JPS62136412A - パイプコンベヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、循環する無端の帯状搬送ベルトの大部分をパ
イプ状に丸めて、その中に被搬送物を包み込んで連続搬
送するパイプコンベヤに関するものである。

〔従来の技術〕

従来のパイプコンベヤは、パイプ状の搬送ベルトを支持
して走行させる多数の保形枠を、等間隔に配設していた
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

パイプコンベヤを寒冷地において使用する場合、搬送ベ
ルトは、通常ゴム等により形成されているので、低温に
おいて硬化する傾向がある。

硬化した搬送ベルトは、これを丸めるのに強力な外力を
必要とし、かつ短時間のうちにその外力を除くと即座に
平板状に戻る性質がある。

しかし、丸めた状態をしばらく維持しておくと。

その後外力を除いても、なかなかもとの平板状に戻りに
くいという性質もある。

したがって、上述のように、保形枠を等間隔に配設した
従来のパイプコンベヤを寒冷地において使用した場合、
搬送ベルトの往路及び復路の始端部において、各保形枠
に、搬送ベル１−をパイプ状に維持するための大きな反
力が作用し、保形枠の耐久性の劣化を招くおそれがある
とともに、隣接する保形枠間の途中において、パイプ状
に丸められた搬送ベル１〜が拡径したり、口が開いたり
するおそれがあり、その結果、搬送ベル；−の走行抵抗
が大となるという問題点がある。

また、搬送ベルトの往路及び復路の始端部以外の部分に
おいては、搬送ベルトはパイプ状に丸められたまま硬化
し、その丸められた状態を維持するのにほとんど外力を
必要としないくらいであるのに、それらの部分の保形枠
のピッチが、搬送ベルトの上記始端部のピッチと同一で
あるというのは不経済である。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、搬送ベルトの往路及び復路の始端部を支持す
る保形枠の間隔を、中間部を支持する保形枠の間隔より
狭くすることにより、上述の問題点の解決を図ったもの
である。

〔作　用〕

本発明のパイプコンベヤは、搬送ベルトの往路及び復路
の始端部を支持する保形枠の間隔が狭いので、その部分
を通過する搬送ベルトをパイプ状に維持するための反力
が分散されて、１個の保形枠に作用する反力が小となる
。

また、上記始端部の保１＋６枠のピッチが小であるので
、隣接する保形枠の中間において、搬送ベルトが拡径し
たり、口が開いたりすることがなくなる。

従って走行抵抗が従来のバイブコンベー％ノより著しく
小さくなる。

〔実施例〕

第１図と第２図は、それぞれ本発明のパイプコンベヤの
後部と前部を示すもので、無端の帯状搬送ベルト（］）
は、前後両端の平板状に展開された部分が、前部ローラ
（２）と後部ローラ（３）に掛け回され、図示を省略し
た駆動装置により、矢印方向に循環する。

両ローラ（２）　（３）の近くには、両ローラ（２）　
（３）に近い方より順に、第１丸め枠（４）と第２丸め
枠（５）と後述するような第１保形枠（６）と第２保形
枠（７）が配設されている。

第３図に示すように、第１丸め枠（４）の上部には、水
平をなす丸めローラ（８）と、その両端より外」二方に
向かって傾斜する左右１対の丸めローラ（８）が、また
第２丸め枠（５）の上部には、水平をなす丸めローラ（
８）と、その両端より上方を向く左右１対の丸めローラ
（８）が、それぞれ枢設されている。

なお、両丸め枠（４）（５）の下部は、上部と上下対称
につき、図示を省略する。

第４図に示すように、縦長方形の第１保形枠（６）に張
設された取付板（９）には、上下１対の円形窓孔（１０
）が切設され、取付板（９）には、複数の保形ローラ（
１１）が、窓孔（１０）と同心、かっ窓孔（１０）より
小径の環状に配設されている。

第５図に示すように、第２保形枠（７）は、第１保形枠
（６）を上下に２分した形状をなし、取付板（１２）に
は、１個の窓孔（ｌＯ）とＬ組の保形ローラ（１１）が
設けられている。

第１保形枠（６）は、上記の前後両筒２丸め枠（５）の
間に、等間隔をもって配設され、第２保形枠（７）は、
コンベヤの後部においては、各第１保形枠（６）の中間
にあって、第２保形枠（７）の窓孔（１０）が。

第１保形枠（６）の上方の窓孔（１０）と同軸をなすよ
うに、またコンベヤの前部においては、各第１保形枠（
６）の中間にあって、第２保形枠（７）の窓孔（１０）
が、第１保形枠（６）の下方の窓孔（１０）と同４＋ｔ
＋をなすように配設されている。

第３図に示すように、平板状に展開されて、後部ローラ
（３）を下方より回走した搬送ベルｈ（１）の往路であ
る往路ベルト（ｌａ）は、第１丸め枠（４）を通過する
間に、丸めローラ（８）により樋状に丸められる。

