JPS62137425A - アクチユエ−タのクラツチ構造 - Google Patents

アクチユエ−タのクラツチ構造

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JPS62137425A
JPS62137425A JP60276985A JP27698585A JPS62137425A JP S62137425 A JPS62137425 A JP S62137425A JP 60276985 A JP60276985 A JP 60276985A JP 27698585 A JP27698585 A JP 27698585A JP S62137425 A JPS62137425 A JP S62137425A
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case
coil
armature
electromagnetic clutch
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Fumio Kobayashi
小林 二三雄
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/105Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical coupling surface

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1例えば自動車のトランクのロック装置または
フューエルリッドのロック装置等を、遠隔位置から解除
操作するワイヤが巻回されたドラム等を正逆回転させる
ようにしたアクチュエータにおいて、前記ドラム等に、
モータの駆動力を伝達または遮断するクラッチの構造に
関する。
(従来の技術) 自動車のトランクのロック装置またはフューエルリッド
のロック装置等を、遠隔位置から解除操作しつるように
したアクチュエータとしては、本願出願人による、特願
昭60−82222号がある。
このアクチュエータは、ケース内に枢着された巻取りド
ラムを、回転駆動装置に締結し、この回転駆動装置によ
り、巻取りドラムを正逆回転しうるようにしたもので、
このアクチュエータおよびこれに含まれるクラッチの構
成を、第2図ないし第4図に基づいて説明する。
(21)は中空箱状のケース、(22)は、ケース(2
1)の上面開口部を閉塞するように、止めねじ(22a
)をもってケース(21)に止着された蓋板である。
第2図に明示するように、ケース(21)の底部中央に
は、モータ(23)が、止めねじ(23a)をもって固
着され、このモータ(23)の中央より上方に向けて突
出する回転軸(24)の上端部に形成された角軸部(2
4a)の上端は、蓋板(22)に固着された固定軸(2
5)の下端に設けた軸孔(25a)内に嵌入して支持さ
れている。
回転軸(24)の角軸部(24a)には、太陽歯車(z
6)が固嵌され、その上方における固定軸(25)まわ
りと、その下方における回転軸(24)まわりとには。
上下1対の円板(27a) (27b)が遊嵌されてい
る。
両川板(27a) (27b)間には、3個の遊星歯車
(28)(その1個のみを図示する)が、上下方向の軸
(29)をもって、互いに円周方向に等間隔をなすよう
に枢着されている。
各遊星歯車(28)は、太陽歯車(26)と噛合する第
1歯車(28a)と、この第1−歯車(28a)の歯数
より1歯だけ少ない歯数とした第2歯車(28b)とを
、同軸上に一体的に形成したものよりなっている。
遊星歯車(28)の下方における回転軸(24)まわり
には、第1の内歯歯車(30)が回転自在に設けられて
いる。
第1の内歯歯車(30)の上部には、各遊星歯車(28
)の第1歯車(28a)と噛合する内歯(30a)が形
成され、かつ同じく下部に形成された縮径部(30b)
の外周の一部には、横断面が回転軸(24)を中心とす
る扇形をなす扇形溝(31)が形成されている。
第1の内歯歯車(30)とモータ(23)との間におけ
るケース(21)の内周には、電磁クラッチ(32)が
設けられている。
この電磁クラッチ(32)は、ケース(21)の内周に
沿って巻回されたコイル(33)と、このコイル(33
