JPS62124863A - 研摩機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 主粟上ｐ且里分立 この発明は、例えばパッド溶接される鋼管等の被溶接物
のバッド溶接用溝を研摩する研摩機に関するものである
。

ｌ米夏技血 一般に、鋼管同志をパッド溶接する場合、双方の鋼管の
接合端部をＵカントまたはＶカットして溶接肉盛が充分
良好となるようになされており、また、溶接が良好とな
るように、ＵカットまたはＶカット（以下これらをバッ
ド溶接用溝と称す）部分を清浄化（錆、ゴミ、油、酸化
被膜等の除去）するため研摩している。

従来、上記研摩作業は作業員の手作業によりグラインダ
ー等を用いて行っているが、これでは研摩精度を一定に
維持することが困難であるのみならず、作業員に過度の
労働を強いることになると共に非能率的であった。

そこで、上記問題点を解決するため、本出願人は特願昭
５６−１０６１１２号等で無端帯状の研摩ベルトを用い
て上記作業を行う研摩機を既に開発している。この研摩
機は第６図及び第７図に示すように、外周面をＲ形状に
形成したコンタクトホイール（１）と、このコンタクト
ホイール（１）と複数個のプーリー（２）（３）（４）
（５）間に張設されて走行する無端帯状の研摩ベルト（
６）と、前記コンタクトホイール（１）及び各プーリー
（２）（３）（４）（５）を回転自在に支持した研摩ヘ
ッドアーム（６）と、この研摩ヘッドアーム（７）を起
伏可能に支持したスライド台（８）と、このスライド台
（８）を左右の水平方向にスライド可能に支持したブー
ム（９）と、このブーム（９）を前後の水平方向にスラ
イド可能に支持した昇降ブロック（１０）と、この昇降
ブロック（１０）を昇降可能に支持したコラム（１１）
とを具備し、前記コンタクトホイール（１）を研摩ベル
ト（６）を介して被研摩物（１２）の長溝（１３）内に
挿入・押圧し、被研摩物（１２）をその長溝（１３）の
方向に送ってコンタクトホイール（１）を長溝（１３）
に案内させなから長溝（１３）の内面を研摩するように
したものである。

ところで、上記研摩機に於いて研摩ベルト（６）の走行
を安定させるためには、研摩ベルト（６）のテンション
を適宜の張力に維持することが必要であり、そこで、上
記研摩機に於いてはテンション機構（１４）がかかせな
い。

従来、上記テンション機構（１４）はテンションプーリ
ー（４）を回転自在に支持するスライドブロック　（１
５）と、このスライドブロック（１５）を案内支持する
２本のガイド欅（１６）（１６）と、前記支持部材（１
５）に螺合された送りネジ（１７）とからなり、送りネ
ジ（１７）の端部に取付けたハンドル（図示せず）で送
りネジ（１７）を回動させると、送りネジ（１７）とス
ライドブロック（１５）の螺合関係によりスライドブロ
ック（１５）がガイド捧（１６）　　（１６）に沿って
スライドし、これに伴ってスライドブロック（１５）に
支持したテンションプーリー（４）を移動させて研摩ベ
ルト（６）を適宜の張力で緊張させるように構成されて
いる。

り′シよ゛と　るｐ　占 ところで、従来の上記テンション機構（１４）は研摩ヘ
ッドアーム（７）の両端に支持されたドライブプーリー
（３）とアイドラープーリー（５）の中間に配置されて
いる為、研摩ベルト（６）がテンションプーリー（４）
を中間にドライブプーリー（３）、アイドラープーリー
（５）に対して開（角度が鈍角となり、小さな張力を付
加する場合でもテンションプーリー（４）を大きく移動
させる必要があり、その為、テンション機構（１４）が
必然的に大型になり、機械全体のバランスが必ずしも良
いものではなかった。また、上記テンション機構（１４
）は研摩ベルト（６）が定量延びる毎に作業員が手作業
によりハンドルを回動してテンションの調整を行う必要
がある為、非常に手間を要するものであった。更に、上
記テンション機構（１４）はテンションプーリー（４）
が支持されている支持部材スライドブロック（１５）を
２本のガイド棒（１６）　　（１６）で案内支持してい
る為、ガイド棒（１６）　　（１６）に埃等が付着する
と、スライドブロック（１５）との間に埃等が噛み込ん
で該スライドブロック（１５）をスムーズに案内するこ
とができないものであった。

