JPS62125357A - 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法 - Google Patents

感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法

Info

Publication number
JPS62125357A
JPS62125357A JP26685985A JP26685985A JPS62125357A JP S62125357 A JPS62125357 A JP S62125357A JP 26685985 A JP26685985 A JP 26685985A JP 26685985 A JP26685985 A JP 26685985A JP S62125357 A JPS62125357 A JP S62125357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lithographic printing
photosensitive lithographic
plate
developer
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26685985A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上 彰
Minoru Kiyono
清野 実
Mieji Nakano
中野 巳恵治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP26685985A priority Critical patent/JPS62125357A/ja
Publication of JPS62125357A publication Critical patent/JPS62125357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版(以下PS版という)の現像
処理に用いられる現像液組成物及び該組成物を用いたP
S版の現像方法に関し、より詳しくはネガ型28版とポ
ジ型28版を共通に処理し得る現像液組成物及び現像方
法に関する。
〔発明の背景〕
従来、ネガ型28版とポジ型28版とでは適合する現像
液の組成が異なりそれぞれの専用現像液でのみ良好な現
像が可能であった。かりに専用現像液でない現像液を用
いて現像ができたとしても十分な性能を有する平版印刷
版は得られず、ネガ型Ps版とポジ型28版を同一の現
像液で共通処理することは実質的にはできないのが現状
であった。
特開昭60−64351号公報には、一台の自動現像機
でネガ型28版とポジ型28版を共に現像処理する共通
現像方法が記載されている。しかしこの方法はそれぞれ
の専用現像液を、並べた別の現像浴に入れてネガ型28
版の現像とポジ型28版の現像を連続して行うものであ
り、同一処方の現像液で処理するものではない。従って
、それぞれの専用現像液の管理が面倒であり、安定した
現像を長時間連続することは困難であった。
−1方ネガ型PS版とポジ型28版を共通に現像処理し
得る現像液組成として、特開昭57−192952号、
同60−130741号公報にネガ、ポジ両用の水系ア
ルカリ性現像液が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの現像液では、適合性の良いPS
版を選べば御名ネガ、ポジ両型の共通は可能であるが、
現像液の能力が十分でないため現像不良による版の汚れ
が生じ易く、また多数枚を連続して処理することが困難
であるという欠点があり、ネガ型28版及びポジ型28
版を自動現像機によって良好に共通処理でき、しかも多
数枚のPS版を長時間にわたって安定して処理できる現
像液・組成物は得られていないのが現状であった。
本発明の目的はネガ型28版とポジ型28版を共に処理
することのできる共通現像液組成物を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、該共通現像液組成物でネガ型及び
ポジ型28版を処理するPS版に現像液方法を提供する
ことにある。
また本発明の他の目的は自動現像機により多数枚のネガ
型及びポジ型28版を長時間にわたって処理した場合に
も安定した現像性能を示し、しかも現像能力が大きく現
像性能が変動しにくいつねに安定した現像結果の得られ
るネガ型、ポジ型28版共用の現像液組成物及び現像方
法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は種々検討の結果、少なくともアルカリ剤、
アニオン界面活性剤、ホウ酸塩及びプロピレングリコー
ルモノフェニルエーテル、7’R111”レンゲリコー
ルモノベンジルエーテル、ベンジルフルコール、α−メ
チルベンジルエーテル、の内より選ばれる少なくとも1
