JPS6016775Y2 - 機械式燃料ポンプ - Google Patents

機械式燃料ポンプ

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JPS6016775Y2
JPS6016775Y2 JP1085680U JP1085680U JPS6016775Y2 JP S6016775 Y2 JPS6016775 Y2 JP S6016775Y2 JP 1085680 U JP1085680 U JP 1085680U JP 1085680 U JP1085680 U JP 1085680U JP S6016775 Y2 JPS6016775 Y2 JP S6016775Y2
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JP
Japan
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fuel
diaphragm
pressure
chamber
regulator
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JP1085680U
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JPS56113166U (ja
Inventor
幸市 須田
Original Assignee
愛三工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関に用いられる機械式燃料ポンプに関す
る。
エンジン吸気通路において、燃料供給システムの上流に
過給機がつけられた場合、一般に燃料供給システムに低
圧型燃料ポンプによって供給される燃料の圧力は、燃料
供給システムの上流の空気圧力の増大に伴なって相対的
に増加させる必要がある。
本考案は、エンジンによって機械的に駆動されるダイヤ
フラム式燃料ポンプにおいて前記ダイアプラムを作動す
るプルロッド20とポンプボディ間をシール部材でシー
ルしてダイアプラムとの間に圧力室24を形成し、気化
器上流の過給圧の変動に応じて燃料圧力を上昇できるよ
うに上記圧力室24と気化器上流とを連通し、気化器上
流の吸気圧とスプリング21.25とにより前記ダイア
フラム23を押し上げるようにしたことで上記目的を達
する手段を提供するものである。
次に本考案の実施例を第1図に基づいて説明する。
1はエンジンで、その吸気多枝管2の上部には気化器3
が設けられている。
気化器3には、スロットル弁4の上流の吸気通路5を横
切って開閉するピストン6が設けられており、これはピ
ストンチャンバー7内のスプリング8によって吸気通路
5を閉じる方向に付勢されている。
ピストンチャンバー7は通路9によってピストン6とス
ロットル弁4との間の吸気通路に通じている。
ニードル弁10はピストン6に取付けられていて、ピス
トン6と共に左右に動き、ジェット部11内を摺動して
、該ニードル弁10とジェット部11とで燃料計量絞り
12を形成する。
気化器3における吸気通路5の上流は、過給装置13の
コンプレッサ一部14に通じている。
また、エンジン1の排気管15は、過給装置13のター
ビン部16に通じている。
過給装置の構成は概に公知なのでここでは説明は省略す
る。
次に機械式燃料ポンプPの説明をする。
17は偏心カムで、これが回転腰該カムが下死点から上
死点に移動すると、これに接触しているロッカーアーム
18の右端が上動し、ロッカーアームピン19を支点と
して、ロッカーアーム18の左端は下方に移動し、プル
ロッド20がスプリング21.25の力に抗して引き下
げられる。
22は例えばポリフッ化エチレン樹脂製のベローズ、2
3はダイアフラムで、これらの間に圧力室24が形威さ
れていると共にスプリング25を介在してダイアフラム
23を常時押し上げている。
ベローズ22の先端部はプルロッド20に装着され、下
端部はポンプボデーに固着されている。
ベローズ22の構成は例えば、第3図及び第4図で示さ
れるように円筒状のポリフッ化エチレン樹脂を外側と内
側から交互に切り込みをつけたものである。
燃料タンク26から燃料ポンプPによって吐出された燃
料は、通路33から第ルギュレーター34の燃料側35
に入る。
第ルギュレーター34は燃料側35、圧力室36、燃料
側35と圧力室36を隔てるダイアフラム37、圧力室
36にあってダイアフラム37を燃料側35に押しつけ
るスプリング38、および燃料側35にあってダイアフ
ラム37によって開閉されるバルブ39から威り立って
いる。
バルブ39から吐出される燃料は、入口40から第2レ
ギユレーター41の燃料側42に入る。
第2レギユレーター41は、燃料側42、圧力室43、
燃料側42と圧力室43とを隔てるダイアフラム44、
圧力室にあってダイアフラム44を燃料側42の方向に
押しつけるスプリング45、スプリング45をおさえる
ディスク46、燃料側42にあってダイアフラム44に
よって開閉されるバルブ47から威り立っている。
第ルギュレーター34と第2レギユレーター41の燃料
側は各々同じ構成を有し、各々燃料入口33.40は第
2図に示すように、各レギュレーターの中心軸に対して
偏心している。