ｄ　占ｔ　゛　るための千１ この発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、その技
術的手段はコンタクトホイールとドライブプーリー、テ
ンションプーリー及びアイドラープーリー間に張設され
て走行する無端帯状の研摩ベルトと、コンタクトホイー
ル及び各プーリーを回転自在に支持した研摩ヘッドアー
ムと、この研摩ヘッドアームを起伏可能に支持したスラ
イド台と、このスライド台を左右の水平方向にスライド
可能に支持したブームと、このブームを前後の水平方向
にスライド可能に支持した昇降ブロックと、この昇降ブ
ロックを昇降可能に、かつ、旋回可能に支持した旋回コ
ラムとを具備し、前記コンタクトホイールを研摩ベルト
を介して被研摩物の被研摩面に押圧して研摩するように
した研摩機に於いて、上記テンションプーリーを研摩ヘ
ッドアームの一端に枢着したテンションアームの先端に
回転自在に軸承し、上記テンションアームにバネ受を揺
動自在に設け、このバネ受に一端部が研摩ヘッドアーム
に旋回可能に設けたギヤーボックスに回転自在に支持さ
れた送りネジを挿通し、この送りネジにスライドブロッ
クを螺合すると共に、上記送りネジの他端部と上記ギヤ
ーボックスの旋回中心と同軸上に設けられたテンション
モータとを連結し、かつ、上記バネ受とスライドブロッ
クとの間にバネを圧縮介在したものである。

在且 この発明は上記のようにテンションプーリー及びテンシ
ョン機構を研摩ヘッドアームの端部に配置したから、テ
ンションプーリーを僅かに移動させるだけで研摩ベルト
に大きなテンションを付加することが可能である。

皇見皿 第１図及び第２図はこの発明に係る研摩機の一実施例を
示す正面図及び側面図である。

第１図及び第２図に於いて、（２１）は例えば鋼管等の
被研摩物、（２２）は無端帯状の研摩ベルトである。

被研摩物（２１）は外周面に被研摩面である断面略Ｕ字
状の長溝（２３）を設け、ローラ一台（２４）上に位置
調整可能に設けられたターニングローラー（２５）　　
（２５）上に載置され、そのターニングローラー（２５
）　　（２５）によって矢印方向に接触的に回転せしめ
られる。

研摩ベル）　（２２）は研摩ヘッドアーム（２６）の両
端に回転自在に軸承されたドライブプーリー　（２７）
とテンションプーリー（２３）の間に無端状に張設され
、その途中にコンタクトホイール（２９）とアイドラー
プーリー（３０）　　（３１）を当接させである。

ドライブプーリー（２７）は研摩ヘッドアーム（２６）
に設けた駆動モーター（３２）により回転駆動され、こ
れによって、研摩ベルＩ−（２２）が矢印方向に回転駆
動される。

上記テンションプーリー（２８）はテンション機構（３
３）により研摩ベルト（２２）のテンションを調整可能
とされている。

上記テンション機構（３３）は第３図乃至第５図に示す
ように、研摩ヘッドアーム（２６）の一端に枢軸（３４
）を介してその先端にテンションプーリー（２８）を回
転自在に軸承させたテンションアーム（３５）を枢着し
、このテンションアーム（３５）に円筒状のバネ受（３
６）を揺動可能に設け、このバネ受（３６）に一端部が
研摩ヘッドアーム（２６）に旋回可能に装着されたギヤ
ーボックス（３７）に回転自在に支持された送りネジ（
３８）を挿通し、この送りネジ（３８）に研摩ヘッドア
ーム（２６）の側面にカムフォロア（３９）（３９）を
介して案内されるスライドブロック（４０）を螺合する
と共に、送りネジ（３８）の他端部と上記ギヤーボック
ス（３７）の旋回中心と同軸上に設けられたテンション
モーター（４１）とを傘歯車（４２）　　（４３）を介
して連結し、かつ、送りネジ（３８）上のバネ受（３６
）とスライドブロック（４０）との間にバネ（４４）が
圧縮介在してあり、テンションモーター（４１）を駆動
させると傘歯車（４２）　　（４３）を介して送りネジ
（３８）が回転し、送りネジ（３８）とスライドブロッ
ク（４０）の螺合関係によりスライドブロック　（４０
）がスライドし、これに伴って、バネ（４４）及びバネ
受（３６）を介してテンションアーム（３５）が枢軸（
３４）を支点に回動し、このテンションアーム（３５）
の先端に軸承されたテンションプーリー（２８）が移動
して研摩ベルト（２２）のテンションが調整される。