つの有機溶剤、を含有するアルカリ性水溶液から成る感
光性平版印刷版用現像液組成物、及び該現像液組成物を
用いた現像方法により前記の目的を達成し得ることを見
いだした。
本発明に係る前記現像組成物は使用時において10.5
〜13.5の範囲のpH値を有することが好ましく、ま
たそのホウ酸塩含有量は0.5〜10重量パーセントで
あることが好ましい。
本発明の現像液組成物に用いられるアルカリ剤としては
、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム、第ニリン酸ナ
トリウム、第三リン酸カリウム、第ニリン酸カリウム、
第三リン酸アンモニウム、第ニリン酸アンモニウム、メ
タケイ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウムなどのような無機
アルカリ剤、モノ、ジ、又はトリエタノールアミン及び
水酸化テトラフルキルアンモニウムのような有機アルカ
リ剤及び珪酸アンモニウム等が有用である。アルカリ剤
の現像液組成物中における含有量は0.05〜20重量
パーセントの範囲で用いるのが好適であり、より好まし
くは0.1〜10重量パーセントである。これらのアル
カリ剤は現像液のpHを所要の値になるよう組合せて使
用することができる。
陰イオン界面活性剤としては、高級アルコール(Cg〜
C22)硫酸エステル塩類〔例えば、ラウリルフルフー
ルサルフェートのナトリウム塩、オクチルアルコールサ
ルフェートのナトリウム塩、ラウリル7ルコ−ルサルフ
エート 「ティーボールI’3−81J(商品名・シェル化学製
)、第二ナトリウムフルキルサルフェートなど〕、脂肪
族アルコールリン酸エステル塩類(例えば、セチルアル
コールリン酸エステルのナトリウム塩など)、アルキル
7ソールスルホン酸塩類(例えば、ドデシルベノゼンス
ルホン酸ナトリウム塩、インプロピルナフタレンスルホ
ン酸のナトリウム塩、シナフタリンジスルホン酸のナト
リウム塩、メタニトロベンゼンスルホン酸のナトリウム
塩など)、アルキルアミドのスルホン酸塩類(例えば、
C17H33CONCI−12CH2SO3Naなど)
、二塩基性脂肪酸zスCH3 チルのスルホン酸塩類(例えば、ナトリウムスルホフハ
ク酸ジオクチルエステル、ナトリウムスルホコハク酸ジ
ヘキシルエステルなど)がある。これらの中で特にスル
ホン酸塩類が好適に用いられる。スルホン酸塩類の中で
もフルキルナフタレン−スルホン酸塩類が好ましく、特
にモノ、ジ、あるいはトリ置換のインプルピルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム、ブチルナフタレンスルホノ酸
ナトリウム等が有効である。陰イオン界面活性剤の現像
液組成物中における含有量は0.5〜10重量パーセン
トの範囲で用℃・るのが好適である。
有機溶剤としては、プロピレングリコールモノフェニル
エーテル、プロピレングリコールモノペンジルエーテル
、ベンジルアルコール及びα−メチルベンジルエーテル
のうちから選ばれる少なくとも1つのものが好ましく用
(・られる。これらの有機溶剤の添加は比較的少量で効
果があり、現像液組成物中の含有量は0.1〜5重量パ
ーセント、より好ましくは0.3〜2重量パーセントで
ある。
また、本発明に用いられる現像液には、現像処理能力向
上と現像安定性の改良のために、緩衝剤としてホウ酸塩
が用いられる。
その例としては、メタホウ酸ナトリウム、メタホウ酸カ
リウム、メタホウ酸リチウム、メタホウ酸アンモニウム
、四ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸カリウム、四ホウ酸リ
チウム、四ホウ酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、
過ホウ酸カリウム等があげられ、これらの中で特に四ホ
ウ酸塩が好ましく、現像液組成物中の含有量は05〜1
0M量パーセント、より好ましくは1〜8fiilパー
セントである。
本発明に用いる現像液には更に亜硫酸塩を添加すること
ができる。
亜硫酸塩としては、水溶液で水不溶性ジアゾ樹脂を溶解
する働きを有し、特に疎水性樹脂と組合せた感光層から
成る平版印刷版の現像において、製造後長期間経時した
版材でも汚れのない印刷版を作ることが出来る。亜硫酸
塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウムの如きア
ルカリ金属、マグネシウムの如きアルカリ土類金属塩及
びアンモニウム塩等が有用である。
亜硫酸塩の現像液組成物中における含有量は0.1〜5
重量パーセントの範囲で用いるのが好適であり、より好
ましくは0.3〜3M量パーセパ−セント。
また、本発明に用いる現像液には更に現像性能を高める
ために以下のような添加剤を加えることができる。例え
