JPS62133118A - ポリエステル複合斑糸 - Google Patents

ポリエステル複合斑糸

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Publication number
JPS62133118A
JPS62133118A JP27131385A JP27131385A JPS62133118A JP S62133118 A JPS62133118 A JP S62133118A JP 27131385 A JP27131385 A JP 27131385A JP 27131385 A JP27131385 A JP 27131385A JP S62133118 A JPS62133118 A JP S62133118A
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JP
Japan
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yarn
elongation
mottled
polyester
ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP27131385A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneaki Awata
粟田 宗明
Hiroo Matsuda
裕生 松田
Masakazu Fujita
正和 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 %縮コ/シュゲート糸(以下、複合光と称することもあ
る)において、未延伸部が良く分散したポリエステル系
斑糸に関するものである。
く従来技術〉 従来よりポリエステル未延伸糸を不児全に延伸するとき
斑糸が得られることは知られている(tP!f公昭5z
−7207g、特開昭58−7L1711号)。この斑
糸は轟然斑を強gjるほと板付などの特徴が強く出る訳
であるが、この斑な強−すると、低配向の未延伸部分が
残って取扱性や機能性が低下するというジレンマがある
。その為特徴の良く出た製品はどうしても機能面で劣り
、機能性で間逅のない製品は今一つ特徴が少いというの
が、この糸ケ使った商品の現状である。勿論、萌掲の特
公昭51−7207号では斑糸の機能性の抜書という考
え方は開示され一〇いるが、未だ満足なものとは言い難
い、具体的には該公報には伸反が35〜70%で全体と
してデニール斑のない斑糸が示されているが、この程度
の糸条の場合、−次吋伏強度が扁々1.(IM/de、
導水収縮率にして15%以上を示し、取扱い性1機能性
の面で昨今のより緬品買化というニーズに幻応しきって
いないのが現状である。更に2成分以上のコノシュゲー
ト糸におい1、?I5島タイプで海成分を溶解し又は多
糸条はり合せクイブで物理的に分割する方法で極細糸を
得たり、シースコアで機能付与を何なうなど非捲縮の特
殊糸が得られているが、これらはポリエステル特有のヌ
メリ感を持っており、風合上旬味感に欠ける間顕点があ
る。
〈発明の目的〉 不発明の目的は、上述の欠点を克服し、力学的特性取扱
い性がより改善された、ポリエステル系の非捲縮コンジ
ュゲート斑糸を提供することにある。
〈発明の構成ン 本発明者等は上記目的な遅成せんとして、樵棺検討した
結果、驚くべきことに、ポリエステル斑糸においてその
ff1(太デニール部分)が特殊な分散状態にあり、し
かも該状態で斑と斑との周期罠関し゛Cスペクトログラ
フ上で成る条件を満足するとき、該斑糸の一久降伏強度
、伸展が著しく改善されることを究明した。この小災を
少なくともl成分がポリエステルであるコノシュゲート
糸に応用することで、高機能、昼付加価値効果のあるポ
リニスデル糸繊維が得られることを見出L7こ。
すなわち、本発明は長さ方向に太細比が2.0以上の単
繊維を含むマルチフィラメント、6条であって、糸条と
してはノーマルテストで得られるスペクトログラフ上の
周期50cmでの稙(P2O)が最大値(Pmax )
の1/2以下であり、これにより1.1!y/de以上
