JPS62127244A - 立体感を有する化粧材 - Google Patents
立体感を有する化粧材Info
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- JPS62127244A JPS62127244A JP26754885A JP26754885A JPS62127244A JP S62127244 A JPS62127244 A JP S62127244A JP 26754885 A JP26754885 A JP 26754885A JP 26754885 A JP26754885 A JP 26754885A JP S62127244 A JPS62127244 A JP S62127244A
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- pattern
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は立体感を有する化粧材に関し、更に詳しくは、
合成樹脂層の厚み方向に熱移行性染料を絵柄状に熱移行
させてなる立体感および奥行感に優れた化粧材に関する
。
合成樹脂層の厚み方向に熱移行性染料を絵柄状に熱移行
させてなる立体感および奥行感に優れた化粧材に関する
。
(従来の技術)
従来、種々の建築材料やインテリア材料において種々の
絵柄を付与するとともにそれらの絵柄に立体感を付与す
ることが広く行われている。このような方法としては1
例えば、 (1)化粧材の表面に絵柄を印刷し、そのLに透明な合
成樹脂層を設けて、更にそのFに同一または異なる絵柄
を印刷して立体感あるいは奥行感を現出させる方法。
絵柄を付与するとともにそれらの絵柄に立体感を付与す
ることが広く行われている。このような方法としては1
例えば、 (1)化粧材の表面に絵柄を印刷し、そのLに透明な合
成樹脂層を設けて、更にそのFに同一または異なる絵柄
を印刷して立体感あるいは奥行感を現出させる方法。
(2)基材に絵柄を印刷し、その表面に絵柄に同調させ
てエンボス加工して立体感を現出する方法。
てエンボス加工して立体感を現出する方法。
(3)発泡剤を含有する合成樹脂シートLに発泡を抑制
するインキで絵柄を印刷し、次いで発泡させて、抑制イ
ンキ部の発泡倍率を抑制させ、絵柄と同調した凹凸形状
を形成する方法等が知られている。
するインキで絵柄を印刷し、次いで発泡させて、抑制イ
ンキ部の発泡倍率を抑制させ、絵柄と同調した凹凸形状
を形成する方法等が知られている。
(発明が解決しようとしている問題点)以上の如き従来
方法のうち(1)の方法は、形成する絵柄のいずれもが
平面的で薄い層の印刷模様であるので、立体感および奥
行感が不十分である。また(2)の方法は、印刷模様が
同様に平面的であるとともに絵柄とエンボス加工とを同
調させることが困難であり、いずれにしても十分な立体
感および奥行感を現出することができない、また上記(
3)の方法では絵柄と凹凸形状は同調しているが、印刷
模様は表面にのみ存在するために奥行感を現出させるこ
とができない。
方法のうち(1)の方法は、形成する絵柄のいずれもが
平面的で薄い層の印刷模様であるので、立体感および奥
行感が不十分である。また(2)の方法は、印刷模様が
同様に平面的であるとともに絵柄とエンボス加工とを同
調させることが困難であり、いずれにしても十分な立体
感および奥行感を現出することができない、また上記(
3)の方法では絵柄と凹凸形状は同調しているが、印刷
模様は表面にのみ存在するために奥行感を現出させるこ
とができない。
また別の方法として1例えば、シルクスクリーン印刷に
よって肉厚の大な印刷を行ってケ体感を現出させる方法
もあるが、この方υ、では、その印刷層の厚さはせいぜ
い数十ミクロン程度が限界であるため、同様に十分な立
体感と奥行感を現出することができない。
よって肉厚の大な印刷を行ってケ体感を現出させる方法
もあるが、この方υ、では、その印刷層の厚さはせいぜ
い数十ミクロン程度が限界であるため、同様に十分な立
体感と奥行感を現出することができない。
