JPS62135667A - 難燃性デイストリビユ−タ−キヤツプ - Google Patents
難燃性デイストリビユ−タ−キヤツプInfo
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- JPS62135667A JPS62135667A JP27760885A JP27760885A JPS62135667A JP S62135667 A JPS62135667 A JP S62135667A JP 27760885 A JP27760885 A JP 27760885A JP 27760885 A JP27760885 A JP 27760885A JP S62135667 A JPS62135667 A JP S62135667A
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- flame
- retardant
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- mica
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性ディストリビュータ−キャップに関する
。さらに詳しくは結晶性プロピレン−エチレン共重合体
樹脂に所定量のハロゲン含有難燃剤、難燃助剤およびタ
ルクおよび/もしくはマイカを配合して々る樹脂組成物
を用いた難燃性ディストリビュータ−キャップならびに
結晶性プロピレン−エチレン共重合体樹脂に、所定量の
ハロゲン含有難燃剤、難燃助剤、タルクおよび/もしく
はマイカ、エチレンプロピレンラバー(EPR)もしく
はスチレンブタジェンラバー(SBR)を配合してなる
樹脂組成物を用いた難燃性ディストリビュータ−キャッ
プに関する。
。さらに詳しくは結晶性プロピレン−エチレン共重合体
樹脂に所定量のハロゲン含有難燃剤、難燃助剤およびタ
ルクおよび/もしくはマイカを配合して々る樹脂組成物
を用いた難燃性ディストリビュータ−キャップならびに
結晶性プロピレン−エチレン共重合体樹脂に、所定量の
ハロゲン含有難燃剤、難燃助剤、タルクおよび/もしく
はマイカ、エチレンプロピレンラバー(EPR)もしく
はスチレンブタジェンラバー(SBR)を配合してなる
樹脂組成物を用いた難燃性ディストリビュータ−キャッ
プに関する。
従来、ディストリビュータ−キャップとしては、フェノ
ール系樹脂、エポキシ系樹脂を材質としたものが広く使
われていたが、成形加工性、生産性、材料の安価さなど
の要求が高まってくるに従い、熱可塑性樹脂特にポリプ
ロピレン系樹脂を筺用したディストリビュータ−キャッ
プが主流となってきている。また、該ディストリビュー
タ−キャップに対する性能としては、従来より良好な電
気絶縁性、機械的強度、寸法安定性、形状保持性、耐熱
変形性および耐硝酸性が要求されている。
ール系樹脂、エポキシ系樹脂を材質としたものが広く使
われていたが、成形加工性、生産性、材料の安価さなど
の要求が高まってくるに従い、熱可塑性樹脂特にポリプ
ロピレン系樹脂を筺用したディストリビュータ−キャッ
プが主流となってきている。また、該ディストリビュー
タ−キャップに対する性能としては、従来より良好な電
気絶縁性、機械的強度、寸法安定性、形状保持性、耐熱
変形性および耐硝酸性が要求されている。
しかしながら、熱可塑性樹脂を用いたディストリビュー
タ−キャップは、エンジンの振動または走行時の感動な
どによりコネクタ一部分がゆるみ、その結果、アーク火
花により該ディストリビュータ−キャップおよびその周
辺部分が燃焼するといった事故が発生することがある。
タ−キャップは、エンジンの振動または走行時の感動な
どによりコネクタ一部分がゆるみ、その結果、アーク火
花により該ディストリビュータ−キャップおよびその周
辺部分が燃焼するといった事故が発生することがある。
すなわち、各点火プラグに10. OOOボルト以上の
高電圧電流を送るためにディストリビュータ−があり、
このディストリビュータ−にかぶせるキャップつまシブ
イストリビューターキャップの上の各金属端子のコネク
