JPS61247337A - 魚体の活締、冷却方法および装置 - Google Patents

魚体の活締、冷却方法および装置

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JPS61247337A
JPS61247337A JP9058685A JP9058685A JPS61247337A JP S61247337 A JPS61247337 A JP S61247337A JP 9058685 A JP9058685 A JP 9058685A JP 9058685 A JP9058685 A JP 9058685A JP S61247337 A JPS61247337 A JP S61247337A
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quenching
tank
cooling
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Takeshi Hayashi
武 林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、活魚を活締めずあと共に、これを冷却して長
期間、高鮮度に保持する為の方法と装置に関する。
ところで、活魚状態の魚体を、即殺することににより、
魚体金高鮮度に保ち、美味な魚体を市場に流通させるこ
とは、公知である。本発明は、この活魚の即殺、即ち、
活締めの新規な方法により、魚体を長時間高鮮度に保つ
と共に、その効率的な装置およびその方法に関するもの
である。
更に、詳しくは、洋上での漁網等によるいわし、あじ、
さげ、さんま等の多獲性大衆魚、又、淡水養魚場でのま
す、あゆ等の淡水性大衆魚を、大量に、短時間で活諦め
作業し、効率的に冷却することにより、高鮮度の鮮魚や
冷凍魚を製造する装置および方法に関するものである。
B、従来の技術 魚が、美味で、しかも高鮮度状態を長期間保持する処理
方法として何よりも大切なことは、■ 活魚を苦しませ
ずに短時間でショック死させること、 ■ 凍結状態が悪いと、肉質が変化するので、凍結させ
ないか、あるいは凍結させても肉質を変化させないで短
時間に急速に冷却することにある。
この条件を満足する為に、まぐろ、鯛、はまち等の高級
魚は、漁獲水揚げされると直ちに活魚状態のままで刃物
によって頭部の延髄に刺傷を与え、即殺する、いわゆる
活締めが行われ、直ちに水氷等によって冷却され、鮮魚
が作られている。
この活締めの作業は、延髄に確実に命中する刺傷でなけ
れば、部殺されず、却って魚体の市場価値を失うことに
もなるので、はとんどの場合、−匹づつ手作業によって
行われている。
本発明の主たる対象角は、比較的小型で、一度に大量が
漁獲される大衆魚であり、上記のような手作業による活
部めでは、これらを短時間に効率良く処理することは不
可能て近い。
まき網、曳網、定置網等で漁獲される多獲性大衆魚は、
一般的に、水氷法によって処理されて、水氷に浸漬状態
で漁港へ持帰り、たも網や魚ポンプ等で陸揚げされてい
る。この状態で陸揚げされる鮮魚は、収容された魚槽に
よって鮮魚の鮮度に相等なバラツキがあり、しかも、活
魚が苦悶死するので、エラや魚体表面から多量の出血が
見られ、味が低下して商品価値も低下した。
このことを究明すべく、本発明者は、洋上での漁網から
魚槽への水揚げ状態を実際に詳細に観察した。その結果
、活魚は、あらかじめ魚槽内に収容された砕氷に海水を
投入して混合した冷却海水中に投入され念とき、直ちに
ショック死しないで、大部分の魚体は砕氷上でピチピチ
跳ねて数分間は生きていることが判明した。
冷却海水中に浸漬された活魚は、やや早く斃死するが、
それでも0℃ないしプラス数度の冷水中で数分間は生き
ている。即ち、活魚は冷水中で苦悶状態であり、ショッ
ク死による確実な活部めはなされないのである。
苦悶状態のとき、エラや魚体表面から多量の出血が見ら
れ、陸揚げ時の水氷は、赤黒く魚の排泄物等も観察され
るのである。
苦悶死した魚体は、暴れて筋肉がけいれんしたり、一時
的に収縮する。この時大量のエネルギを消耗し、筋肉中
には、グリコーゲンが分解して乳酸が蓄積する。この為
、PHは酸性に傾き、自己消化、即ち、魚体の初期鮮度
低下を著しく促進する。又、魚肉の旨味も減少する。
更に、魚槽内の水氷で冷却されていても、水氷の温度に
部分的な不均一を生じ、魚体の鮮度に相等なバラツキが
ある。これは、全ての魚体が、短時間でしかも均一に冷
却されていない為である。
従って、従来の多獲性大衆急け、美味で高鮮度の長期保
存が極めて難しい欠点があった。特に、小型の多獲性大
衆魚は、高級大型急に比べて鮮度が低下し易い。この為
、長期間の高鮮度保持は、高級魚より更に難しい技術を
必要とする。
本発明者は、一般に行なわれている清水氷と海水全混合
