JPS6212718A - 標識t細胞抗原リセプタ− - Google Patents

標識t細胞抗原リセプタ−

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JPS6212718A
JPS6212718A JP60150047A JP15004785A JPS6212718A JP S6212718 A JPS6212718 A JP S6212718A JP 60150047 A JP60150047 A JP 60150047A JP 15004785 A JP15004785 A JP 15004785A JP S6212718 A JPS6212718 A JP S6212718A
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JP
Japan
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cell
cells
antigen
tumor
antigen receptor
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Application number
JP60150047A
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English (en)
Inventor
Toshiji Kaieda
海江田 豪児
Naokuni Yamawaki
山脇 直邦
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、抗原と特異的に結合できる標識剤結合T細胞
抗原リセプターに関する。
(従来の技術および問題点) 従来、@瘍抗原等の抗原の識別定量および解析は、リン
パ球の中のB細胞の抗原認識物質である抗体、特にモノ
クローナル抗体を用いて活発に研究されてきた。しかし
ながら、腫瘍抗原に関しては広範囲の腫瘍細胞を認識結
合し、正常細胞とは結合しない汎用性のあるモノクロー
ナル抗体は、いまだ得られていないのが現状である。最
近の免疫学の進歩により、長らく不明であつ7′cT細
胞の抗原認識がT細胞抗原リセブターによりなされるこ
とが明らかとなった。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、上記のごとき従来技術に基づく抗原認
識物質としてのモノクローナル抗体の問題点に鑑み、B
細胞とは刈株のリンパ球であシ、免疫の主役を荷うT細
胞より、抗原認識物質としての機能を有する抗原リセブ
ター物質を得て、飛躍的な有用性および汎用性を有する
抗原の定性および定量試薬を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を実現するために1臘瘍抗原に
対する抗原リセプター物質を得ることを目的として、と
トシよびマウスのリンパ球を腫瘍細胞あるいはレクチン
、もしくはリンフ才力インの1種であるインターロイキ
ン2等を用いて、11々の方法でリンパ球の活性化を行
い、腫瘍細胞を殺す機能を持ったキラーT細胞を誘導し
、クロー   ゛ニングを行って殺腫瘍性キラーT細胞
クローンt−□樹立する実験を精力的に行った。このよ
うにして得られ友りローン化キ2−T細胞の種々の腫瘍
細胞に対するキラー活性を調べたところ、驚ろくべきこ
とに%MHC抗原(ヒトではHLA、マウスではH−2
)にかかわりなく、広範囲の腫瘍細胞を認識して強力に
殺し、正常細胞は殺さないキラーT細胞クローンが存在
することを見い出した。
このような広範囲殺腫瘍性キラーT細胞クローンは、リ
ンパ球の活性化およびクローニング法t−一定にして行
えば、再現性良く、種々の特異性を有するクローンを樹
立することができた。
これらの殺腫瘍性キラーT細胞クローンは、腫瘍細胞と
正常細胞とを識別してキラー活性を発揮することから、