)の内側に設けられ、ヨークとして作用する磁性体の筒
体(34)と、コイル(33)の外側に設けられ、かつ
ケース(21)に固着されたハウジング(35)とを備
えるフィ−ルドコア(20)と、このフィールドコア(
20)と第1の内歯歯車(30)との間に設けた磁性体
のアーマチュア(36)とからなっている。
フィールドコア(20)は、止め部材(37)をもって
、ケース(21)に固定されている。
アーマチュア(36)は、第1の内歯歯車(3o)の縮
径部(30b)に遊嵌された筒部(36a)と、その上
端に連設されたフランジ部(36b)とからなり、筒部
(36a)の外周部の一部には、回転軸(24)を中心
とする開き角度が、第1の内歯歯車(30)の扇形溝(
3L)の開き角度と同一の弧状溝(38)が形成されて
いる。
かくして、電磁クラッチ(32)は、コイル(33)に
通電することにより、アーマチュア(36)をフィール
ドコア(20)に磁着し、アーマチュア(36)を、回
転しないようにケース(21)に連結させることができ
、コイル(33)への通電を停止することしこより、ア
ーマチュア(36)が自由に回転し得るようになってい
る。
アーマチュア(36)の筒部(36a)と、筒体(34
)との間には、縮径習性を備えるコイルばね(39)が
収納されている。
コイルばね(39)の両端部には、求心方向を向く折曲
部<39a) (39b)が形成されている。
第3図に示すように、両折曲部(39a) (39b)
は、アーマチュア(36)の弧状溝(38)と、第1の
内歯歯車(30)における扇形溝(31)とにそれぞれ
連続して嵌合され、常時は、一方の折曲部(39a)は
、弧状溝(38)の−側縁(38a)と扇形溝(31)
の−側縁(3La)とに当接し、かつ他方の折曲部(3
9b)は、弧状溝(38)の他側縁(38b)と扇形溝
(31)の他側縁(31b)とに当接している。
円板(27a)と蓋板(22)との間における固定軸(
25)の外周には、第2の内歯歯車(40)が、第1の
内歯歯車(30)に対して相対回転可能に外嵌されてい
る。
第2の内歯歯車(40)の下部内面には、各遊星歯車(
28)の第2歯車(28b)と噛合する内歯(20a)
が形成されている。
なお、内歯(20a)の歯数は、第1の内歯歯車(30
)における内歯(30a)の歯数と同一としである。
かくして、太陽歯車(26)、遊星歯車(28)、第1
の内歯歯車(30)、第2の内歯歯車(40)等により
、太陽歯車(26)を入力部材、第1の内歯歯車(30
)を第1の出力部材、第2の内歯歯車(40)を第2の
出力部材とする遊星歯車装置としだ差動歯車式の減速装
置(A)が形成され、この減速装置(A)と、モータ(
23)と、電磁クラッチ(32)と、コイルばね(39
)等とにより、後述する巻取りドラム(41)を所望方
向に回転させるための回転駆動装置(B)が形成されて
いる。
第2の内歯歯車(40)の上部には、巻取りドラム(4
I)が一体内に形成されている。
この巻取りドラム(41)の外周部には、深さが深く、
かつ上下幅が広い案内i?4(42)と、深さが浅く、
かつ上下幅が狭いワイヤ巻取り溝(43)とが、同一円
周上に連続して形成され、この頭部案内溝(42)とワ
イヤ巻取り溝(43)との接合部には、係合段部(図示
lll8)が形成されている。
巻取りドラム(41)の上端面には、固定軸(25)を
中心とする弧状溝(46)が形成され、この弧状溝(4
6)には、蓋板(22)の下面に当接するストッパ(4
7)が摺動自在に嵌合している。
ストツバ(47)は、弧状溝(46)のほぼ中央に位置
するような配置で設けられており、この状態から巻取り
ドラム(41)が第2図における上方より見て時計方向
又は反時計方向に同一角度だけ回転したとき、このスト
ッパ(47)が弧状溝(46)の各端部に当接して1巻
取りドラム(41)のそれ以上の回転を阻止するように
なっている。
ケース(21)の上部には、右方に向けて延出する前後
1対の角筒部(21a)が連設され、それらの内側には
、可撓性のアウターチューブ(図示略)の基端部が、巻
取りドラム(41)におけるワイヤ巻取り溝(43)に
対する接線のほぼ延長線上に位置するように、それぞれ
嵌着されている。
各アウターチューブ内には、図示しないワイヤが、軸線
