JPS6212596Y2 - - Google Patents
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- JPS6212596Y2 JPS6212596Y2 JP5051283U JP5051283U JPS6212596Y2 JP S6212596 Y2 JPS6212596 Y2 JP S6212596Y2 JP 5051283 U JP5051283 U JP 5051283U JP 5051283 U JP5051283 U JP 5051283U JP S6212596 Y2 JPS6212596 Y2 JP S6212596Y2
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Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、アルミニウム箔複合材に関するも
のである。
のである。
従来ヒートシール剤をコーテイングしたアルミ
ニウム箔は包装材或いは蓋材などの用途に広く使
用されている。
ニウム箔は包装材或いは蓋材などの用途に広く使
用されている。
例えば
(1) 薬品の包装として一般に塩化ビニルシートを
成形したものを基体とし、コーテイングアルミ
ニウム箔で蓋をし、ヒートシールにて密封した
もの。(PTP包装) (2) ジヤム、バター、チヨコレートなどの固形或
いはペースト状食品を塩化ビニール、耐熱性塩
化ビニール樹脂、スチレンなどの成形容器に充
填し、コーテイングアルミニウム箔でヒートシ
ールし、蓋としたもの。(Blister Pack) (3) ラーメン、汁粉などを内面ポリエチレンコー
トした紙カツプ或いは発泡ポリスチレンのカツ
プなどに充填し、コーテイングアルミニウム箔
でヒートシールし、蓋としたもの。
成形したものを基体とし、コーテイングアルミ
ニウム箔で蓋をし、ヒートシールにて密封した
もの。(PTP包装) (2) ジヤム、バター、チヨコレートなどの固形或
いはペースト状食品を塩化ビニール、耐熱性塩
化ビニール樹脂、スチレンなどの成形容器に充
填し、コーテイングアルミニウム箔でヒートシ
ールし、蓋としたもの。(Blister Pack) (3) ラーメン、汁粉などを内面ポリエチレンコー
トした紙カツプ或いは発泡ポリスチレンのカツ
プなどに充填し、コーテイングアルミニウム箔
でヒートシールし、蓋としたもの。
(4) サワー、ヨーグルトなどの乳酸飲料をポリス
チレンの成形カツプに入れ、アルミニウム箔で
蓋をしたもの。
チレンの成形カツプに入れ、アルミニウム箔で
蓋をしたもの。
などであるが、それらは殆んどヒートシール剤を
コーテイングしたアルミニウム箔を塩化ビニル或
いはポリスチレンを基材として用いた成形容器に
内容物を充填したのちに蓋材としてヒートシール
せしめたものである。
コーテイングしたアルミニウム箔を塩化ビニル或
いはポリスチレンを基材として用いた成形容器に
内容物を充填したのちに蓋材としてヒートシール
せしめたものである。
上記のような塩化ビニルやポリスチレンなどの
基材に代えて透湿度が低く、耐熱性、腰の強さな
どに特性を有するポリプロピレン樹脂を基材に用
いたものとしてアルミニウム箔とポリプロピレン
フイルムを貼り合わせたものがポリプロピレンの
容器やアルミニウム箔成形容器(内面ポリプロピ
レンフイルム貼合わせ)の蓋として研究されてい
るが、これは (1) 内容物を取出すとき蓋を手であけることがで
きない。
基材に代えて透湿度が低く、耐熱性、腰の強さな
どに特性を有するポリプロピレン樹脂を基材に用
いたものとしてアルミニウム箔とポリプロピレン
フイルムを貼り合わせたものがポリプロピレンの
容器やアルミニウム箔成形容器(内面ポリプロピ
レンフイルム貼合わせ)の蓋として研究されてい
るが、これは (1) 内容物を取出すとき蓋を手であけることがで
きない。
(2) コストが高い。
(3) ポリプロピレン同志の融着であるためにヒー
トシール温度が高い。
トシール温度が高い。
などが欠点として指摘され、いまだ実用化に至つ