本発明者は、上記の如き従来技術の欠点を解決して立体
感および奥行感に優れ、■つ更に表面に凹凸形状を付γ
する時には、絵柄と凹凸形状が十分に同調した化か1材
を得るべく研究の結果、絵柄を形成する色材として熱移
行性染料を使用し、この染料を化粧材を構成する合成樹
脂層の厚み方向に十分に熱移行させるときは、十分な立
体感と奥行感をケえる化粧材が得られることを知見して
未発1」を完成した。
感および奥行感に優れ、■つ更に表面に凹凸形状を付γ
する時には、絵柄と凹凸形状が十分に同調した化か1材
を得るべく研究の結果、絵柄を形成する色材として熱移
行性染料を使用し、この染料を化粧材を構成する合成樹
脂層の厚み方向に十分に熱移行させるときは、十分な立
体感と奥行感をケえる化粧材が得られることを知見して
未発1」を完成した。
(問題点を解決するための手段)
すなわち、本発明は、基材シートと該基材シート上に設
けた合成樹脂層との間に熱移行性染料からなる絵柄層を
設け、上記熱移行性染料を合成樹脂層の厚み中に熱移行
させてなることを特徴とする立体感を有する化粧材であ
る。
けた合成樹脂層との間に熱移行性染料からなる絵柄層を
設け、上記熱移行性染料を合成樹脂層の厚み中に熱移行
させてなることを特徴とする立体感を有する化粧材であ
る。
次に本発明を本発明の化粧材の1例を図解的に示す添付
図面を参照して更に詳細に説明する。
図面を参照して更に詳細に説明する。
第1a、b図は、本発明の立体感を有する化粧材の製造
と構造を図解的に示す図であり、laは染料の熱移行前
を、モしてlbは染料の熱移行後の断面を示す、また第
2a、b図、第3a、b図および第48.b図は、本発
明の別の例の立体感を有する化粧材の製造と構造を図解
的に示す図である。尚、2a、3a、4aはそれぞれ染
料の熱移行前を、そして2b、3b、4bは染料の熱移
行後の断面を示す。
と構造を図解的に示す図であり、laは染料の熱移行前
を、モしてlbは染料の熱移行後の断面を示す、また第
2a、b図、第3a、b図および第48.b図は、本発
明の別の例の立体感を有する化粧材の製造と構造を図解
的に示す図である。尚、2a、3a、4aはそれぞれ染
料の熱移行前を、そして2b、3b、4bは染料の熱移
行後の断面を示す。
まず、第1a、b図を参照して説明すると、本発明の立
体感を有する化粧材の基本的構造は第1a図に示す通り
、基材シートlと合成樹脂yIJ2とからなり、染料の
熱移行後は、第1b図の如く、熱移行性染料からなる絵
柄層3が合成樹脂層中にその厚み方向に移行して着色さ
れた絵柄4を有することを特徴としており、合成樹脂層
2を透11として、十分な厚さとすることによって絵柄
4が十分な厚みを有することになり、絵柄4の立体感と
奥行感が十分に達成されるものである。
体感を有する化粧材の基本的構造は第1a図に示す通り
、基材シートlと合成樹脂yIJ2とからなり、染料の
熱移行後は、第1b図の如く、熱移行性染料からなる絵
柄層3が合成樹脂層中にその厚み方向に移行して着色さ
れた絵柄4を有することを特徴としており、合成樹脂層
2を透11として、十分な厚さとすることによって絵柄
4が十分な厚みを有することになり、絵柄4の立体感と
奥行感が十分に達成されるものである。
このような本発明の化粧材は、第1a図に示す如く、基
材シートlと合成樹脂層2との間に熱移行性染料からな
る絵柄層3を形成し、これを適当な温度、例えば、17
0〜230℃程度の温度に加熱することによって、熱移
行性染料を合成樹脂層2中に熱移行および拡散させるこ
とによって得られるものである。
材シートlと合成樹脂層2との間に熱移行性染料からな
る絵柄層3を形成し、これを適当な温度、例えば、17
0〜230℃程度の温度に加熱することによって、熱移
行性染料を合成樹脂層2中に熱移行および拡散させるこ
とによって得られるものである。
上記において、基材シートlとしては熱移行性染料を合
成樹脂層2中に熱移行させる際の温度に耐えるシート材
料である限りいずれも使用できるものであり、例えば、
ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン等の如き合