の一久降伏強度、33%以下の破断伸度を有する2成分
以上の非捲縮コンジユゲート糸であって少なくとも1成
分はポリエステルであることを待機とするポリニスデル
複合斑糸。
本発明で言う、スペクトログラフとはスイス0) 7工
ルヘーガ社テ開発されたウスタースペクトログラフのこ
とを意味し、測定条件は、(イ)ノーマルテスト、(ロ
)チャートの送り速度8 m / III++。
(ハ)チャートレ/ジ25%とツ゛る。
このウスタースペクトログラフは通常の斑試鉄磯と平行
して斑内谷の迅速な分析?行い祷るものであり、特に址
のピッチを知るのに有用なものとされ、その詳細は1む
らの理論と実際」(繊維機械学会発行)第255頁〜渠
372負VC詳述されtいる。
説明を具体的にするため、従来の斑糸及び本発明の斑糸
スペクトログラフの例を第1〜3図に示す。ここで、第
1図は特公昭5l−7207号公報実施例1を追試して
得た斑糸のチャート、Fr、2図は肴開昭58−707
11号公報の実施例乞追試して切た斑糸の千τ−ト、第
3図は後記する、本願夾施別1によって得られた斑糸の
チャートである。
第1〜2しj(従来)と諾3区(不発明うとを比較する
とさ、不発明で定義するP 50/ Pmaxにおいて
両者にはも徴的とも言える顕著な差異がある。つまり前
者においてはP 5 U / P +naxが1/2を
越え(第1図・・・U、S l、第2図・・・Ll、6
(j)後者では明らかK l/2以F(第3図・・・0
.43 )にあり、この差異が斑糸の取扱い性、力学特
性に大きな影響を及ぼすことが判明したのである。
この理由としては未だ完全に明らかにされていないが、
第1〜2図の場合(P 5 fJ / Pmax> l
/2 )、斑部分(太い部分)の周期の長いものが混在
しているのに対し、@3図(P50/Pmax≦l/2
)の場合、斑部分が特に長周期をあまり含まない状態で
より均一に分散していることに因るものと推察される。
因みに第1〜3図の斑糸の荷押曲線を夫々第4〜6図に
示すが、これらより各物性をまとめたものが矢表である
第 1 表 上記の表からも明らかなように、理系のP50/Pma
xの値を低くすることにより、大きな太細斑を有するに
もかかわらす斑糸の伸度、−次降伏強度、BWSを著し
く改11されるということはこれまでにない新しい知見
であり、同時に該値が1/2で伸度33%以下、−次降
伏強匿にして1.1//de以上の斑糸となることも判
明した。
このようなポリエステル斑糸は、ポリエステル未(半)
延伸糸を延伸するに当って、分散延伸つまり延伸点を糸
条全体に集束させない(117i1個の単独行動させる
)延伸態様を採用することによって得ることができる。
具体的には(1)  糸条に集中応力を加えない (11)  糸条な集中的に加熱しない< +rr )
  繊維間のlIl擦を低下させるlcl −1油剤付
着屋を低くする Let −2開繊さセる (1v)  単繊維物性を異らせる より具体的に述べると、低速紡糸された、低配向ポリエ
ステル未延伸糸を、斑が十分発生する低1&¥−で且つ
従来よりも大幅に斑分散させながら低倍率延伸する会費
がある。例えば、紡糸速度としては茜々2υ00y(/
ws、好ましくは15、 OOm7wm以下が良く、そ
の配同反も複屈折率テ13 X 10’ 以下、好it
、<は1oxio”以下°にすると十分な太細比が得ら
れる。また、紡糸中に付与する0、P、U、は0,7%
以下にするのが良く、更に出来れば単繊維間のデニール
や断面形状を異ならせるのが望ましい。そのvA紡糸中
の冷却風効果を異らせる事も効果的である。
また延伸に先立つでこれを十分にしごくのも有用である
。しごく張力は少くとも供給原糸の0.2.@/d以上
必資会費るが、あまり強いと分散性の悪い斑点状の玩が
ここで予め付与され1しまってこれが1&範迄残るので
、この様な事態は避けるべきで、その為にはその彊力な
1.0、V/d以下にすると良い。また、延伸に除して
(ま、極力集中応力や集中加熱を避け、延伸点が揃う拳
を排除しなけnばならない。例えば延伸中はビンやその
他急該な屈西は出来れば与えない方が良く、狭い範囲で
の集中的部分加熱も好ましくない。加熱は出来るだけフ