腫瘍抗原を認識できる抗原リセプターを有することが考
えられ友の゛で、これらの殺腫瘍性キラーT細胞より、
抗原リセプターを分離精製し、同定することを精力的に
行った。
その結果、広範囲殺@膓性キ、F−T細胞クローンよシ
得た抗原リセプターは、驚ろくべきことに、広範囲の腫
瘍細胞と結合し、正常細胞とは結合しないことを見い出
し、さらに、この抗原リセプターは、炸裂した抗T細胞
抗原リセプターモノクローナル抗体と特異的に結合し、
報告されているT細胞抗原リセプターの性質を有してい
ることが判明した。
すなわち、広範囲殺腫瘍性キラーT細胞クローンより得
たT細胞抗原リセブターは、広範囲の腫瘍細胞と結合し
、正常細胞とは結合しないことを見い出し、新規@筋細
胞認識物質としてすでに特許出願した〔特願昭60−9
2299号(@筋細胞を認識するクローン化T細胞およ
び該細胞よシ得fcT細胞抗原リセプター)〕。さらに
、これらのT細胞抗原リセすターに標識物を結合するこ
とにより、膜結合腫瘍抗原および遊離@膓抗原の定性、
定量を鋭敏かつ簡便に行なえることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
すなわち、本発明は、抗原と特異的に結合でき   □
るT細胞抗原リセブターに、標識剤が結合していること
を特徴とする標識T細胞抗原すセブタ−K   ′係る
本発明で言う抗原は、遊離抗原もしくは細胞膜結合抗原
であり、例えば、遊離@瘍抗原もしくは腫瘍細胞膜表面
上の腫瘍抗原である。本発明のT細胞抗原リセブターは
、MMC抗原とかかわりなく、@瘍抗原と結合できるが
、MMC抗原が関与した抗原t−認識するT細胞抗原リ
セプターも本発明に含まれる。
本発明で言うT細胞抗原リセプターは、T細胞膜面上に
存在する抗原認識分子であり、約50キロダルトンの分
子量を有するポリペプチドと約45キロダルトンの分子
量を有するポリペプチドの二つのポリペプチドがジスル
フィド結合を介して互いに共有結合されているヘテロダ
イマーである。
T細胞抗原リセプターは、T細胞膜たんばくを可溶化し
て得られるが、用いるT細胞は、クローン化T細胞であ
ることが望ましい。このようなりローン化T細胞は、イ
ンターリューキン2を用いて、T細胞をクローニングし
て得られるが、T細胞をT@瘍細胞株と融合させて、T
−ハイブリドーマを作成しても得られる。
本発明において用いるクローン化T細胞は、ヒト、マウ
ス、ラット、ラビット、モルモット等の哺乳動物由来の
リンパ球から得ることができる。
しかしながら、ヒト抗原に対するT細胞抗原リセブター
を得ることを考えると、ヒトリンパ球から   得るの
が好ましい。また、リンパ球は末梢血、肺臓、リンパ節
から得ることができるが、末梢血よシ採取するのが簡便
である。また、本発明のクローン化で細胞とは細胞表面
に免疫グロブリンを検出できないリンパ球である。よシ
好ましくは、T   ゛細胞抗原(ヒトではT3.マウ
スではThy−1)    ゛を有する細胞である。
本発明において用いるクローン化T細胞は、抗原を特異
的にM識するT細胞であればよく、その機能はヘルパー
T細胞であってもよく1キラーT細胞であってもよい−
なお、本発明でいうT細胞   ゛の抗原認識とは、抗
原と反応して種々のリンパ球機能を発現することを言う
。すなわち、T細胞が   ′抗原と反応して、これを
殺すキラー作用あるいは抗原と反応して、す/フオカイ
ン産生等のヘルパ   ゛−作用を発現することを言う
本発明において用いるクローン化T細胞を得る方法には
、次の二つの方法がある。第1の方法は、インターロイ
キン2を用いる方法である。すなわち、まずリンパ球を
細胞膜抗原、レクチン、インターロイキン2等で刺激す
る。この場合、レクチンある込はインターロイキン21
に用いると、種々の特異性の異なるクローン化TME胞
が得られるので好ましい。レクチンとしてはファセ第2
ス・ブルガリス(Phaseolus vulgari