ば、特開昭58−75152号記載のNaC1、KCl
、KBr等の中性塩、特開昭58−190952号記載
のEDTA 、 NTA等のキレート剤、特開昭59−
121336号記載の(Co(NT−h)6〕cJ3 
等の錯体、特開昭50−51324号記載のフルキルナ
フタレンスルホン酸スーダ、N−テトラデシル−N、N
−ジヒドロキシエチルベタイン等のアニオン又は両性界
面活性剤、米国特許4,374,920号記載のテトラ
メチルデシンジオール等の非イオン性界面活性剤、特開
昭55 95946 号記載のp−ツメチル7ミノメチ
ルボリスチレンのメチルクジラ114級化物等のカチオ
ニツクボリマー、特開昭56−142528号記載のビ
ニルベンジルトリメチルアンモニウムクルライドとアク
リル酸ソーダの共重合体等の両性高分子電解質、特開昭
57−192952号記載の亜硫酸ソーダ等の環元性無
機塩、特開昭58 59444号記載の塩化リチウム等
の無機リチウム化合物、特公昭50−34442号記載
の安息香酸リチウム等の有機リチウム化合物、特開昭5
9−75255号記載のSi、Ti等を含む有機金属界
面活性剤、特開昭59−84241号記載の有機硼素化
合物、ヨーロッパ特許101010号記載のテトラフル
キルアンモニウムオキサイド等の4級アンモニウム塩が
挙げられる。
本発明に使用される感光性平版印刷版の感光性組成物は
必須成分として感光性物質を含んでおり、感光性物質と
して露光又はその後の現像処理により、その物理的、化
学的性質が変化するもので、例えば露光妬より現像液に
対する溶解性に差が生じるもの、露光の前後で分子間の
接着力に差が生じるもの、露光又はその後の現像処理に
より水及び油に対する親和性に差が生じるもの、更に電
子写真方式により画像部を形成できるもの、また特開昭
55−166645号に記載されている多層構成のもの
等が使用できる。
感光性物質の代表的なものとしては、例えば感光性ジア
ゾ化合物、感光性7ジド化合物、エチレン性不飽和二重
結合を有する化合物、酸触媒で重合を起こすエポキシ化
合物、酸で分解するシリルエーテルポリマーやC−0−
C−基を有する化合物等が挙げられる。露光によりアル
カリ可溶性に変化する代表的なポジ型のものとして0−
キノンジ7ジド化合物や酸分解性のエーテル化合物、エ
ステル化合物が挙げられる。露光により溶解性が減少す
るネガ型のものとして芳香族ジアゾニウム塩等が挙げら
れる。0−キノンジアンド化合物の具体例としては、例
えば特開昭47−5303号、同48−63802号、
同48−63803号、同49−38701号、同56
−1044号、同56−1045号、特公昭41−11
222号、同43−28403号、同45−9610号
、同49−17481号、米国特許2,797,213
号、同3,046,120号、同3.188,210号
、同3,454,400号、同3,544,323号、
同3,573,917号、同3,674,495号、同
3,785,825号、英国特許1,227,602号
、同1,251,345号、同1,267.005号、
同1,329,888号、同1,330,932号、ド
イツ特許854,890号、特開昭60−37549号
、同60−10247号、同60−3625号などに記
載されているものを挙げることができ、これらの化合物
を単独あるいは組合せて感光成分として用いた感光性平
版印刷版に対して少なくとも本発明を好ましく適用する
ことができる。これらの感光成分には芳香族ヒドロキシ
化合物の0−キノンジアジドスルホン酸エステル又はO
−キノンジ7ジドカルポン酸エステル及び芳香族7ミノ
化合物の0−キノンジアジドスルホン酸又は0−キノン
ジ7ジドカルボン酸7ミドが包含され、また、これら。
−キノンジアンド化合物を単独で使用したもの、及びア
ルカリ可溶性樹脂と混合し、この混合物を感光層として
設けたものが包含される。アルカリ可溶性樹脂には、ノ
ボラック型フエ/−ル樹脂が含まれ、具体的にはフェノ
ールホルムアルデヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒ
ド樹脂、フェノールクレゾール混合ホルムアルデヒド樹
脂、クレゾールキシレノール混合ホルムアルデヒド樹脂
などが含まれる。更に特開昭50−125806号に記
載されているよ5K、上記のようなフェノール樹脂に共
に、t−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂のよう
な炭素数3〜8のフルキル基で置換されたフェノール又
はクレゾールとホルムアルデヒドとの縮合物とを併用し
たものも適用できる。0−キノンジ7ジド化合物を感光
成分とする感光層には、必要に応じて更に染料、可塑剤
、プリントアウト性能を与える成分などの添加剤を加え
ることができる。
0−キノンジアンド化合物を感光成分とする感光層の単
位面積当りの量は好ましくは約0.5〜771 / m