ラツトな状態で延伸中の糸を長い範囲に渡り、全体的に
21[+熱するのが良く、その温度はその原糸のガラス
転移点温度+55℃以上にするのが艮い。この温度が低
いと、延伸中の長い範囲に渡ってネック点が散らばると
いう分散効果が少くなる。もし原糸を予め予熱する場合
でも、予熱温度はこの温度をあまり越えてはいけない。
つまり延伸点がそこに集中するかりである。原糸の予熱
は延伸ラップを防止し延伸性を上げるに有効であるが、
炎発生の面では好ましくないので、予熱は行なうとして
もあまり高くない方が良い。延伸倍率としては原糸の自
然延伸比以下で延伸する事により低延伸倍率を十分伐丁
必費がある。そうする事により前述の原糸の低配向性と
相俟って太い斑部分が形成される。せっかく、分散性を
艮(して機能性を上けてもこの斑効果が十分でなければ
意味が無く、その為には2.0倍以上の太細比(デニー
ル比)を有する太繊維部分、更に望ましくは3,0倍以
上の太繊維部分を富んでいなければならない。この用に
して出来た斑糸は、丈にこれに強い絡めを加えると、低
配向部分と高配向部分がからまって一層七の補光関係が
増強される。但し、この様な効果は通常糸に抱合性を与
える樋な程度の交節度では不十分であり、少くともm当
り40ケ以上の交絡、出来れば60ケ以上の交絡を与え
る墨が望ましい。
なお、ここで用いる2成分以上のコンジユゲート糸は海
島タイプ(例えば特公昭45−711)。
多糸条は9合せタイプ(例えば竹開昭51−70366
号、特開昭55−116874号)、不均一ブレンドタ
イプ(f/llえば特公昭55−14173号)、シー
スフアク1プ、ナイドバイサイドタイプのいずれでもよ
い。すなわち、これらのコノシュゲート糸は、極細糸、
倦綿糸、W殊風金糸、特殊機能糸とじで各種用途に広(
展開されtいるが、合成IJ1!維特有のぬめり感が風
合上の欠点として鉄っており、この風合を向上させるた
めに斑糸とすることが効果的であり、本発明に到達した
ことから、コノシュゲートのタイプは限定するものでは
ない。
但し、本%許の構成女素であるP50/Pmaxが1/
2以下であり、1.1&/L)e以上の一次呻伏強度、
33%以上の破断伸度を有するためVCは、コノシュゲ
ートの少なくとも1つの成分はポリエチレ/テレフクン
ートを生たる繰返し単位としたポリニスデルでなければ
ならないが、第3成分なSむ変成ポリエステルであって
も本発明の効果は十分発揮される。
〈発明の作用効果〉 wJ7図賢)はポリエステル未延伸繊維の模式図であっ
て、七の自然延伸比以上の倍率でこれを引伸ば丁と(−
)の如く均一な細い延伸憶維となるが、その自然延伸比
以下の低倍率で引き伸は−jと(ハ)の如く完全VC伸
ばされた部分(a)と十分子こ伸ばされ切つ−こいない
不完全延伸部分tb+が混在する不完全延伸糸となる。
そしtこの不完全延伸部分(blが濃染したり、物性が
異なったりして独特の風合幼未を与える。このことは新
前Th1ckand Th1n  糸として古(から知
られている$伯である。しかしながら、この様に不完全
に延伸すると、当然不完全延伸部分(blは未だ引張れ
ば伸びるので、出来た糸はズルスルと伸ひる欠点を有し
ている。例えば第8図に)はこの様に低倍率で不児全艷
伸して作られた従来のrhick andThin  
の荷押曲線の一例であって、この峠に曲線が横に長く寝
1おり、伸度が著しく大きいのが常である。通だポリエ
ステルフィラメント糸条の伸度はせいぜい25%位であ
るが、この様な低倍率延伸による不完全延伸糸にすると
その伸度は35%以上の高伸度となり、通常の糸に比べ
使用中に伸びたり寸法安定性が悪(なるなど、どうし又
も取扱面1機能面で劣性になるのは免れない。勿論、延
伸倍率を上けて行けばこの伸度は減って米るが、不完全
延伸的な特徴が失われて効果が無くなる。従って不完全
延伸的効果を有する糸は必すこの様な高伸度と云う糸条
としては致命的な欠点を有していた。更に、この様な不
完全延伸糸は一久吋状強直も低(、且つ眸伏もはっきり
しており小さい力で弾性回復限界を越え又しまうので、
−ノー取扱い難い糸となっている。
本発明はこのような不+’J益を克服し、伸度を太き(
する事なく、しかも不完全延伸的特徴を十分上する斑糸