タ一部分が振動によりゆるむと10,000ボルト以上
の高電圧電流のアーク火花によシブイストリビューター
キャップおよびその周辺部分が着火し燃焼を起こすもの
である。このため、従来よシブイストリビューターキャ
ップに要求される上記の諸性能を維持しながら、難燃性
を有するディストリビュータ−キャップの要求が高まっ
てきている。
高電圧電流を送るためにディストリビュータ−があり、
このディストリビュータ−にかぶせるキャップつまシブ
イストリビューターキャップの上の各金属端子のコネク
タ一部分が振動によりゆるむと10,000ボルト以上
の高電圧電流のアーク火花によシブイストリビューター
キャップおよびその周辺部分が着火し燃焼を起こすもの
である。このため、従来よシブイストリビューターキャ
ップに要求される上記の諸性能を維持しながら、難燃性
を有するディストリビュータ−キャップの要求が高まっ
てきている。
しかしながら、単にポリプロピレン系樹脂にハロゲン含
有難燃剤および難燃助剤を配合した樹脂組成物を用いた
ディストリビュータ−キャップは高温(120°C)条
件下で、ある期間使用しているとその表面に、用いた難
燃剤がブリードして外観が悪化するとともに難燃性が低
下してくるといった欠点を有している。また、ポリプロ
ピレン樹脂にハロゲン含有難燃剤および難燃助剤を配合
すると、ハロゲン含有難燃剤および難燃助剤を配合しな
いものにくらべて、その機械的強度(引張強度や衝撃強
度)、電気絶縁性(体積固有抵抗、表面固有抵抗、訪電
率、誘電損失率、絶縁耐力、耐アーク性など)の低下を
きたし、用いる難燃剤の種類によってはさらに熱安定性
、耐熱変形性も低下してくる。また、難燃剤として水酸
化マグネシウムなどの金属水酸化物を配合した樹脂組成
物を用いた難燃性ディストリビュータ−キャップは、使
用中にディストリビュータ−内に発生するノックス(N
Ox)酸と水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物とが
反応して電解質の硝酸マグネシウムなどの硝酸金属塩と
なり、該ディストリビュータ−キャップの内側−面に耐
着して該ディストリビュータ−キャップの電気絶縁性が
失われ、各点火プラグに高電圧電流が伝わらなくなって
エンジンが停止するといった事故の原因となるなどの欠
点を有している。
有難燃剤および難燃助剤を配合した樹脂組成物を用いた
ディストリビュータ−キャップは高温(120°C)条
件下で、ある期間使用しているとその表面に、用いた難
燃剤がブリードして外観が悪化するとともに難燃性が低
下してくるといった欠点を有している。また、ポリプロ
ピレン樹脂にハロゲン含有難燃剤および難燃助剤を配合
すると、ハロゲン含有難燃剤および難燃助剤を配合しな
いものにくらべて、その機械的強度(引張強度や衝撃強
度)、電気絶縁性(体積固有抵抗、表面固有抵抗、訪電
率、誘電損失率、絶縁耐力、耐アーク性など)の低下を
きたし、用いる難燃剤の種類によってはさらに熱安定性
、耐熱変形性も低下してくる。また、難燃剤として水酸
化マグネシウムなどの金属水酸化物を配合した樹脂組成
物を用いた難燃性ディストリビュータ−キャップは、使
用中にディストリビュータ−内に発生するノックス(N
Ox)酸と水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物とが
反応して電解質の硝酸マグネシウムなどの硝酸金属塩と
なり、該ディストリビュータ−キャップの内側−面に耐
着して該ディストリビュータ−キャップの電気絶縁性が
失われ、各点火プラグに高電圧電流が伝わらなくなって
エンジンが停止するといった事故の原因となるなどの欠
点を有している。
本発明者らは難燃性ディストリビュータ−キャップが有
している上述の欠点を改善するべく鋭意研究した。その
結果、用いるディストリビュータ−キャップ材として、
結晶性のプロピレン−エチレン共重合体に、所定量のノ
・ロゲン含有難燃剤、難燃助剤、タルクおよび/もしく
はマイカを配合してなる樹脂組成物を用いることによシ
、または結晶性のプロピレン−エチレン共重合体に、所
定量のノ・ロゲン含有難燃剤、難燃助剤、タルクおよび