方向に摺動自在に挿通されており、各アウターチューブ
の基端より延出するワイヤの基端部は、巻取りドラム(
41)におけるワイヤ巻取り溝(43)に対して、はぼ
接線上に位置している。
各ワイヤの基端には、ケース(21)の内周面に沿う外
形をぴuえるほぼ截頭円錐形状の係止部材(図示略)が
それぞれ止着されている。この係止部材は、ケース(2
1)の内周面と、巻取りドラム(41)の案内溝(42
)との間隙内に配設され、係止部材は案内溝(42)の
両端の係合段部(図示略)に、それぞれ巻取リドラム(
41)の円周に対して互いに逆の接線方向から係合し得
るようになっている。
各ワイヤの他端は、複数のロック装置のラッチ(図示略
)にそれぞれ係止されて、ワイヤが巻取りドラム(41
)側に牽引されることにより、前記ラッチが、係合位置
から解放位置に回動させられてロック装置のロックが解
除されるようになっている。
次に、この先願のアクチュエータの作用について説明す
る。
アクチュエータの不作動時には、各係止部材は、不作動
位置にそれぞれ位置し、かつ巻取りドラム(41)は、
各係合段部が両係止部材間で、かつそれらの右方の適宜
の位置に位置するように停止している。 電磁クラッチ
(32)におけるコイル(33)に通電した後、又はそ
れと同時に、モータ(23)に、回転#(24)が予め
定められた正転方向9例えば第2図の回転軸(24)の
上方視における反時計方向(以下、時計方向又は反時計
方向というときは、第2図における装置を上方から見た
場合のものを言うものとする。)に回転するように通電
する。
すると、アーマチュア(36)がフィールドコア(20
)に吸着され、アーマチュア(36)は、ケース(21
)に対して固定される。
また、モータ(23)の作動により1回転軸(24)と
太陽歯車(26)とが反時計方向に回転し、遊里歯車(
28)は各内歯(30a) (40a)に沿って時計方
向に自・転しながら、太陽両車(26)のまわりを反時
計方向に公転する。
このとき、遊星歯車(28)における第1歯車(28a
)と第2歯車(28b)との歯数の相違により、第1の
内歯歯車(30)は時計方向に、かつ第2の内歯歯車(
40)は、時計方向にそれぞれ相対的な回゛転力が与え
られる。
この第1の内歯歯車(30)の時計方向の回転により、
第4図に示すように、コイルばね(39)の一方の折曲
部(39a)は、扇形N(31)の−側縁(31a)に
より1時計方向に押動させられる。
このとき、アーマチュア(36)はフィールドコア(2
0)に吸着されて停止しており、かつコイルばね(39
)の他方の折曲部(39b)は、弧状溝(38)の側縁
(38b)に当接して停止させられているので、コイル
ばね(39)は筒体(34)内において漸次拡径し、筒
体(34)の内面に密着する。
この筒体(34)の内面へのコイルばね(39)の密着
作用により、コイルばね(39)の折曲部(39a)は
それ以上回転しなくなり、それにより、第1の内歯歯車
(30)の時計方向の回転は阻止される。
それ以後は、モータ(23)の回転力は、すべて第2の
内歯歯車(40)に付与され、第2の内歯歯車(40)
は反時計方向に回転させられる。このときの減速比はき
わめて大であるので、小出力のモータ(23)で、第2
の内歯歯車(40)を強力に回転させることができる。
第2の内歯歯車(40)の反時計方向への回転に伴って
1巻取りドラム(41)が同方向に回転させられ。
一方のワイヤの基端部が、ワイヤ巻取り溝(43)に沿
って反時計方向に巻取られる。
この巻取りドラム(41)への一方のワイヤの巻取りに
より、ワイヤは牽引され、これに連係するロック装置の
ロックが解除される。
このロック装置が解除したことを、図示しない検知装置
により検知して、コイル(33)及びモータ(23)へ
の通電を停止すると、回転軸(24)の回転力はなくな
るとともに、フィールドコア(20)へのアーマチュア
(36)の吸着力がなくなり、アーマチュア(36)は
自由に回転し得るようになる。
すると、コイルばね(39)の縮径しようとする復元力
により、アーマチュア(36)は、第1の内歯歯車(3
0)に対して、第3図に示すように、弧状溝(38)の
各側縁(38a)(38b)が扇形溝(31)の各側縁
(31a) (31b)に整合する位置まで復帰させら