ていないのが現状である。
ていないのが現状である。
以上のことからポリプロピレンフイルム或いは
シート成形品およびヒートシール面がポリプロピ
レンである複合材を使つた成形容器に対して ヒートシール性が良好であること。
シート成形品およびヒートシール面がポリプロピ
レンである複合材を使つた成形容器に対して ヒートシール性が良好であること。
種々の雰囲気中で経時によるヒートシール強
度の低下がないこと。
度の低下がないこと。
耐熱、耐水、耐蒸気性を有していること。
コイル状に巻き取つた時にブロツキングしな
いこと。
いこと。
などの性能を有する蓋材としてのアルミニウム箔
複合材が要望されている。
複合材が要望されている。
これに対し、本出願人はさきにポリプロピレン
容器によく接着する樹脂として塩素化度10〜45%
の塩素化アイソタクチツクポリプロピレン樹脂或
いはこれとエポキシ樹脂の混合樹脂を用い、この
塩素化アイソタクチツクポリプロピレン樹脂とア
ルミニウム箔の接着を果すために線状共重合ポリ
エステル樹脂を用いてなるポリプロピレン容器用
蓋材としてのアルミニウム箔複合材を出願した
が、このようなラツカータイプの樹脂を接着剤と
して用いた蓋材で内容物として油脂分を含む例え
ばミルクやオレンジオイル等の入つたジヤム等を
充填した容器を包装すると、それら油脂分のため
に蓋材の接着強度が低下して商品としての使用に
耐えることができないという結果を得、さらに研
究を続けアルミニウム箔と塩素化アイソタクチツ
クポリプロピレンとの接着に変性ポリエステル樹
脂を用いるならば耐油性にもすぐれた蓋材となし
うることを見出しこの考案に至つたものである。
容器によく接着する樹脂として塩素化度10〜45%
の塩素化アイソタクチツクポリプロピレン樹脂或
いはこれとエポキシ樹脂の混合樹脂を用い、この
塩素化アイソタクチツクポリプロピレン樹脂とア
ルミニウム箔の接着を果すために線状共重合ポリ
エステル樹脂を用いてなるポリプロピレン容器用
蓋材としてのアルミニウム箔複合材を出願した
が、このようなラツカータイプの樹脂を接着剤と
して用いた蓋材で内容物として油脂分を含む例え
ばミルクやオレンジオイル等の入つたジヤム等を
充填した容器を包装すると、それら油脂分のため
に蓋材の接着強度が低下して商品としての使用に
耐えることができないという結果を得、さらに研
究を続けアルミニウム箔と塩素化アイソタクチツ
クポリプロピレンとの接着に変性ポリエステル樹
脂を用いるならば耐油性にもすぐれた蓋材となし
うることを見出しこの考案に至つたものである。
即ち、この考案は、ポリプロピレン成形容器に
対して、耐油性およびヒートシール性が良好なア
ルミニウム箔複合材を提供することを目的とする
ものである。
対して、耐油性およびヒートシール性が良好なア
ルミニウム箔複合材を提供することを目的とする
ものである。
以下、この考案を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
この考案のアルミニウム箔複合材は、アルミニ
ウム箔1の裏面に変性ポリエステル樹脂を主体と
する樹脂層2を介して塩素化アイソタクチツクポ
リプロピレン樹脂及びエポキシ樹脂の混合樹脂層
3を積層したものである。
ウム箔1の裏面に変性ポリエステル樹脂を主体と
する樹脂層2を介して塩素化アイソタクチツクポ
リプロピレン樹脂及びエポキシ樹脂の混合樹脂層
3を積層したものである。
上記のように、この考案は、ポリプロピレン容
器によく接着する樹脂として塩素化アイソタクチ
ツクポリプロピレン樹脂及びエポキシ樹脂の混合
樹脂を用いるものであり、この樹脂層とアルミニ
ウム箔との接着性を果すために変性ポリエステル
樹脂を主体とする樹脂層を介在せしめるものであ
る。
器によく接着する樹脂として塩素化アイソタクチ
ツクポリプロピレン樹脂及びエポキシ樹脂の混合
樹脂を用いるものであり、この樹脂層とアルミニ
ウム箔との接着性を果すために変性ポリエステル
樹脂を主体とする樹脂層を介在せしめるものであ
る。
上記塩素化アイソタクチツクポリプロピレン樹
