JPS62129910A - 垂直磁気ヘツド - Google Patents

垂直磁気ヘツド

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Publication number
JPS62129910A
JPS62129910A JP24500385A JP24500385A JPS62129910A JP S62129910 A JPS62129910 A JP S62129910A JP 24500385 A JP24500385 A JP 24500385A JP 24500385 A JP24500385 A JP 24500385A JP S62129910 A JPS62129910 A JP S62129910A
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magnetic
recording
pole
magnetic field
head
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JP24500385A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshimori
由森 博之
Tatsuo Imamura
今村 辰男
Hiroyuki Watabe
洋之 渡部
Jiro Fukuda
慈朗 福田
Hiroyuki Abe
弘之 阿部
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、垂直磁気ヘッド、更に詳しくは、外部磁界に
よって記録・再生出力レベルが影響されないようにした
垂直磁気ヘッドに関する。
[従来の技術] 磁気記録媒体をその厚さ方向に磁化する垂直磁気記録方
式においては、原理的に磁気記録される磁化の波長が短
波長(高周波)であればあるほど上記磁気記録媒体内で
の自己減磁界が小さくなるために、高密度記録に適して
いることが知られている。
このような垂直磁気記録を行なうには、大きな垂直磁気
異方性を有する磁気記録媒体と、鋭くて強い垂直成分磁
界を発生する磁気記録ヘッドが必要とされている。そし
て、垂直磁気記録を行なう方式としては、補助磁極励磁
型垂直磁気ヘッド方式と主磁極励磁型垂直磁気ヘッド方
式とが知られている。
上記補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式においては、第
3図に示すように、垂直磁気ヘッド5はCo−Zr−N
b等の高透磁率磁性薄膜からなる主磁極1と、フェライ
ト等からなる高透磁率磁性体ブロック2aに情報信号電
流送受用の巻線2bが巻回されている補助磁極2とが所
定の空隙3をHして対向配置されるようになっている。
そして、磁気記録および再生を行なう際には上記空隙3
に垂直磁気記録媒体(以下、記録媒体と記す)4を走行
させ、この記録媒体4の磁化膜を上記主磁極膜1に摺接
するようになっている。上記磁気記録媒体4は、高分子
フィルム等からなる可撓性のあるベース4a上に、Fe
−Niパーマロイ等からなる高透磁率磁性層4bを形成
し、さらにその上に媒体面に対して垂直方向の磁化容易
軸を有する垂直磁気記録層4Cを形成して構成されてい
る。
このように構成されている補助磁極励磁型垂直磁気ヘッ
ドの動作は、図示しない信号発生部から送出された情報
信号が巻線2bに印加されると、補助磁極2に磁界が発
生し、この磁界は主磁極1に作用し、この主磁極1の先
端部に鋭い磁界を発生する。そして、この鋭い磁界によ
り磁気記録媒体4に上記情報信号が磁気変換されて記録
される。
また、上記補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式において
は、磁束の流れが開磁路構成になっているために、上述
の鋭い磁界は、例えば、主磁極1−記録媒体4−補助磁
極2という磁路て流れた後、 ・空間を通過して主磁極
1へ還流する。
ところで、上記のような開磁路構成においては、上記記
録媒体4を駆動するためのモーター、あるいは地磁気(
日本では0.3〜0.4エルステツドといわれる)等に
よる外部磁界の影響を受けやすい。
即ち、この外部磁界が、第3図に示した太い矢印Xのよ