この時、後部ローラ（：］）の上方に設けたホッパ（Ｉ
ａ）より、被搬送物（１４）が往路ベル１−（ｌａ）上
に投下され、ついで第２丸め枠（５）を経て、第１保形
枠（６）の上方の窓孔（１０）に進入する間に、往路ベ
ルｈ（Ｉａ）は、メしめローラ（８）と保形ローラ（１
１）により、パイプ状に丸められて、被搬送物（１４）
を包み込み、保形枠（ｆｉ）　（７）内を走行する。

上端の保形枠（６）を脱出した往路ベルＩ−（ｌａ）は
、上方の第２、第１丸め枠（５）（４）の上部を通過す
る間に展開されて、被搬送物（１４）を、前部ローラ（
２）を囲む荷受ホッパ（１５）へ投入する。

前部ローラ（Ｚ）を回走した搬送ベルＩ−（］）の復路
である復路ベルｈ（ｌｂ）は、上述同様に丸められ、保
形枠（６）（７）の下方の窓孔（ｌＯ）を通過して、後
部ローラ（３）に戻って循環する。

上述のようなパイプコンベヤを、寒冷地において使用し
た場合１前後両ローラ（２）　（３）において平板状に
展開された搬送ベルト（１）は、第１、第２両丸め枠（
４）　（５）の丸めローラ（８）と端部の第１保形枠（
６）の保形ローラ（１１）により、パイプ状に丸められ
たばかりの搬送ベルト（１）は、平板状に復帰しようと
して、保形ローラ（１１）を出ると拡径し、これが次の
保形ローラ（１１）を通過する際に、強制的に縮径させ
られるという動作を繰返す傾向があるが、本発明のパイ
プコンベヤの往路ベルト（ｌａ）と復路ベルＩ−（１，
ｂ）の始端部には、第１保形枠（６）の間に第２保形枠
（７）が設けてあって、保形ローラ（１１）がピッチを
密に配設されているので、拡径する量は僅かで、従って
始端部の走行抵抗は小さく、始端部を通過する間に、パ
イプ状にまるめられたままの状態で硬化し１次第に拡径
しようとする傾向か低下して、搬送ベルＩ−（１，）白
身でパイプ状態を維持するようになり、始端部以後の第
１保形枠（６）を、走行抵抗少く通過する。

なお、」二連は搬送ベルト（１）の−側端外面と他側端
内面を重合させて、パイプ状に丸めるパイプコンベヤの
場合であるが、第６図に示すように、搬送ベルト（５１
）の両側端の内面同士を拝み合せ状に重合させて、パイ
プ状に丸めるパイプコンベヤ、又は搬送ベルトの両側端
を重合させないで、単に当接又は近接する程度に搬送ベ
ル１−を丸めるようにしたパイプコンベヤにも、本発明
を効果的に使用することができる。

また、上述の実施例における第２保形枠（７）を省略し
、コンベヤの前部と後部における第１保形枠（６）のピ
ッチを、中間部のピッチより小として実施してもよい。

〔発明の効果〕

上述のように本発明のパイプコンベヤは、パイプ状の搬
送ベルトが最も拡径し易い、搬送ベル１〜の往路と復路
の始端部を、相互間隔の狭い多数の保形枠で支持してい
るので、同所における拡径量が少く、従って走行抵抗が
小さいので、所用動力は小出力のものでよく、同時に搬
送ベルトを始めパイプコンベヤ全体に無理がかからない
ので、耐用年数が向上し、搬送ベルトが硬化する寒冷時
において使用して特に効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のパイプコンベヤの後部を略示する側
面図、 第２図は、同じく前部を略示する側面図。 第３図は、同じく搬送ベルトの往路の始端部付近を示す
平面図、 第４図は、第１図のＡ−Ａ線における拡大断面図、 第５図は、第１図のＢ−Ｂ線における拡大断面図、 第６図は、本発明を適用しうる他のパイプコンベヤの搬
送ベルトの縦断面図である。 （１）搬送ベルト　　　　（Ｉａ）往路ベルト（１ｂ）
復路ベルｌ−（２）前部ローラに３）後部ローラ　　　
　（４）第１丸め枠（５）第２丸め枠　　　　（６）第
１保形枠（７）第２保形枠　　　　（８）丸めロー、う
（９）取付板　　　　　　（１０）窓孔（１１）保形ロ
ーラ　　　　（１２）取付板（１３）ホッパ　　　　　
　（１４）被搬送物（１５）荷受ホッパ 第３図 第４図　　　　　　第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 無端の帯状搬送ベルトを前後両ローラに掛け回し、両ロ
   ーラ間の大部分をパイプ状に丸めて被搬送物を包み込み
   、多数の保形枠をもって支持して循環させることにより
   、被搬送物を連続搬送するパイプコンベヤにおいて、搬
   送ベルトの往路及び復路の始端部を支持する保形枠の間
   隔を、中間部を支持する保形枠の間隔より狭くしたこと
   を特徴とするパイプコンベヤ。