JPS62132580A - 電炉ダスト用安定化剤 - Google Patents

電炉ダスト用安定化剤

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JPS62132580A
JPS62132580A JP60271606A JP27160685A JPS62132580A JP S62132580 A JPS62132580 A JP S62132580A JP 60271606 A JP60271606 A JP 60271606A JP 27160685 A JP27160685 A JP 27160685A JP S62132580 A JPS62132580 A JP S62132580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type zeolite
electric furnace
furnace dust
coal ash
stabilizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP60271606A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Kato
加藤 安彦
Koji Kakimoto
柿本 幸司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITAKIYUUSHIYUU KOGAI GIJUTSU CENTER KK
Original Assignee
KITAKIYUUSHIYUU KOGAI GIJUTSU CENTER KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電炉ダストに用いる安定化剤に関する。
〔従来の技術と問題点〕
電炉ダストに用いる安定化剤とは電炉ダストからの重金
属類溶出を阻止する薬剤を意味する。
電気炉による製鋼において排出される電炉ダストは、産
業廃棄物として処理する場合や再利用する場合、ダスト
中に含まれている重金属、特にCdやpbが容易に溶出
し、環境を汚染し、人体に悪い影響を与える等の問題が
ある。
電炉ダストを安定化させるためには、金属吸着能の良い
合成P型ゼオライト等の使用が考えられるが、これらは
高価であり、経済性の面からも好ましくない。そこで、
電炉ダストを安定化するためにセメントで固める等の方
法がとられてきた。
しかし、この方法は充分なものではなく、効果のある、
しかも安価な安定化剤の出現が望まれていた。
一方、わが国のエネルギー需給の増大に伴い、石炭利用
の大幅な拡大が見込まれており、石炭供給量は将来年率
5%で増加して行くものと予想されている。
このような石炭利用の拡大に伴う問題として、産業廃棄
物である石炭灰の処理が大気汚染と並び重要であると考
えられる。石炭の中に含まれる15〜20%の灰分は、
ボイラーでは燃焼石炭灰として、大量の産業廃棄物の発
生源になる。そこで今後、一般炭の利用拡大によって発
生する石炭灰は一層問題となるであろう。従って、石炭
灰の有効な利用分野の開発研究および利用量の拡大を図
ることが重要な課題となることが予想される。
本発明者らは、石炭灰の有効利用の拡大を図るために、
石炭灰中のシリカとアルミナ成分に着目し、水熱反応に
よるゼオライト化によって、石炭灰からP型ゼオライト
を安価に製造する方法を見い出した(特願昭60−14
565号)。
P型ゼオライトは、一般にPb、Cd、Cr、Cu、、
Mg、、Ni、CaXCo、Zn、Mnなどの金属イオ
ンに対し優れた吸着能を有する。特に、石炭灰より製造
したP型ゼオライトは、pb、Cd等の金属イオンに対
して優れた選択的吸着性を有する。しかも、その選択的
吸着性は他種の共存イオンの妨害を受けないという特徴
がある。
本発明は、このようなP型ゼオライトの特徴を生かし、
先に本発明者らが見い出した方法を用いて、石炭灰力?
ら安価に製造することが出来たP型ゼオライトを、上述
の問題点を有する電炉ダスト用の安定化剤として利用す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明の電炉ダスト用安定化剤は、石炭灰から製造した
P型ゼオライトを含むことを特徴とする。
次に、P型ゼオライトを石炭灰から製造する方法を簡単
に述べる。
原料の石炭灰(フライアッシュ、クリンカアッシュ(ボ
トムアッシュ)、単一の石炭燃焼灰等)を200メソシ
ュ程度に粉砕して、1〜4N程度の苛性アルカリ水溶液
中で60℃〜200℃に10数時間加熱する。得られた
反応混合物から固形物をろ別し、水洗後乾燥すると、目
的とするP型ゼオライトが得られる。P型ゼオライトの
生成は、例えば走査電子顕微鏡写真によって確認するこ
とができ、その純度は、例えば粉末X線回折図によって
検定することができる。
このようにして、石炭灰から製造したP型ゼオライトは
、単独でまたは他の化合物と組み合わせて、電炉ダスト
用安定化剤として使用することができる。
石炭灰により製造されたこのようなP型ゼオライトを、
電炉ダスト用安定化剤として用いた場合の効果を各種実
験例(実施例)に基づいて説明する。
〔実施例〕
本発明の詳細な説明するにあたり、石炭灰よりP型ゼオ
ライトを製造する方法の例を述べる。
製造例1゜ クリンカアッシュ50g、3’NのNaOH水?容液5
00ccを混合し、90°c〜1oo℃で約18時間加
熱し、反応終了後、固形分をろ別し、水で洗浄後、pH
が10.5になるまで充分に洗浄する。そして、110
℃で24時間乾燥する。
結晶化度約45%のP型ゼオライトが48.5g得られ
た。
製造例2゜ グリーンヒル炭の燃焼灰50g、2NのNaOH水溶液
500ccを混合し、90℃〜100°Cで約18時間
加熱し、反応終了後、固形分をろ別し、水で洗浄後、p
Hが10.5になるまで充分に洗浄する。そして、11