うに上記記録媒体4に垂直に印加されたとすると、上記
主磁極1.記録媒体4.補助磁極2を通る磁界は、細線
の矢印で示したようになる。
そのため、−通りの情報信号の磁気記録が終了し、この
磁気記録を再生している時に上述のような強い外部磁界
が印加されると、この外部磁界の大きさによっては再生
信号の再生出力レベルが減少させられてしまうことがあ
る。
このような現象を実測すると第4図に示すようになる。
即ち、上記第3図に示した補助磁極励磁型垂直磁気ヘッ
ド方式において、記録媒体4に数種類の強さの垂直な外
部磁界を印加する。そして、外部磁界が印加されない場
合の再生出力レベルを「1jとして縦軸にとり、印加さ
れた外部磁界(単位:Oe(エルステッド))を横軸に
とると、上記第4図に示すように、外部磁界が1エルス
テツドになると、再生出力レベルはほぼ零になってしま
う。
外部磁界の影響は上述のような記録・再生出力の低下の
みならず、記録レベルの低下、或いは記録・再生動作が
なされない状態で磁気ヘッドが既に記録済の媒体に近接
又は摺接した場合における媒体の残留磁化に対する低減
作用となって現われる。このような外゛部磁界の影響が
現れるのは次のような原理によるものと考えられる。
第5図は垂直磁気ヘッドの主磁極のB−H特性を示す図
であり、第6図は第5図に示す特性で動作する垂直磁気
ヘッドで磁化される記録媒体のB−H特性を示す図であ
る。外部磁界のない場合には、主磁極は記録信号による
交流磁界に応じて第5図に示されるように、原点Oを中
心に正負の方向に概して飽和レベル±Bsの磁束密度ま
で磁化される。一方、記録媒体は上述のように磁化され
た主磁極の発する磁界により第6図に示されるように、
正負の方向に飽和レベルの磁束密度まで磁化され、残留
磁束±Brが保持される。この状態が、即ち、記録媒体
に正常な磁気記録がなされている状態である。外部磁界
(例えば、地磁気やDCモーターのマグネット等による
正方向の直流磁界)が印加されると、主磁極に作用する
磁化力(磁界)は、上述の記録信号による磁界に、この
外部磁界が和動的に作用したものとなる(即ち、磁化力
は第5図における横軸上で正方向にシフトする)。この
結果、主磁極の磁化(磁束密度)はその動作中心点が第
5図の点Aまて移動してしまうため正方向には飽和レベ
ルBsまで磁化されても負方向には飽和レベル−Bsま
で磁化されないことが起こり得る。このように、磁化状
態に偏りのある主磁極より発せられる磁界により記録媒
体の磁化がなされた場合、記録媒体における残留磁束は
、正方向には前述の+Brが保持されるが、負方向には
絶対値がこれより小さい−Bk(第6図参照)しか保持
されないことになる。つまり、外部磁界によって磁気記
録レベルの低下をもたらすことになる。
次に、既に上述のように磁化状態に偏りのある記録媒体
に垂直磁気ヘッドが近接もしくは摺接した状態(第3図
に示される状態)において、主磁極の磁化が第5図の点
Aに達する程度の外部磁界が印加されると、この外部磁
界による磁化力(主として主磁極に集束する磁界)によ
り、記録における磁化状態は当初の残留磁化−Bkから
第6図における点A′に対応する値まで変化する。この
変化の後に、外部磁界が除かれて主磁極による磁化力が
なくなっても、記録媒体の磁化状態は元の残留磁化−B
kには復帰せず、これよりも絶対値の小さい−Bk’ 
となる(第6図参照)。これは周知のとおり、磁界(磁
化力)の変化とこれに応じた磁化(磁束密度)との関係
が非可逆的であるためである。
」ニ述のように、記録済の記録媒体に対して外部磁界が
印加されたり、史には、その後、印加状態が解除された
りすると、残留磁化(即ち、磁気記録レベル)が低減す
ることになる。この傾向は、垂直磁気ヘッドの主磁極が
記録媒体に近接、もしくは摺接している状態において特
に顕著であることは言うまでもない。
今度は、一応前述のように正常な磁気記録がなされた媒
体から記録情報の再生を行なうときに外部磁界(前述と
同様の直流磁界)が印加された場合について考察する。
この場合は、既に記録済の媒体から発せられる磁界に対
し、外部磁界が和動的に作用するため、垂直磁気ヘッド
の主磁極における動作点は第5図における横軸上で原点
0よりも正方向に移動し、点A、もしくは外部磁界が特