した冷海水浸漬法(水氷法)による活魚の急冷が、延髄
刺傷による活部めに比べて、相当に長時間苦悶状態であ
ることを発見したのである。
水氷法では、延髄刺傷の少なくとも数秒以内の斃死時間
に比べて、数分間苦悶状態であり、その斃死時間差に着
眼したのである。
C9本発明の目的 本発明は、活魚の活部並びに冷却の新規な方法と装置を
提案することにより、効果的な活部、冷却作用により、
長時間にわたり、均一に高鮮度を保つ方法および装置を
提案することを目的とするものである。
又、更に、漁場で漁網等により捕獲される多獲性大衆急
全、活魚状態のままで、短時間に多量の活締、冷却作業
を実現すると共に、均一なる高鮮度の魚体を得る方法お
よび装置を提案することを目的とするものである。
更に又、本発明の能の重要な目的は、上記の活部め作業
と、その後の冷却作業に於て、漁船の魚槽を有効に利用
し得る効果的な魚体の活部、冷却方法および装置を提案
することを目的とするものである。
D、従来の問題点を解決する為の手段 活魚は、1次急冷工程に於て、急冷液に一時的に浸漬さ
れ、急冷液によって短時間にショック死させると共に、
表面を、冷却保存温度よりも低温に、好ましくは表面を
凍結して冷却する。表面が低温に冷却した魚体は、2次
保冷工程に於て1、魚体表面の低温部分によって内部冷
却され、あ、るいは外部から冷却されて魚全体が冷却さ
れる。ところで、表面が凍結した魚体は、凍結部分の極
めて大きい融解熱(約80カロリー/グラム)によって
急速に冷却される。表面を冷却した魚体は、2次保冷工
程に於て、最初の急冷液よりも高温の雰囲気で内部まで
冷却される。
E0作用、効果 1次急冷工程において、活魚状態の魚体を零下の液体、
好ましくは零下7〜8度以下の急冷液内に投入して、魚
体の表面を急冷し、ショック死させ、数秒後ないし数十
分後に魚体を排出し、その後、2次保冷工程によって、
急冷液よりも高温の雰囲気、好ましくは砕氷と海水を混
合させた0℃程度の水氷、更に好ましくは、海水よりも
塩分濃度が高くて融解点が−2,5℃±a、;”cの塩
水氷に浸漬して保冷することにより、従来の延髄死傷の
即殺魚以上の高鮮度魚を得たのである。
又、漁獲後−週間を経過した魚のに値の変化は、本発明
の手段によるものが、はとんど活魚に近い2〜3%であ
ったのに比べて、活魚を0℃の水氷に投入した従来の水
氷法では、K値の変化イ20%にも達していたのである
零下20℃程度の急冷液に活魚を投入すると、瞬間(1
秒程度)に硬直し、眼球および魚体表面が白変する。こ
の状態は、魚体表面の冷却により、筋肉が硬直し、運動
が全くできない状態である。
数秒ないし数十分間急冷液に浸漬して、魚体が斃死し、
表面が凍結した魚体をその後直ちに急冷液中から取り出
し、0℃程度の水氷に浸漬すると、−20℃の急冷液で
一旦白変した眼球や魚体表面は、その後数分ないし数十
分後に再びもこの活魚のような正常な鮮魚状態にかえる
のである。
この場合、魚体のエラ部分や魚体表面から出血が全く認
められない。従って、大量の魚体を処理した急冷液でも
汚染されることが少なく、長時間にわたり反復使用でき
る。
本発明は、1次急冷工程に於て、急冷液で活魚をショッ
ク死させる為、活魚中に含まれるATPの消費が少すく
、グリコーゲンが分解して発生する乳酸も少なくできる
。この為、自己消化、即ち初期鮮度低下を著しく抑制で
きる。一般に、生きの良い最高鮮度の魚とは、死後硬直
前の状態をいうが、本発明により急冷却、即殺した魚体
は、死後硬直開始が遅く、硬直時間も長い。従って、長
時間にわたり高鮮度を保つことができる。
又、本発明による活締めは、従来の刃物による活締めよ
りも、魚体の冷却が非常に早く、次の冷却保冷手段を効
率的に作用させることができる。
又、魚体の表皮部分のみを短時間に急冷する為魚肉の大
部分は未凍結であり、氷結晶生成による細胞破壊もす<
、解凍時ドリップ流出による弊害、即ち、肉質の硬化、
味の低下等も起こらない。
更に、1次急冷工程において、急冷液で魚体の表面を凍
結する場合、凍結した部分で魚体の中心を急速に、しか
も所定温度まで冷却できる。この場合、凍結部分の融解
熱は相当に大きく、魚体の一部を凍結するだけで、魚体
全体を短時間に冷却できる。
今仮りに、体温が20℃の魚体の20%を凍結するとす
れば、凍結部分の融解熱で、残り80%の部分を20℃
から0℃に冷却できる。
実際の凍結状態に於ては、表面が凍結されると、凍結部
分に接触する部分も0℃付近に冷却される為、魚体全体
の約1割を凍結すると、凍結部分の融解熱で魚の中心ま
で0℃付近に冷却できる。
この場合、魚体表面の凍結部分は、魚体の融解点、即ち
、マイナス2.5℃±0.5付近に保持される為、魚体
の中心部分は表面全体から冷却されて短時間に冷却され
る。
又、魚体凍結部分の融解熱で冷却される為、魚体の表面
を全く冷却する必要もすく、凧に保冷室に収納するだけ
で、魚体を中心部まで冷却できる。