成樹脂シート。
成樹脂層2中に熱移行させる際の温度に耐えるシート材
料である限りいずれも使用できるものであり、例えば、
ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン等の如き合
成樹脂シート。
紙、織布、不織布、金属等いずれでもよい、特に本発明
の化粧材は、各種の壁装材やその他の表面材として有用
であるため、壁紙の裏打紙(坪150〜120g/m”
程度)や金属蒸着紙、金属箔と紙の貼合紙、プラスチッ
クフィルムと紙の複合シート等が適している。
の化粧材は、各種の壁装材やその他の表面材として有用
であるため、壁紙の裏打紙(坪150〜120g/m”
程度)や金属蒸着紙、金属箔と紙の貼合紙、プラスチッ
クフィルムと紙の複合シート等が適している。
また、上記において使用する合成樹脂としては、熱移行
性染料が適当な温度で熱移行できる合成樹脂である限り
、いずれの合成樹脂でもよく、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂あるいはこれらのブレンド物である。
性染料が適当な温度で熱移行できる合成樹脂である限り
、いずれの合成樹脂でもよく、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂あるいはこれらのブレンド物である。
また、好ましいものはこれらの合成樹脂中に適当なrt
i qj剤を添加したものであり、最も々fましいもの
は適ψ1な槍5例えば、30〜80phrのi+(塑剤
を含有する軟質ポリ塩化ビニル系樹脂である。このよう
な+j)塑剤としては、従来公知の可岬1剤はいずれも
使用することができ、旦体的には、ジオクチルフタレー
ト、ジオクチルアジペート、ジオクナルセパケート、ト
リオクチルホスフェート、ブナルベンジルフタレート、
ジプチルフタレート、塩素化パラフィン等が挙げられる
。
i qj剤を添加したものであり、最も々fましいもの
は適ψ1な槍5例えば、30〜80phrのi+(塑剤
を含有する軟質ポリ塩化ビニル系樹脂である。このよう
な+j)塑剤としては、従来公知の可岬1剤はいずれも
使用することができ、旦体的には、ジオクチルフタレー
ト、ジオクチルアジペート、ジオクナルセパケート、ト
リオクチルホスフェート、ブナルベンジルフタレート、
ジプチルフタレート、塩素化パラフィン等が挙げられる
。
L記の如き可塑剤を前記の合成樹脂に適当な割合で添加
することによって、熱移行性染料の熱移行性が著しく向
上する。
することによって、熱移行性染料の熱移行性が著しく向
上する。
また本発明で使用する熱移行性染料とは、加熱によって
昇華、気化あるいは融解して合成樹脂中に移行し得る染
料のことであって、従来の分散染ネ1による染色、昇華
捺染技術、昇悩転写技術等において広く使用されている
分散染料、油溶性染料、111基性染料等であり、これ
ら従来公知の熱移行性染ネ1はいずれも本発明において
使用できるものである。
昇華、気化あるいは融解して合成樹脂中に移行し得る染
料のことであって、従来の分散染ネ1による染色、昇華
捺染技術、昇悩転写技術等において広く使用されている
分散染料、油溶性染料、111基性染料等であり、これ
ら従来公知の熱移行性染ネ1はいずれも本発明において
使用できるものである。
本発明の1−1的に特に好ましい熱移行性染ネ4として
は、赤色染料としてセミプラスレー、ド301、PTR
−51、セリトンレッド5F−7864、スメプラスト
レッドB、ミハラオイルレッド等が挙げられ、また黄色
の染料としては、PTY−51、ICl−C−5G’、
ミケトンポリエステルイエローYL等が挙げられ、また
赤色染料としては、カヤセットブルー−A−2R、ダイ
アレジンブルーN、PTB−76、PTV−54等が挙
げられる0本発明者の詳細な研究によれば、以Fの如き
熱移行性染料は、多くの合成樹脂に熱移行して染着し得
るものであるが、これらの合成樹脂中に適当な量の可塑
剤を包含させることによって、それらの熱移行性が著し
く向トシ1合成樹脂層2がある程度の厚みを有していて
