JPS62129120A - 消化ガス機関のマグネツトフイルタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、下水処理場から発生する消化ガスを燃料とし
て利用する消化ガス機関のマグネットフィルターに関す
るものである。

（従来技術及びその問題点） 下水処理場で汚泥から発生する消化ガスを燃料として利
用する消化ガス機関が使用されているが、この消化ガス
には硫化水素Ｈ２Ｓが含まれているために、消化ガス発
生過程において酸化鉄等の鉄粒子を供給し、硫化鉄とし
て硫化水素を除去するｌ１５２ｔｉ技術が従来から知ら
れている。

その為、かかる消化ガス機関に供給される消化ガス中に
は鉄粒子が存在し、その鉄粒子は１０μのフィルターエ
レメントを通過してしまう程細かく、消化ガス機関の吸
気通路に設けられたられている各種のガス機器に堆積し
、ついにはガスは器の作動不良を眉くという問題がある
。

また吸気通路の内面には、腐蝕防止のコーディングも施
されているが、硫化水素は腐蝕性が強く、コーティング
施工が不完全な場合は通路内壁の腐蝕によっても鉄粒子
がガス別間に流れる。

更に消化ガスの供給圧力を昇圧することは、種々の制約
で限度があり、フィルターエレメントの細かさを１０μ
以下にして、前記鉄粒子を捕集りることはできない。

（発明の目的） 本発明は、消化ガス■関の吸気通路内に流通する鉄粒子
を除去することができる消化ガス線間のマグネットフィ
ルターを歴供１ｊることを目的としている。

（発明の構成） （１）技術的手段 本発明は、下水処理場から発生する消化ガスを貯留する
消化ガスタンクと、消化ガスタンクから供給される消化
ガスの圧力を上げて消化ガス機関に供給するガスブース
ターとを有する消化ガス機関において、消化ガスタンク
からガスブースターまでの吸気通路の途中に吸気中に混
入している鉄粒子を吸着する永久磁６製のフィルター機
構を設けたことを特徴とする消化ガス機関のマグネット
フィルターである。

（２）作用 永久磁石製のフィルター機構の磁力で鉄粒子を吸着して
除去する。

（実施例） 本発明を採用した消化ガスは関を示す第１図において、
１０は消化ガス機関である。この消化ガス機関１０と下
水処理場で発生した消化ガスが貯留されている消化ガス
タンク１２との間は、吸気通路１４で連通されている。

吸気通路１４には消化ガスタンク１２側から順次にドレ
ンセパレータ１６、ミストセパレータ１８、ガスブース
ター２０、ガス供給配管ユニット２２等が介装されてい
る。ドレンセパレータ１６は消化ガスタンク１２から消
化ガスとともに圧送されて来る水分を分離スるものであ
り、ミストセパレータ１８は更に細かいミスト状の水分
を除去するために設けられている。ミストセパレータ１
８には詳しくは後述する本発明の要旨であるフィルター
機構２４が備えられている。

ガスブースター２０は吸気通路１４を流通する消化ガス
の圧力を所定の圧力に昇圧する機能を有し、コンプレッ
サー２０ａで加圧した後にアフタクーラー２０ｂで冷ｕ
１シ、サージタンク２０ｃに貯留するようになっている
。

ガス供給配管ユニット２２は消化ガス礪関１０に流入す
る消化ガスの流量を制御するためのものであり、フレー
ムアレスタ−２２ａ１比例電動弁２２ｂを備えている。

消化ガス機関１０には始動用のエアースターター２６が
設けられており、２８は冷ね）水配管、３０は潤滑油配
管、３１は排気管である。

消化ガスタンク１２には、？ｌ’ｓ化ガス中の硫化水素
１−！　２Ｓを硫化鉄に化合さＶて、除去された後の消
化ガスが貯留している為、消化ガスとともに酸化鉄の微
粒子（粒度：１０μ）が流入している。