’の範囲について本発明を適用できる。
本発明の方法を適用するポジ型感光性平版印刷版の画像
露光は特に変える必要はな(常法に従えばよい。
ネガ型感光層の感光成分の代表的なものはジアゾ化合物
であり、例えばジアゾニウム塩及び/又はp−ジアゾフ
ェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物であるジア
ゾ樹脂、特公昭52−7364号に記載されているp−
ジアゾジフェニルアミンのフェノール塩又はフルオルカ
プリン酸塩等、特公昭49−48001号に記載されて
いる3−メトキシジフェニルアミン−4−ジアゾニウム
クロライドと4−二トpジフェニルアミンとホルムアル
デヒドとの共重縮合物の有機溶媒可溶性塩からなるジア
ゾ樹脂、p−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒ
ドとの縮合物の2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベ
ンゾイルベンゼンスルホン酸塩、p−ジアゾジフェニル
アミンとホルムアルデヒドとの縮合物のテトラフルオル
ホウ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩等が挙げられる。こ
れらを感光成分とするネガ型感光性平版印刷版に対して
少なくとも本発明を好ましく適用できる。
これらのジアゾ化合物を単独で使用したもののほかに感
光層の物性を向上させるため、種々の樹脂と混合して用
いたものに対しても本発明を適用できる。かかる樹脂と
しては、シェラツク、ポリビニルアルフールの誘導体等
のほか特開昭50−118802号中に記載されている
側鎖にアルコール性水酸基を有する共重合体、特開昭5
5−155355号中に記載されているフェノール性水
酸基を側鎖に持つ共重合体が挙げられる。
これらの樹脂には下記一般式で示される構造単位を少な
くとも50 wt%含む共重合体、一般式   R。
+CHz  c−) Coo + CH2CHO) 、H ■ (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、rL2
は水素原子、メチル基、エチル基又はりpルメチル基を
示し、nは1〜10の整数である。)及び芳香族性水酸
基を有する単量体単位を1〜80モル%、ならびにアク
リル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステル単量体
単位を5〜90モル%有し、10〜200の酸価を持つ
高分子化合物が包含される。
本発明の現像方法が適用されるネガ型感光性平版印刷版
の感光層には、更に染料、可塑剤、プリントアウト性能
を与える成分等の添加量を加えることができる。
上記感光層の単位面積当りの量は少なくとも0.1〜7
 g / mの範囲について本発明を適用できる。
前記の感光性平版印刷版に使用される支持体としては、
紙、プラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレンなど)ラミネート紙、アルミニウム(
アルミニウム合金も含む)、亜鉛、銅などのような金属
の板、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、ブーピオ
ン酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリビニ
/し7セタールなどのようなプラスチックのフィルム、
上記の如き金属がラミネートもしくは蒸着された紙もし
くはプラスチックフィルム、アルミニウムもしくはクロ
ームメッキが施された鋼板などが挙げられ、これらのう
ち特にアルミニウム及びアルミニウム被覆された複合支
持体が好ましい。
また、アルミニウム材の表面は、保水性を高め感光層と
密着性を向上させる目的で粗面化処理されていることが
望ましい。
粗面化方法としては、一般に公知のプラン研磨法、ボー
ル研磨法、電解エツチング、化学的エツチング、液体ホ
ーニング、サンドブラスト等の方法及びこれらの組合せ
が挙げられ、好ましくはブラシ研磨法、電解エツチング
、化学的エツチング及び液体ホーニングが挙げられ、こ
れらのうちで特に電解エツチングの使用を含む粗面化方
法が好ましい。また、電解エツチングの際に用いられる
電解浴としては、酸、アルカリ又はそれらの塩を含む水
溶液あるいは有機溶剤を含む水性溶液が用いられ、これ
らのうちで特に塩酸、硝酸、塩酸と硝酸の組合せ又はそ
れらの塩を含む電解液が好ましい。更に粗面化処理の施
されたアルミ、ニウム板は、必要に応じて酸又はアルカ
リの水溶液にてデスマット処理される。こうして得られ
たアルミニウム板は陽極酸化処理されることが望ましく
、特に好ましくは、硫酸又はリン酸を含む浴で処理する
方法が挙げられる。また、更に必要に応じて封孔処理、
その他弗化ジルコニウム酸カリウム水溶液への浸漬など