0℃で24時間乾燥する。結晶化度約48%のP型ゼオ
ライトが46.2g得られた。
なお、得られたP型ゼオライトの結晶化度は、粉末X線
回折図のd=3.18のピーク面積を標本品のそれとの
比較で算出した。
実施例1゜ 従来の合成P型ゼオライトと本発明の石炭灰により製造
されたP型ゼオライトを用いて電炉ダストの水中への溶
出試験を行った。従来の合成P型ゼオライトには試薬の
水ガラス、アルミン酸ナトリウムおよび水酸化ナトリウ
ムで合成したものを用いた。
試料として鉄スクラツプを電気炉で溶解する際発生する
電炉ダストを用い、これに試薬P型ゼオライト(S−P
−Z)およびクリンカアッシュにより製造された製造例
1のP型ゼオライト(C−p −z>を、それぞれ投入
した。
試料と各P型ゼオライトとの総量が一定になるように、
P型ゼオライト量を変化させ、P型ゼオライトの投入前
、投入後および6時間攪拌後について、それぞれのp 
H値を測定した。
また、pbおよびCdの水中への各溶出濃度を測定した
これらの結果を第1表に示す。
また、各P型ゼオライト(%)とpbおよびCdの濃度
(p p m)との関係を第1図にグラフで示した。
実施例2゜ 試料として鉄スクラツプを電気炉で溶解する際発生する
電炉ダストを用い、これに前記の試薬P型ゼオライI−
(S−P・Z)および准北炭の石炭灰により製造された
製造例2のP型ゼオライト(C−P−Z)を、それぞれ
投入した。
実施例1と同様に、試料と各P型ゼオライトとの総量が
一定になるように、P型ゼオライト量を変化させ、P型
ゼオライトの投入前、投入後および6時間攪拌後につい
て、それぞれのI)H値を測定した。
また、pbおよびCdの水中への各溶出濃度を測定した
これらの結果を第2表に示す。
また、各P型ゼオライト(%)とPbおよびCdの濃度
(p p m)との関係を第2図にグラフで示した。
実施例3゜ 試料として鉄スクラツプを電気炉で熔解する際発生する
電炉ダストを用い、これに市販品の試薬P型ゼオライト
 (S−P−Z)およびタリン力アッシュにより製造さ
れた製造例1のP型ゼオライト(C−P −Z)を、そ
れぞれ投入した。
試料と各P型ゼオライトとの総量が一定になるように、
P型ゼオライト量を変化させ、P型ゼオライトの投入前
、投入後および6時間振盪後について、それぞれのpH
値を測定した。
この実施例では、実施例1と異なり、試料にP型ゼオラ
イトを投入した後、少量の水を加えペースト状にし、−
夜装置養生した後、定められた通常の試験法によりpb
およびCdの水中への各溶出濃度を測定した。
これらの結果を第3表に示す。
また、各P型ゼオライト(%)とPbおよびCdの濃度
(p p m)との関係を第3図にグラフで示した。
各実施例から明らかなように、石炭灰から製造したP型
ゼオライトは、投入後ダストを攪拌または振盪させるこ
とにより、pH値を引き下げると共に、CdおよびPb
の溶出濃度を、P型ゼオライトの投入量の増加とともに
減少させる働きを有する。
しかも、石炭灰から製造したP型ゼオライトは合成P型
ゼオライトと遜色のない結果を与えることが出来る。従
って、高価な合成P型ゼオライトを使用するまでもなく
、安価な石炭灰から製造したP型ゼオライトを使用する
ことにより、充分な効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、廃棄物である石
炭灰から簡単かつ安価に電炉ダスト用安定化剤を製造す
ることができるため、石炭灰の有効利用を図ることがで
きると共に、優れた電炉ダスト用安定化剤を極めて安価
に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本発明実施例による石炭灰から製造
したP型ゼオライトと試薬から合成したP型ゼオライト
とのCdおよびpbの電炉ダストからの溶出試験の結果
を比較したグラフである。 5−P−Z(’/、) − C−P−Z(’/、) − 第1図 S−P、Z (’/、) − C−P・Z (o/、) − 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 石炭灰をアルカリ水溶液中で加熱結晶化させて製造した
    P型ゼオライトを含む電炉ダスト用安定化剤。
JP60271606A 1985-12-04 1985-12-04 電炉ダスト用安定化剤 Pending JPS62132580A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001247421A (ja) * 2000-03-08 2001-09-11 Sankei Kagaku Kk 腹足類忌避剤
ES2199059A1 (es) * 2002-06-06 2004-02-01 Consejo Superior Investigacion Tratamiento hidrotermal de cenizas no volantes de incineracion de residuos solidos urbanos sin adiciones, con produccion de hidrogeno, para la obtencion de zeolita cristalina.

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5547333A (en) * 1978-09-29 1980-04-03 Yokohamashi Solidifying treatment of electrostatic precipitation ash
JPS5921675A (ja) * 1982-07-08 1984-02-03 カセラ・アクチエンゲゼルシヤフト 2−アミノ−5−ニトロ−チアゾ−ルの製造方法

Patent Citations (2)

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