更に、凍結部分が全体の1割程度にできる為、凍結して
風味が低下する割合を極減できる。
更に又、活魚を冷却する急冷液は、相当に低温であるが
、魚体表面のみの冷却なので極めて短時間で処理でき、
急冷液と魚体とが熱交換する冷却エネルギ量も少なく、
急冷液を冷却する冷凍機の容量も小さいもので十分であ
る。
従って、本発明を漁船に利用する場合、在来の魚槽の大
部分を水氷保冷の2次冷却に利用し、一部の魚槽のみに
急冷液を充填して使用できる。
魚体を長時間濃塩水ブライン、特に、塩化カルシウムブ
ラインに浸漬した場合、若干の塩分が魚体表面から表皮
部分に浸漬して塩からくなったり、苦みがでて商品価値
が下がる場合があるが、本発明では、非常に短時間の浸
漬のため、この現象は見られな≠。又、2次保冷工程に
水氷法で、清水水と海水を使用したものを使用すれば、
魚体表面の塩分は自然に洗浄されるため、通常の水氷法
と何らかわりはない。
更に又、本発明は、活締めされて1次冷却された魚体を
、2次保冷槽である魚槽に移送して水氷により保冷する
場合、魚体を1次急冷せず、直接魚槽へ投入する従来の
水氷による方法に比べて、魚体中心部が、水氷と同温度
に冷却されるまでの時間が短縮おれ、又、必要な砕氷量
も減少した。
それは、魚体表面が予冷されているため当然であるが、
予冷によって熱交換された冷却カロリーよりも、更に少
ない冷却カロリーで充足されるのである。
その理由は、従来の水氷法では、魚体は直ちにショック
死に至らず、苦悶死するので、この時魚体が暴れて多く
のカロリーを消費して発熱する為、この熱エネルギに砕
氷の冷却エネルギが消耗されること、および魚体中心部
まで十分冷却されない為、腸内消化酵素によるタンパク
質分解時の発熱を抑制できないことが起因する。
この腸内消化酵素の作用は、生きた魚体の体温近傍が最
も活発で、低温となるに従って不活性となる。−斃死し
た鮮魚でも充分に冷却されていない場合は、消化酵素の
作用により発熱し、これにより魚体自体の温度が上昇し
、更に消化酵素が活性化するという悪循環をもたらす。
本発明による活締め、1次急冷した魚体は、その後の2
次保冷の冷却時にも、魚体が中心まで速やかに所定の温
度に冷却される為、消化酵素を不活化させ、均一に高鮮
度を得ることができたのである。
漁獲直後の活魚を、急冷液である零下20℃程度の濃塩
水ブラインの急冷槽に投入して、数秒ないし数十秒間浸
漬する場合は、魚体の表皮のみの凍結であるが1、魚体
の大きさにもよるが、数分ないし数十分浸漬したものは
、魚体の表皮よりやや中心部に向かって凍結が進行する
ため、この状態で冷却された魚体は、2次保冷工程にお
いて、更に少ない冷却負荷で充足する。
この場合、表皮に近い魚肉は、1次急冷槽内で一旦凍結
されるが、伝熱効率の高い急冷液による急速凍結のため
、細胞内に生成する。氷結晶は非常に小さく密となり、
2次保冷槽へ移送されて直ちに解凍され、魚体芯部の肉
質を冷却する融解潜熱として利用されるのである。
更に、本発明に於て、1次急冷槽から管を介して魚体を
急冷液と共に、2次保冷槽に向けて移送し、魚体と急冷
液をセパレータにより分離して、魚体を2次保冷槽に投
入すると共に、急冷液を再び1次急冷槽に循環する場合
、冷却および移送工程が、外気に接触することなく閉塞
状態で作動できるので、断熱効果に優れ、又安全で省力
省人化が達成されるのである。
F、好ましい実施例 第1図に示す魚体の活締、冷却装置は、活魚が供給され
る急冷ホッパ1と、急冷ホッパ1が連通されて活魚を活
締、並びに冷却して1次急冷工程を実現する1次急冷槽
と、1次急冷槽2内の魚体を2次保冷槽3に送る排出手
段4と、1次急冷槽2の急冷液5を貯える冷水槽6と、
冷水槽6と1次急冷槽2内の急冷液を冷却する冷却手段
7,8とを備えている。
急冷ホッパ1は、上部開口端が1次急冷槽2の水面レベ
ルよりも上方に延長され、下端開口部が1次急冷槽2の
水面下に延長されており、上部開口部に供給された活魚
を、急冷液の降下水流で1次急冷槽2に移送する。急冷
ホッパの降下水流は、急冷液の移送手段である給水ポン
プ9の補給水によって発生する。給水ポンプ9は、吸入
側が1次急冷槽2の底部にフィルタ10を介して開口さ
れ、吐出側は急冷ホッパ1の上部に連通される。
降下水流の流速は、1次急冷槽2と急冷ホッパ1この水
面レベル差H1が高くなるに従って早くなる。急冷液5
は比重が魚体よりも大きいので、活魚は急冷液5に浮上
する。、従って、急冷液の降下速度は、活魚の浮上速度
よりも速くする必要がある。
急冷ホッパ1の上端開口部はセパレータ11の送出口に
連結され、魚ポンプ12でもって海水と共に移送させた
活魚が、セパレータ11で海水から分離されて供給ホッ
パ1に送り込まれる。
この構造の急冷ホッパ1は、活魚がこれを通過途中にお
いても、活締、冷却する作泪がある。
1次急冷槽2は、活締、急冷されて浮上する魚体がスム
ーズに集められるように、上部が上窄みテーパー状に形