による表面処理を行うことができる。
上記のような現像液で、画像露光されたPS版を現像す
る方法としては従来公知の鵠々の方法が可能である。具
体的には、画像露光されたPS版の感光層に対して多数
のノズルから現像液を噴射する方法、多量の現像液中に
浸漬処理する方法、現像液が湿潤されたスポンジでPS
版の感光層を拭う方法、PS版の感光層表面に現像液を
p−ラーで塗布する方法などが挙げられ、これらのうち
同一の方法、あるいは互いに異なる方法を現像ゾーン内
及び現像ゾーン間で複数組合せて現像することができる
。また、このようにしてPS版の感光層に現像液が施さ
れた後、あるいはPS版が現像液中に浸漬した状態で感
光層の表面をブラシなどで軽く擦ることもできる。現像
条件については、上記の現像方法に応じて、当業者が適
宜決定することができ、例えば現像液温度、処理時間等
を変えることができる。現像液の温度は一般的には5℃
乃至60°C1好ましくは10゛C乃至45℃、より好
ましくは25°C乃至35°Cの範囲である。
また、本発明において現像ゾーンにおける28版の処理
時間は10秒〜90秒であることが好ましい。
また、更にこれらの28版の現像処理あるいは空気中の
炭酸ガスの吸収などKよる現像液の疲労に応じて現像補
充液を補充してもよい。現像補充液は従来公知の種々の
もの、現像補充液補充方法は従来公知の種々の方法が可
能である。
また、本発明の方法に用いられる現像処理方法は前記現
像処理工程の他に必要ならば現像処理工程後、現像停止
処理工程(停止処理液は使い捨て方式や循環使用の方式
を含む)、不感脂化処理工程の各々個々の処理工程、現
像停止処理工程とそれに引継ぐ不感脂化処理工程、現像
処理工程と不感脂化処理と組合せた処理工程、あるいは
現像停止処理工程と不感脂化処理工程とを組合せた例え
ば特開昭54−8002号公報記載の処理工程等を含ん
でいてもよい。
〔実施例〕
以下、実施例をもって本発明の詳細な説明する。
実施例1 厚さ0.24m冨のJIS 1050 フルミニラム板
を2%の水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬し、脱脂処理
を行った後に、希硝酸溶液中で電気化学的に粗面化し、
よく洗浄した後に希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って
2.511/rlの酸化皮膜を上記アルミニウム板表面
上に形成させた。このように処理されたアルミニウム板
を水洗、乾燥後、下記組成の感光液を乾燥型N 2.5
 、li’/m’となるように塗布し、乾燥してポジ型
28版を得た。
(感光液) こうして得られたポジ型28版を多数枚用意し、透明ポ
ンチイブフィルムを密着させて2キロワツトのメタルハ
ライドランプで70cInの距離から60秒間露光を行
った。
一方、ネガ型28版を次のようにして作製した。
厚さ0.2411のJIS 1050 フルミニラム板
を20%リン酸ナトリウム水溶液に浸漬して脱脂し、希
塩酸溶液中で電気化学的に粗面化し、よく洗浄した後に
希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って1.5 、j7 
/ mの酸化皮膜を上記アルミニウム板表面上に形成さ
せた。このように処理されたアルミニウム板を、更にメ
タケイ酸ナトリウム水溶液中に浸漬して封孔処理を行い
、水洗、乾燥した後に、下記組成の感光液を乾燥重量′
2.0 、j9 / rrlとなるように塗布し、乾燥
してネガ型28版を得た。
(感光液) こうして得られたネガ型の感光性平版印刷版を多数枚用
意し、透明ネガティブフィルムを密着させて2キロワツ
トのメタルハライドランプで70!の距離から30秒間
露光を行った。
また、自動現像機PSI’ −860(小西六写真製)
の現像処理部に下記に示す本発明による水性アルカリ現
像液を3C1/’仕込み、現像液温を25°OK調整し
た。
上記現像液のpHは25°Cにおいて12.4であった
この自動現像機の搬送スピードを現像時間が45秒間に
なるように設定し、現像処理後の工程とじて水洗を行う
ため現像機の循環水洗槽には水を15e入れた。
画像露光した前記のネガ型28版と前記ポジ型PS版を
無差別に上記の自動現像機に通して処理した。
この様な処理条件にお℃・て、ネガ型28版は1003
 artX800xmサイズのものが100枚まで、ま
た同じサイズのボン型PS版は85枚まで処理できた。
この様にして現像処理及び水洗処理された平版印刷版に
ガム液を塗布し印刷したところ、いずれの印刷版も非画
像部に汚れのない高品質の印刷物が得られた。
比較例1 下記に示すホウ酸塩を欠く現像液を用−・た以外は実施
例1と同様の試験を行った。
亜硫酸ナトリウム       −11重量部パイオニ
ンA −448(商品名、物本油脂製、アニオン界面活
性剤)     ・・ 11重量部水        