もその厚み+t+に十分に熱移行し得、そのため本発明
の[1的が十分に達成されたものである。
は、赤色染料としてセミプラスレー、ド301、PTR
−51、セリトンレッド5F−7864、スメプラスト
レッドB、ミハラオイルレッド等が挙げられ、また黄色
の染料としては、PTY−51、ICl−C−5G’、
ミケトンポリエステルイエローYL等が挙げられ、また
赤色染料としては、カヤセットブルー−A−2R、ダイ
アレジンブルーN、PTB−76、PTV−54等が挙
げられる0本発明者の詳細な研究によれば、以Fの如き
熱移行性染料は、多くの合成樹脂に熱移行して染着し得
るものであるが、これらの合成樹脂中に適当な量の可塑
剤を包含させることによって、それらの熱移行性が著し
く向トシ1合成樹脂層2がある程度の厚みを有していて
もその厚み+t+に十分に熱移行し得、そのため本発明
の[1的が十分に達成されたものである。
以上の如き熱移行性染料は、一般的にはインキ化して前
記の基材シートlあるいは合成樹脂層2の四面に印刷し
て絵柄を形成するものであり、インキ化に当ってはこれ
らの熱移行性染料を適当なバインダー樹脂とともに適当
なインキ溶剤に加え、溶解あるいは分散させてインキ化
する。このようなインキ化の条件等はいずれも従来公知
の条件を採用すればよい、これらの熱移行性染料を含む
インキによる絵柄の形成は、グラビア印刷、グラビアオ
フセット印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷
等従来公知の印刷1段によって行うことができ、また形
成する絵柄はモノカラーでもフルカラーでもよいのは当
然である。
記の基材シートlあるいは合成樹脂層2の四面に印刷し
て絵柄を形成するものであり、インキ化に当ってはこれ
らの熱移行性染料を適当なバインダー樹脂とともに適当
なインキ溶剤に加え、溶解あるいは分散させてインキ化
する。このようなインキ化の条件等はいずれも従来公知
の条件を採用すればよい、これらの熱移行性染料を含む
インキによる絵柄の形成は、グラビア印刷、グラビアオ
フセット印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷
等従来公知の印刷1段によって行うことができ、また形
成する絵柄はモノカラーでもフルカラーでもよいのは当
然である。
以上の如き基材シートl、合成樹脂および熱移行性染料
により、第1a図示の如き構成体を形成する方法として
は、Y・め合成樹脂から適当な厚さのフィルムあるいは
シートlを形成しておいて、これらのシート等の裏面に
前記の如き熱移行性染ネ1を含むインキにより絵柄層3
を形成してもよいし、また基材シート1の表面に同様に
任意の絵柄層3を形成しておいてもよいし、また両方に
形成しておいて基材シー)1と合成樹脂層2とを適ちな
手段によりラミネートしてもよい、このようなラミネー
ト方法を採用する場合には、そのラミネート時に適当な
温度を加えれば、ラミネートと同時に絵柄中の熱移行性
染料が合成樹脂層2中に熱移行し、第1b図示の如き本
発明の目的物が得られる。
により、第1a図示の如き構成体を形成する方法として
は、Y・め合成樹脂から適当な厚さのフィルムあるいは
シートlを形成しておいて、これらのシート等の裏面に
前記の如き熱移行性染ネ1を含むインキにより絵柄層3
を形成してもよいし、また基材シート1の表面に同様に
任意の絵柄層3を形成しておいてもよいし、また両方に
形成しておいて基材シー)1と合成樹脂層2とを適ちな
手段によりラミネートしてもよい、このようなラミネー
ト方法を採用する場合には、そのラミネート時に適当な
温度を加えれば、ラミネートと同時に絵柄中の熱移行性
染料が合成樹脂層2中に熱移行し、第1b図示の如き本
発明の目的物が得られる。
別の好ましい方法は、基材シー)1上に熱移行性染料を
含むインキにより絵柄層3を形成しておいて、その表面
に前記の合成樹脂を含む樹脂液を塗布および乾燥または
ゲル化させて合成樹脂層2を形成する方法である。この
ような方法は、特にポリ)1!化ビニル系樹脂のペース
トゾルを用いる場合に好適である。