成され、テーパ一部上端に排出口13が開口されている
。排出口13の上縁と同一平面に多孔板14が張設され
、これでもって魚体を排出口13に案内している。更に
上端にはフロートを有する空気抜弁15が連結されてい
る。
空気抜弁15は、水面レベルが降下すると開弁じて1次
急冷槽2上端に溜る空気を大気に排出し、液面レベルが
上昇すると閉弁する。
上部のテーパ一部に連通して、上窄みテーパー状に案内
板16が配設され、案内板16に沿ってテーパ一部に魚
体が浮上される。
案内板16の延長部分は、魚体が通過せずに急冷液のみ
が通過する通水部で、案内板16の裏側にも急冷液が自
由に出入りするように構成しであるので、案内板16に
一方からの水圧がかからず、圧力構造にする必要がない
のである。
1次急冷槽2の底部には、急冷液を冷却する冷却手段8
が配設されている。冷却手段8で冷却される急冷液5は
、融解点まで冷却され、融解点で急冷液の一部が凍結す
る。
排出手段4は、一端が1次急冷槽2の上部に、也端がセ
パレニタ17に連結された移送管18で、この移送管1
8内を、液面レベル差H2によって急冷液5が1次急冷
槽2からセパレータ17に移送され、この急冷液によっ
て、活締、冷却された魚体がセパレータ17に送られる
セパレータ17は魚体と急冷液とを分離し、魚体を2次
保冷槽3に、急冷液を冷水槽6に送る。
2次保冷槽3が複数の魚槽の場合、第1図に示すように
1.移送管18は各魚槽に分岐され、分岐路に、魚体が
供給される魚槽を切り換える排出弁19が連結される。
セパレータ17で分離されて冷水槽6に送り込まれた急
冷液5は、還水ポンプ20で1次急冷槽2に返戻される
1次急冷槽には、活魚を短時間で活締して冷却する急冷
液が充填されている◇ 活魚状態の魚体を活締、冷却する急冷液の温度は、低け
れば低い程弊死するまでの時間は短かくなる。体長25
cWL程度のさんまの実験では、−−2℃の急冷液では
4〜5分間は動きが鈍くなってはいるが、活きているの
である。ところが、−20℃の急冷液中に投入すれば、
瞬間的に硬直し、跳ねることが全くないのである。従っ
て、−2℃の急冷液で活締めする場合、少なくとも・ 
4分〜5分以上の急冷液浸漬が必要であり、−20℃で
は1秒ないしは数十秒の浸漬で充分である。この場合魚
体と急冷液の温度差の高い方が単位時間内での熱交換量
は大であるが、その必要浸漬時間が非常に短かくなる為
に、僅少な熱交換量で、活締めができる。即ち、急冷液
を冷却する冷凍機の容量および所要動力が少なくても済
むのである。今仮りに、熱交換量Q(Kca−g)、魚
体の比熱K(KCa−e)、魚体と急冷液の温度差ΔT
(℃)、冷却される魚体量G(kg)とすれば、Q−G
KΔ丁の式が成立する。この式から急冷液温度が一20
°Cの場合、Δ丁は大であるが、浸漬時間が非常に短か
く、魚体の表面の極く一部しか冷却されないために、実
質的な熱交換量Qは非常に小さな値となり、冷凍機の負
荷が小なるもので充・足できるのである。
急冷液には、人体に害のない液体、例えばプロプレンゲ
リコール、エチレングリコール、塩化カルシウム、塩化
す) IJウム等の水溶液が単独テするいはこれ等が複
数種混合されて使用できる。
塩化ナトリウム水溶液の急冷液は9、塩化す) IJウ
ムの含有量が23.1%の場合、共晶点(凍結点)は−
21,2℃である。塩化カルシウム水溶液は、液化カル
シウム含有量が29.9%のとき、共晶点が一55℃で
ある。活魚活締め用の急冷液は、温度が低い程、短時間
で活締めができるが、−20℃程度でも、はとんどの魚
は、瞬間的に、活締め硬直されるので、それ以上の低温
は特に必要がない。却って、超低温となる程、冷凍機の
負荷が大となり、又、外部からの浸入熱が増加するので
不経済となる。従って、本発明実施のための急冷液は、
−5℃ないし一30°C程度が最も効率良く、小動力の
冷却機を使用して活締め作業がなされるのである。
冷水槽6にも冷却手段7が配設され、冷却手段7でもっ
て急冷液5が冷却される。
2次保冷工程を実現する第2保冷檜3である魚槽は、急
冷液よりも高温の冷却液、例えば清水氷が海水に混在す
るもの、あるいは海水氷が海水に混在するもの、あるい
は又、清水氷が清水に混在するものが使用される。この
冷却液は、魚体の凍結温度より高く、通常−3℃〜3℃
程度に設定される。
第1図に示す魚体の活締、冷却装置の運転は次の工程を
経る。
■ 排出弁19を閉止して、給水ポンプ9を運転し、急
冷ホッパ1へ魚体を投入する。急冷ホッパ1と1次急冷
槽2この落差H1により、急冷ホッパ1内を活魚が降下
する。1次急冷pI2Vc送す込まれた魚体は、1次急
冷槽2内を浮上し、案内板16に沿ってテーパ一部を浮
上し、多孔板14におさえられて完全に急冷液中に浸漬
される。
■ 所定時間が経過して、活魚が活締されて表面が冷却
されると、排出弁19を開として魚体を急冷液と共にセ
