JPS62127091A

JPS62127091A - 模型用エンジンの燃料供給装置

Info

Publication number: JPS62127091A
Application number: JP26674385A
Authority: JP
Inventors: 彰金子
Original assignee: Ogawa Seiki KK
Current assignee: Ogawa Seiki KK
Priority date: 1985-11-25
Filing date: 1985-11-25
Publication date: 1987-06-09
Also published as: JPH0412160B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、模型用エンジンの燃料供給装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

−ＪＱＩと、２サイクルの模型用エンジンは、Ｍ３図に
示すように、シリンダブロック１の内部に形成したシリ
ンダ２にピストン３を摺動自在に組込み、そのピストン
３の下方に形成されたクランク室４にクランクシャフト
５の端部を配置し、このクランクシャフト５の端部に取
付けた円板６の外周部と上記ピストン３とをコンロッド
７で接続してピストン３の往復動によってクランクシャ
フト５を回転させるようにしである。

また、クランクシャフト５にクランク室４と連通する軸
方向の盲孔８と、外周一部からこの盲孔８に連通ずる混
合気入口９とを形成し、そのクランクシャフト５を回転
可能に支持する支持筒１０には上記の混合気入口９と対
向する位置に接続孔１１を形成し、その接続孔１１にキ
ヤブレタ１２の混合気供給筒１３を接続しである。

ここで、キヤブレタ１２は、第４図および第５図に示す
ように、外気取入口１４を備え、その外気取入口１４と
混合気供給筒１３との間にバルブ収納孔１５を形成し、
そのバルブ収納孔１５に組込んだ回転可能なスロットル
バルブ１６に連通路１７と、この連通路１７に連通する
軸方向の燃料ノズル孔１８とを設けてあり、上記スロッ
トルバルブ１６の回転によって燃料ノズル孔１８の開度
を調整し得るようになっている。

上記のような構成によって、前記ピストン３が上昇する
と、クランク室４の容積が増し、圧力が低下するため、
外気取入口１４から内部に外気が流入する。その外気の
流入によりスロットルバルブ１６の連通路１７の圧力が
下がるため、燃料ノズル孔１日に燃料が供給されている
場合は、上記ノズル孔１８から燃料が噴射し、その燃料
と気体の混合気が量合気入口９および盲孔８からクラン
ク室４に流入する。

上記のような２サイクル模型用エンジンの燃料供給装置
の従来技術として、第６図に示したものがある。この装
置は、キヤブレタ１２の燃料ノズル孔１日に連通する燃
料供給口１９と燃料タンクＴとを燃料供給路２０で接続
し、その燃料供給路２ｏの中途に前記クランク室４の圧
力変動によって作動するダイヤフラムポンプ２１を接続
し、上記ポンプ２１の吸込口２２と吐出口２３とに相互
に逆方向に作動するチェックバルブ２４．２５を設けで
ある。

この燃料供給装置においては、第３図に示すピストン３
が往復動すると、クランク室４の圧力が変動するため、
その圧力変動によってダイヤ７ラムポンブ２１のダイヤ
フラム２１′が振動し、燃料タンクＴの燃料が燃料供給
路２０からキヤブレタ１２の燃料供給口１９に供給され
る。

通常、キヤブレタ１２のスロットルバルブ１６は、エン
ジンの回転数に対応して回動し、エンジンの回転数が低
下すると外気取入口１４および燃料ノズル孔１日を絞り
、空気の流入量を小さくし、同時に燃料の供給量を少な
くして燃料と空気の混合比を一定に保つようにしている
。ところで、外気取入口１４および燃料ノズル孔１日の
絞り量は、ギヤプレタ１２の加工精度に影響を受けるた
め、上記キヤブレタ１２の加工には、高い精度が要求さ
れる。しかし、これには限度があるため、理想の混合比
を得るには、燃料の供給量をコントロールする必要があ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来の燃料供給装置においては、エンジンの
回転数が低下すると、ダイヤフラムポンプ２１の稼動率
が低くなるが、上記ポンプ２１は、定吐出タイプである
ため、燃料のコントロールが困難であり、エンジンのア
イドリング時において、燃料の供給量が多くなり、適正
な量の燃料を供給することができないという不都合があ
る。

そこで、この発明は上記の不都合を解消し、エンジンの
低速回転時、とくにアイドリング時において、キヤブレ
タに適量の燃料が供給されるようにすることを技術的課
題としている。