な実現したもので長周期斑を或割合以上含まない前記P
5U/Pmaxが1/2以下1(なるよ5Vこ不完全延
伸部分を極度に入り混り七で行くと罵(べきことK(利
の如く完全延伸糸並みの伸度を持った不完全延伸糸が出
来る事を見出した。その理由は良(解らないが、恐う(
第9図(へ)のモデル図の如(不完全延伸部分tb+が
極度に入り混って来ると、(ト)の如(不完全延伸部1
b)の横には必ず完全延伸部(al・・・即ち伸びない
・・・が隣り合うので、張力が掛つ又もta+が突っ張
って(lJ)が伸ばされるのを防ぐ為であろうと思われ
る。(尚、この図は解り易くする為に、実際よりも不完
全延伸部を短く画しているが実際はもつと長いこともあ
る)F9Tで、従来でもこの傍に不完全延伸部分を比較
的分散させる事により外観をtA降伏圧したり、熱処理
時の糸切れを防いだりすることは前掲の特公昭51−7
207号公報でも提案されている。
然しながら、この様な斑糸では未だ糸の伸展は非常に大
きく、この面での問題解決には全くなっていない。本発
明はこの分散程度を大幅((上げると同時に長周期斑を
成る割合以上含ませないようにする事により、不完全延
伸部を十分有しながら伸度は4通延伸糸並みにする事が
出来るという従来常識では予測も出来なかった新しい糸
構造な実現したのである。勿論この場合、延伸倍率を上
げたり出来た糸な更に引張って伸ばせば伸度を減らす事
も出来るが、その代り不完全1仲の効果も無(なって、
意味が無い。本発明の場合には太細比が2.0倍以上史
に好ましくは3.0倍以上の不完全延伸部分を含みなが
ら、この様に低伸度にする事が出来るのが大きな特徴で
ある。
例えば、ポリエステルポリマーを1200m/M程度で
溶融紡糸すると、約3.0倍の延伸倍率で適音の伸度3
0%程度の完全延伸糸となる。これを不完全延伸糸とす
るにはこの延伸倍率を下ければ良い。然しながも、従来
の程度の斑分散であれば第10図の如く延伸倍率を下げ
るとその伸度もそれにつれて^くなる。効果的な不完全
延伸糸を作るにはその延伸倍率は少くともその原糸の自
然延伸比(この場合2.5倍)以下にする必貴があり、
伸度は相尚太き(なる。普通は完全延伸倍率X0.8位
の倍率、即ち3.0X0.8 = 2.4倍位が用いら
れるが、そうすると第1O図の完全延伸糸[有]に対し
■の如く高伸度になってしまう。一般に取扱い易い糸の
伸度は20〜33%程度であるから、これでは多き過ぎ
て取扱い離い。しかしながら本発明の糸では、この様な
低倍率斑延伸であっても0の如く普通糸と変らないもの
となる。又その時の一仄呻伏強戻も1,1.1//d以
上と筒くなり、明瞭な吋伏現象もなくて取扱性が著しく
向上する。
また、紡糸速度に於ても同様であって、紡糸速度が低い
程未延伸糸の分子配向kが低く、従つ1これを斑延伸し
たものは不完全延伸部と完全延伸部との差が大きくなっ
て効果が大きいが、反面低配向部分が弱いので取扱性が
患い。この為、紡糸速度をもつと上けて分子配向度を上
げ、隔配向未延伸にしてこの脆化を防ぐ工夫がなされで
いるl開昭50−18718号)。例えば普通のIvi
速である1200m/鴫で1IJJ光した原糸で斑糸な
作ると、そのkjc物をアルカリ減量した時の繊維の脆
化は甚だしく、第11図[F]の如く湿摩擦胆牢度飼定
植で1〜2級と全く使えたいレベルのものしか得られな
い。そこで従来は原糸の紡速を上げ、配向性を上げる事
により0の如くこの脆化を防いでいたわけであるが、反
面この様に紡速を上げると必要延伸倍率が相対的に小さ
くなる為紀10図の如(斑延伸部と完全延伸部のJIL
繊維の太細比(デニール比)が小さくなり、斑糸とし工
の効果が無(なってくるという二律背反性がある。然し
ながら本発明の様に高度に斑を分散させ、且つ長周期斑
を或割合以下にすると、第11図■の如く普通紡糸のも
のでも十分アルカリ脆化に耐えるという従来の常識から
は予測し離い鴬異的なM来が得られる。
その理由については良く解らないが、恐らく前記伸度の
所で説明したと同様完全延伸繊維が不完全延伸部分を取
り捲いて保護している為であると思われる。
xis、従来の斑糸では不完全延伸部と完全延伸部の収