パレータ17へ移送し、七パレータ17で水切りされて
、魚体は第2保冷槽3である魚槽に収容され、魚槽内の
冷却液で、中心まで均一に冷却される。−万態冷液5は
、セパレータ1Tから冷水槽へ供給される。
■ 還水ポンプ20を運転して1次急冷槽2へ急冷液を
返戻することにより、1次急冷槽2の水面レベルを保持
する。魚体排出の速度は還水弁21の開度によって調整
する。
■ 遣水ポンプ20、給水ポンプ9に代えて、点線で連
速する循環ポンプ22を使用しても良い。
循還ポンプは、冷水槽の急冷液を急冷ホッパに送り、急
冷液を急冷ホッパから1次急冷槽、セパレータ、冷水槽
に循環させて活魚を急冷ホッパから1次急冷槽に、1次
急冷槽の魚体をセパレータに移送する。
■ 1次急冷槽2内では、先に供給された魚体から上部
より順序良く排出されるので、連続的に活締急冷作用が
継続できる。又、活魚を供給した後、所定の時間が経過
して排出弁19を開けて還水ポンプ20を運転するパッ
チ排出と、選択的に運転が可能である。
第2図に示す魚体の活締、冷却装置は、2次保冷゛槽3
が比較的小さい急回等の容器で、容器内にあらかじめ融
解点が0℃の清水の砕氷が充填されており、セパレータ
17で分離された魚体が、この容器に収納されて冷却さ
れる。
1次急冷槽2の上部に設けられたレベルセンサ32によ
って還水ポンプ20は発停され、1次急冷槽内のレベル
が所定の位置に保たれる。
1次急冷槽2で活締、冷却された魚体は、表面の一部を
凍結することもできる。この場合、魚体表面の凍結部分
で、魚体の内部を均一に冷却できる。即ち、凍結部分の
融解熱は、1g当り約80カロリーもあるので、凍結部
分が10gあって、これが凍結されると、’800カロ
リーもの熱を周囲から奪うことができる。800カロリ
ニの熱量は、40gの魚体を20℃から0℃に冷却する
熱量に相当する。
又、好都合なことに、魚体の凍結が融解して周囲を冷却
する状態は、凍結部分が面囲力1ら多量の熱を奪い取る
にもかかわらず、温度が魚体の凍結温度のマイナス2.
5℃±0.5℃に保持されて温度上昇しない為、魚体は
短時間で内部まで均一に冷却される。
更に好都合なことに、魚体の表面を凍結し、この表面の
凍結層で内部を冷却する場合、魚体の中心温度20℃を
0℃に冷却する場合、体積で約1割凍結させる必要があ
るが、これを魚体表面の軍さにすれば著しく薄い層とな
る。例えば、横新面の直径が40fiの魚体は、表面の
2Hの層が全体の体積の1割を占める。従って、この大
きさの魚体は、魚体の外部からの侵入熱を無視すれば表
面の211iIを凍結させるだけで、凍結部分の融解熱
で中心を20℃から0℃に冷却できる。
表面の極めて薄い層が極めて短時間に凍結された魚体は
、肉質が低下せず、美味な魚肉に処理できるP 第3図は、2つの1次急冷槽2Aおよび2Bを有する魚
体の活締、冷却装置を示す。この装置は、いずれか一方
の1次急冷槽2Aに活魚を供給し、又、一方の1次急冷
槽2Bから排出するバッチ供給、バッチ排出で、活魚を
一定時間1次急冷槽2A、2Bで活部、冷却でき、しか
もほとんど連続して併給排出できる。
第3図に於て、1次急冷槽2A、2Bの排出口14は、
排出弁19A、19Bを介して排出手段4である移送管
18に連結さ些ており、移送管18の先端はセパレータ
17に連結されている。
急冷水ツバ1と1次急冷槽2A、2Bとを連結する供給
管23は途中が分岐され、各分岐路は、途中の供給弁2
4A、24Bを介して1次急冷槽2A、2Bに連通され
ている。
急冷ホッパ1の水面上にオーバーフロー口25が開口さ
れており、こ9オーバーフローロ25は、急冷ホッパ1
に一時的に多量の活魚が供給されると、急冷液がオーバ
ーフロー・して冷水槽6に潜られる。従って、活魚供給
中1次急冷槽2A、28への供給量が自動的に調整され
る。即ち、活魚が。
供給された量だけ、急冷液が冷水槽6に返戻される。
給水ポンプ9は、吸入側が分岐されて、分岐路が吸入弁
26A、26Bを介して各1次急冷槽2A、2Bに連結
されている。還水ポンプ20は吐出側が分岐寧れて各分
岐路が還水弁21A、21Bを介して1次急冷槽2A、
2Bに連結され、吸入側は、フィルタ27を介して急冷
液の冷水槽6に連結されている。
フィルタ27は急冷液中の汚染物質を除去するものであ
る。
冷水槽6は、急冷液を所定の温度に冷却する冷却手段と
なる氷が充填されており、氷の間を通過して急冷液が冷
却される。
冷水槽69氷は、融解点が急冷液の設定温度に等しく、
急冷液を氷結したものが使用され、それ自体が融解して
、急冷液を一定温度に冷却する〇第3図に示す装置は、
次の状態で運転される。
■ 1次急冷槽2Aへ供給 吸入弁26へ開、吸入弁26 a菌、供給弁24A開、
供給弁24B閉、遣水弁21A、21B閉、排出弁t9
A、19B閉の状態で給水ポンプ9を運転する。急冷ホ
ッパ1、供給弁24A、供給管23を介して活魚は急冷