/もしくはマイカ、EPRもしくはSBRを配合してな
る樹脂組成物を用いることによシ、上述の欠点のないデ
ィストリビュータ−キャップが得られることを見い出し
、この知見にもとづいて本発明を完成した。
している上述の欠点を改善するべく鋭意研究した。その
結果、用いるディストリビュータ−キャップ材として、
結晶性のプロピレン−エチレン共重合体に、所定量のノ
・ロゲン含有難燃剤、難燃助剤、タルクおよび/もしく
はマイカを配合してなる樹脂組成物を用いることによシ
、または結晶性のプロピレン−エチレン共重合体に、所
定量のノ・ロゲン含有難燃剤、難燃助剤、タルクおよび
/もしくはマイカ、EPRもしくはSBRを配合してな
る樹脂組成物を用いることによシ、上述の欠点のないデ
ィストリビュータ−キャップが得られることを見い出し
、この知見にもとづいて本発明を完成した。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は機械的
強度、電気絶縁性に優れ、かつ難燃性に優れたディスト
リビュータ−キャップを提供することである。
強度、電気絶縁性に優れ、かつ難燃性に優れたディスト
リビュータ−キャップを提供することである。
本発明は以下の構成を有する。
(1)結晶性グロピレンーエチレン共重合体樹脂に、ハ
ロゲン含有環燃剤5〜50重量チ、難撚助剤1〜15重
惜チ、タルクもしくはマイカ5〜50重量%またはタル
クとマイカの混合物5〜50重量%を配合してなる樹脂
組成物を用いた難燃性ディストリビュータ−キャップ。
ロゲン含有環燃剤5〜50重量チ、難撚助剤1〜15重
惜チ、タルクもしくはマイカ5〜50重量%またはタル
クとマイカの混合物5〜50重量%を配合してなる樹脂
組成物を用いた難燃性ディストリビュータ−キャップ。
(2) 結、lプロピレン−エチレン共重合体樹脂に
、ハロゲン含有難燃剤5〜30重f4%、難燃助剤1〜
15重74%、タルクもしくはマイカ5〜50重量係ま
たはタルクとマイカの混合物5〜50重量係およびエチ
レンプロピレンラバーもしくはスチレンブタジェンラバ
ー5〜20重量チを配合してなる樹脂組成物を用いた難
燃性ディストリビュータ−キャップ。
、ハロゲン含有難燃剤5〜30重f4%、難燃助剤1〜
15重74%、タルクもしくはマイカ5〜50重量係ま
たはタルクとマイカの混合物5〜50重量係およびエチ
レンプロピレンラバーもしくはスチレンブタジェンラバ
ー5〜20重量チを配合してなる樹脂組成物を用いた難
燃性ディストリビュータ−キャップ。
本発明で用いる結晶性プロピレン−エチレン共重合体樹
脂は、エチレン含有量2〜35重世襲、メルトフローレ
ート(温度230℃における荷重2.16 kgをかけ
たときの10分間の溶融樹脂の吐出i ) 0.5〜5
0 !j/10分の結晶性プロピレン−エチレン共重合
体樹脂であり、特に、結晶性プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体樹脂が好ましい。また、該結晶性プロピレ
ン−エチレン共重合体樹脂は、該結晶性プロピレン−エ
チレン共重合体樹脂を無水マレイン酸などの不飽和カル
ボン酸もしくはその無水物で有機過酸化物の存在下に溶
融混練処理して得らnる変曲プロピレンーエチレン共重
合体を混合して用いることもできる。
脂は、エチレン含有量2〜35重世襲、メルトフローレ
ート(温度230℃における荷重2.16 kgをかけ
たときの10分間の溶融樹脂の吐出i ) 0.5〜5
0 !j/10分の結晶性プロピレン−エチレン共重合
体樹脂であり、特に、結晶性プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体樹脂が好ましい。また、該結晶性プロピレ
ン−エチレン共重合体樹脂は、該結晶性プロピレン−エ
チレン共重合体樹脂を無水マレイン酸などの不飽和カル
ボン酸もしくはその無水物で有機過酸化物の存在下に溶
融混練処理して得らnる変曲プロピレンーエチレン共重
合体を混合して用いることもできる。
本発明で用いるノ・ロゲン含有難燃剤は融点が200°
C以上のノ・ロゲン含有難燃剤であシ、例えばデカブロ
