JPS62136426A - 振動式パ−ツフイ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は振動式パーツフィーダに関し、特に仮バネ取
付角度の調整構造に関するものである。

〔従来の技術〕

電子部品等の小部品の整列搬送に使用される振動式パー
ツフィーダは、第６図に示すように、基台１上に防振ゴ
ム２を介して下部振動体３を搭載し、下部振動体３の内
部に設置した交流型も６石４上に所要のギャップをおい
て上部振動体５を設け、その上部振動体５を下部振動体
３との間に介在した仮バネ６によって支持し、また上部
振動体５に、内周壁にら旋搬送路を有するボウル７を載
置した構造から成るものである。また、上記の仮バネ６
は数枚を１組として４組使用され、それぞれ同一方向に
一定角度だけ傾斜している。

上記のような振動式パーツフィーダにおいて、部品の搬
送速度を可変にするために、第７図に示すように、仮バ
ネ６の取付面８に模形の角度調整部材９、Ｓを介在し、
これらの部材９．９を数枚用意して適当な組合せをつく
ることによって仮バネ６の角度を変更する手段が知られ
ている（特開昭６０−１５７４１２号公報）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

板バネ６の角度を変更する手段として、上記のような模
形の調整部材９．９を組合せて使用するものは、角度変
更の際に調整部材９．９を外したり、追加したりして組
合せを変える必要があるため、角度変更作業に時間がか
かる問題がある。また、角度によっては使用しない調整
部材９．９が生しるために不必要なものを保管しておく
必要があり、紛失の原因となる。

この発明はこれらの問題点を解決した振動式パーツフィ
ーダを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上記の問題点を解決するために、角度調整
部材を断面が不等辺三角形の角柱によって形成するとと
もに、上下各振動体の板バフ取付面を平行に形成し、上
記調整部材の三角形の各面に取付面に対する取付手段と
仮バネの固定手段を設け、かつ少なくとも一方の調整部
材を取付面に沿った方向への取付位置可変手段を設けた
構成としたものである。

〔作用〕

各調整部材をそれぞれ同一姿勢を保って各取付面に取付
けるとともに、各調整部材の板バネ固定面を同一面にあ
るように設定して仮バネを固定する。仮バネの角度を変
更する際は、各調整部材の取付態様を他の同一姿勢に変
えることによって行なう。

〔実施例〕

第１図および第２図は、この発明の実施例に係る振動式
パーツフィーダであり、その基本構造は従来のものと同
様であるから、第６図のものと同一部分については同一
符号を付して示すにとどめ、その説明を省略する。この
発明の特徴とするところは以下説明する部分にある。

即ち、上部振動体５及び下部振動体３の外周面をそれぞ
れ部分的に切除して、その切除した面から突出した上部
取付部１０と下部取付部１１をそれぞれ設け、各取付部
１０．１１の下面にパーツフィーダ中心線に対し、傾斜
角度ω（第３図参照）をもち、かつ相互に平行な取付面
１２．１３を形成している。なお、上部取付部１０は下
部取付部１１に対し、板バネ６を傾斜方向に幾分方寄っ
て設けられている。

角度調整部材１４．１５は、断面形状が不等辺の相似三
角形の角柱によって形成されている。

（便宜上、第３図のように角度をα、β、Ｔとし、各頂
点をＡ、Ｂ、Ｃ及びＡ’　、Ｂ’　、Ｃ’とする。）こ
れらの各調整部材１４．１５のうち、上部の調整部材１
４は、仮バネ６の固定と、上部取付面１２への取付けを
兼ねるネジ穴１６が、三角形の各面にそれぞれ形成され
ている。またその三角形の内接円の中心に固定用貫通穴
１７が設けられている。

上記の調整部材１４は、取付部１０に挿入したネジ１８
によって三角形のいずれかの面（第３図の場合はＡＣを
含む面）を上部取付面１２に接触せしめた状態で取付け
られ、また貫通穴１７に挿入したネジ１９によって上部
振動体５に固定される。また板ハ皐６の上端部はネジ２
０によって三角形の他の面（第３図の場合はＡＢを含む
而）に固定される。

また、下部調整部材１５も同様に三角形の各面に仮バネ
６の固定と、下部取付面１３への取付けを兼ねるネジ穴
２１が形成され、また角柱の軸方向に３個所の固定用貫
通穴２２が形成されている。