               ・  ・500 重量
部上記現像液のpHは25°Cにおいて124であった
その結果、処理が可能であり、かつ非画線部に汚れのな
い高品質の印刷物が得られたのはネガ型28版は100
3mm X 800 m真サイズのものが80枚まで、
また同じサイズのポジ型28版は48枚までで、前記本
発明の実施例1に対し処理容量が大幅に低下した。
実施例2 実施例1におけるポジ型28版と同一のアルミニウム支
持体上に下記組成の感光液を乾燥重量22j9 / m
’となるように塗布し、乾燥してポジ型PS版を得た。
(感光液) こうして得られたポジ型PS版を多数枚用意し、透明ポ
ジティブフィルムを密着させて2キロワツトのメタルハ
ライドランプで70cmの距離から45秒間露光を行っ
た。
一方、ネガ型28版は次のようにして作製した。
実施例1におけるネガ型28版と同一のアルミニウム支
持体上に下記組成の感光液を乾燥型ff11.8.9/
m′となるように塗布し、乾燥してネガ型28版を得た
(感光液) こうして得られたネガ型28版を多数枚用意し、透明ネ
ガティブフィルムを密着させて、2キpワツトのメタル
ハライドランプで70cmの距離から、30秒間露光を
行った。
次に、実施例1と同様の自動現像機の現像処理部に下記
に示す本発明に係る水性フルガリ現像液を30/仕込み
、現像液温を27°Cに調整した。
r珪酸カリウム水溶液(5i02含量26重量バーセ上
記現像液のpHは25°Cにおいて12.6であった。
次にこの自動現像機の搬送スピードを現像時間が20秒
間になるように設定し、現像処理後の工程としてリンス
処理を行うため、リンス槽には下記に示す界面活性剤水
溶液を15/入れた。
こうした条件で実施例1と同様にして露光済みのPS版
を処理したところ、ネガ型28版は101003JII
IX800サイズのものが110枚まで、また同じサイ
ズのポジ型28版は92枚まで処理できた。この様にし
て現像処理及びリンス処理された平版印刷版にガム液を
塗布し印刷したところ、いずれも非画像部に汚れのない
高品質の印刷物が得られた。
実施例3 下記に示す現像液を用いた以外は実施例1と同様の試験
を行った。
上記現像液のpHは25°Cにおいて122であった。
結果トシテ、ネカfJIPs版ハ1003mm X 8
00 mm ”t イズのものが100枚まで、また、
同サイズのポジ型28版は70枚まで処理でき、印刷し
たところ、いずれの印刷版も非画像部に汚れのない高品
質の印刷物が得られた。
〔発明の効果〕
本発明の現像液組成物並びに現像方法を用いることによ
り、ネガ製28版及びポジ型28版を効率的に共通処理
が可能となり、しかも多数枚を長時間にわたって処理し
ても、現像処理能力の低下が小さくネガ製28版及びポ
ジ型PS版各々について変動の小さい安定した現像処理
が可能となった。更に、ネガ型28版及びポジ型28版
を混合処理する際において、簡易で処理コストを低減で
きるネガ型28版及びポジ型28版の共通現像方法を提
供することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともアルカリ剤、アニオン界面活性剤、ホ
    ウ酸塩及びプロピレングリコールモノフェニルエーテル
    、プロピレングリコールモノベンジルエーテル、ベンジ
    ルアルコール、α−メチルベンジルエーテル、の内より
    選ばれる少なくとも1つの有機溶剤、を含有するアルカ
    リ性水溶液から成るネガ型感光性平版印刷版、ポジ型感
    光性平版印刷版共用の感光性平版印刷版用現像液組成物
  2. (2)pHが10.5乃至13.5である特許請求の範
    囲第1項記載の感光性平版印刷版用現像液組成物。
  3. (3)少なくともアルカリ剤、アニオン界面活性剤、ホ
    ウ酸塩及びプロピレングリコールモノフェニルエーテル
    、プロピレングリコールモノベンジルエーテル、ベンジ
    ルアルコール、α−メチルベンジルエーテル、の内より
    選ばれる少なくとも1つの有機溶剤、を含有するアルカ
    リ性水溶液から成る感光性平版印刷版用現像液組成物を
    用いてネガ型感光性平版印刷版及びポジ型感光性平版印
    刷版を共通に処理する感光性平版印刷版の現像方法。
  4. (4)pHが10.5乃至13.5である前記組成を有
    する感光性平版印刷版用現像液組成をもちいてネガ型感
    光性平版印刷版とポジ型感光性平版印刷版を共通に処理
    する特許請求の範囲第3項記載の感光性平版印刷版の現
    像方法。