モジフェニルエーテル、ドデカクロロドデカヒドロジメ
タノジベンゾシクロオクテン(商品名デクロランプラス
)およびこれらの混合物をあげることができる。
C以上のノ・ロゲン含有難燃剤であシ、例えばデカブロ
モジフェニルエーテル、ドデカクロロドデカヒドロジメ
タノジベンゾシクロオクテン(商品名デクロランプラス
)およびこれらの混合物をあげることができる。
該ハロゲン含有難燃剤の配合量は5〜30重量%、より
好ましくは10〜30重量%、特に好ましくは10〜2
0重量%である。
好ましくは10〜30重量%、特に好ましくは10〜2
0重量%である。
配合量が5重量%未満では難燃性が不足するので好まし
くなく、また30重量%を超えると得られるディストリ
ビュータ−キャップの引張強度および衝撃強度が低下す
るので好ましくない。
くなく、また30重量%を超えると得られるディストリ
ビュータ−キャップの引張強度および衝撃強度が低下す
るので好ましくない。
本発明で用いる難燃助剤としては、三酸化アンチモン、
三硫化アンチモンなどのアンチモン化合物、ホウ酸亜鉛
、ホウ砂などのホウ素化合物をあげることができる。ま
た配合量は用いるハロゲン含有難燃剤に対して%〜%の
量が好ましい。
三硫化アンチモンなどのアンチモン化合物、ホウ酸亜鉛
、ホウ砂などのホウ素化合物をあげることができる。ま
た配合量は用いるハロゲン含有難燃剤に対して%〜%の
量が好ましい。
本発明で用いるタルクおよび/もしくはマイカは粒度な
ど特に制限がなく、通常熱可塑性樹脂用として市販され
ているものを使用すればよいが、できればそのアスペク
ト比の大きいものが好ましい。また、該タルクおよび/
もしくはマイカの配合量は5〜50重量%、好ましくは
10〜40重量%、特に好ましくは20〜40重量%で
ある。該配合量が5重量%未満では得られるディストリ
ビュータ−キャップの剛性、寸法安定性、形状保持性(
真円性)が悪化するので好ましくなく、また50重量%
を超えると得られるディストリビニ−ターキャップのウ
ェルド引張強度、伸びおよび溶融樹脂の流動性が低下し
成形性が悪化するので好ましくない。
ど特に制限がなく、通常熱可塑性樹脂用として市販され
ているものを使用すればよいが、できればそのアスペク
ト比の大きいものが好ましい。また、該タルクおよび/
もしくはマイカの配合量は5〜50重量%、好ましくは
10〜40重量%、特に好ましくは20〜40重量%で
ある。該配合量が5重量%未満では得られるディストリ
ビュータ−キャップの剛性、寸法安定性、形状保持性(
真円性)が悪化するので好ましくなく、また50重量%
を超えると得られるディストリビニ−ターキャップのウ
ェルド引張強度、伸びおよび溶融樹脂の流動性が低下し
成形性が悪化するので好ましくない。
本発明で用いるEPRもしくはSBRはポリプロピレン
系樹脂にブレンドして使用できるタイプのものとして市
販されているものなら特に限定がなく、たとえばEPR
としては住友化学工業(−のニスプレンシリーズ、三井
石油化学工業■のタフマーシリーズ、日本合成ゴム(樽
裂のEPシリーズなどがあり、SBRとしてはたとえば
旭化成工業(…のタフプレンシリーズ、シェル化学のカ
リフレックスTRシリーズおよびクレイトンGシリーズ
などをあげることができる。また、本発明で用いるEP
RはエチレンプロピレンジエンのいわゆるEPDMを含
むものである。
系樹脂にブレンドして使用できるタイプのものとして市
販されているものなら特に限定がなく、たとえばEPR
としては住友化学工業(−のニスプレンシリーズ、三井
石油化学工業■のタフマーシリーズ、日本合成ゴム(樽
裂のEPシリーズなどがあり、SBRとしてはたとえば
旭化成工業(…のタフプレンシリーズ、シェル化学のカ
リフレックスTRシリーズおよびクレイトンGシリーズ
などをあげることができる。また、本発明で用いるEP
RはエチレンプロピレンジエンのいわゆるEPDMを含
むものである。
該EPRもしくは8BHの配合量は、要求される製品性
能特に要求される衝撃強度の改善度合によって変化する
が通常5〜20重量%である。
能特に要求される衝撃強度の改善度合によって変化する
が通常5〜20重量%である。