s )由来の7カインゲンマメレクチン(PHA)、コ
ンカナバリアーx7ツフオルミス(Concanava
lia ensiformis )由来のフンカナバリ
ンA (Con A ) 、ウイステリ7−7.tリバ
ンダ(Wisteria aoribanda )由来
のノダクヅマメレクチン(WFA)、レンズ・キュリナ
リ、x、 (Lens culir、aris )由来
のレンズマメレクチン(LCH)、フィト2ツカ・アメ
リカーナ(Phytolacca americana
 )由来のアメリカヤマゴボウレクチン(PWM)2i
使用する。仁れらのレクチンの中でも、PHA%pWM
は腫瘍認識性T細胞を得る場合には、強く活性化するの
で好ましい。
刺激活性化したリンパ球をインターロイキン2含有培地
に浮遊させ、マイクロウェルプレートの各ウェルに細胞
が1個ずつ入るように分注した後、培養を行ってクロー
ニングし、〔海江田豪児(T。
Kaieda )sジャーナル・オプ・イムノロシイ(
J。
Immunol、 ) 、 129.46(’82))
クローン化T細胞を得る。第2の方法は、リンパ球を細
胞膜抗原あるいはレクチン等で刺激もしくは刺激せずに
そのまま腫傷細胞株と公知の方法〔開田、吉村。
海江田(M、0kada、 N、Yoshimura、
 T、Kaieda )、プロシーディング・ナショナ
ル・アカデミ−・サイアンス(Proc、Natl、 
Acad、Sci、 )、 78 、7717(’8i
))で融合させて融合細胞株とした後、クローニング全
行い、クローン化融合T細胞を得る方法である。このよ
うな方法で得られ次多くのクローン化T細胞の中から、
抗原を認識するものをスクリーニンクスル。スクリーニ
ングは、クローン化T細胞と抗原を混合培養し、抗原を
認識して殺すか(キラー活性)、あるいは抗原を認識し
てなんらかのリンフ才力イン(インターロイキン2、イ
ンターフェロン等)を産生ずる(ヘルパー活性)かで、
抗原に対する認識性を評価することにより行う。
本発明において、クローン化T細胞が認識する抗原が腫
瘍細胞膜抗原である場合には、認識腫瘍細胞は少なくと
も固聾癌(充実性@瘍)であシ、ヒト胃癌細胞株MKN
−1、KATO−1[、ヒト肺癌細胞株PC−1,PC
−9,PC−10、PC−13%PC−14、ヒト結腸
癌細胞株C−1、M7609、ヒト直腸癌細胞株CaR
−1,S−7512、ヒト胆管癌細胞法H−1%ヒト肝
癌細胞株HLE、HLF、ヒト膀胱癌細胞株NBT−2
、KU−1,ヒト咽喉障細胞株KB、ヒト胃癌細胞株W
−2、NRC−12%ヒト乳癌細胞株HBC−4、MB
C−6、ヒト子宮癌細胞株HeLa。
ヒト黒色腫細胞株HMV−1,HMV−2のうち少なく
とも2種以上であシ、認識しない正常細胞は、健常人リ
ンパ球、健常人赤血球、ヒト胎児由来繊維芽細胞株HE
T%HEL%MRHFのうち   □少なくとも1種以
上である。なお、クローン化T   :細胞が腫瘍細胞
を認識するかどうかは、認識性をや、−□−,,FFヶ
ヶ、。11,0.。□□い、  (■ E/T比(クローン化T細胞と腫瘍細胞の混合比)jl
oで4時間、37C培養を行い、10チ以上の   1
、、、、−活性オオすも。を認識す、とする。    
  11本発明で述べたリンパ球の刺激、クローニング
、ニスクリーニング法により、株々の特異性を有する 
 2腫瘍認識性クローン化T細胞を得ることができる。
J。
すなわち、少なくともヒト胃癌細胞株MKN−1゜KA
TO−1[を殺し、健常人リンパ球、胎児由来M、j維
芽細胞HELは殺さなり胃癌に特異的と考えら  :れ
るクローン化ヒトキ2−T細胞が得られ友。また、少な
くともヒト肺癌細胞株PC−1、pc−“9、PC−1
0,PC−13、PC−14を殺し、   □健常人リ
ンパ球、胎児由来繊維芽細胞J(ETFi殺  −さず
、肺癌特異的と考えられるクローン化ヒトキ7−T細胞
が得られた。さらに、少なくともヒト肺癌細胞株PC−
10、PC−14、ヒト胃癌側   ′胞株MKN−1