バルブ47から吐出される燃料は通路48を通って燃料
タンク26にリターンされる。
第2レギユレーター41の燃料側42の底部はボート4
9、ツユニルカットバルブ50を通って燃料計量絞り1
2に通じている。
第3レギユレーター51は大気側52、圧力室53、大
気側52と圧力室53とを隔てるダイアフラム54、そ
してダイアフラム54に装着されているロッド55から
形威されている。
第2レギユレーター41と第3レギユレーター51はシ
ール部材56でつながっており、第3レギユレーター5
1のロッド55はシール部材56の内部を摺動し、第2
レギユレーター41のディスク46を押している。
第3レギユレーター51の大気側52はボート57を介
して大気に開放している。
燃料ポンプPの圧力室24、第ルギュレーター34の圧
力室36、第2レギユレーター41の圧力室43、第3
レギユレーター51の圧力室53は、いずれも気化器3
の上流部の吸気通路5につながっている。
アクチュエーター58はコンピューター59からの信号
に基づいて、その絞り度合を変えることによりエアプリ
ードロ60からのエアブリード量を変えている。
コンピューター59は、排気濃度センサー61.吸気管
負圧センサー62、スロットルセンサー63、水温セン
サー64からの信号を入力してアクチュエーター58の
絞り度合を変るべく出力信号を出す。
次に作用について説明する。
今、偏心カム17が回転し、カムが下死点から上死点に
移動すると、接触しているロッカーアーム18の右端が
押し上げられ、ロッカーアームピン19を支点としてロ
ッカーアーム18の左端が下方に移動し、プルロッド2
0が押し下げられる。
スプリング21.25の力に抗してプルロッド2oの一
端に装着されているダイアフラム23は下方に移動する
ため、ポンプ室29は負圧となり、吐出弁3oは閉じ、
吸込み弁28が開いて吸入系に負圧が作用し、燃料をポ
ンプ室29へ吸込む。
次に偏心カム17とロッカーアーム18の接触点がカム
の上死点から下死点に移動することによりスプリング2
1.25によりダイアフラム23を押し上げる。
この際、圧力室24は吸気通路5の上流に通じているの
で同時に気化器上流の過給圧がダイアフラム23に作用
して、ダイアフラム23を押し上げていることになる。
これよりポンプ室29に正圧力が作用し、吸込み弁28
は閉じられ、吐出弁30が開き、吐出室31を経て通路
33から第2レギユレーター41ンプ側35に燃料が供
給される。
この間に吐出室31の上部空間において、燃料中の気泡
は通路32から燃料タンク26にリターンされる。
通路33は第ルギュレーター34の中心軸に対して偏心
しているので、燃料流は、バルブ39の周りに渦を形威
する。
その際、燃料中に含まれているかもしれない気泡の渦の
中心部のバルブ39付近に凝集する。
バルブ39は、吸気通路5につながっている圧力室36
の圧力がダイアフラム37に作用する力とスプリング3
8の力によって閉じる方向に付勢されているが、燃料側
35の圧力が十分高くなると、ダイアフラム37をを押
し上げて、バルブ39を開き、燃料をバルブ39から押
し出す。
これにより、燃料側35の圧力が下るとバルブ39は閉
じる。
この際、バルブ39から気泡は優先的に押し出される。
以上のように、第ルギュレーター34は、燃料側35内
の圧力を、圧力室36の圧力によって決まる値に常に制
御されている。
次に、バルブ39から押し出された燃料は第2レギユレ
ーター41の燃料側42に入口40から勢いよく噴出さ
れる。
ここで第2レギユレーター41は第1レギユレーター3
4同様に、入口40が第2レギユレーター41の中心軸
に対して偏心しているので、バルブ47の周りに渦流が
形成され、燃料中に含まれているかもしれない気泡は渦
中心にあるバルブ47付近に凝集し、バルブ47から優
先的に噴出される。
第2レギユレーター41の燃料側42の圧力は、圧力室
43の圧力が、ダイアフラム44に作用する力とスプリ
ング45の力によって決まる値に常に制御されている。
ここで第3レギユレーター51の圧力室53の圧力がダ
イアフラム54に作用する力はロッド56を動かし第2
レギユレーター41のディスク46を押しつけてスプリ
ング45の力を変えている。
一般に吸気通路の圧力が大気圧より高くなると、ロッド
55はスプリング45の取付荷重を増加し、吸気通路5
と燃料計量絞りの上流との圧力差を増して燃料流量を増
大させて空気比重を変化に対応して燃料を補正する。
第2レギユレーター41と第3レギユレーター51との
間の一シール部材56は、第2レギユレーター41の圧
力室43の圧力を第3レギユレーター51の大気側52
に逃がさないようにシールしている。
従って、第ルギュレーター34と第2レギユレーター4
1の燃料圧力は気化器3の上流吸気通路5の圧力によっ
て一義的に決まる。
第2レギユレーター41の燃料側42の底部からボート
49、ツユニルカットバルブ50を介して燃料計量絞り
12に供給される燃料は第ルギュレーター34と同様に
気泡は排除されている。
吸入空気は過給装置13のコンプレッサ一部から気化器
3の上流吸気通路5に入り、ピストン6とジェット部1
1の間を通り、スロットル弁4を経て、吸気多枝管2か
らエンジン1に吸い込まれる。
エンジン1からの排気ガスは排気管15を通り、過給装