また、上記テンション機構（３３）はスライドブロック
（４０）にテンション付加ランプ（図示せず）と接続さ
れたリミットスイッチ（４５）を設けると共に、バネ受
（３６）に上記リミットスイッチ（４５）の作動子と対
向してストッパー（４６）を設けてあり、スライドブロ
ック（４０）のスライドに伴ってストッパー（４６）で
リミットスイッチ（４５）がＯＮ・ＯＦＦせしめられる
。

また、テンションプーリー（２８）はトラッキング機構
（図示せず）により角度を調整でき、研摩ベル）　（２
２）の位置がずれると、位置がずれた反対側を上向きに
傾斜させることにより、研摩ベルｌ−（２２）の位置を
修正することができる。

コンタクトホイール（２９）は例えば硬質ゴム等で成形
され、外周面を被研摩物（２１）の長溝（２３）より細
いＲ形状に形成し、研摩ベルト（２２）をたるみを生じ
ることなく略Ｖ字状に折曲げ得るようになしである。

研摩ヘッドアーム（２６）は水平な７”−ム（４７）の
先端に左右の水平方向にスライド可能に設けられたスラ
イド台（４８）に枢軸（４９）を介して起伏自在に枢着
されており、アーム角度調整ハンドル（５０）によりウ
オーム・ウオームホイール機構（図示せず）を介して起
伏角度を調整可能とされている。

上記ブーム（４７）は昇降ブロック（５１）にガイドロ
ーラー（５２）を介して前後の水平方向にスライド可能
に支持されており、ブーム前後動用モーター（５３）に
より前後方向に移動可能とされている。

上記昇降ブロック（５１）はコラム（５４）にガイドロ
ーラー（５５）を介して昇降可能に装着されており、ブ
ーム昇降用モーター（５６）によりコラム（５４）に沿
って昇降可能とされている。

即ち、昇降ブロック（５１）にはブーム昇降用ネジ（５
７）が垂設してあり、これと螺合するナツト（図示せず
）が上記ブーム昇降用モーター（５６）によって正逆回
転駆動されるようになされている。

コラム（５４）は旋回支持台（５８）上に旋回可能に載
置されたコラム旋回用円盤（５９）上に設置され、この
円ｍ　（５９）はコラム旋回用モーター　（６０）によ
り旋回させることができ、任意の位置でロックできるよ
うになされている。

旋回支持台（５８）は台車（６１）上に設置され、この
台車（６１）は被研摩物（２１）の長手方向と平行に設
けられたレール（６２）　　（６’２）上に移動可能と
され、任意の位置で位置決め固定されるようになされて
いる。

上記構成に於ける研摩動作は次のようになる。

先ず、コラム旋回用モーター（６０）を動作させてブー
ム（４７）を被研摩物（２１）に対して垂直方向に固定
した状態で台車（６１）を移動させてコンタクトホイー
ル（２９）をターニングローラー（２５）　　（２５）
上に載置させた被研摩物（２１）の長溝（被研摩面）　
　（２３）上に対向させる。この後、ブーム前後動用モ
ーター（５３）及びブーム昇降用モーター（５６）を動
作させて被研摩物（２１）の寸法に応じてブーム（４７
）の前後位置及び上下位置を調整すると共に、アーム角
度調整ハンドル（５０）を回動させて研摩ヘッドアーム
（２６）を適当な角度に調整してコンタクトホイール（
２９）及び研摩ベル）　（２２）を被研摩物（２１）の
長溝（２３）に圧接させる。この状態で被研摩物（２１
）を回転させると同時に駆動モーター（３２）を動作さ
せてドライブプーリー（２７）を回転させ、研摩ベル）
　（２２）を回転させて被研摩物（２１）の長溝（２３
）を研摩する。