含むインキにより絵柄層3を形成しておいて、その表面
に前記の合成樹脂を含む樹脂液を塗布および乾燥または
ゲル化させて合成樹脂層2を形成する方法である。この
ような方法は、特にポリ)1!化ビニル系樹脂のペース
トゾルを用いる場合に好適である。
以上の如くして形成される第1a図示の構造体において
は、基材シート1の厚みおよびインキ絵柄層3の構成に
ついては特に制限はないが、合成樹脂層2の厚みについ
ては、その層があまりに蒔すざると立体感および奥行感
という本発明の主たる目的が達成されないのである程度
の厚さ1例えば100−1,000μm程度の厚さとす
るのが望ましい。
は、基材シート1の厚みおよびインキ絵柄層3の構成に
ついては特に制限はないが、合成樹脂層2の厚みについ
ては、その層があまりに蒔すざると立体感および奥行感
という本発明の主たる目的が達成されないのである程度
の厚さ1例えば100−1,000μm程度の厚さとす
るのが望ましい。
第2a、b図示の例は1本発1!1の別の実施例の化粧
材の断面を図解的に示すものであり、この実施例では、
熱移行性染ネ1からなる絵柄層3に発泡剤を包含させた
例であり、絵柄層3を加熱して熱移行性染料を合成樹脂
層2中に熱移行させると同時にあるいは別王程の加熱に
よって、第2b図の如く合成樹脂層2の絵柄4に同調さ
せて凹凸形状5を形成することができる。
材の断面を図解的に示すものであり、この実施例では、
熱移行性染ネ1からなる絵柄層3に発泡剤を包含させた
例であり、絵柄層3を加熱して熱移行性染料を合成樹脂
層2中に熱移行させると同時にあるいは別王程の加熱に
よって、第2b図の如く合成樹脂層2の絵柄4に同調さ
せて凹凸形状5を形成することができる。
第3a、b図示の例は、第2図示の例において熱移行性
染料からなる絵柄層3以外の部分に前記熱移行性染料か
らなるインキと同様にして調製した発泡剤を含有するイ
ンキにて別の絵柄層6を印刷し、L記と同様に熱移行性
染料を合成樹脂層2中に移行させると同時にあるいは別
工程の加熱によって第3b図の如く化粧材の表面に凹凸
形状7を形成するものである。
染料からなる絵柄層3以外の部分に前記熱移行性染料か
らなるインキと同様にして調製した発泡剤を含有するイ
ンキにて別の絵柄層6を印刷し、L記と同様に熱移行性
染料を合成樹脂層2中に移行させると同時にあるいは別
工程の加熱によって第3b図の如く化粧材の表面に凹凸
形状7を形成するものである。
更に第4a、b図示の例は、合成樹脂層2中および絵柄
層3中に発泡剤を包含させておいて、熱移行性染ネ1を
合成樹脂層2中に熱移行させると同時にあるいは別II
程の加熱によって、合成樹脂層2および絵柄4を全体的
に発泡させる例である。
層3中に発泡剤を包含させておいて、熱移行性染ネ1を
合成樹脂層2中に熱移行させると同時にあるいは別II
程の加熱によって、合成樹脂層2および絵柄4を全体的
に発泡させる例である。
この例においては1合成樹脂層2中で使用する発泡剤の
槍が多すぎると、あるいは発泡倍率が高すぎると、発泡
によって合成樹脂層2が不透明となるので1合成樹脂層
2の厚さによる奥行感が低ドする傾向があるため、発泡
層がある程度透明性を維持している程度の発泡度とする
べきである0例えば、使用する発泡剤は、約1〜5ph
r程度が11’f適である。このような発泡処理によっ
て、得られる化粧材のクー2ジヨン性が向上する。
槍が多すぎると、あるいは発泡倍率が高すぎると、発泡
によって合成樹脂層2が不透明となるので1合成樹脂層
2の厚さによる奥行感が低ドする傾向があるため、発泡
層がある程度透明性を維持している程度の発泡度とする
べきである0例えば、使用する発泡剤は、約1〜5ph
r程度が11’f適である。このような発泡処理によっ
て、得られる化粧材のクー2ジヨン性が向上する。
以上の如き実施例で使用する発泡剤としては、従来合成
樹脂の発泡に使用されている公知の発泡剤はいずれも使
用することができ、例えば、好ましいものとして、アゾ
ジカルボンアミド、N。
樹脂の発泡に使用されている公知の発泡剤はいずれも使
用することができ、例えば、好ましいものとして、アゾ