に強い場合は、点B迄移動する。第5図におけるB−H
特性から明らかなように、点A或いは点Bを中心に動作
した場合、磁化力(この場合は媒体による信号磁界に外
部磁界が加わったもの)の変化に対応した磁化(主磁極
中の磁束密度)の変化率は著しく低減され、点Bより正
方向では殆ど零になってしまう。従って、再生感度が低
下してしまう。
このように外部磁界の影響による記録・再生レベルの低
下、並びに磁気ヘッドが既に記録済の媒体に近接もしく
は摺接した場合における同媒体の記録レベルの低下は、
上記の補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式だけに見られ
るわけではなく、前記主磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式
においても見られる。つまり、垂直磁気記録方式におい
ては、従来の面内記録方式における場合よりも、外部磁
界により受ける影響が大きいということが知られている
ところで、一般に、電磁誘導障害の防止のためにシール
ドを設ける技術(例えば、成木 充著、[電子回路ノイ
ズ及トラブル対策JCQ出版社刊にも記載されている)
、或いは静電ノイズを防止するためにシールドを設ける
技術(特開昭59−186112号公報参照)等は既に
周知であるが、これらはいずれも上述のような垂直磁気
記録に問合の問題を解決する技術としては未だ確立され
ていない。
一方、前記第3図に示した垂直磁気ヘッドにおいては、
記録と再生とを同一の垂直磁気ヘッド5で行なっている
ので、記録感度と再生感度とを共に高めるのに無理が生
ずる。記録感度を高めるためには、主磁極1に飽和磁束
密度の高い軟磁性膜を使用すればよく、また、再生感度
を高めるには、上記主磁極1に初透磁率μmの高い軟磁
性膜を使用すればよい。これらを第7図(Δ)(B)に
示す磁化曲線(ヒステリシスループ)で考えてみると、
第7図(A)は記録時において、主磁極1に与えられる
磁場の強さに対する動作範囲(「範囲大」と表示した矢
印で示す)を示す。第7図(B)は再生時において記録
媒体4に誘起される磁場の強さに対する動作範囲(「範
囲小」と表示した矢印で示す)を示す。第7図(A)か
ら明らかなように、記録時には、記録される情報信号に
対応する記録電流によって、比較的に広い範囲の磁場が
与えられ、この磁場が主磁極1に印加されて集中磁束を
誘起し垂直磁気記録か行なわれる。従って、記録時には
主磁極1の飽和磁束密度(第7図(A)におけるBs)
が高いほど磁気記録の強さが高められる。しかし、再生
時には、情報信号を前に記録した記録媒体4から磁場が
形成されるので、この磁場の強さを第7図(B)に示す
ように、比較的に狭い範囲にとることができる。従って
、主磁極1の初透磁率μi (第7図(B)に示す磁場
の強さの小さい範囲における曲線のこう配)が、高い再
生感度を得るのに充分な大きい値を必要とするものであ
るが、再生時における飽和磁束密度(Bs)は問題とは
ならない。
よって主磁極1には飽和磁束密度Bsと初透磁率μiが
共に高いものを使用すればよいわけであるが、一般的に
は、その両者を共に高めることは難しい。例えば、CO
(コバルト)−Zr(ジルコニウム)−Nb(ニオブ)
の三元素合金からなるアモルファス膜では、Coを多く
すると飽和磁束密度Bsは高まるが、初透磁率μiは低
下する傾向にある。
そこで、記録と再生の磁気ヘッドは各々専用のものを使
用した方が良いと言える。このため、従来、例えば、第
8図に示すように、上記補助磁極励磁型垂直磁気ヘット
5を記録ヘッドとし、リング状磁性体7に巻線8を巻装
してなる周知のリング型磁気ヘッド6を再生ヘッドとし
て、2つの磁気ヘッドを用いて記録および再生を行なう
ようにした磁気ヘッド装置がある。しかし、情報の記録
密度があまり高くない場合には、リング型磁気ヘッド6
は分解能が良く、かつ1[r生感度も高くて良好に記録
信号の読み出しを行なうか、100I(BP I  (
105Bit Per Inch)以上の高密度記録を
行なった場合には、上記リング型磁気ヘッド6で読み出
しをすることは困難となる。現在、リング型磁気ヘッド
6のギャップ幅tは最小で0.2μm程度であるから、
原理的にそれ以下の大きさの記録ビットは分解再生でき