縮率の差が織物な引き吊らせ、新組パフ効果と称する凹
凸となって現われるが、本発明の様に斑が極度に分散し
且つ長周期を含まないと、パフは現われず織物は拘整な
バルキー状態となる。その外、従来の斑糸はその名が示
す通り織物上に斑がスラブ状に現われ、これを外観効果
織物として用いる場合を除いて一般的ではない。この点
本発明では糸は低配向部分を言みながらあまり明瞭な斑
が出す、しかも高低配向部分の混在による風合効果のみ
顕著に表われるので、非常に一般性のある素材が倚られ
る。
以上記述してきたように、本発明においてはポリマーを
限定しない場合でも、従来の斑糸では問題とされてきた
取扱い性、力学的特性が大幅に改善されたポリニスデル
斑糸を提供することが出来る。さらに風合上からは、従
来の斑糸と比較して太細部分が著しく分散されているた
め、よりスパンライクでソフトなふくらみのあるポリエ
ステル繊維が得られるという大きな特徴を有することが
判明したが、史にフンシュゲート糸と組合せることでフ
ンシュゲート糸の特殊風合、!殊機能と複合された尚付
加価値素材が得られる。すなわち、単糸デニールが0.
5テニール以下の極細光の斑糸、宿在捲縮糸の斑糸。
4寛糸の斑糸のようなものである。このように本発明に
よって、スバ/ライクのドレープ性のある優れた風合を
有する機能性累材が得られる。
以上、本発明の作用・効果をまとめると第14図に示す
通りである。
尚、本発明しこおいて、 一次廃伏強槻は、第13図の如く荷押曲線上の変曲点即
ち曲線6’−最も小さい曲率半径で曲っている最初の点
の強度(図中の矢印)で表わす。
そして、荷押曲線自体は 万能側l1ll&試験機(イノスト0フ社製)を用い、
区長20cIn、引張速度100%/m、n−10の条
件で測定し、伸度の読みは通常行なわれている通り、破
断点(強度が急激に下る点)で決定する。
また、自然延伸比とは未延伸原糸を引き伸ばし1行い、
フロー状態から急に立ち上る点の倍率で表わされる。
また、単*mの太細比の表わし方であるが、通常延伸斑
糸は未延伸部と完全延伸部とが完全に二つに分かれるも
のではな(、その間は連続的に変化している。その為、
単に太細比と云っても、どこ迄未延伸部に入れて数える
かによってその平均値はどの様な1icj VCもなる
。したがって本発明では最高どのような太細比(デニー
ル比)の繊維が火責的に含まれるかという基準で現わし
ている。
実施例−1 オルンクロロフェノール溶液での極限粘度が0.64の
ポリエチレンテレフタレートとメククレゾール溶液での
極限粘度が1.35の6−ナイロンで第15図のコノツ
ユゲート糸をN量比率5〇二50で紡速1500m/m
uで紡糸し、ポリエチレンテレフタレートの(l屈折率
=9.:(Xi o−” 、 自然延伸比=2.4.ガ
ラス転移温度68℃で、トータルテニール200 De
7′20 Filの未延伸とした。単糸1本は第15図
の通り永すエステル8部分、ナイI:I78部分で構成
されている。これにopu = 0.4%のオイリング
を施して捲取った。
次いでこの未延伸糸に0.4//dの張力を掛けながら
鋭いエツジでしごく様にしてこれを擦過し、続いてこれ
を50℃のホットローラーで予熱した俊ンラントな表面
を有する160℃の加熱プレートに急な角度を付ける事
な(ストレートで方送なく擦らせながら注意深<2.2
倍の延伸倍軍で延伸し、901Je/20 Filの斑
糸として催取った。得られた斑糸のスペクトログラフ及
び荷押曲線は大々第3図及びM6図に示す通りで(物性
は第1表腐3)実用上通常延伸糸と伺等取扱性の変わら
ないものであった。
次いで緯糸にこれを使い、経糸にポリエステル通常延伸
糸75 De/72 Filを使って一密度で製紙し、
ポリエステルとナイp/の収縮差を々り用してフ/シュ
ゲートを分割し、透湿防水布量とした。この石高はヒザ
抜け、クリーフ寺の問題が無く、湿摩擦堅牢度4級と良
好で通常のコノシュゲート延伸糸を緯糸に使った場合と
変らない機能性を示した。しかもその風合は太細比3倍
以上の低倍率延伸線維を多数含むことに起因するウオー
ム感、ドレープ性、スパンタッチに富んだ極めて好風合
のものであった。
尚、この場合に於いて、エツジでしごく張力を0.3.
