JPS62132051A - スチ−ルベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無段変速機用のスチールベルトに関する。

〔従来の技術〕

無段変速機に用いられるベルトにはゴム製あるいは金属
製のものが存在し、本発明のベルトは後者に属するチェ
ーン式のベルトである。

この種、チェーン式のベルトは種々提案されているが、
その一例を第３図，第４図に示すと、１。

■．１，・・・・・・はチェーンを構成するリンクであ
り、該リンク１，１，ｌ，・・・・・・にはＶ型プーリ
２に巻き掛けしたとき半径方向内側に突出する突出部３
が形成されるとともに前記の突出部３にはブロック装着
用孔４が穿設される。５は前記した複数枚のチェーン構
成用リンクｌ，１，１，　・・・・・・を互に組み込み
連結するためのビンである。７は前記したチェーン構成
用リンク１，１，１，　・・・・・・の突出部に穿設さ
れたブロック装着用孔４に挿入装着されてＶ型プーリ２
との間で動力の伝達を媒体するＶブロックであり、該■
ブロック７の両端面は、前記のＶ型プーリ２の傾斜面と
略一致する傾斜面７ａをなしている。そして、このＶブ
ロソク７の傾斜面７ａと■型プーリ２との当接によって
動力の伝達がなされる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記したＶ型プーリとの動力の伝達を司るＶブロック７
はその横断面を大きくしてＶ型プーリとの接触面積（す
なわち傾斜面７ａ）を大きくすれば、安定性は良好とな
るが、作用面圧が低くするため潤滑油中で使用されるス
チールベルトにとってはＶ型プーリ２との傾斜面７ａ間
に介在する潤滑膜の厚さが厚くなり摩擦係数が低下しス
リップを生じやすく伝達効率が低くなるという欠点があ
る。

そこで、上記の問題点を解決する一つの手段として、■
ブロック７の厚さｔを減少せしめることが考えられるが
、■ブロックの厚さｔを薄くすると、前記のリンクｌの
突出部３にＶブロック装着用孔４を穿設するに際し打ち
抜き加工が困難となり、また、■ブロックの曲げ剛性が
低下するという欠点がある。

更に、■ブロックの端面に溝を形成することも行われて
いるが、この場合は摩耗したときにはその効果が失われ
るという欠点があった。

本発明は、上記の欠点を解決し、チェーン構成用リンク
の突出部３に設けられるＶブロック装着用孔４の打ち抜
き加工が容易でしかもＶブロック７の剛性の低下のない
チェーン式スチールベルトの提供を目的とするものであ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、前述した目的を達成するために、■型プーリ
に巻き掛け使用される複数のリンクを無端状に連結した
スチールベルトにおいて、前記スチールベルトを構成す
るリンクに、前記Ｖ型プーリに巻き掛けたとき半径方向
内側に■ブロック装着用孔を穿設した突出部を形成し、
前記Ｖブロック装着用孔に長手方向に貫通孔を設けた枠
体状となした■ブロックを装着したことをその特徴とす
るものである。

〔作　用〕

本発明は、■型プーリに当接して動力の伝達を媒体する
スチールベルトの■ブロックをその長手方向に貫通孔を
設けて枠体状としたので、■ブロックと■ギブ−りとの
接触面積を小さくして必要とされる摩擦係数を確保する
ことができるものであり、■ブロックの剛性の低下もな
く、更に、■ブロック装着用孔をリンクの突出部に打ち
抜き形成するのに困難性もない。

〔実施例〕　　　・ 本発明を図面に示す実施例に基づいて説明するが、前述
した従来装置と同−又は均等の部材は同一符号にて説明
することとする。

１．１，１．・・・・・・はチェーンを構成するリンク
であり、該リンク１．１，１．・・・・・・にはＶプー
リに巻き掛けしたとき半径方向内側に突出する突出部３
が形成される。４は前記突出部３に穿設された■ブロッ
ク装着用孔であり、７は前記した■ブロック装着用孔４
に嵌入装着され傾斜端面７ａにて■型プーリと当接して
■型プーリとの間で動力の伝達を媒体するＶブロックで
あり、該■ブロック７は長手方向に貫通孔７．を穿設し
て枠体状とされる。そして、この枠体状としては第１図
に示すようにベルトの走行方向に直角な方向に長手長を
有し、ベルトの走行方向に短手長を有する断面長方形の
■ブロック７の中央部に同形の貫通孔７．を形成した枠
状体とする。

