をも防止する
に成功したものである。
「実施例並びに作用」 今、ここに本発明実施の一例を示した添付図面に就いて
詳説する。
1はブライン冷却器、2はブライン浸漬凍結槽で、槽の
側面、底面若よび上面は防熱壁を成形する。該槽中には
濃度30%、温度−45℃程度の低温塩化カルシウム・
ブラインが畦間されている。3はブライン供給管、4は
ブライン戻り管で、槽内にはブラインを底部より供給す
る。
これによって上方向への液流9を生じ、上部よりブライ
ン冷却器1へ戻るようになっている。
5は空の予備の畦間槽で内容積は凍結槽と等しい。6は
同内容積の今一つの予備畦間槽で、濃度は凍結槽2内の
低温ブラインと等しく、温度が一20〜O℃の高温塩化
カルシウム・ブラインが畦間されている。尚、楚等の畦
間槽5.6の側面、底面及び」二面は防熱壁をもって成
形する。7は片吸込ブラインポンプ、8は魚体で頭部を
下、尾部を」−にして倒立し、浮上並びに移動しないよ
うに定置する。この定置に当たっては凍結槽2の底部1
0内面に馬蹄形の金!411を多数打ち込んで置き、凍
結槽り方外面に横棒12を機枠に亘って固定しておき、
凍結槽上壁13に貫通孔14を穿設し、ローブ15の上
端を魚体8の尾部16に結びつけ、横棒12の上を迂回
させ、貫通孔14を通過させて下降し、馬蹄形金具11
を通過させてLl−プ15の下端を魚体口部17に連結
したローブ15を緊張させるものである。
以上のような装置で一45℃程度の低温塩化カルシウム
・ブラインを畦間した凍結槽2内に例えば重量45kg
、初温度25℃程度の、鯉と内臓を除去した、きはだ鮪
を倒立定置して浸漬凍結すること約7時間にして魚体の
中心温度は略−5℃になる。そこで低温塩化カルシウム
・ブラインを空の予備並置槽5に片吸込ブラインポンプ
7で移入し、代わりに一5℃の高温塩化カルシウム・ブ
ラインを予備並置槽6から凍結槽2へ注入する。斯くし
て2時間はど均温処理を施し、次に凍結槽2から高温塩
化カルシウム・ブラインを吸出し、代わりに予備並置槽
5から再び低温塩化カルシウム・ブラインを注入し、約
3時間凍結を行うもので、品温は一40℃以下となる。
即ち均温処理を含めて全凍結時間は12時間を要するこ
ととなる。しかして、この間凍結中は下部より低温のブ
ラインを注入し、上部より魚体の熱を吸収したブライン
は排出し、上方向きの回流を行うものであるから、この
ブラインの流れにより、腹部は押し開かれる傾向を呈し
腹腔内にもブラインは停滞することなく、流動すること
となり、腹部等の凍結が遅れることなく、従って腹部に
隆起や亀裂を伴うおそれなく各部均等良好な凍結をして
外観も良好であると共に、肉色も鮮紅色の良好な凍結を
するものである。
[発明の効果−1 未発明は鯉と内臓を除いた鮪等の大型魚体を低温と高温
の塩化カルシウム・ブラインに転換浸漬するに当たり、
静止物に頭部と尾部とを倒立するようにロープをくくり
つけて浸漬槽内に定置すると共に、ブラインを下部より
注入し、上部より排出し、方向性をもって流動させるよ
うにしたため、切開した腹部でも遅れず良好な凍結が出
来、切開した腹部等の隆起又は亀裂等を生ずるおそれも
なく、極めて良好な凍結が出来るもので、肉色も赤く立
派であり、鮪等大型魚体の凍結上、実に好適で大型魚体
の凍結が始めて支障なく行われるに至ったものと云うべ
く効果顕著である。4、図面の簡単な説明 添付図面は本発明実施の一例を示すもので、第1図は本
装置の機構側面図、第2図は魚体と流液との関係を示す
説明図である。
1−冷却器、2−凍結槽、3−ブライン供給管、4−ブ
ライン戻り管、5−予備並置槽、6−高温ブライン用畦
間槽、7−・−片吸込ブラインポンプ、8−魚体、9−
流液、1o−底部、11−馬蹄形金具、12・−横棒、
13−凍結槽上壁、14−貫通孔、15−ローブ、16
−尾部、17一ロ部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鰓や内臓等を除去した大型魚体を頭部を下、尾部を
    上にした倒立状態にして−45℃程度の低温塩化カルシ
    ウム・ブラインを貯置した槽中に浸漬定置し、ブライン
    冷却器から該槽へのブラインの供給は下部から又排出は
    上部から行い、かくして槽内に底部から上方へ相当な速
    度の水流を起こし、魚体のあらゆる部分にブラインを充
    分に流して凍結を各部均等に進ませることを特徴とする
    大型魚体の塩化カルシウム・ブライン直接浸漬凍結方法
    。 2、ブライン冷却器、ブライン浸漬凍結槽、該凍結槽よ
    り内容積の小さくない2個の予備ブライン貯置槽と、1
    個のブラインポンプとを備え、該ブライン浸漬凍結槽に
    は上部と下部とに魚体倒立定置連結具を付設し、予備ブ
    ライン貯置槽の内一個は平常時は中空で必要に応じて凍
    結槽内の低温ブラインを全部移動収容することが出来る
    ようにし、今一個の予備ブライン貯置槽にはブライン浸
    漬凍結槽と濃度は等しいが、より高温の塩化カルシウム
    ・ブラインを貯置しておき、凍結中均温処理を簡単に行
    えるようにしたことを特徴とする大型魚体の塩化カルシ
    ウム・ブライン直接浸漬凍結装置。
JP60280106A 1985-12-12 1985-12-12 大型魚体の塩化カルシウム・ブライン直接浸漬凍結方法並びにその装置 Pending JPS62138134A (ja)

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Cited By (4)

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KR100653104B1 (ko) 2006-02-17 2006-12-05 김덕희 염화칼슘 브라인을 이용한 수산물용 급속 냉동방법
US7272940B2 (en) 2004-06-14 2007-09-25 Vinberg Donald J Submersion tank for on-board fish freezing
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