JPS62134149A - 異鋼種の連続鋳造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、連続鋳造に際して成分の異なる鋼種を連続し
て鋳造する方法に関する。

（従来の技術） 連続鋳造においては、同一成分の鋼種全数チャージ連続
して鋳造し、その生産性の向上を図っている。しかし要
求される鋼材全一定量集約して、鋳造スケジュール全立
案しても、十分な生産量が確保できず、異鋼種の鋳造に
従う切替鋳造となり、これによる多大の設備休止と、作
業の手間で要しているのが実状であつ念。

この問題点全解決する之めに、例えば特開昭５０−２８
４２９号公報の如く、上下２枚の浮動用板部材の上下に
棒状継手金膜け、且つ上部に溶鋼流入孔を穿設しｔ継手
を、継目部に挿入（以下単に浮動板継手と称する）する
か、あるいは特開昭５４−１４２１３１号公報や特開昭
５５−８３２９号公報の如く、中空の係止用凸部？有す
る冷却体全溶鋼中に浸漬し、該中空冷却体内に異鋼種全
注入（以下単に中空体浸漬方法と称する）し、溶銅の混
入防止と継目の結果金、第２図の方法で行なうこと等が
知られている。しかしながら、これ等従来の異鋼種の連
鋳方法は、以下の理由から十分とは言い難い。

まず、浮動板継手は、溶鋼の浸入貫通孔全穿設し念浮動
板と、棒状係上部からなる継手全沈降せしめて、この上
部より新らしい溶鋼全注入するために、継目部での溶鋼
の攪拌混合が発生する。またこの溶鋼の攪拌は、パウダ
ー等の凝固部への巻込み等全招き、結果として不良部の
切捨が増加して、歩留の大巾低下となる。

ま乏、中空体浸漬方法は、鋳片の連結と異種溶鋼の混合
全防止できることから、かなりの効果が期待できるが、
異鋼種の初期注入流の攪拌によるパウダー等の巻き込み
、あるいはオープン鋳込に伴う介在物の形成と、上記攪
拌による該介在物の拡散全招き、鋳片の切捨量が増加す
る等の欠点を有している。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は前述した如き従来の継目鋳造方法の欠点である
溶鋼継目部の攪拌混合の防止と、介在物の形成、あるい
は混入介在物の拡散と、パウダーの巻込み等を防止して
、不良切捨部の極めて少ない異鋼種の連続鋳造方法？提
供することにある。

（問題点全解決するための手段） 本発明者等は、異鋼種を連続鋳造するに際して、新らｔ
に交換されｆ−タンデイツシユの初期溶鋼は、耐火物あ
るいはスラグ等に起因した介在物を含む汚染溶鋼であり
、これを継目部に注入すると介在物の拡散を招き、不良
鋳片の切捨部が急増する。

また、継目部におけるオープン注入は、溶鋼の空気酸化
による介在物の増加と、オープン注入自体が溶鋼の攪拌
全件ない、モールド内の既溶融パウダー、あるいは添加
した粉末パウダー等の巻込みと、前記の形成介在物の拡
散全招く。その結果継目部の不良鋳片の増長と、その切
捨量が増加し、良鋳片歩留の大巾低下となることを知見
しｔ０本発明はこれ等の知見金もとに、タンデイツ／ユ
初期汚染溶鋼の影響の回避と、継目鋳込み時のパウダー
等の巻込み、及び介在物の形成と拡散防止金図りつつ・
継目部の連結全十分に確保することにあり、該鋳片の連
結作用全全て既鋳込み末期の濃縮溶鋼と、前述のタンデ
ィツシュ初期の汚染溶鋼とを、注入鋳造することにより
、従来法の問題点全解決に解決した。

而して本蕃発明は、任意の鋼種全鋳造中に異鋼種の鋳造
が必要となった際に、まず当初鋳込中の溶鋼を完全に鋳
造し之。この時点でモールド内には、末期の濃縮溶鋼が
モールドの冷却により項次凝固しつつある。

この未凝固溶鋼が存在する状態で、上述下２枚の溶鋼仕
切板と連結具全一体に連結しｔ溶鋼封入枠を、まず下杆
切板から沈降させる。この下杆切板は、上仕切板よりも
巾、長さともに小さく設けてあり、沈降に伴って、モー
ルド内末期の濃縮溶鋼と、溶融パウダー等全押上げて、
凝固シェルに当接せしめて、濃縮溶鋼等の排除と、不良
溶鋼の下方への流入全遮断する。

次いでこの間に、交換されたタンデイッシュを弁して、
注湯される異士種の初期溶鋼は、上仕切（反に設けた挿
入孔より挿入された浸漬ノズルによって、該上仕切板と
下杆切板とで形成される空間部に注入される。