ジカルボンアミド、N。
N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾビス
イソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン等の有機発
泡剤あるいは炭lv塩等の無機発泡剤等を挙げることが
できる。このような発泡剤のインキ化あるいは合成樹脂
層2中への添加方法はいずれも公知の方法でよい。
イソブチロニトリル、ジアゾアミノベンゼン等の有機発
泡剤あるいは炭lv塩等の無機発泡剤等を挙げることが
できる。このような発泡剤のインキ化あるいは合成樹脂
層2中への添加方法はいずれも公知の方法でよい。
(作用・効果)
以りの如き本発明によれば1本発明の化粧材は、絵柄を
形成している着色層が実質的に透明である合成樹脂層の
厚み全体にわたっているので非常にη体感と奥行感に優
れたものとなる。また。
形成している着色層が実質的に透明である合成樹脂層の
厚み全体にわたっているので非常にη体感と奥行感に優
れたものとなる。また。
これらの絵柄に同調させて化粧材の表面に凹凸形状を形
成するときは、それらの凹凸形状と絵柄とが完全に同調
しているので一層優れた會体感と奥行感を現出すること
ができる。また工業的にも、エンボスロール等を使用す
ることなく、適当な加熱温度を選択することにより、熱
移行性染料の熱移行とエンボス加重を1回の加熱処理で
行うことができるのでコスト的にも有利である。
成するときは、それらの凹凸形状と絵柄とが完全に同調
しているので一層優れた會体感と奥行感を現出すること
ができる。また工業的にも、エンボスロール等を使用す
ることなく、適当な加熱温度を選択することにより、熱
移行性染料の熱移行とエンボス加重を1回の加熱処理で
行うことができるのでコスト的にも有利である。
従って、未発す1の化粧材は、建材、包装材、家共、電
気機器等の表面材等として、It常に有用である。
気機器等の表面材等として、It常に有用である。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1
厚さ120ミクロンのPV ClV紙用裏打紙(米坪7
0g/m″)の表面に、下記の組成の熱移行性染料を含
むインキを用いてグラビア印刷により絵柄を印刷した0
次に下記組成のポリ塩化ビニルのベーストレジンをミネ
ラルスピリットにより適当に稀釈して、ロールコータ−
により180ミクロンの厚さに塗!n L、次いで16
0℃で1分間加熱してゲル化させた0次いで、加熱ロー
ルにより215℃に50秒間加熱したところ、絵柄層の
熱移行性染料が塩化ビニル系樹脂の層の厚さにわたって
拡大するとともに、その着色部分が発泡および隆起して
、絵柄と表面の凹凸形状が完全に同調した立体感と奥行
感に優れた第2図示の如き本発明の化粧材が得られた。
0g/m″)の表面に、下記の組成の熱移行性染料を含
むインキを用いてグラビア印刷により絵柄を印刷した0
次に下記組成のポリ塩化ビニルのベーストレジンをミネ
ラルスピリットにより適当に稀釈して、ロールコータ−
により180ミクロンの厚さに塗!n L、次いで16
0℃で1分間加熱してゲル化させた0次いで、加熱ロー
ルにより215℃に50秒間加熱したところ、絵柄層の
熱移行性染料が塩化ビニル系樹脂の層の厚さにわたって
拡大するとともに、その着色部分が発泡および隆起して
、絵柄と表面の凹凸形状が完全に同調した立体感と奥行
感に優れた第2図示の如き本発明の化粧材が得られた。
工Z土五亙袷
熱移行性染料(ダイアジンブルーN)30部展色剤(ポ
リ塩化ビニル溶液) 64部可塑剤(ジオクチル
フタレート) 3部発泡剤(アゾジカルボンアミ
ド) 3部ペーストツルの1 ポリ塩化ビニル(を会席1,500) l O0部
11r塑剤(ジオクチルフタレート) 50部充填
剤(炭酸カルシウム) 10部熱安定剤(
エポキシ化大豆油) 10部実施例2 実施例1において、発泡剤を含有しないインキを用いた
ことを除き、他は実施例1と同様にして、マf体感およ
び奥行感に優れた第1図示の如き本発明の化粧材を得た
。