該BPRもしくはSBHの配合量が5重量%未満だと衝
撃強度の改善効果が発現せず、また20重量%を超える
と衝撃強度は向上するが、反面引張強度、曲げ強度、曲
げ弾性率などの剛性が低下してくるので好ましくない。
撃強度の改善効果が発現せず、また20重量%を超える
と衝撃強度は向上するが、反面引張強度、曲げ強度、曲
げ弾性率などの剛性が低下してくるので好ましくない。
本発明の難燃性ディストリビュータ−キャップに用いる
樹脂組成物には、上記の各成分のほかに、染料、顔料な
どの着色剤、造核剤、滑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、
離型剤、架橋剤、分子量降下剤、発泡剤などを必要に応
じて配合することができる。
樹脂組成物には、上記の各成分のほかに、染料、顔料な
どの着色剤、造核剤、滑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、
離型剤、架橋剤、分子量降下剤、発泡剤などを必要に応
じて配合することができる。
本発明の難燃性ディス) IJビューターキャップに用
いる樹脂組成物の製造は、たとえば前述の結晶性プロピ
レン−エチレン共重合体樹脂に、ハロゲン含有難燃剤、
難燃助剤、タルクおよび/もしくはマイカの所定量を、
またはさらに上述の配合成分のほかにEPRもしくはS
BHの所定、tをヘンセルミキサー(商品名)、スーパ
ーミキサーなどの撹拌混合装置に入れて1〜5分間撹拌
混合したのち、得られた混合物をパンバリミキサー、ロ
ール、押出機などを用いて溶融混練しペレタイズするこ
とにより行なわれる。
いる樹脂組成物の製造は、たとえば前述の結晶性プロピ
レン−エチレン共重合体樹脂に、ハロゲン含有難燃剤、
難燃助剤、タルクおよび/もしくはマイカの所定量を、
またはさらに上述の配合成分のほかにEPRもしくはS
BHの所定、tをヘンセルミキサー(商品名)、スーパ
ーミキサーなどの撹拌混合装置に入れて1〜5分間撹拌
混合したのち、得られた混合物をパンバリミキサー、ロ
ール、押出機などを用いて溶融混練しペレタイズするこ
とにより行なわれる。
溶融混練温度としては180〜280℃、より好ましく
は200〜250℃である。
は200〜250℃である。
本発明の難燃性ディストリビュータ−キャップは上述の
製造方法によって製造された樹脂組成物を射出成形法に
よシ、樹脂温200〜250℃で所定の形状に射出成形
することによって得られる。
製造方法によって製造された樹脂組成物を射出成形法に
よシ、樹脂温200〜250℃で所定の形状に射出成形
することによって得られる。
本発明の難燃性ディストリビュータ−キャップは、優れ
た機械的強度(引張強度、衝撃強度)、寸法安定性、形
状保持性(真円性)、耐硝酸性を有し、かつ長期間使用
しても用いた難燃剤のブリードによる外観の悪化もなく
、難燃性および電気絶縁性に優れたディス) IJビュ
ーターキャップである。
た機械的強度(引張強度、衝撃強度)、寸法安定性、形
状保持性(真円性)、耐硝酸性を有し、かつ長期間使用
しても用いた難燃剤のブリードによる外観の悪化もなく
、難燃性および電気絶縁性に優れたディス) IJビュ
ーターキャップである。
以下、実施例および比較例によって本発明を具体的に説
明する。なお、実施例および比較例で実施した各種試験
は次の方法によった。
明する。なお、実施例および比較例で実施した各種試験
は次の方法によった。
1)機械的強度
引張強度(JIS K 7113に準拠)、曲げ弾性率
(JIS K 7203に準拠)、アイゾツト衝撃強度
(23℃、ノツチ付) (JIS K 7110に準拠
)および4.6に!?f/crl荷重の熱変形温度(J
IS K 7207に単載)を測定し、機械的強度を評
価した。
(JIS K 7203に準拠)、アイゾツト衝撃強度
(23℃、ノツチ付) (JIS K 7110に準拠
)および4.6に!?f/crl荷重の熱変形温度(J
IS K 7207に単載)を測定し、機械的強度を評
価した。
2)難燃性
射出成形法により作成した長さ127正、巾12、7
xx、厚み3.2nの試験片を用いて、アメリカUL規
格すプジエク)94(UL94)の水平燃焼試験法およ