れ、かつコイルばね(39)自体は若干縮径し、筒体(
34)の内面への密着作用はなくなり、筒体(34)に
対して自由に回転し得るようになる。
それとほぼ同時に、ワイヤに作用するロック装置側の圧
縮ばね(図示略)の付勢力により、ワイヤがロック装置
の方に向けて牽引され、それに伴って1巻取りドラム(
41)は、第1図に示す元位置まで復帰回転させられる
(発明が解決しようとする問題点) 前述の電磁クラッチ(32)においては、第1の内歯歯
車(30)の回転部における支持は、その上端部におけ
るケース(21)との嵌合部のみによりなされており、
第1の内歯歯車(30)の下端部である縮径部(30b
)は、モータ(23)の回転軸(24)に対しては。
若干のガタを有するようにしである。
その理由は、ケース(21)に予め取り付けられた状態
のモータ(23)の回転軸(24)に、第1の内歯歯車
(30)の縮径部(30b)を、すきま嵌めの公差をも
って嵌合したのちには、該内歯歯車(30)の上端部を
ケース(21)に嵌合しがたく、該内歯歯車(30)を
、ケース(21)および回転軸(24)の両方にすきま
嵌めするには、その嵌合を終えたのちに、モータ(23
)をケース(21)に固定しなければならないが、この
固定は、モータ(23)の止めねじ(23a)がケース
(21)の内部にあるので不可能である。
第1内の両歯車(30)を前記のように支持することに
より、コイルばね(39)の各折曲部(39a) (3
9b)は、前記嵌合部より下方に位置することになり、
このコイルばね(39)の拡径時における折曲部(3’
1la)(39b)よりの力が、第1の内歯歯車(30
)の扇形溝(31)の側縁(31a) (31b)に作
用すると、第1の内歯歯車(30)の軸線が、回転軸(
24)の軸線に対し傾斜する状態が生じる。
一方、アーマチュア(36)の支持は、コイルばね(3
9)の各折曲部(39a) (39b)を第1内歯歯車
(30)の弧状溝(38)の各壁面に当接させることに
より行なわれている。しかし、アーマチュア(36)は
、コイル(33)に吸着されたときに、縮径部(30b
)からの摩擦作用を受けないようにするために、遊びを
有して嵌合しており、回転作用を正確にガイドする嵌合
部は、とくに設けられていなかった。・したがって、ア
ーマチュア(36)は、コイルばね(39)からの前記
の力が作用したときには、その軸線は、回転軸(24)
の軸線からかなり傾斜することになる。
コイルばね(39)の拡径は、各折曲部(39a) (
39b)の基部であるコイルばね(39)の上下部にお
いて、向きを逆にした接線方向への力により行なわれて
いるので、コイルばね(39)は、拡径時にその軸線が
、回転軸(24)の軸線に対して傾斜する向きの力を受
けている。
前記の各理由により、コイルばね(39)を拡径して電
磁クラッチ(32)を作動させるときに、筒体(34)
の内面に対するコイルばね(39)の外周部の接触作用
が不安定なものとなって、コイルばね(39)が、アー
マチュア(36)と筒体(34)間にロックされた状態
を生じることがある。このような状態では、コイル(3
3)への通電を遮断して、電磁クラッチ(32)を解除
しようとしても、電磁クラッチ(32)が確実に解除さ
れないという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ケース内に設けた差動歯車式の減速装置にお
ける入力部材をモータの回転軸に連係し。
第1の出力部材である第1の内歯歯車を、ケースの内周
に固定した電磁クラッチを介してによりケースに固定し
て、モータを回転することにより、第2の出力部材であ
る第2の内歯歯車を、減速して駆動させるようにしたア
クチュエータにおいて、前記電磁クラッチが、ケース内
周に沿って巻回されたコイルと、このコイルの外側に設
けられ、かつケースの内周に固着されたハウジングと、
前記コイルの内側に設けられ、かつ下端に設けた端板の
孔内に、前記第1の内歯歯車の下端部が遊嵌されている
ヨークとして作用する磁性体の筒体と、前記筒体の内周
とにより環状の空隙部を形成するようにして、筒体と第
1の内歯歯車との間に設けられ、かつ上端に形成された
端板が、ケースの内周に遊嵌されるとともに、下端が前
記空隙部内に配設されたスペーサに遊嵌していて、前記