上部調整部材１４と下部調整部材１５は、同一姿勢を保
って取付けられる。即ち、上部調整部材１４がその辺Ａ
Ｃを含む面で上部取付面１２に取付けられる場合は、下
部調整部材１５は、調整部材１５が姿勢を変えた際のそ
れぞれの場合に、下部振動体３に設けたネジ穴２５に合
致する位置に設けられている。したがって、貫通穴２２
を通してネジ２６を螺入することによって調整部材１５
を固定することができる。

結局、３個所に設けた貫通穴２２は、調整部材１５の姿
勢に応じてその位置を取付面１３に沿って移動させる取
付位置可変手段を構成している。

この発明の実施例は上記のごとき構成であり、以下その
作用について説明する。

いま、両方の調整部材１４．１５を第３図に示すように
取付けた場合、各部材１４．１５の辺τｉを含む面と、
辺７Ｗを含む面とが同一面となり、各面のネジ穴１６．
２１を利用して板バネ６を固定する。板バネ６の鉛直線
に対する傾斜角度θ１は、θ１−α−ωで表わされる。

また、第４図に示すように取付けると、各調整部材１４
．１５相互間の相対位置が変化するが、上部調整部材１
４に対して下部調整部材１５は同一姿勢に取付けられて
いること、三角形が相似であること、ネジ２１と貫通穴
２２の位置を適当に定めであることにより、辺ＢＣを含
む面と辺ｉτを含む面とは同一面となり、また板バネ６
の取付間隔も変わらない。

この場合の（頃斜角θ２はθ２＝β−ωとなる。

第５図の場合も同様に傾斜角θ３はθ２＝Ｔ−ωとなる
。

例えば、α＝５５’、β＝６０’、γ＝６５’、ω＝４
５°に設定すると、θ＋＝１０’、θ２＝１５°、θ３
−２０°となり、それぞれの傾斜角度に応じた振動特性
が得られるため、搬送速度が変化する。

以上述べた実施例は、上部調整部材１４を基準にして下
部調整部材１５の位置を定めるようにしているが、この
関係は逆であってもよい。逆の場合は、取付位置可変手
段としての３個所の貫ｉｍ穴２２は、上部調整部材１４
に設けられる。

また、この発明において、両方の調整部材１４．１５の
断面形状が相（以三角形であるというのは、特殊な場合
として合同三角形を含む概念である。

〔効果〕

以上のように、この発明は取付面と仮バネとの間に介在
した調整部材が不等辺三角柱であるので、その姿勢を変
えるだけで板バネの傾斜角度が変わる。

したがって、搬送速度変更のための角度調整作業が容易
にできるとともに、調整部材の管理に注意を払わな（で
もよい、などの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の縦断正面図、第２図はその正面図、第
３図から第５図は角度調整の説明図、第６図は従来例の
縦断正面図、第７図は他の従来例の一部拡大正面図であ
る。 １・・・・・・基台、３・・・・・・下部振動体、５・
・・・・・上部振動体、６・・・・・・仮バネ、１０．
１１・・・・・・取付部、１２．１３・・・・・・取付
面、１４．１６・・・・・・調整部材、１６・・・・・
・ネジ穴、１７・・・・・・貫通穴、１８．１９．２０
・・・・・・ネジ、２１・・・・・・ネジ穴、２２・・
・・・・貫通穴、２３・・・・・・長穴、２４・・・・
・・ネジ、２５・・・・・・ネジ穴、２６・・・・・・
ネジ 特許出願人　　エヌ・チー・エヌ 東洋ヘアリング株式会社 同　代理人　　鎌　１）文　二

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基台上に設置した下部振動体上に板バネによって支持し
   た上部振動体を設け、上記板バネを各振動体に形成した
   取付面に角度調整部材を介在して取付けてなる振動式パ
   ーツフィーダにおいて、上記の調整部材を断面が不等辺
   三角形の角柱によって形成するとともに、上記の取付面
   を平行に形成し、各調整部材の三角形の各面に取付面に
   対する取付手段と板バネの固定手段を設け、かつ少なく
   とも一方の調整部材に取付面に沿った方向への取付位置
   可変手段を設けたことを特徴とする振動式パーツフィー
   ダ。