JP26685985A 1985-11-26 1985-11-26 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法 Pending JPS62125357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26685985A JPS62125357A (ja) 1985-11-26 1985-11-26 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26685985A JPS62125357A (ja) 1985-11-26 1985-11-26 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62125357A true JPS62125357A (ja) 1987-06-06

Family

ID=17436650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26685985A Pending JPS62125357A (ja) 1985-11-26 1985-11-26 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62125357A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01282549A (ja) * 1988-05-10 1989-11-14 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法
JP2009288545A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Fujifilm Corp 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01282549A (ja) * 1988-05-10 1989-11-14 Fuji Photo Film Co Ltd 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法
JP2009288545A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Fujifilm Corp 平版印刷版現像用処理液及び平版印刷版の作製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4885230A (en) Burn-in gumming composition for offset printing plates
JPS5958431A (ja) 平版印刷版の製版方法
JPH0572723A (ja) 感光性組成物
JPH01282549A (ja) 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法
JPS62159148A (ja) 感光性平版印刷版用現像液組成物および現像方法
JPH02254457A (ja) 感光性平版印刷版用現像液組成物及び製版方法
JPS62125357A (ja) 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法
JPS6273270A (ja) 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法
JPS63145092A (ja) 平版印刷版用支持体
JP2579189B2 (ja) 感光性平版印刷版の現像液組成物
JPS62131263A (ja) 感光性平版印刷版の現像液組成物及び現像方法
JPS6225761A (ja) 感光性平版印刷版用現像液組成物及び現像方法
JPS6224263A (ja) 感光性平版印刷版の現像方法
JPS6289060A (ja) ネガ型感光性平版印刷版及びポジ型感光性平版印刷版共用現像液組成物、及び現像方法
JPS62168160A (ja) 感光性平版印刷版の現像液及び現像方法
JPH0239157A (ja) 感光性平版印刷版の現像液
JPS63200154A (ja) ネガ型とポジ型を共通に処理できる感光性平版印刷版用現像液
JPS63109442A (ja) ネガ型とポジ型を共通に安定に処理できる感光材料の処理方法
JPH0612443B2 (ja) 感光性平版印刷版の現像液組成物及び現像方法
JP2516001B2 (ja) 平版印刷版の製版方法
JPS6258254A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPH0240659A (ja) 感光性平版印刷版の現像液及び現像方法
JPS6235351A (ja) 現像液組成物および現像方法
JPS6221153A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPS6271959A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法