、KATO−If、ヒト膀胱癌細胞株NET−2を殺し
、健常人リンパ球は殺さない汎腫瘍特異的と考えられる
クローン化ヒトキラーT細胞が得られた。
T細胞抗原リセプターは、次の方法により、これらのク
ローン化T細胞より効率良く分離することができる。す
なわち、クローン化T細胞を1チTriton x −
1o oを含むP B S (0,85To NaCL
含有リン酸緩衝液、pH7,2)中に浮遊させ、水中に
て1時間攪拌することにより、膜たんばくを溶出させ、
これをT細胞抗原リセプターに対するモノクローナル抗
体を結合した5epharose 4 Bでアフイニテ
イ稽袈を行う。精製したT細胞抗原リセプターt−8D
Sポリアクリルアミドゲル電気泳動Kかけると、非還元
条件では分子量約9万の位置に1本のバンドが検出され
、還元条件では分子量約5万および分子量約4万5千に
2本のバンドが検出される。さらに1クローン化T細胞
をチュニカマイシン処理して糖部分のないT細胞抗原リ
セプターを得ると、それぞれ分子量約3万の二つの蛋白
質成分がジスルフィド結合を介して互いに共有結合して
いる分子量約6万のへテロダイマーが得られる。すなわ
ち、本発明のT細胞抗原リセプターは、糖の結合したも
のおよび糖の結合していないものの両者を含むものであ
る。
標識T細胞抗原リセプターを得る方法は種々ある。たと
えば、螢光色素としてFITC(フルオレセインインチ
オシアネート)、ローダミン等iT細胞抗原リセプター
に結合させる方法、あるいはパーオキシダーゼ、β−ガ
ラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ等の酵素をT
細胞抗原リセブターに結合させる方法、もしくは放射性
物質、たとえば、11sI、凰111. a2S、 1
40. SH等を用イテT細胞抗原リセプターを放射能
で標識する方法等が例示できる。
これらの標識剤をT細胞抗原リセプターに結合させる方
法としては、標識抗体を作製する公知の方法が使用でき
るが、たとえば、FITCをアルカリ条件下でT細胞抗
原リセプターに結合する方法、酵素にマレイミド基を導
入し、5PDP l:N−sucN−5uccini 
 3−(2−pyridyldithio)propi
onatを介してT細胞抗原リセプターと結合させる方
法、もしくはT細胞抗原リセプターのSH基と結合させ
る方法、あるいは2クトベルオキシダーゼ法により t
ts 1でT細胞抗原リセプターを標識する方法等が例
示できる。
(発明の効果) 以上述べた方法を用いて、@易認識性りローン化T細胞
より得たT細胞抗原リセプターに標識剤を結合させた複
合体を腫瘍細胞に添加することにより、腫瘍細胞膜面上
の腫瘍抗原を同定することができた。さらに、標識剤結
合T細胞抗原リセプターを用いてラジオイミノアッセイ
を行なった結果、遊ilI腫瘍抗原を鋭敏かつ簡便に定
量することができ、このような標識剤結合T細胞抗原リ
セプターは、簡便できわめて鋭匣な特異性の高い新規な
抗原の定性足置法に使用できることを見い出した。
本発明の標識剤結合Ta胞抗原リすブターは、巳〕 き
わめて鋭便かつ簡便で特異性の高いイムノアッセイ用の
試薬として、腫瘍抗原等の抗原の定性定量の用途に用す
ることができる。なか、本発明で対象とする抗原は、腫
瘍抗原ばかりでなく、ビールス抗原、細菌抗原、組織適
合抗原等の抗原の定性定量にも有効に適用できる。
(実施例) 以下、実施例により本発明の実施の態様を詳細に説明す
る。
実施例1 (殺腫鼾性ヒトクローン化キラーT細胞のスクリーニン
グ〕 ヒ)T細胞のクローニングおよび腫躬認識性りローン化
キラーT細胞のスクリーニングは、以下のよう比して行
った。
ヒトリンパ球は次のようKして得た。すなわち、採血し
たヘパリン加ヒト末梢血をハンクス液(二ッスイ)で2
倍希釈し、フィコールパーク液(ファルマシア社製)に
重層し、2000rpmで20分間遠心分離を行つ九。