〔問題点を解決するための手段〕上記の課題を解決するために、この発明は、キヤブレタ
の燃料供給口と燃料タンクとを接続する燃料供給路にエ
ンジンのクランク室の圧力変動によって作動するダイヤ
フラムポンプを接続し、そのダイヤフラムポンプの燃料
吐出路と上記燃料タンクとをリターン路で連通し、その
リターン路に前記キヤブレタの混合気供給路の圧力変動
によって開閉するリターンバルブを組込んだ構成とした
のである。

〔作用〕

エンジンを駆動すると、クランク室の圧力が変動Ｔるた
め、ダイヤフラムポンプが作動し、燃料タンクの燃料が
燃料供給路からキヤブレタの燃料供給口に供給される。

上記のようなエンジンの駆動時において、キヤブレタの
スロットルバルブを回動し、外気取入口の開度を絞ると
、エンジンのピストンの上昇時において、クランク室お
よびそのクランク室と連通ずるキヤブレタの混合気供給
口の圧力が低下するため、リターンバルブが開放する。

このため、ダイ丁フラムポンプによって吐出された燃料
の一部は、リターン路から燃料タンクに戻り、残りの燃
料がキヤブレタに供給される。

したがって、キヤブレタに対する燃料の供給量が少なく
なり、外気取入口の開度に応じた適量の燃料を供給する
ことができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を第１図に基づいて説明する。

なお、図中、先に述べた第３図乃至第６図の従来例と同
一部分には同一の符号を付し、説明を省略する。

図示のように、ダイヤ７ラムポンブ２１の吐出口２３と
キヤブレタ１２の燃料供給口１９間の燃料供給路２０に
は、その供給路２０に流れる燃料の圧力を調圧するレギ
ュレータ２６が組込まれている。このレギュレータ２６
は、調整ねじ２７を備え、その調整ねじ２７を回動する
と調圧室２８に設けたスプリング２９の弾力が変化し、
調圧力を調整することができる。

上記レギュレータ２６の吐出側における燃料供給路２０
にはリターン路３０が分岐され、そのリターン路３０は
燃料タンクＴに接続されている。

このリターン路３０の途中には弁室３１が設けられ、そ
の弁室３１に弁孔３２の開閉用リターンバルブ３３を組
込んである。このリターンバルブＪ３は膜状をなし、そ
のリターンバルブ３３０組込みによってバルブ３３の背
部に圧力調整室３４が形成され、その圧力調整室３４に
上記リターンバルブ３３を弁孔３２に向けて押圧するス
プリング３５を組込んである。このスプリング３５の弾
力は、その背部に設けた調整ねじ３６を回動することに
よって調節することができる。

上記圧力調整室３４には通路３７が接続され、その通路
３７の端は、第４図および第５図に示すキヤブレタ１２
の外周面から混合気供給部１３の内部に達する連通路３
８に連通し、上記混合気供給部１３の内部圧力が低下す
ると、リターンバルブ３３が圧力調整室３４に向けて変
形して弁孔３２が開放する。

いま、エンジンを駆動すると、ピストン３の上下動によ
ってクランク室４の圧力が変動するため、ダイヤフラム
ポンプ２１が作動し、燃料タンクＴの燃料が燃料供給路
２ｏからキヤブレタ１２の燃料供給口１９に送り込まれ
る。また、クランク室４の圧力低下によってキヤブレタ
１２の外気取入口１４から内部に外気が吸入されるため
、スロットルバルブ１６の連通路１７の圧力が低下する
。

このため、燃料ノズル孔１日から連通路１７に燃料が噴
霧され、その燃料は連通路１７において流入エアと混合
し、その混合気が混合気供給量１３から混合気入口９に
流れ、盲孔８からクランク室４に流入する。

また、エンジンをアイドリング運転すると、スロットル
バルブ１６が回動し、外気取入口１４および燃料ノズル
孔１８の開度を絞る。このとき、ダイヤ７ラムポンプ２
１は、前記と同様に作動して燃料タンクＴの燃料をキヤ
ブレタ１２に供給する。このようなアイドリンク運転時
において、ピストン３が上昇した場合、クランク室４お
よびそのクランク室４に連通ずる混合気供給量１３の内
部の圧力が低下するため、通路３７の内部子方も低−ド
する。その圧力低下によって、リターンバルブ３３が圧
力調整室３４に向けて変形し、弁孔３２が開放する。こ
のため、ダイヤフラムポンプ２１から吐出された燃料の
一部は燃料供給路２０からリターン路３０に流れて燃料
タンクＴに戻ると共に、残りの燃料はキヤブレタ１２に
供給される。