コイルへの通電時に、コイルに吸着されるアーマチュア
と、前記アーマチュアの外周に巻回されてコイル状をな
し5両端にそれぞれ形成された内向の折曲部を、アーマ
チュアに穿設された弧状溝および第1の内歯歯車に穿設
された扇形溝内に挿通してなり、コイル径が拡開する向
きに前記折曲部が相対移動したときに、外周部が前記ア
ーマチュアの内周に当接可能なコイルばねとを備えるこ
とにより、前述の問題点の解決を図ることにある。
(作用) 本発明によれば、第1の内歯歯車の上下部を。
ケース内の穴と筒体の下部にそれぞれ嵌合し、電磁クラ
ッチのアーマチュアの上下部を、ケース内の穴と筒体の
内側に設けたスペーサとにそれぞれ嵌合し、かつ電磁ク
ラッチの断続を行なうコイルばねの両折曲部を、前記第
1の内歯歯車およびアーマチュアの上下部の各嵌合部の
間に配置させることにより、コイルばねは、筒体の内周
に確実に着脱して、電磁クラッチは確実に作動すること
ができる。
(実施例) 以下、第1図に基づいて、本発明の一実施例を説明する
なお、第2図における部材と同じ機能を有するものは、
同じ記号で表示して、その説明は省略する。
第1の内歯歯車(1)とモータ(23)との間における
ケース(21)の内周には、電磁クラッチ(2)が設け
られている。
コイル(33)の外側に設けられているハウジング(3
)は、ケース(21)内に嵌合され、その上部に形成さ
れたフランジ(3a)を、ねじ(4)によりケース(2
1)の段部(21b)に止着することにより、ケース(
21)に固定されている。
コイル(33)の内側には、ヨークとしての筒体(5)
が設けられている。この筒体(5)の下端に設けた端板
(5a)に、下向きの管部(5b)を形成することによ
り、筒体(5)の下端には、ガイド用の穴(5c)が形
成されている。
筒体(5)の内周の下部には、中心部に穴を有し。
かつ上方に開口する皿状のスペーサ(6)が挿入されて
いる。このスペーサ(6)内には、アーマチュア(7)
の下端(7a)が嵌合している。アーマチュア(7)の
上端に形成された端板(7b)の外縁を、遊端が下向き
に折曲することにより、端板(7b)の外縁には、ケー
ス(21)内に嵌合する環状部(7c)が形成されてい
る。アーマチュア(7)の上下部を、前記のようにして
、ケース(21)およびスペーサ(6)に嵌合させるこ
とにより、筒体(5)とアーマチュア(7)との間には
、環状の空隙部(8)が形成されている。この空隙部(
8)内には、前述のコイルばね(39)が設けられてい
る。
第1の内歯歯車(1)の上部には、各遊星歯車(28)
の第1歯車(28a)と噛合する内歯(1a)が形成さ
れ、かつ同じく下部に形成された縮径部(1b)には、
横断面が扇形をなす扇形#(31)が形成されている。
この第1の内歯歯車(1)の縮径部(1b)の下端には
、管軸(1c)が一体内に形成されている。
この管軸(1c)は、筒体(5)の管(5b)の穴(5
C)内に嵌合している。
アーマチュア(7)の筒部(7d)の外周部の一部には
、前記アーマチュア(36)と同様の弧状溝(38)が
形成され、この弧状溝(11)と第1の内歯歯車(1)
の扇形溝(31)とには、コイルばね(39)の両折曲
部(39a) (39b)が、それぞれ連続して嵌合さ
れている。
この両折曲部(39a) (39b)の嵌合位置は、第
1の内歯歯車(1)の上下の嵌合部の間であって、かつ
アーマチュア(7)の上下の嵌合部の間に存在している
このように、アーマチュア(7)の内周と第1の内歯歯
車(1)の縮径径部(1b)の外周との間、およびコイ
ルばね(39)の外径部との間に適正な間隙を設けるこ
とにより、アーマチュア(7)およびコイルばね(39
)の寸法のバラツキまたは変形等により、アーマチュア
(7)と縮径部(lb)との接触、およびコイルばね(
39)と筒体(5)との接触が、それぞれぞれ防止され
ている。
第1の内歯歯車(1)が回転している状態で、電磁クラ
ッチ(2)を作動させるために、コイル(33)に通電
してアーマチュア(7)を吸着すると、第2図の装置と
同様の作用により、コイルばね(39)は筒体(5)に
当接して、アーマチュア(7)および第1の内歯歯車(
1)の回転が停止させられる。
このとき、第1の内歯歯車(1)およびアーマチュア(
7)は、コイルばね(39)の両折曲部(39a)(3