中間層のリンパ球層を採取して、これをハンクス液で洗
った後、牛胎児血清を10チ添加し7tRPMI 16
40培地にツスイ)K2X10’個/Nt細胞濃度で浮
遊させた。これにPHA−P(ディフコ製)を0.1チ
の濃度で添加し、培養びんに移して、37C,5%CO
,中で48時間培養を行った。リンパ球はレクチン(P
HA−P )によって活性化され、m々のヒト@場細胞
株を認識する種々のキラーT細胞、ヘルパーT細胞が誘
導された。このポリクローナルな活性化リンパ球をモノ
クローナルにするために、公知の方法(海江田赦児;免
役実験操作法XI。
P、3689、日本免疫学会機)にてクローニングを行
った。すなわち、活性化リンパ球を市販のインターロイ
キン2(ペーリンガー・マンハイム社4&り含有RPM
I 1640培地(20%牛脂児血清含有)に5cel
ls/−の細胞濃度で浮遊させ、この細胞浮遊培地にマ
イトマイシンC(m和醗酵製)処理(100μr/Nt
、370% 45分)した自己リンパ球f I X 1
0’ j(5/−の細胞濃度で加えた後、200μtず
つ96穴200μを容マイクロウェルプレート(ファル
コン&5072 )に分注し、57C,5%CO,中で
培養を行った。約2週間でクロー化T細胞が増殖した。
このクローン化T細胞が@瘍細胞認識性を持つかどうか
は、次のようI/c腫瘍細胞に対してキラー活性を有す
るかどうかで評価した。すなわち、各種腫瘍細胞を5I
Crで公知の方法(7−/L’ ・xム−)−yら(R
,M、Thorn etat)、ジャーナル・オプ・イ
ムノロジカル・メソウド(J、Immunol、Met
hods )、 4 、301 (’74))で標識し
、I X 104個の標識腫瘍細胞とlX101個のク
ローン化T 、liB胞を200μLのRPMI培地(
5%牛脂児血清含有)中で4時間混合培養(37C15
チC01)しt後、上清に遊離されるS I Crの放
射活性をカウントしてキラー活性を有するかどうかを評
価した。
キラー活性は次式圧より算定した。
キラー活性= [: (B−C)/(A−C) ] x
 1o 。
A:襟識腫膓細胞lX10’個の放射活性B:標識腫瘍
細胞IXIG’個とクローン化・T細胞I X 10’
個を混合培養した場合の上清中の放射活性 C:標識@瘍細胞I X 104個だけを培養した場合
の上清中の放射活性 1万個の活性化リンパ球を上記条件下でクローニングし
た結果、クローン化T細胞が約500個得られた。この
内、各種ヒト腫瘍細胞株の少なくとも1sに対してキラ
ー活性を有するヒトクローン化キ?−T細胞が約100
m存在した。このようにしてクローニング実験全く力か
えして得たヒトクローン化キラーT細胞の中で、典型的
なりローンの各種腫瘍細胞および胎児由来繊維芽細胞に
対するキラー活性を表1に示す。これらのクローンは、
培養にインターロイキン2を必要とし、長期間培養維持
するためKは、インターロイキン2を含有するRPM1
164G培地(20−牛胎児血清含有)で培養を行う。
さらに7〜10日に一度。
PHA−Pおよびこれらのクローンが由来するヒトの自
己末梢血、リンパ球をマイトマイシン処理した後培養に
添加する。このような条件下で培養を行うことにより、
6チ月以上の長期培養維持が   □可能であった。ま
た、このような腫瘍細胞認識性−ヒトキラーT細胞クロ
ーンは、上記と同じ条件でヒト末梢血リンパ球のレクチ
ン刺激、クロー二ンク、スクリーニングを行えば、再現
性良く得ると   ′□とができた。
表11hキ之二工栂胞り見二之の各種襟的狽胞に対する
キラー活性(広範囲@瘍認識性ヒトキラーT細胞クロー
ンよりT細胞抗原リセプターの精製) 表1で示した広範囲腫Fag識性ヒトキラーT細胞クロ
ーン51をインターロイキン2で培養し、I X I 
G@個の細胞を得た。この細胞よりT細胞抗原リセプタ
ーを、次のようにして分離した。
細胞をハンクス液で5回使い、19& Triton 
X−100含有PBS(1mMフェニルメチルスルフ;