び垂直燃焼試験法に準拠して燃焼試験を行ない難燃性を
評価した。
xx、厚み3.2nの試験片を用いて、アメリカUL規
格すプジエク)94(UL94)の水平燃焼試験法およ
び垂直燃焼試験法に準拠して燃焼試験を行ない難燃性を
評価した。
3)外観
射出成形法により作成した縦50 mm s横50皿、
厚さ2nの試験片を120℃のオープンに400時間放
置し、目視により次の評価基準で評価した。
厚さ2nの試験片を120℃のオープンに400時間放
置し、目視により次の評価基準で評価した。
良:表面に難燃剤のブリードなし。
不良:表面に難燃剤のブリードあシ。
4)耐硝酸性
射出成形法によシ作成した縦50ym、横25朋、厚さ
1ml!の試験片を用いて70℃の硝酸蒸気雰囲気中[
60時間暴露したのち、該試験片の外観を目視により観
察し、次の評価基準で評価した。
1ml!の試験片を用いて70℃の硝酸蒸気雰囲気中[
60時間暴露したのち、該試験片の外観を目視により観
察し、次の評価基準で評価した。
良:試験片表面の全体に硝酸マグネシウムの耐着なし。
不良:試験片表面全体に硝酸マグネシウムの耐着あり。
5)電気絶縁性
射出成形法で作成した縦50mm、横25朋、厚さ1韻
の試験片を温度70°Cの硝酸蒸気雰囲気中片の表面固
有抵抗を測定した(測定機器二東京電子■製スタックT
R−3)。
の試験片を温度70°Cの硝酸蒸気雰囲気中片の表面固
有抵抗を測定した(測定機器二東京電子■製スタックT
R−3)。
6)寸法安定性
射出成形法により作成した縦400mm、 横80皿
、厚さ3−篤の平板を試験片とし、該試験片を温度23
℃、相対湿度50%の雰囲気下に2日間放置し、該試験
片の長手方向の寸法をノギス((m中村製作新製、デン
カノン、精度0.01m)で測定し、長さが395〜4
00ynxのものを良とし、長さが395朋未満のもの
を不良として評価した。
、厚さ3−篤の平板を試験片とし、該試験片を温度23
℃、相対湿度50%の雰囲気下に2日間放置し、該試験
片の長手方向の寸法をノギス((m中村製作新製、デン
カノン、精度0.01m)で測定し、長さが395〜4
00ynxのものを良とし、長さが395朋未満のもの
を不良として評価した。
実施例1〜7、比較例1〜i。
実施例1〜7として、後述の第1表に記載のように、メ
ルトフローレート2.5g710分、エチレン含有量8
.5重量%の結晶性プロピレン−エチレンブロック共重
合体樹脂、ハロゲン含有難燃剤としてデカブロモジフェ
ニルエーテル、難燃助剤として三酸化アンチモン、タル
ク実施例4ではさらにマイカ、実施例6では変性プロピ
レン−エチレンブロック共重合体、実施例7ではムーニ
ー粘度(ML1+4100°C)43、エチレン含有量
45重量%、メルトフローレート35y/10分のEP
R(住友化学工業■製エスブレン108P)の各所定量
をヘンセルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合
した。得られた混合物を口径30朋の2軸押出機を用い
て溶融混練温度230°Cで溶融混練押出しペレタイズ
した。
ルトフローレート2.5g710分、エチレン含有量8
.5重量%の結晶性プロピレン−エチレンブロック共重
合体樹脂、ハロゲン含有難燃剤としてデカブロモジフェ
ニルエーテル、難燃助剤として三酸化アンチモン、タル
ク実施例4ではさらにマイカ、実施例6では変性プロピ
レン−エチレンブロック共重合体、実施例7ではムーニ
ー粘度(ML1+4100°C)43、エチレン含有量
45重量%、メルトフローレート35y/10分のEP
R(住友化学工業■製エスブレン108P)の各所定量
をヘンセルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合
した。得られた混合物を口径30朋の2軸押出機を用い
て溶融混練温度230°Cで溶融混練押出しペレタイズ
した。
また、比較例1〜10として、後述の第2表に記載のよ
うに各配合成分の所定量をヘンセルミキサー(商品名)
に入れ、実施例1〜7に準拠して撹拌混合、溶融混線押
出しペレタイズした。