されながら1次急冷槽2Aに供給される。この場合供給
管23内の流速は、魚体の浮上速度よりも大なるように
給水ポンプ9の容量と供給管23の断面積が決定される
又、1次急冷槽2A、2Bは密閉耐圧構造であり、1次
急冷槽2A 、2Bより、急冷ホッパ1が同レベル又は
下方に位置しても良い。1次急冷槽2Aへ供給された全
量だけ急冷液が余ってくるので、急冷ホッパ1のレベル
は上昇する。このとき、オーバーフロー口25より冷水
槽6へ返戻される。
■ 1次急冷槽2Aよシ排出 還水弁21A開、還水弁21B閉、吸入弁26A、26
B閉、供給弁24A、24′B閉、排出弁19A閉、排
出弁19B閉として遣水ポンプ20により冷水N6よシ
急冷液を1次急冷槽2Aに圧入する。1次急冷槽2A内
の魚体は、先に供給されて上部に浮上した魚体から、次
々と排出され、移送管18を介してセパレータ17へ送
られ、2次保冷槽3へ次々と供給される。1次急冷槽2
Aから2次保冷Pi13の水氷中へ表面が凍結された魚
体は供給される。魚体の凍結は表面のみであり、従って
、比重は海水と砕氷の混入された水氷よりも重く、魚槽
の底部に沈降するのである。
■ 冷水槽6は、零下10℃ないし零下20℃の凍結点
を持った塩分濃度に調整された急冷液5を冷却凍結した
砕氷が収容され、急冷液に砕氷が浸漬されているので、
急冷液は砕氷とほぼ同温度に冷却され、この低温の急冷
液によって魚体は冷却されてショック死する。この砕氷
は、それが融解するときに約80カロ!J−/ccの融
解熱を吸収するので、短時間に急冷液を活魚の持つ体温
と熱交換して大きな冷却力を発揮するのである。
■ 1次急冷槽2A、2B上部の空気抜弁15は、フロ
ートバルブを使用し、空気のみを排出して、急冷液の水
面レベルを所定の位置に保ち、すべての魚体を急、冷液
中に浸漬させる。
■ 1次急冷槽2A、2Bは一方が魚体を供給中に也方
が排出されるように、各バルブおよびポンプを操作する
ことによりほぼ、連続的に定時間の急冷作業ができる。
又更に、この装置は1次急冷槽2A、2Bよりも低所に
急冷ホッパ1を配置し、高所てセパレータ17を配置す
ることにより、低所から魚体を急冷液と共に吸揚げて、
高所に圧送する魚体を傷めない魚ポンプとしての機能を
も備えるものである。
この場合は、オーバーフロー口25よりポンプによって
急冷液は冷水槽6へ返戻される。
更に、第4図に別の活部、冷却装置を示す。
この装置は、1次急冷槽2が管状で、管がコイル状に形
成されている。管状の1次急冷N2は、上端が急冷ホッ
パ1に、下端が魚ポンプ28を介してセパレータ17に
連結されている。
魚ポンプ28は、エジェクターポンプで、エジェクター
ぎンプは、ブースターポンプ29から吐き出される急冷
液を、管の内側と移送方向に傾斜させて噴射して、魚体
を付勢して移送する。
エジェクターポンプの移送能力は、ブースターポンプ2
9吐出側の調整弁30で制御できる。
セパレータ17の送出側と、2次保冷槽3である魚槽こ
の間に、魚体を大小選別する選別機31が配設されてい
る。
選別閤31は、複数の長尺スリットの隙間から、魚体を
落下さ〜せるもので、スリットは、扇形状ノ末広がり状
に形成され、大きな魚体°が魚槽33に投入される。
供給ホッパ1に急冷液を供給する゛給水ポンプ9は、吸
入側が冷水槽6に連結蔓れ、それ自体の運転は、急冷ホ
ッパ1のレベルセンサ゛32で制御される。即ち、一時
に多量の活魚が供給され、あるいは、魚ポンプ28の排
出能力に比べて給水ポンプ9の給水能力が大きい場合、
急冷ホッパ1の層面が上昇するが、液面が上昇して、オ
ーバーフロー口25から排出される状態で、給水ポンプ
9の運転を停止し、液面レベルが降下すると、給水ポン
プ9を運転する。
第一4図に示す魚体の活部、冷却装置は、第5図に示す
ように、1次急冷槽2を、魚槽33の内側外壁部分に配
設できる。
フィル状に巻かれた1次急冷槽2の中間に、冷水槽6、
魚ポンプ281、ブースターポンプ29、給水ポンプ9
等が配役できる。
この構造によると、魚槽を直接1次急冷槽として使用す
゛るのに比べて、断熱性を向上で゛きる。というのは、
この構造によ゛ると、1次急冷槽2が魚槽33を介して
更に断熱処理される為である。
第4図および第5図に示すように、1次急冷槽2が管状
の場合、下記の特長が実現゛される。
1次急冷槽2が管状の為、活魚は1次急冷槽2を移送き
れることによって、確実に均一に所定の時間急冷液に浸
漬される。即ち、急冷ホッパ1より下方に向かって管状
の1次急冷槽2が延長されているので、活魚の浮上に逆
らった急冷液の流れであり、短かい管の長さでも、魚体
は大量の急冷液と接触されて熱交換の効率が良い。
又、魚体は表面が冷却冷凍されて、硬化しているので、
魚ポンプ28内を°通過しても魚体の損傷が少ない。更
に、魚ポンプ28がニジエフ−ターポンプなので、ロー
タリー魚ポンプのような魚体な折り曲げる捧泪がす<、