tニイに7にオフイド、 1mM KDTA 、 10
mM NaF含有、 pH7,2) 2m1IC浮遊さ
せ、水中で1時間攪拌して膜たんばくを可溶化した。可
溶化物t−10000r、20分間遠心分離し、細胞の
デブリスを除去し、可溶化膜たんばくの分画を得た。こ
の膜几んばく可溶化分画を、抗T細胞抗原リセプターモ
ノクローナル抗体結合セファロース4BAtltを充填
したカラムにのせ%T細細胞抗原リップター吸収させた
後、PBS2QQdi流し、不純物を溶出させた。次に
、0.1Mグリシ/−塩酸(pH5,0)10−を添加
し、吸着したT細胞抗原リセプターを溶出させた。溶出
液を中和した後%濃縮し、濃縮液0.5−を得た。この
濃縮液を8D8ポリアクリルアミド電気泳動Kかけたと
ころ、非還元条件下で分子量約9万のバンドが検出され
、還元条件下では分子量5万および4万5千の二つのバ
ンドが検出され穴。
(T細胞抗原リセプターのFITC標識)上記方法で得
たT細胞抗原リセプタ−1μfをリン酸バッファー(1
0mM 、 0.85 %NaC1。
p H7,2)で透析し、最終的に1dの容量とした。
小さなビーカーKT細胞抗原リセプター溶液IMt。
0.5M炭酸、重炭酸バッファー(p H9,5) 0
,1−14μf/mtFITc溶液10μtを入れ、室
温で6時間反応を行なった。反応後、リン酸バッファー
に対して透析を行なった後、−200で保存する(1−
)。
(FITC標識結合T細胞抗原リセプす−による腫瘍細
胞上の腫瘍抗原の同定) このようにして得たクローン51由来のFITCII繊
T細胞抗原リセブターす液0.1111tヲクローン5
1がg識する各種腫瘍細胞株(MKN−1゜KATO−
Lli、PC−10、NET−2)を浮遊させた培地(
IXlo・/m/、5’j牛脂児血清含有RPMI 1
640培地)0,2mg1C混合し、OCで1時間保持
した後、ハンクス液で洗浄し、螢光顕微鏡で観察し友と
ころ、これらの腫瘍細胞株は、リング状に螢光を発する
のが観察された。
実施例2 実施例1と同様に%クローン51よ)T細胞抗原リセブ
ターの調製を行なった。T細胞抗原リセプターへの”I
標識は、2クトベルオキシダーゼ法により行なった。す
なわち、10μm/−T細胞抗原リセプター溶す(0,
05Mリン酸バッファー。
p H7,5) 100 μtK O,1mciの”’
I (NewEngland Nuclear社表)全
添加し、さらに0.2m9/−2クトベルオキシダーゼ
溶液(Calbiochem社袈、リン酸バッファーに
溶解〕10μ/、、  0.2〜/−グルコースオキシ
ダーゼ溶ff!i(Calbiochem社製。
リン酸バッファーに溶解)10μtを添加する。最後に
、1Mブドウ糖を2βを添加して反応全開如し、室温で
30分間反応させた。次に、0.1M窒化すトリウム1
に15μを添加シテ反r5ft止メ、0.01チ窒化ナ
トリウムを含む0.05 Mリン酸バッファーに対し透
析し、さらに、0.05Mリン酸バッファーに対して透
析した。透析後、−200で保存する( 0.2 d 
、比活性10万Cpm / pf )。
このようにして作製したクローン51由来の125I標
識T細胞抗原リセプター溶液10μt(54cpm )
をクローン51が認識する各種腫傷細胞株(MKN−1
、KATO−[[、PC−10,NBT−2)を浮遊さ
せた培地(IXl 0”/+d、5チ牛脂児血清含有R
PMI 1640培地)0,2Ntに混合し。
OCで1時間保持した後、ハンクス液で洗浄後、放射活
性の測定を行なつ友。その結果、MKN−1は3800
 cpm%KATO−II[は5600 cpm。
PC−10は2900 cpm、 NBT−2は390
0cpmとなり、それぞれの腫瘍細胞膜面上の腫瘍抗原
が定量できた。
実施例3 T細胞抗原リセプターによる遊Mlll&瘍抗原の定量
全以下のようにして行なった。
(NBT−2腫瘍より膜たんばくの分離)クローン51
が認識する腫瘍であるNET−2をI X 1 G10