9b)により軸芯が倒れる向きの強い力を受けるが、第
1の内歯歯車(1)およびアーマチュア(7)は、上下
の端部において回転自在にそれぞれ支持され、かつこれ
らの支持部間に前記両折曲部(39a)(39b)が位
置しているので、第1の内歯歯車(1)およびアーマチ
ュア(7)の軸芯が、回転軸(24)の軸芯に対して傾
斜することはなく、コイルばね(39)は正確に筒体(
5)に着脱することができる。
(本発明の効果) 本発明によれば、第1の内歯歯車の上下部を、ケース内
の穴と筒体の下部にそれぞれ嵌合するとともに、電磁ク
ラッチのアーマチュアの上下部を、ケース内の穴と筒体
の内側に設けたスペーサとにそれぞれ嵌合し、かつ電磁
クラッチの断続を行なうコイルばねの両折曲部を、前記
第1の内歯歯車およびアーマチュアの、上下部の各嵌合
部の間に配置させることにより、コイルばねは、筒体の
内周に確実に着脱して、電磁クラッチは確実に作動する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例が適用されたアクチュエー
タの縦断面図、 第2図は、従来のクラッチが適用されたアクチュエータ
の縦断面図、 第3図は、第2図のm−tn線断面図、第4図は、第3
図の、作動説明図である。 (1)第1の内歯歯車   (2)電磁クラッチ(3)
ハウジング     (5)′WJ体(6)スペーサ 
     (7)アーマチュア(8)空隙部     
  (20)フィールドコア(21)ケース     
  (31)扇形溝(38)弧状溝       (3
3)コイル(39)コイルばね     (40)第2
の内歯歯車第2図 C%J

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ケース内に設けた差動歯車式の減速装置における入力部
    材をモータの回転軸に連係し、第1の出力部材である第
    1の内歯歯車を、ケースの内周に固定した電磁クラッチ
    を介してケースに固定して、モータを回転することによ
    り、第2の出力部材である第2の内歯歯車を、減速して
    駆動させるようにしたアクチュエータにおいて、 前記電磁クラッチが、ケース内周に沿って巻回されたコ
    イルと、このコイルの外側に設けられ、かつケースの内
    周に固着されたハウジングと、前記コイルの内側に設け
    られ、かつ下端に設けた端板の孔内に、前記第1の内歯
    歯車の下端部が遊嵌されているヨークとして作用する磁
    性体の筒体と、前記筒体の内周とにより環状の空隙部を
    形成するようにして、筒体と第1の内歯歯車との間に設
    けられ、かつ上端に形成された端板が、ケースの内周に
    遊嵌されるとともに、下端が前記空隙部内に配設された
    スペーサに遊嵌していて、前記コイルへの通電時に、コ
    イルに吸着されるアーマチュアと、前記アーマチュアの
    外周に巻回されてコイル状をなし、両端にそれぞれ形成
    された内向の折曲部を、アーマチュアに穿設された弧状
    溝および第1の内歯歯車に穿設された扇形溝内に挿通し
    てなり、コイル径が拡開する向きに前記折曲部が相対移
    動したときに、外周部が前記アーマチュアの内周に当接
    可能なコイルばねとを備えることを特徴とするアクチュ
    エータのクラッチ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01295978A (ja) * 1988-05-23 1989-11-29 Oi Seisakusho Co Ltd 車両用アクチュエータ
CN108386593A (zh) * 2017-02-03 2018-08-10 阿自倍尔株式会社 操作器

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JPH01295978A (ja) * 1988-05-23 1989-11-29 Oi Seisakusho Co Ltd 車両用アクチュエータ
CN108386593A (zh) * 2017-02-03 2018-08-10 阿自倍尔株式会社 操作器
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