したがって、アイドリング運転時には燃料の供給号が少
なくなり、燃料ノズル孔１８の開度に応じた燃料を供給
することができる。

第２図は、この発明に係る燃料供給装置の他の実ＩＪ街
例を示し、燃料供給路２０の途中に組込んだレギュレー
タ２６の調圧室２８は密閉され、その調圧室２日とリタ
ーンバルブ３３の背部の圧力調整室３４とを通路３９で
連通しである。

上記のような構成とすると、エンジンのアイドリング運
転時における通路３７の圧力低下時、圧力調整室３４お
よび調圧室２８の圧力が低下して、レギュレータ２６は
燃料の供給量を絞り、このレギュレータ２６から吐出さ
れた燃料の一部はリターン路３０から燃料タンクＴに戻
されるため、キヤブレタ１２に供給される燃料を第１図
の装置に比較してより少なくすることができ、燃料の供
給量をコントロールし易くすることができる。

なお、燃料タンクＴの内部に図示省略したマフラーから
のマフラープレッシャを付与する場合、そのタンクＴの
内部圧力の上昇によってリターンバルブ３３が開放する
おそれがあるため、第２図に示すように、リターン路３
０にチェックバルブ４０を組込むのが好ましい。

なお、実施例の場合は、シリンダブロック１の外部にダ
イヤフラムポンプ２１、レギュレータ２６およびリター
ンバルブ３３を備えるユニットを設けたものを示したが
、上記ユニットをシリンダブロックの内部に組込むよう
にしてもよい。

また、実施例の場合は、この発明に係る燃料供給装置を
２サイクル模型用エンジンに適用した例を示したが、シ
リンダの燃焼室に混合気供給路を接続し、その混合気供
給路にキヤブレタを組込んだ４サイクル模型用エンジン
の場合も、シリンダブロックのクランク室はエンジンの
駆動によって圧力変動するため、４サイクル模型用エン
ジンにも適用することができる。

〔効果〕

以上のように、この発明においては、ダイヤフラムポン
プの吐出側における燃料供給路からリターン路を分岐し
て燃料タンクに接続し、そのリターン路にキヤブレタの
混合気供給部の内部圧力の変動によって開閉するリター
ンバルブを組込んだので、エンジンのアイドリング運転
時においてキヤブレタに対する燃料の供給量をコントロ
ールし易くなり、適量の燃料を供給することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る燃料供給装置の一実２池例を
示す概略図、第２図は同上の他の実施例を示す概略図、
第３図は同上のエンジンを示す一部切欠正面図、第４図
は同上のキヤブレタを示す一部切欠側面図、第５図は第
４図のＶ−Ｖ線に沿った断面図、第６図は従来の燃料供
給装置を示す概略図である。１・・・シリンダブロック、４・・・クランク室、１２
・・・キヤブレタ、１３・・・混合気供給部、２０・・
・燃料供給路、２１・・・ダイヤフラムポンプ、２２・
・・吸込口、２３・・・吐出口、２４．２５・・・チェ
ックバルブ、２６・・・レギュレータ、２８・・・調圧
室、３０・・・リターン路、３３・・・リターンバルブ
、３４・・・圧力調整室、３９・・・通路。特許　出　願人　　小川精機株式会社同　代理人　鎌１）文二

Claims

【特許請求の範囲】

（１）キヤブレタと燃料タンクとを接続する燃料供給路
にシリンダブロックのクランク室の圧力変動によつて作
動するダイヤフラムポンプを接続し、そのダイヤフラム
ポンプの吸込口と吐出口とに相互に逆方向に作動するチ
ェックバルブを組込んだ模型用エンジンの燃料供給装置
において、前記ダイヤフラムポンプの吐出側における燃
料供給路と前記燃料タンクとをリターン路で連通し、そ
のリターン路に前記キヤブレタの混合気供給路の内部圧
力の変動によつてリターン路を開閉するリターンバルブ
を組込んだことを特徴とする模型用エンジンの燃料供給
装置。
（２）キヤブレタと燃料タンクとを接続する燃料供給路
にシリンダブロックのクランク室の圧力変動によつて作
動するダイヤフラムポンプを接続し、そのダイヤフラム
ポンプの吸込口と吐出口とに相互に逆方向に作動するチ
ェックバルブを組込んだ模型用エンジンの燃料供給装置
において、前記ダイヤフラムポンプの吐出側における燃
料供給路に密閉された調圧室を有するレギュレータを組
込み、そのレギュレータの吐出側と前記燃料タンクとを
リターン路で連通し、そのリターン路には前記キヤブレ
タの混合気供給路の内部圧力の変動によつてリターン路
を開閉するリターンバルブを組込み、そのリターンバル
ブの背部の圧力調整室と前記レギュレータの調圧室とを
通路で連通したことを特徴とする模型用エンジンの燃料
供給装置。