9/d迄下げた場合、出来た糸のP50/Pmax =
 0.47 、伸度= 29.L1%、−次降伏強度=
1.1,9/dとなった。史に0)’[Jを0.8%迄
上げるとP 5 o/ Pmax = 0.59 、伸
展=42.3%、−次降伏点=1.1.V/d になり
、湿摩擦堅牢度が3級迄下った。更にこのしごき工程を
全く取り去り、且つ延伸部でプレートに急な角度で強(
擦り付けながら延伸したところ、P 50/ Pmax
 = 0.75 、伸度=57%、−久降伏強度=1.
O&/dとなり、出来た織物には多数のヒゲ、引き吊り
が見られ、且つ斑バター/の明瞭に現われた意匠的な織
物となった。
実施例−2 オルソクロルフェノール中25′Cで測定した極限粘J
iOJ5のポリエチレンテレフタレートをAポリマー。
Aポリマー95重症部、平均分子景2 U、U U O
のポリオキシエチレングリクールト平均炭a七数12〜
13のフル千ルスルホン酸ナトリウムの2:1の混合帯
電防止剤5電量部の混合ポリエチレンテレフタレートな
りポリマーとじ、Bポリマーを芯とする第16図のシー
ス・コ7コンンユゲート糸でA:B=3:1となるよう
に、一般的な複合紡糸装置で1200m/分の速匿で紡
糸し、220 Do/36Filの未延伸糸を得た。こ
の未延伸糸のポリエチレンテレフタレートの複屈折率=
7.2 X I U−” 、カラス転移温度=66’C
,フンシュゲート糸の自然延伸比=2.6であった。こ
れにopu = 0.4%のオイリングを施して捲取っ
た。
次いでこの未延伸糸にu、4&/dの張力を掛けながら
鋭いエツジでしご(様にしてこれを擦過し、引続いてこ
れを50℃のホットローラーで予熱した後フラツトな表
面を有する160℃の加熱プレートに急な角度を付ける
事なくストレートで方送なく擦らせながら任意深(2,
5倍の延伸倍率で延伸し、90 De/36 Filの
斑糸として捲取った。
得られた斑糸のスペクトログラフ及び欠伸曲線からの物
性は第1表/I64の通りで実用上道當糸と例等取扱性
の変わらないものであった。仄いでこれを経緯Ki!!
!つて綾組織で製織し、20%のアルカリ減量な施して
ヒエラ織物を作った。
出来た織物はヒザ抜け、クリープ号の問題無い事は勿論
、アルカリet1.量による脆化についても湿摩擦堅牢
度3〜4級と鷺異的な値を示し、通常延伸糸と変らない
機能性を示した。しかもその風合は太細比3倍以上の低
倍延伸繊維を多数含む事に起因するつオーウ感、シャリ
感、ドレープ性に富んだ極めて好風合のものであり、摩
擦帯電圧は530■であり制電性に凌れた織物であるこ
とが確認された。すなわち、取扱い性と風合と制電性が
同時に満足された。
尚、この場合に於いτ、エツジでしごく張力を0.3/
/d迄下けた場合、出来た糸のP50/Pmax = 
U、41 *  伸度= 30.6%、−次降伏強直=
1,3&/d となった。史にOPUを0.8%迄上げ
るとP 50/ Pmax = 0.55 、  伸度
=45.2%、−次降伏点=LJ 、P/d Kなり、
フル力、り減量による脆化によって湿摩擦鉦牢艮が2級
迄下った。更にこのしごき工程を全く取り去り、且つ延
伸部でブレー1m急な角度で強く擦り付けながら延伸し
たところ、P50/Pmax=0.79.伸度:=49
%、−次降伏強度=1.OI/dとなり、出来た織物に
は多数のヒケ、す1き吊りが見られ、且つ斑パターンの
明瞭に現われた意匠的な織物となった。
なお、摩擦帯電圧は次の方法で測定したものである。
(1)  装置および材料 回転ドラム式摩楳帯電量測定装置 (p−グリースタテインクテスター) オシ一スコープ 摩擦布 木綿ブロード3o/−!楳漂白簀、明仕上げ (11)  試験片のv4製 巻き込み式:3.8cy+X30m 金わく式: 4.(1> X 8.Ocvそれぞれたて
長に3枚採取する。さらに摩擦布の木綿ブロード(31
J/−)を2.5c+nX14.0α、たて長に3枚採
取する。
010  試験の操作 ■ 調湿:65±2%F)lのデシケータ−中に一昼夜