したがって吸気通路１４には粒度が１０μの細かい醇化
鉄粒子が消化ガスとともに流通している。

この酸化鉄粒子を除去するフィルター機構２４を第２図
で説明する。第２図中で３２は゛有底円筒状のミストレ
バレータ１８の本体である。本体３２には入口管３４、
出口管３６が接続されており、入口管３４は保護筒に収
容されたフィルターエレメント３８に繋がっている。フ
ィルターエレメント３８は例えばグラスウール製の細か
さが５０μ程度のものである。図中で３７はドレン溜り
である。

フィルターエレメント３８の半径方向外方には、永久磁
石４０がブラケット４２で蓋４４に固定されている。永
久磁石４０は例えばストロンチュームフエライト製の永
久磁石本体の表面を、５ＵＳ３０４製の薄いカバーで覆
っている。永久磁石４０は第２図に示すように縦方向に
２段、第３図に示すように円周方向に４ｆｌ＾ｌの合計
８個設けられている。以上の永久磁石４０、ブラケット
４２でフィルター機構２４が構成されている。

次に作用を説明する。吸気通路１４を通って人口管３４
から本体３２に流入した消化ガスはフィルターエレメン
ト３Ｂで濾過され、消化ガス中に含まれる比較的大きな
酸化鉄粒子（粒度：５０μ）がフィルターエレメント３
８で除去される。

フィルターエレメント３８でも除去できない粒度１０μ
以下の細かい酸化鉄粒子は永久磁石４０の磁力で吸着さ
れて除去され、出口管３６から吸気通路１４に排出され
る消化ガス中には１０μ程度の細かい酸化鉄粒子さえも
含まれていない。したがってミストセパレータ１８より
下流のガスブースター２０、ガス供給配管ユニット２２
等に醇化鉄粒子が堆積する恐れがなくなり、ガスブース
ター２０、ガス供給配管ユニット２２等のガス機器は正
常に作動する。

長１１１１にわたる使用で永久磁石４０に多くの酸化鉄
粒子が付着した場合には、蓋４４と一緒に永久磁石４０
を取外して、永久磁石４０の表面に付着した酸化鉄粒子
を取除く。このどき永久磁石４０の表面は５ＵＳ３０４
ｔＪのカバーで覆われているので、永久磁石４０の永久
磁石本体が傷付くことも防止される。

（発明の効果） 以上説明したように本発明による消化ガス機関のマグネ
ットフィルターでは、ミストセパレータ１８の内部に永
久磁石４０とブラケット４２からなるフィルター機構２
４を設けたので、フィルター門構２４の永久磁石４０で
吸気通路１４を流れる消化ガス中に含まれる酸化鉄粒子
等の鉄粒子を、磁力で永久磁石４０に吸着することによ
って除去することができる。

したがって、フィルターエレメント３８では除去するこ
とができない１０μ程度の細かい酸化鉄粒子をも永久磁
石４０で除去し、下流のガスブースター２０、ガス供給
配管ユニット２２等のガス機器が作動不良を起こすこと
を防止できる。

（別の実施例） （１）　フィルター機構２４はミストセパレータ１８の
内部に配置される場合に限らず、消化ガスタンク１２と
ガスブースター２０の間の任意の位置に配置することも
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を採用した消化ガス機関の構造略図、第
２図はミストセパレータの正面図、第３図は第２図の■
矢視図である。１０・・・消化ガス機関、１２・・・消
化ガスタンク、１４・・・吸気通路、１８・・・ミスト
セパレータ、２０・・・ガスブースター、２４・・・フ
ィルター機構、４０・・・永久磁石、４２・・・ブラケ
ット

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）下水処理場から発生する消化ガスを貯留する消化
   ガスタンクと、消化ガスタンクから供給される消化ガス
   の圧力を上げて消化ガス機関に供給するガスブースター
   とを有する消化ガス機関において、消化ガスタンクから
   ガスブースターまでの吸気通路の途中に吸気中に混入し
   ている鉄粒子を吸着する永久磁石製のフィルター機構を
   設けたことを特徴とする消化ガス機関のマグネットフィ
   ルター。
2. （２）フィルター機構は吸気通路の途中に配置されたミ
   ストセパレーター内に設けられている特許請求の範囲第
   １項記載の消化ガス機関のマグネットフィルター。