なお、本実施例では断面長方形であるが、断面円形又は
逆三角形のブロックの中央部に同形の貫通孔を形成して
円形又は逆三角形の枠体状としてもよい。更に、第２図
に示すように断面長方形のブロック７の長手方向に同形
の貫通孔７．を形成した第一の枠体状ブロック７ａに、
中央に貫通孔７Ｃを有する断面正方形（又は、貫通孔７
．の内側形状に略等しい長方形でもよい。）の第２の■
ブロックを嵌入せしめて多重の枠体状のＶブロックとす
ることもでき、また、前記の円形又は逆三角形の枠体状
Ｖブロックに同形の第２の枠体状ブロックを嵌入しても
よいものである。

そして、前記したＶブロック７にはその両端面近傍に外
リンク１．１を係止すべき段部８．８を設け、該段部８
，８によってリンクを一体的に係止するものである。

以上のように本実施例における■ブロックは、その長手
方向に貫通孔を設けて枠体を構成したので、必要な強度
を得ることができ、しかも、■ブロックの両端が摩耗し
てもＶブロックの断面は同一の断面を保持することがで
きるものであり、更に、リンクの突出部にＶブロック装
着用孔を打ち抜く場合も、その打ち抜き加工が容易であ
る。

〔発明の効果〕

本発明に係るスチールベルトは、スチールベルトを構成
するリンクに、前記スチールベルトラｖ型プーリに巻き
掛けたとき半径方向内側に■ブロック装着用孔を穿設し
た突出部を形成し、前記■ブロック装着用孔に長手方向
に貫通孔を設は枠体状となした■ブロックを装着したの
で、■ブロック端面と■型プーリとの接触面積を縮少す
ることができるので、■ブロックの端面と■型プーリの
傾斜面との間には高面圧が発生し、大きな動力の伝達を
可能ならしめるものであり、更に、このとき、■ブロッ
クは前記したように長手方向に貫通孔を有する枠体状に
構成されるので■ブロックの剛性の低下もなく、また、
端面が摩耗しても同一の断面を保持するので摩擦係数は
、変化することがなく、リンクの突出部に穿設するＶブ
ロック装着用孔も従来と同様の大きさであるので打ち抜
き加工は容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のスチールベルトの正面図、第２図（
イ）は本発明の第１の実施例の■ブロックの正面図、第
２図（ＩＩ）は本発明の第１の実施例の■ブロックの側
面図、第２図（ハ）は本発明の第２の実施例の■ブロッ
クの正面図、第２図（ニ）は本発明の第２の実施例の■
ブロックの側面図、第３図は従来のスチールベルトの正
面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面図である。 １．１，１．・・・・・・：リンク ３：突出部　　　　　　７：■ブロック７１：Ｖブロッ
クの貫通孔 特許出願人　　本田技研工業株式会社 同　　　大同工業株式会社 代　理　人　　岩　　木　　謙　　二　　・。 同　　　　　沖　　　野　　佐　　　市　　ご　　、：
第１図 集２図 （イ）　　　　　　　　（ロ） ！３３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｖ型プーリに巻き掛け使用される複数のリンクを
   無端状に連結したスチールベルトにおいて、前記スチー
   ルベルトを構成するリンクに、前記Ｖ型プーリに巻き掛
   けたとき半径方向内側にＶブロック装着用孔を穿設した
   突出部を形成し、前記Ｖブロック装着用孔に長手方向に
   貫通孔を設けて枠体状となしたＶブロックを装着したこ
   とを特徴とするスチールベルト。
2. （２）前記枠体状Ｖブロックを多重としたことを特徴と
   する前記特許請求の範囲第１項記載のスチールベルト。