以上放置する ■ 611j定室の雰囲気=20±2℃、65±2%)
tH■ 試料二重ね枚数 1枚 ■ ドラム回転数ニア00f ■ 帯電平衡時間:1分間 ■ 接圧荷重:60019 試験片を1枚表を上にしてロータリースタティックの回
転ドラムに取り付け、さらに下部の両端のクリップにa
m布1枚を試験片と接触する位置で平行に取り付け、6
00yの4ii’J重をかける。記録#t (5σ/順
)一回転ドラム−オフ0スコープの#vc操作し、帯電
平衡に達した時、摩擦帯を圧(V)および数値(±、−
)を読み、3枚の平均値で表わ丁。(整!2伍10位ま
で) 尚、制電効果とlII擦帯寛圧との関係については後者
が  2000V(好ましくはI LlooV)以下で
あれば制電効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は、従来ポリエステル斑糸のスベクトロクラ
フ、第3図は本発明のポリエステル斑糸のスペクトaク
ラフ、第4〜5図は夫々第1〜2図に示した斑糸の荷押
曲線、第6図は大夫第3図に示した斑糸の荷押曲線、第
7図は小児全延伸による斑発生のモデル図、第8図は従
来の斑糸と本発明の斑糸の荷押曲線の違いの例、第9図
は本発明の斑糸の構造モデル図、第10図は延伸倍率と
糸伸度との関係図、第11図は紡速と脆化性との関係図
、第12図は紡速と太細比の関係図、第13図は荷押曲
線の一次降伏点を説明する図、第14図は本発明の作用
・効果を説明する図、第15図9M16図はコンジュゲ
ート#面図である。 第7図、第9図において、(a)・・・光全延伸部。 (b)・・・不児全延伸部である。 第1図 第2図 □Cm 第3図 1 2345  +0 203050 100−→Cm 第4図 第5図 010203040506070λ 第6図 Ogo  203040 506070%第7図 (イ〕   (ロ)  (ハ) 第 8ffl 伸  度 伸  度 策9図 延伸倍率 第12図 紡速(rn/m1n) 伸度(%) 第14図 (チ)染斑パターンが少ない。 (す)糸がバルキーになる。(系全体としてのBWSは
低下)(ヌ)背伸曲線が変る (伸度が下がる)(ル)
低紡速原糸でもアルカリ脆化しない。 弱くなる。               高配向繊維
で保護される。 第15図 第16図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長さ方向に太線があり、且つ太線比が2.0以上
    の単繊維を含むマルチフイラメント糸条であつて、糸条
    としてはノーマルテストで得られるスペクトログラフ上
    の周期50cmでの値(P50)が最大値(Pmax)
    の1/2以下であり、これにより1.1g/de以上の
    一次降伏強度、33%以下の破断伸度を有する2成分以
    上の非捲縮コンジユゲート糸であつて、少なくとも1成
    分がポリエステルであることを特徴とするポリエステル
    複合斑糸。
  2. (2)沸水収縮率が12%以下である特許請求の範囲第
    (1)項記載のポリエステル複合斑糸。
  3. (3)単繊維間の交絡度が40ケ/m以上である特許請
    求の範囲第(1)項記載のポリエステル複合斑糸。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517207A (ja) * 1974-07-08 1976-01-21 Honshu Paper Co Ltd Metsukinyohosozairyo
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JPS60151310A (ja) * 1984-01-18 1985-08-09 Teijin Ltd 潜在嵩高性マルチフィラメント及びその製造法

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