うに各配合成分の所定量をヘンセルミキサー(商品名)
に入れ、実施例1〜7に準拠して撹拌混合、溶融混線押
出しペレタイズした。
実施各側および比較各側で得られたペレットを用いて樹
脂温250℃、金型温度50℃で所定の形状の試験片を
射出成形法により成形し、機械的強度、難燃性、外観、
耐硝酸性および寸法安定性を測定した。
脂温250℃、金型温度50℃で所定の形状の試験片を
射出成形法により成形し、機械的強度、難燃性、外観、
耐硝酸性および寸法安定性を測定した。
その結果をまとめて、第1表および第2表に示した。
比較例11〜15
後述の第5表に記載のように各配合成分の所定量をヘン
セルミキサー(商品名)に入れ、実施例1〜7に準拠し
て撹拌混合、溶融混線押出しペレタイズした。
セルミキサー(商品名)に入れ、実施例1〜7に準拠し
て撹拌混合、溶融混線押出しペレタイズした。
比較各側で得られたベレットを用いて実施例1〜7に準
拠して所定の形状の試験片を成形し、実施例1〜7に準
拠して各種の試験を実施した。
拠して所定の形状の試験片を成形し、実施例1〜7に準
拠して各種の試験を実施した。
以上の結果をまとめて第3表に示した。
第1表〜第3表から明らかなように、本発明の樹脂組成
物を用いた実施例1〜7で得られた成形品は、引張強度
、曲げ弾性率、アイゾツト衝撃強度、熱変形温度などの
機械的強度、難燃性も自己消火性でUL94の燃焼規格
も■−0〜V−1と極めて優れている。
物を用いた実施例1〜7で得られた成形品は、引張強度
、曲げ弾性率、アイゾツト衝撃強度、熱変形温度などの
機械的強度、難燃性も自己消火性でUL94の燃焼規格
も■−0〜V−1と極めて優れている。
難燃剤を配合しない比較例1〜2では轟然難燃性が劣る
し、また難燃剤の配合量が本発明の組成範囲より少ない
比較例3〜4も難燃性が低く、実用上好ましくなく、難
燃剤の配合量を本発明の組成範囲を超えて配合した比較
例5は、難燃性は良好であるが、引張強度、アイゾツト
衝撃強度の機械的強度が劣ることがわかる。
し、また難燃剤の配合量が本発明の組成範囲より少ない
比較例3〜4も難燃性が低く、実用上好ましくなく、難
燃剤の配合量を本発明の組成範囲を超えて配合した比較
例5は、難燃性は良好であるが、引張強度、アイゾツト
衝撃強度の機械的強度が劣ることがわかる。
樹脂として、メルトフローレート4i/1゜分のプロピ
レンホモポリマーを用いた比較例6〜10は120℃で
400時間オープンに入れたあとの成形品表面に難燃剤
のブリードがひどく、外観が悪化するので実用上問題が
ある。
レンホモポリマーを用いた比較例6〜10は120℃で
400時間オープンに入れたあとの成形品表面に難燃剤
のブリードがひどく、外観が悪化するので実用上問題が
ある。
難燃剤の主成分として、水酸化マグネシウムを配合した
比較例11〜16は、難燃性は問題ないが、70℃の硝
酸蒸気雰囲気下[60時間暴露したあとの成形品表面に
硝酸マグネシウムが一面に耐着して耐硝酸性がわるく、
かつ電気絶縁性も悪化して実用上問題があることがわか
る。
比較例11〜16は、難燃性は問題ないが、70℃の硝
酸蒸気雰囲気下[60時間暴露したあとの成形品表面に
硝酸マグネシウムが一面に耐着して耐硝酸性がわるく、
かつ電気絶縁性も悪化して実用上問題があることがわか
る。
以上記述したように、本発明の樹脂組成物を用いて得ら
れる難燃性ディストリビュータ−キャップは優れた機械
的強度、寸法安定性、耐硝酸性を有し、かつ長期間使用
しても用いた難燃剤のブリードによる外観の悪化もなく
、難燃性および電気絶縁性にも優れたディストリビュー
タ−キャップであり、好適に使用できるものであること
が判明した。
れる難燃性ディストリビュータ−キャップは優れた機械
的強度、寸法安定性、耐硝酸性を有し、かつ長期間使用
しても用いた難燃剤のブリードによる外観の悪化もなく
、難燃性および電気絶縁性にも優れたディストリビュー
タ−キャップであり、好適に使用できるものであること
が判明した。
Claims (2)
- (1)結晶性プロピレン−エチレン共重合体樹脂に、ハ
ロゲン含有難燃剤5〜30重量%、難燃助剤1〜15重
量%、タルクもしくはマイカ5〜50重量%またはタル