脂は通常のアイソタクチツクポリプロピレンを塩
素化したものであつて、その塩素化度10〜45%の
範囲内が好ましく10%以下では有機溶媒への溶解
性が悪くなつて溶液としての安定性が得られない
ばかりでなく均一なる塗膜が得られず、また45%
以上ではポリプロピレンとの接着性が低下し、そ
の結果ヒートシール強度が小さくなつてポリプロ
ピレン容器用の蓋材として好ましいアルミニウム
箔複合材が得られない。この塩素化アイソタクチ
ツクポリプロピレンにエポキシ樹脂を添加するこ
とにより、塩素化アイソタクチツクポリプロピレ
ン樹脂層の凝集力を上げ、ヒートシール強度の経
時による低下を防止することができ、その添加量
は両者の相溶性の点から塩素化アイソタクチツク
ポリプロピレン70〜95%に対し、5〜30%が適当
である。
脂は通常のアイソタクチツクポリプロピレンを塩
素化したものであつて、その塩素化度10〜45%の
範囲内が好ましく10%以下では有機溶媒への溶解
性が悪くなつて溶液としての安定性が得られない
ばかりでなく均一なる塗膜が得られず、また45%
以上ではポリプロピレンとの接着性が低下し、そ
の結果ヒートシール強度が小さくなつてポリプロ
ピレン容器用の蓋材として好ましいアルミニウム
箔複合材が得られない。この塩素化アイソタクチ
ツクポリプロピレンにエポキシ樹脂を添加するこ
とにより、塩素化アイソタクチツクポリプロピレ
ン樹脂層の凝集力を上げ、ヒートシール強度の経
時による低下を防止することができ、その添加量
は両者の相溶性の点から塩素化アイソタクチツク
ポリプロピレン70〜95%に対し、5〜30%が適当
である。
また塩素化アイソタクチツクポリプロピレンは
ポリプロピレンフイルムには非常によく接着する
が、アルミニウム箔には極めて接着力が低いため
に本願ではアルミニウム箔と塩素化アイソタクチ
ツクポリプロピレン樹脂の接着に両者との接着力
にすぐれた変性ポリエステル樹脂を用いようとい
うものである。
ポリプロピレンフイルムには非常によく接着する
が、アルミニウム箔には極めて接着力が低いため
に本願ではアルミニウム箔と塩素化アイソタクチ
ツクポリプロピレン樹脂の接着に両者との接着力
にすぐれた変性ポリエステル樹脂を用いようとい
うものである。
変性ポリエステル樹脂はポリプロピレンの結晶
化による接着性の低下の起りにくいものとして出
来るだけ結晶性の少ないことが好ましく、線状ポ
リエステルやその他のポリエステルの組成の一部
をポリエチレングライコールなどのグライコール
類によつて置換反応させたものが最適であり、そ
の例としてはスタフイツクス(富士写真フイルム
社製)がある。
化による接着性の低下の起りにくいものとして出
来るだけ結晶性の少ないことが好ましく、線状ポ
リエステルやその他のポリエステルの組成の一部
をポリエチレングライコールなどのグライコール
類によつて置換反応させたものが最適であり、そ
の例としてはスタフイツクス(富士写真フイルム
社製)がある。
しかしてこの変性ポリエステル樹脂はこれ単独
でもよいが、線状共重合ポリエステル樹脂との混
合したものであつても良く、その混合量は変性ポ
リエステル樹脂の持つ耐油性の特徴を損なわない
ことが肝要であり、変性ポリエステル樹脂に対し
40重量%以下が好ましい。
でもよいが、線状共重合ポリエステル樹脂との混
合したものであつても良く、その混合量は変性ポ
リエステル樹脂の持つ耐油性の特徴を損なわない
ことが肝要であり、変性ポリエステル樹脂に対し
40重量%以下が好ましい。
またこの線状共重合ポリエステル樹脂の添加は
塩素化アイソタクチツクプロピレン樹脂の塗装作
業性を向上さす点からも有効である。
塩素化アイソタクチツクプロピレン樹脂の塗装作
業性を向上さす点からも有効である。
アルミニウム箔としては特に限定はなく、印刷
4を施こしたものや、紙又はプラスチツクフイル
ムなどと貼り合わせたものであつても差支えな
い。
4を施こしたものや、紙又はプラスチツクフイル
ムなどと貼り合わせたものであつても差支えな
い。
このようにして得られたアルミニウム箔−変性
ポリエステル樹脂を主体とする樹脂層−塩素化ア
