JPH0318037Y2 - - Google Patents

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JPH0318037Y2
JPH0318037Y2 JP12855487U JP12855487U JPH0318037Y2 JP H0318037 Y2 JPH0318037 Y2 JP H0318037Y2 JP 12855487 U JP12855487 U JP 12855487U JP 12855487 U JP12855487 U JP 12855487U JP H0318037 Y2 JPH0318037 Y2 JP H0318037Y2
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molten steel
weir
bullion
casting
hole
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JP12855487U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は連続鋳造工程におけるタンデイツシ
ユ(中間容器)内の地金を小分割する装置に係わ
り、地金の取扱い処理を容易にせんとするもので
ある。
(従来の技術) 連続鋳造工程においては、取鍋内の溶鋼はロン
グノズルを介してタンデイツシユ(以下TDとい
う)内へ注入され、TD内で所要の処理が施こさ
れてのち浸漬ノズルからモールドに鋳込まれる。
所要量の溶鋼の連続鋳造が終ると、TD内の残溶
鋼、残ノロはTD内に於いて凝固せられて地金と
なり、この地金は別のTD整備場等においてTD
の底部から剥ぎ取られる。この地金の剥ぎ取り方
法としては例えば特開昭50−13223号に示されて
いる如き押上棒によりTDの底部から地金を押上
げて剥離する等の方法とか、吊上棒を地金中に固
定して引き上げる等の方法が用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) 所が、この種の地金除去方法により剥離された
地金は、TDの諸条件によつても異なるが、長さ
6m程度、重量1.5tonもの重量物であり、その取
扱い(例えば運搬、分割)がやつかいであると共
に、多額の費用を要するものであり、TD内に於
いて地金を小分割できる技術が要望されていた。
この考案は上記の要望に応えるTD内の地金分
割装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) タンデイツシユ内の長手方向の所定位置に設置
した溶鋼流通孔を有する地金分割堰と、鋳造終了
後溶鋼が凝固しない間に上記溶鋼流通孔を封じる
耐火物製栓と、よりなる、タンデイツシユ内の地
金分割装置。
(実施例) 第1図は全体説明図でAがこの考案を示してい
る。1はTD、2は取鍋、3はロングノズル、4
は浸漬ノズル、5はモールド、6はストツパー
で、溶鋼は取鍋2からロングノズル3を介して
TD1内へ注入され、左方向へ移動して浸漬ノズ
ル4からモールド5へ鋳込まれる。浸漬ノズル4
への溶鋼の流入、停止は、本例では、ストツパー
6の上下操作により行われる。
第1図に於いてAはこの考案の地金分割装置
で、その詳細を第2図に示す如く、溶鋼流通孔7
を有する地金分割堰8(耐火物製)と、この流通
孔7へ挿入して孔を封じる耐火物製栓9より成つ
ている。
而してこの考案に於いては、第1図に示す如く
鋳造開始前に地金を分割したTD内の所定位置
に、地金分割堰8を取り付けておく。定常の鋳造
作業では、ロングノズル3から注入された溶鋼は
堰8の上及び孔7内を右から左へ移動して鋳造作
業を行なう。鋳造末期になつて湯面が11当りま
で低下すると、このまゝでは浸漬ノズル4部の溶
鋼深さが浅くて溶鋼上に浮上しているスラグ14
が浸漬ノズル4からモールド5内へ捲込み鋳片品
質を劣化させることになる。この品質劣化を回避
するためには、この段階で鋳造作業を中止すれば
良い訳であるが残溶鋼量が多量となり鋳造歩留り
が著しく低下する。そこで従来は第3図、第4図
に示す如くTD全体を右上りに傾動yさせてTD
内の溶鋼を浸漬ノズル4の方へ流動させ、浸漬ノ
ズル4部の溶鋼深さを深くし、スラグ捲込み限界
深さxになると、ストツパー6を閉じることによ
り、最終鋳片の品質レベルを低下させることなく
鋳造歩留りの向上を図つているのであるが、この
さいのTDの傾動角度yは高々10度が限度であつ
て、それ以上大きく傾動させると、浸漬ノズル4
の角度も大きく変つてモールド5内へ鋳入される
溶鋼流が偏流となつて鋳片品質並びに鋳造作業に
悪影響を及ぼすことになる。
而して上記の如く許容されるTDの傾動角度y
が小さいと、鋳造終了後の残溶鋼は第3図の如く
TD内全体に溜り、これを凝固させると前記の如
く長さ6m程度、重量1.5tonもの大重量の地金と
なるものである。
これに対してこの考案では地金分割堰8を設
け、この堰8には孔7があるので、TD傾動時、
右側の溶鋼は孔7を通つて左側へ流れるので、堰
8がない場合と同様に残溶鋼量を少く(1.5t)す
ることができ、鋳造歩留を低下させることはな
い。
しかしながら、この状態では、孔7のレベルに
は溶鋼が存在し、孔7内の溶鋼によつて堰8の
左、右の残溶鋼12,13が連結されており、こ
れが凝固した場合には全体の地金は分割されずに
一体物である。そこで更にこの考案では堰8の孔
7内へ治具10により耐火物製の栓9を封入する
ことにより孔7内の溶鋼を追出し、もつて12の
残溶鋼と13の残溶鋼との完全な縁切りを行なう
ものである。かくすることにより凝固後の地金は
完全に2分割され、その取扱いが容易となるもの
である。
これに対して比較例として、第4図に示した如
く孔のない堰8を設けた場合には、地金の分割は
可能であるが残溶鋼量は大巾に増加3tするもの
である。
尚、第1図、第3図の実施例では地金を2分割
する場合を示したが、地金分割装置Aの設置数を
増加することにより、任意に分割することができ
るものである。
尚、関連技術との関係を2〜3説明しておく。
特開昭50−118926号には、溶鋼通過孔を有する
仕切部がTD内に設置されており、これはこの考
案における地金分割堰8と類似しているが、耐火
物製栓9がないので、地金の分割は不可能で、こ
の考案とは異なる。
実開昭51−30117号には、所謂下堰(溢流堰)
が開示されており、この下堰でも地金分割機能を
有するものと思われるが、この考案における溶鋼
流通孔7がないために残溶鋼が多量となり鋳造歩
留りの低下が大きい。(第4図参照) (考案の効果) 以上の如くこの考案によれば、最終鋳片の品質
レベルを低下させることなくTD内の残溶鋼量を
僅少としつゝ地金の分割が可能となり、製鋼作業
の効率化に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案の実施例を示し、第
1図は全体説明図、第2図は要部の詳細図であ
る。第3図及び第4図は溶鋼の残留状況の説明図
である。 8……溶鋼流通孔7を有する地金分割堰、9…
…溶鋼流通孔7を封じる耐火物製栓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンデイツシユ内の長手方向の所定位置に設置
    した溶鋼流通孔を有する地金分割堰と、鋳造終了
    後溶鋼が凝固しない間に上記溶鋼流通孔を封じる
    耐火物製栓と、よりなる、タンデイツシユ内の地
    金分割装置。
JP12855487U 1987-08-26 1987-08-26 Expired JPH0318037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12855487U JPH0318037Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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JP12855487U JPH0318037Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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Publication Number Publication Date
JPS6433364U JPS6433364U (ja) 1989-03-01
JPH0318037Y2 true JPH0318037Y2 (ja) 1991-04-16

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