ない。せいぜい0.3μm〜0.4μm位の大きさの記
録ビットを分解再生できる程度である。すなわち、10
0KBPI以上の高密度記録の場合は特にリング型磁気
ヘッド6とは異なる再生専用の磁気ヘッドを用いる必要
がある。
また、その他の従来の垂直磁化型磁気ヘッド装置として
、■特開昭56−169212号、■特開昭57−20
3216号、■特開昭5G−13514号等が提案され
ているが、このうち■は基本的には上記のリング型磁気
へラド6を用いるものであり、上述の欠点がある。■は
回転体に等間隔に腹数個の主磁極を設け、この回転体を
ビデオテープの走行方向に対して直角方向に回転させる
ことによって高速でビデオトラックを形成したものであ
り、1隻数の主磁極を一体に有するといえとも記録用と
再生用とを区別して用いるものではない。さらに■は本
出願人が先に提案した記録ヘッドと再生ヘッドとを一体
化したものであるがアジマス調整の精度および再生時の
分解能を高めるために、記録時と再生時とで磁気ヘッド
の主磁極の厚みを変えるようにしたものである。
[発明が解決しようとする問題点] 以上述べたように従来の垂直磁気ヘッドにおいては、外
部磁界が印加されると記録・再生出力レベル並びに磁気
ヘッドが既記縁の媒体に近接もしくは摺接した場合に同
媒体の記録レベルが影響を受けたり、また、1回の磁気
ヘッドで記録と再生とを行なっていたので、必ずしも最
も効率良く記録および再生が行なわれているわけてはな
かった。
c問題点を解決するための手段および作用]本発明は、
上記問題点を解決するために、記録用垂直磁気ヘッドと
再生用垂直磁気ヘッドとを所定間隔をもって支持する支
持体を回転可能に支持し、」ニ記両垂直磁気ヘッドの回
転軌跡をその外側から覆うように高透磁率磁性材の周壁
を配設し、外部磁界等による記録レベルへの影響をなく
し、かつ記録又は再生に応じて使用する垂直磁気ヘット
を選択できるようにしたものである。
[実 施 例] 以下、本発明を図示の実施例によって説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す補助磁極励磁型の垂
直磁気ヘッドである。この垂直磁気ヘッド15は、記録
ヘッド用主磁極11aと再生ヘツド用主磁極11bとを
何する支持基板10と、主磁極シールドブロック16と
、補助磁極シールドブロック21等により構成されてい
る。
回転軸10aによって回転自在に支持された支持基板1
0上に、記録ヘッド用の主磁極11aと再生ヘッド用の
主磁極11bとが一体的に設けられており、この支持基
板10を回転させたときに上記主磁極11aとllbと
がなす円形の軌跡に沿うような周壁を有する主磁極シー
ルドブロック16が配設されている。
上記主磁極11aおよびllbは、主として非磁性フェ
ライト、セラミック等、摩耗しにくい材質からなる細長
い形状の支持基板10上の、中心部の回転軸10aを挟
んで、長手方向に互いに180度対向する両端部位置に
それぞれ設けられた軟磁性膜からなる。そして、この記
録ヘッド用主磁極11aの軟磁性膜としては、飽和磁束
密度の高い軟磁性膜が用いられ、再生ヘッド用の主磁極
11bとしては初透磁率の高い軟磁性膜が用いられてい
る。この2つの主磁極11a、llbを有した支持基数
10は記録媒体4の而に対して市直商内で回転軸10a
の周りに回転できるようになっていて、記録時には、主
磁極11. aが図示のように記録媒体4の垂直磁気記
録層4Cの而に接触してこの記録媒体4を挟んで後述の
補助磁極14と対向し、再生時には、主磁極11b力へ
己録媒体4の]二足記録層4Cの面に接触してこの記録
媒体4を挟んで補助磁極14と対向するようになってい
る。すなわち、記録時と再生時とで2つの磁気ヘッド用
主磁極が支持基板10の180度の回転により切り換え
られるようになっている。
上記主磁極シールドブロック16は、マンガンジンクフ
ェライト、ニッケルジンクフェライト等の高透磁率磁性
部祠により構成されていて、その形状はやや厚みのある
長方形の板状をしており、・その中央部やや下方を中心
として直径が上記支持基板10の長手方向よりやや大き
い孔16aが形成され、この孔16aの下端部は、略正
方形をした開口16bを形成している。上記孔16aの