個培養し、これから実施例1と同様にして膜たんばくの
可溶化を行ない、  10 mM IJン酸バフ77−
(pH7,2、0,85’4NaC1)K対して透析し
て、10−の可溶化膜たんば〈分画を得た。
(NBT−2@賜膜たんばくに対する抗血清の作製) NBT−2腫瘍膜たんば〈1wtとフロイントコンプリ
ートアジュバント1MItヲ混合し、エマルジョンを作
製し、これをBALB/Cマウスに1週間毎に3回免疫
した。最終免疫の3日後に、マウス心臓より採血を行な
り1凝固させ、抗血清2wtを得た。
(抗血清のアフィニティー絹製) NBT−2@瘍膜几んば(2111tt−CNBr−活
性化セファロース(ファルマシア社製) s g1tI
tC結合させ、アフィニティーカラムを作製した。結合
は   □CNB r−活性化セファロースに添付の方
法により行なつ友。アフィニティーカラムをリン酸バッ
ファーでよく洗浄した後、抗血清1−をのせ、リン酸バ
ッファー500dを流し、非吸着たんばくを洗い出した
。その後、0,1Mグリシン−塩酸(pH3,0) 2
0stjt−流し、吸着抗体を溶出させ、1Mトリスで
pHt−7にもどした後、濃縮およびリン酸バッファー
に対する透析を行ない、アフィニティー精製抗体lll
9(1d)t−得た。
(ラジオイムノアッセイプレートの作製)ラジオイムノ
アッセイ用プレート(Falcon3911)にリン酸
バッファーで100倍希釈した抗体液(10μf/sg
)t−100μtずつ加え。
48時間、4Cで保持して、NBT−2膜たんばくに対
する抗体をプレート底面に付着させた。アッセイプレー
トは5%BSA含有リン酸バッファー(ブロッキング剤
)でよく洗浄した後、−20Cで保存した。
(IIIS工標識T細胞抗原リセプす−たよる腫瘍抗原
のラジオイムノアッセイ) NBT−2腫瘍膜たんばく分画をブロッキング剤で希釈
した系列を作製し、これらをそれぞれ100μtずつ、
抗NBT−2腫瘍膜たんばく抗体を付着させたアッセイ
プレートの各穴に添加し、37Cで2時間保持した後、
ブロッキング剤でよく洗浄した。その後、実施例2で作
興し友クローン51の12!i標識T細胞抗原リセプタ
ー溶液をそ   □れぞれに10μm (54cpm 
)ずつ添加し、さらに、ブロッキング剤を90μtずつ
加えて、37Cで2時間保持した。その後、ブロッキン
グ剤でよく洗浄し、各穴を切シはなし放射活性を測定し
た。結   果を表2に示した。
表2  T細胞抗原リセプターによるラジオイムノアッ
セイ蓼

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 抗原と特異的に結合できるT細胞抗原リセプターに、標
    識剤が結合していることを特徴とする標識T細胞抗原リ
    セプター。
JP60150047A 1985-05-01 1985-07-10 標識t細胞抗原リセプタ− Pending JPS6212718A (ja)

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JP60150047A JPS6212718A (ja) 1985-07-10 1985-07-10 標識t細胞抗原リセプタ−
EP19860105916 EP0203403B1 (en) 1985-05-01 1986-04-29 A cloned t cell capable of recognizing tumors and a t cell antigen receptor
DE19863687014 DE3687014T2 (de) 1985-05-01 1986-04-29 Zum erkennen von tumoren faehige klonierte t-zelle und ein t-zellen-antigenrezeptor.

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