また、注入作業中は、上仕切板に穿設した不活性ガス吹
込口から例えば）くイブ等によってＡｒガス全吹込み、
不活性雰囲気を保持して、空気酸化の防止全図りつつ行
なわれる。異鋼種の継目部は、末期の濃縮溶鋼と異鋼種
の初期溶鋼の凝固と、この間に介挿された適宜太さの連
続具によって確実に係止されて、順次モールド内全降下
する。

この鋳片の降下に伴って、浸漬ノズルから注湯される溶
鋼は、少量ずつ挿入孔から上仕切板上に流出し、該上仕
切板上に載置したパウダー全溶融しつつ押上げて、通常
の浸漬注入が開始される。

なお上仕切板の大きさは、注入溶鋼全封入する定めにモ
ールド内寸法に対し、片側２０１ｎｍ　ｔｌ下の間隙と
する。２０羽以上ではモールド壁と、仕切板とによる溶
鋼の迅速な冷却凝固が阻害されて、密閉効果が減少する
。ま之、上仕切ＩＪｉ２’（ｒ流出する溶鋼によって、
パウダーがモールド壁面に押込まれるのを防止するため
に、該上仕切板の周縁部に堰に設けることが好ましい。

このように末期溶鋼と異鋼種の初期溶鋼との封入鋳造と
、Ａｒ吹込み鋳造により、介在物の生成防とと汚染溶鋼
の拡散及び異ｙ！４種の混合が確実に防止できる。また
、上杆切板以降は、浸漬ノズル、＋＋確実１ｃ浸漬され
た状態で、溶鋼の注入が行なわれるために、静かな溶鋼
流てよる鋳造が可能となり、パウダー等の巻込みも確実
防止でき、しかも鋳片の継目部全土仕切板の溶着凝固と
、挿入孔及び連結具の係止によって確実に結合できる。

（実施例） 次に本発明による異鋼種の連続鋳造方法の一実施例につ
いて述べる。

第１図は本発明の異鋼種の連続鋳造に用いる封入枠の斜
視図全示し、第２図は第１図のＡ−Ａ’断面矢視図を示
す。

溶鋼封入枠１は、上杆切板２と下杆切板３全連結具４に
よって、例えば溶接あるいはボルトナンド等の緊締手段
を用いて、一体に連結しである。

この上杆切板２には、浸漬ノズル（図示せず）全挿入す
るための挿入孔５と、例えばパイプ等の落込みによるＡ
ｒの吹込み孔６が設けてあり、さらに上面にはパウダー
の流失防Ｉ）：、全図るための堰７（第２図に示す）が
、挿入孔５を囲って設けである。

ま几、下杆切板３は適宜角度を有するＶ型であって、溶
鋼中に沈降する際に、溶融パウダー・や末期の濃ａ溶鋼
の押上げと、沈降自体を容易に行なうことができる。な
お、上杆切板２と下杆切板３との間には、鋳片凝固シェ
ルの倒れ防止のｔめに、適宜シェル倒れ防止金具（図示
せず）を設けである。

このように構成された封入枠ｌを用いて、前チャージに
ＣＭｎ　）　＝　０．７０％の溶鋼全、鋳造完了後に引
き続いて、ＣＭｎ　］　＝　１．２０％の異鋼種を鋳造
した。

その結果全従来法として浮動板継手金用いた場合と比較
して、表−１に示すが、本発明法は成分変動域、介在物
不良および表面疵等の不良域が極めて縮少さ九、結果と
して切捨量の大巾減少が達成できた。

（発明の効果） 以上述べた如く、本発明は継目部の強度劣化を招くこと
なく、鋳造時の介在物の生成防止と、鋳込みに伴う攪拌
による介在物等の拡散と、パウダー等の巻込み等全防止
して、末期の濃縮溶鋼と新タンディツシュ初期の汚染溶
鋼とで、鋳片を連結した不良鋳片の極めて少ない優れた
鋳造方法である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による異鋼種の連続鋳造に用いる溶鋼封
入枠の斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ’断面矢視図、
第３図は第２図のＢ−Ｂ’断面矢視図である。 １；溶鋼封入枠　　　　２：上杆切板 ３；下仕切板　　　　　４：連結具 ５：挿入孔　　　　　　７；堰

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. タンデイッシュを交換して、モールド内に異鋼種を連続
   鋳造する方法において、溶鋼の鋳造を完了し、モールド
   内に未凝固溶鋼が存在する状態にて、連結具を介して上
   、下２枚の溶鋼仕切板を一体に連結した溶鋼封入枠を沈
   降せしめ、該下仕切板を凝固シェルに当接するとともに
   、前記の上仕切板から不活性ガスを吹込みつつ、該溶鋼
   封入枠内に浸漬ノズルを挿入して、異鋼種の初期溶鋼を
   封入して後に、通常の浸漬鋳造を行なうことを特徴とす
   る異鋼種の連続鋳造方法。