リ塩化ビニル溶液) 64部可塑剤(ジオクチル
フタレート) 3部発泡剤(アゾジカルボンアミ
ド) 3部ペーストツルの1 ポリ塩化ビニル(を会席1,500) l O0部
11r塑剤(ジオクチルフタレート) 50部充填
剤(炭酸カルシウム) 10部熱安定剤(
エポキシ化大豆油) 10部実施例2 実施例1において、発泡剤を含有しないインキを用いた
ことを除き、他は実施例1と同様にして、マf体感およ
び奥行感に優れた第1図示の如き本発明の化粧材を得た
。
実施例3
実施例1において、ペーストゾル中に発泡剤(アンジカ
ルボンアミド)2ffiを添加したものを使用したこと
を除き、他は実施例1と同様にして、\γ体感および奥
行感に優れた第4図示の如き未発明の化粧材を得た。
ルボンアミド)2ffiを添加したものを使用したこと
を除き、他は実施例1と同様にして、\γ体感および奥
行感に優れた第4図示の如き未発明の化粧材を得た。
第1〜4図は、本発明の化粧材の製造と構造を図解的に
示す図である。
示す図である。
Claims (4)
- (1)基材シートと該基材シート上に設けた合成樹脂層
との間に熱移行性染料からなる絵柄層を設け、上記熱移
行性染料を合成樹脂層の厚み中に熱移行させてなること
を特徴とする立体感を有する化粧材。 - (2)合成樹脂層が、可塑剤を含む軟質塩化ビニル系樹
脂からなる特許請求の範囲第(1)項に記載の化粧材。 - (3)絵柄層のある部分あるいは絵柄層のない部分に発
泡剤を存在させ、表面に絵柄と同調した凹凸形状を有さ
せた特許請求の範囲第(1)項に記載の化粧材。 - (4)合成樹脂層が、発泡層となっている特許請求の範
囲第(1)項に記載の化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26754885A JPS62127244A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 立体感を有する化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26754885A JPS62127244A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 立体感を有する化粧材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62127244A true JPS62127244A (ja) | 1987-06-09 |
Family
ID=17446342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26754885A Pending JPS62127244A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 立体感を有する化粧材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62127244A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011506208A (ja) * | 2007-11-15 | 2011-03-03 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 吹込み成形した迷彩ボトル |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP26754885A patent/JPS62127244A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011506208A (ja) * | 2007-11-15 | 2011-03-03 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 吹込み成形した迷彩ボトル |
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