傷みを減少できる。通常、ニジエフ“ターポンプは高圧
のブースターポンプに°よって付勢されるので、魚体の
エラの部分に高圧水が当り、頭部から進行するように通
過すると、工゛うがふくれて損傷を受けたが、°魚体表
面が凍結°されているとその作用がない。
又、工”ジエクターポンプが゛1次急冷槽2の底部に据
え付けられ、吐出側の邸送管18は上向′きに上昇する
ので、エジエ゛り°ターの構造上ディ7エーザーによっ
て吐出側は大口径となり、流速は遅゛〈なっても、魚体
が浮上傾向にあり、円滑に上昇し、セパレーータ゛17
へ供給°サレル。
セパレ・−ター17から排出された魚体は、選別機31
に供給源れるが、選別機31では魚体が跳ねるこ−とが
な埴ので、選別効率が良い。一般には、・魚ポンプで揚
魚されたさん、まは選別機にかけられるが、・ビチビチ
跳ねてスリットの幅の狭い手前に落丁せず、小魚が大魚
に混入していた。
又、1次急冷槽2内での冷却時間は、管内の流速によっ
て調整することができる。ブースターポンプ29の吐出
側のN整弁30を開゛<ことにより、1次急冷槽2であ
る管内の流速が増加す゛る。この場゛合、急冷ホッパ1
の急冷液の水面レベルが下降するので、給水ポンプ9の
吐出側の給水弁34を開けて、急冷ホッパ1への給水量
を増加させ゛る。
魚体が大きかったり急冷液の水温が高い場合は、より長
い時間の冷却が必要である。この場合はブースターポン
プ29の調整弁30を絞りエジェクターの吐出圧力を下
げる。この場合、急冷ホッパ1の給水量が増加するが、
°急冷ホッパ1からはオーバーフロー口25より冷水槽
6へ急冷液は返戻される。又、レベルセンサ32によ−
り急冷ホッパ1内の急冷液のレベルを検出して、給水ポ
ンプ9を発停′させてもよい。
管型1次急冷槽2は、パイプ等゛を使用する外、可撓性
のホースを使用すれば、船倉内のデッドスペースを有効
に利用することができ、施工も簡単である。
第6図に示す活魚の活部、冷却装置は、1次急冷工程に
於て、/プル36でもって活魚に急冷液を散布して、急
冷液に浸漬したのと実質的に同一な状態で、活部、冷却
する。
従って、この装置は、1次急冷槽である急冷室3Tにネ
ットコンベアー38を配設し、このネットコンベア38
に、急冷ホッパ1で°もって活魚を供給している。
ネットコンベア38の上方に位置して複数のノズル36
が配設畜れ、ノズル36が活魚に急冷液を散布する。ノ
ズル3Gは、給水ポンプ39を介して冷水槽6に連結さ
れており、冷水槽゛6から急冷液をノズル36に送る。
冷水槽6は、1次急冷槽である急冷室3γの下部にこれ
七一体化して設けられている。
この構造の活魚の活部、冷却装置は、急冷液が活魚に接
触する時間が短かい。従って、急冷液の温度は、マイナ
ス0℃以下、好ましくはマイカ220℃程度に決定され
る。
本発明は、活魚を1次急冷工程に於て活部、冷却し、更
に次の2次保冷工程に於て凍結されることなく冷却して
いる。この状態に処理された鮮魚は、長時間にわたって
高鮮度で美味であるが、更に長時間保存する場合、2次
保冷処理の後、可能な限り短時間に凍結して保存できる
のは言うまでもない。
又、2次保冷工程は、1次保冷工程で冷却された魚体を
、更に、中心まで均一に冷却されるように表面から冷却
する。ところが、前にも述べたように、魚体の表面を凍
結し、この凍結部分の融解熱で魚体を均一に冷却する場
合、必ずしも2次保冷工程に於て魚体管更に冷却する必
要はなく、断熱処理塔れるが、冷却手段のない2次保冷
槽に収納することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図、および第6図は本発明の実施例を
示−す魚体の活締、冷却装置の概略断面図、第5図は第
′2図に示す魚体の活締、冷却装置を漁船に塔載した状
態を示す断面図である。 1・φ急冷ホッパ、2・φ1次急冷槽、3・・2次保冷
槽、4・・排出手段、5・・急冷液、6・・冷水槽、7
・・冷却手段、8−・冷却手段、911・給水ポンプ、
10・・フィルタ、11・・セパレータ、12・・魚ポ
ンプ、13・パ排出°口、14・・多孔板、15・・空
気抜弁、16・・案内板、17・・セパレータ、18・
・移送iF、19・・排出弁、20・・還水ポンプ、2
1・・還水弁、22・・循環ポンプ、23・・供給管、
24・・供給弁、25・・オーバーフロー口、26・・
吸入弁、2γ・・フィルタ、28・・魚ポンプ、29−
−ブース“ターポンプ、30・・調整弁、31・・11
531Ji、32・・レベルセンサ、33・・魚槽、3
4・・給杢弁、35・・通水部、36・・ノズル、37
・・急冷室、38・=ネットコンベア、39・−給水ポ
ンプ、

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)活魚を冷却して活締めする方法に於て、活魚を、
    0℃未満の急冷液に浸漬して活締めすると共に、表面を