中心と一致するように上記支持基板10の回転軸10a
が回転自在に配設されているので、同回転軸10aを矢
印Bで示す方向にスムーズに回転させることができる。
即ち、上記孔16aは主磁極11aとllbとの回転軌
跡の周囲を取り囲む周壁として作用するようになってい
る。そして、上記シールドブロック16の下面左右端部
には、潤滑性のあるガラス状カーボンからなる半円柱状
のパッド17aと17bとが接合されている。
また、記録媒体4を挟んで上記主磁極シールドブロック
16の下方には補助磁極シールドブロック21が配設さ
れている。この補助磁極シールドブロック21は、上記
主磁極シールドブロック16と同様の材質で(1M成さ
れていて、同シールドブロック16の厚さとほぼ同じ奥
行を有している。
この補助磁極シールドブロック21の上面の略中心部に
は巻線13が巻回された短句柱状の補助磁極14が植設
されている。つまり、この補助磁極14は、記録媒体4
を介して、主磁極11a又は11bと対向配置するよう
になっている。そして、上記補助磁極シールドブロック
21の上面左右端部には、潤滑性のあるガラス状カーボ
ンからなる半円柱状のパッド22a、22bが接合され
ている。
このように構成されている上記垂直磁気ヘッド15を用
いて記録を行なうに際しては、第1図(A)に示すよう
に、主磁極11aが記録媒体4との磁性層4Cの面に対
接するように主磁極11aを下位にセットし、磁気記録
用信号電流を巻線13に流す。すると、この巻線13に
流れる電流によって生ずる補助磁極14の磁界により主
磁極11aが磁化され、この主磁極11aの磁化により
、その先端に鋭い垂直磁界が生じて記録媒体4の磁性層
4cが垂直磁化され、矢印A方向に移動する記録媒体4
への記録が行なわれる。
再生に際しては、上記の記録状態から支持基板10を1
80度回転させ、主磁極11bを記録媒体4に対接させ
るように下位にセットする。そして、記録媒体4を長手
方向に沿った矢印Aで示す方向に水平に移動させると、
同記録媒体4の垂直磁化から生ずる磁界により再生ヘッ
ド用主磁極11bか磁化され、この主磁極11bの磁化
の変化により誘起される電圧か巻線13により取り出さ
れて再生信号として得られる。
こうして、上記垂直磁気ヘッド15を用いて記録媒体4
に対する記録および再生を行なうことにより、良好な磁
気記録再生特性が得られることになる。
なお、この記録媒体4の走行に際しては、同媒体4の上
下面は夫々パッド17a、17bと22a。
22bとによって押接されているので主磁極11a又は
llbのいずれとも最適な摺接圧を維持できるようにな
っている。
以上のように構成されている補助磁極励磁型の垂直磁気
ヘッド15を用いて磁気記録を行なうと、第1図(B)
に示すように、補助磁極14と主磁極11aとにより発
生した磁界は、符号25て示すように細い楕円を左右に
2つならべたようになる。そして、磁気記録中あるいは
磁気記録終了後に、記録媒体4に垂直な外部磁界(矢印
X1で示す)が印加されたとしても、この外部磁界は符
号26で示すように、主磁極シールドブロック16の内
部を左右に分かれて下方に進み、記録媒体4を通過して
補助磁極シールドブロック21に至り、さらにこのシー
ルドブロック21の底面から空中へと放散されていく。
つまり、上記n号25で示した内側の磁界と、?:1号
26で示した外側の磁界とは完全に分離されており、外
側の磁界(外部磁界)が内側の磁界(記録用磁界)に影
響を及はすことはない。従って、外部磁界に起因する記
録・+IrIr生産ベル下、並びに磁気ヘッドが既記縁
の媒体に近接もしくは摺接した場合における同媒体の記
録レベルの低下が有効に回避される。
次に、上記実施例の変形例の垂直磁気ヘッドを第2図に
基づいて説明する。この変形例の垂直磁気ヘッド50は
上記実施例のシールド効果をさらに向上させたものであ
る。なお、上記実施例と同一部材には同一符号を付すに
留め、重ねて説明することを避ける。
第2図に示すように、主磁極シールドブロック16の孔
16a内には主磁極11a、llbを有する支持基板1
0が配設されている。この主磁極シールドブロック16
の前後面には第1と第2のシールドブロック31と32
とが接合されて配設されている。即ち、これら第1.第
2のシールドブロック31.32は上記主磁極シールド