置13のタービン部16を通過し、排出される。
この際、排気ガスがタービンを回し、同時に該タービン
に連結しているコンプレッサーも回すことになる。
、ツユニルカットバルブ50は運転時開いていて、エン
ジン停止時、通路を閉じてランオン防止の働きをしてい
る。
また、減速時、瞬間的にバルブを閉じる方向に動かし通
路面積を小さくして減速時ツユニルカットの働きもして
いる。
次に気化器の空燃比制御の方法について説明する。
吸入空気量の変化に応じてピストン6は左右に動き、そ
れに対応してニードル弁10が動くことによって燃料計
量絞り12の絞り4度合が変化する。
一般に燃料計量絞り12の絞り度合は、吸入空気量に比
例していて、ジェット部11の燃料圧力が気化器3の上
流圧力に対して相対的に一定ならば、吸入空気量の変化
に応じて一定の空燃比を供給するように適合されている
したがって、エアプリードロ60からのエアブリード量
をアクチュエーター58がコンピューター59からの信
号によりその絞り度合を変えることによって、エンジン
1に供給される空燃比の値を大巾に変えることができる
燃料ポンプPから吐出され、通路33を通って第1レギ
ユレーター34に供給される燃料圧力はバネ21.25
の付勢力と圧力室24の圧力とによって決まるが圧力室
24はベローズ22によってエンジンのクランク室とは
遮断されていて、また、吸気通路5とつながっているの
で、燃料ポンプからの燃料吐出圧力と吸気通路5の圧力
との差は常に等しいため、燃料供給システムの性能はそ
こなわれることがない。
以上のように本考案にあっては、プルロッド20とポン
プボディ間をシール部材でシールしてダイアプラムとの
間に圧力室24を形成腰気化器上流の過給圧の変動に応
じて燃料圧力を上昇できるように上記圧力室24と気化
器上流とを連通し、気化器上流の過給圧とスプリング2
1.25とにより前記ダイアフラム23を押し上げるよ
うにしたことにより過給装置を気化器上流に設置したも
のであっても、燃料吐出圧力を気化器上流の圧力に対応
して自動的に補正することができる特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例、第2図は、第1、第2レギユ
レーターの燃料入口を示す図、第3図及び第4図はベロ
ーズの2例を示す各断面図である。 1・・・・・・エンジン、2・・・・・・吸気多枝管、
(3)・・・・・・気化器、4・・・・・・スロットル
弁、5・・・・・・吸気通路、6・・・・・・ピストン
、7・・・・・・ピストンチャンバー、8・・・・・・
スプリング、9・・・・・・通路、10・・・・・・ニ
ードル弁、11・・・・・・ジェット部、12・・・・
・・燃料計量絞り、13・・・・・・過給装置、14・
・・・・・コンプレッサ一部、15・・・・・・排気管
、16・・・・・・タービン部、17・・・・・・偏心
カム、18・・・・・・ロッカーアーム、20・・・・
・・プルロッド、22・・・・・・ベローズ、23・・
・・・・ダイアフラム、24・・・・・・圧力室、25
・・・・・・スプリング、26・・・・・・燃料タンク
、28・・・・・・逆止弁、29・・・・・・ポンプ室
、30・・・・・・吐出弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプボディ内をダイアフラム23によって2室に分割
    し、一方の室側には前記ダイアフラム23を作動するプ
    ルロッド20と、該プルロッド20に係合するロッカー
    アーム18と、該ロッカーアームを偏心カム17に係合
    する方向に付勢するスプリング21とダイアフラム23
    を他方の室側へ付勢するスプリング25を設け、また他
    方の室側には燃料タンクより数案への燃料の流入のみを
    許す逆止弁28と、数案より気化器側への燃料の流出の
    みを許す吐出弁30を有するポンプ室29を形成したも
    のにおいて、前記プルロッド20とポンプボディ間をシ
    ール部材でシールしてダイアプラムとの間に圧力室24
    を形成し、気化器上流の過給圧の変動に応じて燃料圧力
    を上昇できるように上記圧力室24と気化器上流とを連
    通し、気化器上流の過給圧とスプリング21.25とに
    より前記ダイアフラム23を押し上げるようにした機械
    式燃料ポンプ。
JP1085680U 1980-01-31 1980-01-31 機械式燃料ポンプ Expired JPS6016775Y2 (ja)

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JPS56113166U JPS56113166U (ja) 1981-09-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5924970U (ja) * 1982-08-09 1984-02-16 ダイハツ工業株式会社 過給機付き内燃機関の燃料ポンプ

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JPS56113166U (ja) 1981-09-01

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