クとマイカの混合物5〜50重量%を配合してなる樹脂
組成物を用いた難燃性ディストリビューターキャップ。 - (2)結晶性プロピレン−エチレン共重合体樹脂に、ハ
ロゲン含有難燃剤5〜30重量%、難燃助剤1〜15重
量%、タルクもしくはマイカ5〜50重量%またはタル
クとマイカの混合物5〜50重量%およびエチレンプロ
ピレンラバーもしくはスチレンブタジエンラバー5〜2
0重量%を配合してなる樹脂組成物を用いた難燃性ディ
ストリビューターキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27760885A JPS62135667A (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 難燃性デイストリビユ−タ−キヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27760885A JPS62135667A (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 難燃性デイストリビユ−タ−キヤツプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62135667A true JPS62135667A (ja) | 1987-06-18 |
Family
ID=17585792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27760885A Pending JPS62135667A (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | 難燃性デイストリビユ−タ−キヤツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62135667A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS644650A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-09 | Yazaki Corp | Flame-retardant thermoplastic resin composition |
JPS6419175A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-23 | Hitachi Ltd | Ignition distributor cap |
JPH0252970U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-17 | ||
JPH0753796A (ja) * | 1993-08-18 | 1995-02-28 | Chisso Corp | 樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-12-10 JP JP27760885A patent/JPS62135667A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS644650A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-09 | Yazaki Corp | Flame-retardant thermoplastic resin composition |
JPS6419175A (en) * | 1987-07-13 | 1989-01-23 | Hitachi Ltd | Ignition distributor cap |
JPH0252970U (ja) * | 1988-10-11 | 1990-04-17 | ||
JPH0753796A (ja) * | 1993-08-18 | 1995-02-28 | Chisso Corp | 樹脂組成物 |
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