    中心より低温に冷却する1次急冷工程と、この1次急冷
    工程の後、急冷液より温度が高い雰囲気で保冷する2次
    保冷工程とからなることを特徴とする魚体の活締、冷却
    方法。
  2. (2)1次急冷工程に使用する急冷液が−5℃以下で、
    魚体を10秒以上急冷液に浸漬する特許請求の範囲第(
    1)項記載の魚体の活締、冷却方法。
  3. (3)急冷液が−10℃以下で、魚体を1秒以上急冷液
    に浸漬する特許請求の範囲第(1)項記載の魚体の活締
    、冷却方法。
  4. (4)1次急冷工程に於て、急冷液に浸漬して魚体の表
    面を凍結させ、凍結した魚体の融解点で魚体を冷却する
    特許請求の範囲第(1)項記載の魚体の活締、冷却方法
  5. (5)2次保冷工程が、魚体を、水氷に浸漬する特許請
    求の範囲第(1)項記載の魚体の活締、冷却方法。
  6. (6)2次保冷工程が、魚体を、保冷室に収納する特許
    請求の範囲第(1)項記載の魚体の活締、冷却方法。
  7. (7)活魚が供給される急冷ホッパと、魚体を活締、冷
    却する1次急冷工程に使用される1次急冷槽と、該1次
    急冷槽に連通して魚体を2次保冷槽に送る排出手段と、
    急冷液の冷却手段とを備え、急冷ホッパ内へ活魚状態の
    魚体を供給してショック死させると共に、該1次保冷槽
    内で冷却し、該魚体の排出手段により魚体を2次保冷槽
    に排出する魚体の活締、冷却装置。
  8. (8)急冷ホッパと、急冷ホッパに連通する1次急冷槽
    と、該1次急冷槽の上部に連結する魚体の排出手段と、
    所定量の急冷液を収容する冷水槽と、該急冷液の冷却手
    段と、急冷液を急冷ホッパへ移送する移送手段とを備え
    、急冷ホッパへ活魚状態の魚体と急冷液を供給し、これ
    を1次急冷槽内に収容し、該1次急冷槽内で冷却し、前
    記排出手段により、魚体を2次保冷槽に排出するように
    構成されたことを特徴とする特許請求の範囲第(7)項
    記載の魚体の活締、冷却装置。
  9. (9)排出手段が管であり、管の一端が、1次急冷槽の
    上部に連通され、他端部に、セパレータを連通すると共
    に、魚体を急冷液と共にセパレータへ移送し、セパレー
    タで魚体と急冷液は分離されて、魚体が排出されるよう
    に構成した特許請求の範囲第(7)項記載の魚体の活締
    、冷却装置。
  10. (10)2次保冷槽が魚槽で、この魚槽には保冷手段を
    備え、該保冷手段は、1次急冷槽よりも高温で大気温度
    よりも低温の冷却手段によつて冷却される特許請求の範
    囲第(7)項記載の魚体の活締、冷却装置。
  11. (11)魚槽内に、砕氷と海水が混合された水氷が充填
    されている特許請求の範囲第(10)項記載の魚体の活
    締、冷却装置。
  12. (12)移送手段が、1次急冷槽内の急冷液を急冷ホッ
    パへ供給する給水ポンプを備えた特許請求の範囲第(8
    )項記載の魚体の活締、冷却装置。
  13. (13)急冷液の冷却手段が、急冷液を冷却して凍結し
    た氷である特許請求の範囲第(7)項記載の魚体の活締
    、冷却装置。
  14. (14)急冷ホッパにオーバーフロー口が開口され、こ
    のオーバーフロー口が冷水槽に連通されている特許請求
    の範囲第(7)項記載の魚体の活締、冷却装置。
  15. (15)1次急冷槽に還水ポンプの吐出側が連通され、
    還水ポンプで圧入される急冷液でもつて、1次急冷槽内
    の魚体が急冷液と共に排出される特許請求の範囲第(7
    )項記載の魚体の活締、冷却装置。
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US06/849,676 US4700547A (en) 1985-04-25 1986-04-09 Method for instantly killing and cooling fish, and an apparatus for carrying out this method
CA000506329A CA1241810A (en) 1985-04-25 1986-04-10 Method for instantly killing and cooling fish, and an apparatus for carrying out this method
NO861628A NO162177C (no) 1985-04-25 1986-04-24 Fremgangsmaate og anordning for umiddelbar slaktning og nedkjoeling av fisk.

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