また、上記研摩動作途中で研摩ベル）　（２２）が延び
ると、テンション機構（３４）により研摩ベルト（２２
）のテンションを次のように調整させる。即ち、研摩ベ
ルト（２２）が延びると、バネ（４４）のバネ力により
バネ受（３６）を介してテンシランアーム（３５）が枢
軸（３４）を支点に第３図中反時計方向に回動するから
、バネ受（３６）に取付けたス１−ソバ−（４６）が同
方向に移動してリミットスイッチ（４５）の作動子から
離れ、これに伴ってリミットスイッチ（４５）がＯＮし
てテンション付加ランプが点灯する。このランプが点灯
すると、テンションモーター（４１）で送りネジ（３８
）を回転してスライドブロック（４０）をテンションア
ーム（３５）　０［ＩＪヘスライドさせる。すると、バ
ネ受（３６）とスライドブロック（４０）との間に圧縮
介在されたバネ（４４）が圧縮されてそのバネ力を増す
から、テンションプーリー（２８）の研摩ベルト（２２
）への押圧力が大きくなり、研摩ベルト（２２）のテン
ションが増大する。そして、研摩ベルト（２２）のテン
ションが所定値に達すると、スライドブロック（４０）
に取付けたリミットスイッチ（４５）の作動子がバネ受
（３６）に取付けたストッパー（４６）に当接して該リ
ミットスイッチ（４５）を０ＦＦＬ、、これに伴ってラ
ンプが消灯されるのでテンションモーター（４１）の駆
動を停止してテンションのｆｌ［を完了する。

血所Ω立来 以上説明したようにこの発明はテンションプーリー及び
テンション機構を研摩ヘッドアームの端部に配置するよ
うにしたので、研摩ベルトがテンションプーリーを中心
に開く角度が鋭角になり、その為、テンションプーリー
を僅かに移動させるだけで研摩ベルトを強く緊張させる
ことができ、これに伴って、テンシリン機構を小型に製
作することができる。その結果、装置全体のバランスが
良くなり、安定した研摩作業を行うことができる。

尚、この発明は鋼管同志のバンド溶接用溝の研摩のみな
らず、鋼板を丸めた両端の直線状溶接部や鋼板同志の溶
接部の？１７ＦＦＪにも応用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る研摩機の一実施例を示す概略正
面図、第２図はその側面図、第３図はテンション機構の
拡大正面図、第４図及び第５図は第３図のＡ−Ａ線及び
Ｂ−Ｂ線に於ける断面図、第６図は従来の研摩機を示す
概略正面図、第７図はその側面図である。 （２１）・−・被研摩物、（２２）−研摩ベルト、（２
６）　−研摩ヘッドアーム、（２７）　−・・ドライブ
プーリー、（２Ｂ）−・テンションプーリー、（２９）
−コンタクトホイール、（３３）−テンシロン機構、（
３５）・−・テンションアーム、（３６）　−バネ受、
（３７）　−ギヤーボックス、（３８）・−・送りネジ
、（４０）　−スライドブロック、（４４）　−・バネ
、（４５）−・リミットスイッチ、　（４６）・−・ス
トッパー、（４７）　−プーム、（５１）　−昇降ブロ
ック、＜５４）−・コラム、（５８）・−旋回支持台、
（６１）・一台車。 特　許　出　願　人　　マルイチ鋼機株式会社代　　　
　理　　　　人　　江　　ＷＸ　　　省　　吾ＰＪ２図 □ 第　５　図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）コンタクトホィールとドライブプーリー、テンシ
   ョンプーリー及びアイドラープーリー間に張設されて走
   行する無端帯状の研摩ベルトと、コンタクトホィール及
   び各プーリーを回転自在に支持した研摩ヘッドアームと
   、この研摩ヘッドアームを起伏可能に支持したスライド
   台と、このスライド台を左右の水平方向にスライド可能
   に支持したブームと、このブームを前後の水平方向にス
   ライド可能に支持した昇降ブロックと、この昇降ブロッ
   クを昇降可能に、かつ、旋回可能に支持した旋回コラム
   とを具備し、前記コンタクトホィールを研摩ベルトを介
   して被研摩物の被研摩面に押圧して研摩するようにした
   研摩機に於いて、上記テンションプーリーを研摩ヘッド
   アームの一端に枢着したテンションアームの先端に回転
   自在に軸承し、上記テンションアームにバネ受を揺動自
   在に設け、このバネ受に一端部が研摩ヘッドアームに旋
   回可能に設けたギヤーボックスに回転自在に支持された
   送りネジを挿通し、この送りネジにスライドブロックを
   螺合すると共に、上記送りネジの他端部と上記ギヤーボ
   ックスの旋回中心と同軸上に設けられたテンションモー
   タとを連結し、かつ、上記バネ受とスライドブロックと
   の間にバネを圧縮介在したことを特徴とする研摩機。