ブロック16と同様の材質からなっていて、縦横及び厚
み寸法は同シールドブロック16と同一になっている。
そして、上記支持基板10に挿通して設けられている回
転軸10aの前後端は、上記第1.第2のシールドブロ
ック31.32に回転自在に軸支されている。
上記主磁極シールドブロック16の下方であって、記録
媒体4を介して対向する位置には補助磁極シールドブロ
ック33が配設されている。このシールドブロック33
の材質は、上記主磁極シールドブロック16と同一であ
って、長手方向と厚みの寸法は前記補助磁極シールドブ
ロック21(第1図(A)参照)と同じである。そして
、その奥行か」−23踵のシールドブロック16と31
と32とを重ね合わせたものとほぼ等しくなっている。
このように構成されている垂直磁気ヘッドの動作は前記
実施例(第1図(A)参照)と全く同一であるので市ね
て説明することを避ける。
また、この垂直磁気ヘッド50に外部磁界か印加されて
も、主磁極11a、llbと補助磁極14とは、各種の
シールドブロック16,31,32゜33によってほぼ
密閉された状態になっているので、前記実施例よりシー
ルド効果がすぐれている。
[発明の効果] 本発明によれば、記録用と再生用との夫々の専用の磁気
ヘッドを備えているので、記録時及び再生時の夫々に応
じて最適な記録又は再生特性を得ることができ、かつ外
部磁界による記録・再生レベルの低下並びに既記縁媒体
にヘッドが近接或いは接触したときの、同媒体における
記録レベルの低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A) 、 (B)は、本発明の一実施例を示す
垂直磁気ヘッドの斜視図および同垂直磁気ヘッドに外部
磁界が印加された場合のシールド具合を示す図、 第2図は、上記第1図(A)に示す垂直磁気ヘッドの変
形例を示す斜視図、 第3図は、従来の補助磁極励磁型垂直磁気ヘッドの構成
を示す側面図、 第4図は、」二記第3図に示す従来の補助磁極励磁型垂
直磁気ヘットに外部磁界を印加したときの再生信号の再
生出力レベルの変動を示す特性図、第5図は、垂直磁気
ヘッドの主磁極のB−H特性を示す図、 第6図は、上記第5図に示す特性で動作する垂直磁気ヘ
ッドにより磁化される記録媒体のB−H特性を示す図、 第7図(A) 、 (B)は、それぞれ記録時と再生時
に適したヒステリシスループを示す線図、第8図は、従
来の垂直磁化型磁気ヘッド装置の他の例を示す正面図で
ある。 10・・・・・・・・・・・・支持基板(支持体)11
a・・・・・・・・・1妃録用の主磁極(記録用垂直磁
気ヘッド) 11b・・・・・・・・・+Jj生用の主磁極(再生用
組直磁気ヘッド) 16・・・・・・・・・・・主磁極シールドブロック1
6a・・・・・・・・・孔(周壁) 特許出願人  オリンパス光学]−業株式会比%I  
図 方20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録用垂直磁気ヘッドと、 再生用垂直磁気ヘッドと、 支軸により回転可能に支持され、上記記録用垂直磁気ヘ
    ッドと再生用垂直磁気ヘッドとを所定間隔をもって支持
    する支持体と、 上記両垂直磁気ヘッドの回転軌跡をその外側から覆うよ
    うに配設された高透磁率磁性材の周壁と、を具備してな
    ることを特徴とする垂直磁気ヘッド。
  2. (2)上記周壁は、上記垂直磁気ヘッドの回転軌跡を、
    その外周側から覆う第1の部分と、この第1の部分の前
    面側および後面側から覆う第2及び第3の各部分を含ん
    でなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の垂
    直磁気ヘッド。
JP24500385A 1984-12-03 1985-10-31 垂直磁気ヘツド Pending JPS62129910A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24500385A JPS62129910A (ja) 1985-10-31 1985-10-31 垂直磁気ヘツド
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