イソタクチツクポリプロピレン及びエポキシ樹脂
の混合樹脂層を積層せるアルミニウム箔複合材は
これをポリプロピレン成形容器の蓋材として使用
するとき (1) ポリプロピレンとのヒートシール性が良好で
ある。
ポリエステル樹脂を主体とする樹脂層−塩素化ア
イソタクチツクポリプロピレン及びエポキシ樹脂
の混合樹脂層を積層せるアルミニウム箔複合材は
これをポリプロピレン成形容器の蓋材として使用
するとき (1) ポリプロピレンとのヒートシール性が良好で
ある。
(2) 種々の雰囲気中でのヒートシール強度の低下
がない。
がない。
(3) 耐油性、耐水性、耐酸性が良好である。
(4) ホツトパックなどに耐え、耐熱と耐蒸気性が
良好である。
良好である。
(5) ブロツキングしない。
などすぐれた性能を発揮しうるものである。
図面はこの考案によるアルミニウム箔複合材の
一実施例を示す断面図である。 1……アルミニウム箔、2……変性ポリエステ
ル樹脂を主体とする樹脂層、4……塩素化アイソ
タクチツクポリプロピレン樹脂層及びエポキシ樹
脂の混合樹脂層。
一実施例を示す断面図である。 1……アルミニウム箔、2……変性ポリエステ
ル樹脂を主体とする樹脂層、4……塩素化アイソ
タクチツクポリプロピレン樹脂層及びエポキシ樹
脂の混合樹脂層。
Claims (1)
- アルミニウム箔の裏面に変性ポリエステル樹脂
を主体とする樹脂層を介して塩素化アイソタクチ
ツクポリプロピレン樹脂及びエポキシ樹脂の混合
樹脂層を積層してなるアルミニウム箔複合材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5051283U JPS59112635U (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | アルミニウム箔複合材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5051283U JPS59112635U (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | アルミニウム箔複合材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59112635U JPS59112635U (ja) | 1984-07-30 |
JPS6212596Y2 true JPS6212596Y2 (ja) | 1987-04-01 |
Family
ID=30180971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5051283U Granted JPS59112635U (ja) | 1983-04-04 | 1983-04-04 | アルミニウム箔複合材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59112635U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008174302A (ja) | 2006-12-18 | 2008-07-31 | Toyo Aluminium Kk | 包装用シート、その製造方法及びプレススルーパック |
-
1983
- 1983-04-04 JP JP5051283U patent/JPS59112635U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008174302A (ja) | 2006-12-18 | 2008-07-31 | Toyo Aluminium Kk | 包装用シート、その製造方法及びプレススルーパック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59112635U (ja) | 1984-07-30 |
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