JPS6212456A - 自動車のステアリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は自動車のステアリング装置、詳しくはステア
リングの操作性をよくするために、運転者の好みや体格
に応じてステアリングホイールをステアリングシャフト
の軸方向に摺動させ、好みの位置に調整できるようにな
された自動車のステアリング装置に関するものである。

（従来技術） 従来、自動車のステアリング装置において、操作性をよ
くするために、運転者の好みゃ体格に応じてステアリン
グホイールをステアリングシャフトの軸方向に摺動させ
、所望の位置に調整するようになされたものが知られて
いる（たとえば実開昭５８−６０５６７号公報）。

この種従来のステアリング装置は、ステアリングホイー
ルの位置を調整する場合、操作レバーをステアリングシ
ャフトのたとえば反時計方向に回転させ、案内溝とポー
ルとからなるロック機構の係合を解いたのち、ステアリ
ングホイールを押し込むかもしくは引張ることで、所望
の位置に調整し、ついで上記操作レバーを時計方向に回
転させてロックするように構成されている。

したがって、一方の手で操作レバーを正逆方向に回転さ
せ、他方の手でステアリングホイールを前後移動させな
ければならない。つまり、調整時、両手を必要とするた
め調整のための操作性が悪い、しかも微調整が困難であ
るため、所望する位置に適正に調整し得ないなどの問題
を有している。

（発明の目的） この発明は上記従来の問題を解決するためになされたも
ので、ステアリングホイールを押し込みもしくは引き出
す調整操作と、所望の位置に適正に位置決めするための
微調整とが容易になされる自動車のステアリング装置を
提供することを目的とする。

（発明の構成） 上記目的を達成するため、この発明にかかる自動車のス
テアリング装置はステアリングシャフトにこのシャフト
の軸心方向に摺動可能にステアリングホイールが取り付
けられ、このステアリングホイールとステアリングシャ
フトの軸心を貫通して、ステアリングシャフトにシャフ
ト部材がねじ込まれ、ステアリングホイールがステアリ
ングシャフトに取り付けられており、上記シャフト部材
が回転駆動されるシャフト駆動装置を有し、この駆動装
置の作動によりシャフト部材のねじ込み量が変化してス
テアリングホイールが摺動するように構成されている。

したがって、シャフト駆動装置を駆動させてシャフト部
材を正逆回転させることにより、ステアリングホイール
がステアリングシャフトの軸心方向前後に摺動し、ステ
アリングホイールを運転者の好みや体格に応じた位置に
調整できる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明にかかる自動車のステアリング装置の
一実施例を示す概略正面図であり１図においてｌはステ
アリングホイールで、ボス部ＩＡ、リムＩＢおよびスポ
ークｌｃ＋　　、ＩＣ２、ＩＣ３を有し、スポークＩｃ
Ｉ、ｌｃ２　ホーン用の押ボタン２を設けている。

ボス部ＩＡの内部にはシャフト駆動装置３が配置ηされ
ている。このンヤフト駆動装置３は、この実施例ではモ
ータ３Ａとこのモータ３Ａによって回転駆動される歯車
列３Ｂとで構成されている。

歯車列３Ｂはモータ３Ａの回転軸に固着されたつオーム
３ｂｌ、ウオーム３ｂｌに噛合するウオームホイール３
ｂ２．中間南東３ｂ３を介してウオームホイール３ｂ２
と同じ方向に同時番こ減速回転する歯車３ｂ４とからな
り、歯車３ｂ４がシャフト部材４に固着されている。

第２図において、シャフト部材４はたとえば六角形頭部
４Ａ、軸部４Ｂおよび雄ねじ部４Ｃを有するボルトによ
ってなり、六角形頭部４Ａの直下がベアリング１３を介
して回転自在にボス部ＩＡに支持されている。

５はステアリングシャフトで、一端部外周にスプライン
５Ａを有し、このスプライン５Ａがボス部ＩＡの内周に
形成したスプライン１ａに噛合している。上記スプライ
ン５Ａの長さはスプライン１ａの長さよりも大きく設定
され、ステアリングホイール１はステアリングシ・ソヤ
フト５の軸心方向に摺動可能でかつ同時回転可能に取り
付けられている。

ステアリングシャフト５の一端部には軸心に方向に延び
る段付長孔５Ｂが形成され、この段付長孔５Ｂにシャフ
ト部材４の軸部４Ｂが挿入され、その雄ねじ部４Ｃが段
付長孔５Ｂの段部に固定された雌ねじ部材６に螺合して
いる。

また、ステアリングシャフト５の先端部は図示されない
ステアリングギヤボックスに挿入されている。７はスプ
リングで、ボス部ＩＡとコラムチューブ８の間に介設さ
れ、ステアリングホイールｌに対して常時矢印へ方向に
ばね力を付勢し、シャフト部材４の雄ねじ４Ｃとステア
リングシャフト５に固定された雌ねじ部材６との間に生
じるバツクラツシを吸収している。

第３図はシャフト駆動装置３のモータ３Ａを正逆回転さ
せる電気回路の一例を示、し、９は操作スイッチ、９Ａ
　、９Ｂ　、９Ｃ，９Ｄは同時に切換え作動する可動接
触片で、各可動接触片９Ａ〜９Ｄは固定接点１０Ｒ，Ｉ
ＯＮ、ＩＯＬに接離可能に対応し、常時は図示のように
固定接点１ＯＮに接触している。

可動接触片９Ａ　、９Ｂは並列してバッテリーｌｌに、
可動接触片９Ｃ，９Ｄは並列してアース１２に接続され
ている。また、可動接触片９Ａに対応している固定接点
ｌＯＲと可動接触片９Ｄに対応している固定接点１０Ｌ
がモータ３Ａの一方の入力端子に電気的に接続され、可
動接触片９Ｂに対応している固定接点１０Ｌと可動接触
片９Ｃに対応している固定接点１０Ｒがモータ３Ａの他
方の入力端子に電気的に接続されている。

なお、操作スイッチ９は、たとえば第１図のスポークＩ
Ｃ３に設けられている。

上記構成において、第２図のようにシャフト部材４の雌
ねじ部材６に対するねじ込み量が小さい状態、つまりス
テアリングホイールｌが運転者側に引き出されて位置決
めされた状態において、第１図の操作スイッチ９のＲ部
を押圧すると、第３図の可動接触片９Ａ〜９Ｄが第４図
のように切換られ、バッテリ１１＋可動接触片９Ａ＋固
定端子１０Ｒ−モータ３Ａ→可動接触片９Ｃに対応する
固定接点１０Ｒ→可動接触片９Ｃ→アース１２の回路が
閉成され、モータ３Ａが正転する。

モータ３Ａの正回転は第１図および第２図の歯車列３Ｂ
を介してシャフト部材４に伝達され、シャフト部材４を
右回りに回転させる。したがって、シャフト部材４の雄
ねじ部４Ｃの雌ねじ部材６に対するねじ込み量が大きく
なり、ステアリングホイールｌはスプリング７のばね力
に抗して矢印Ｂ方向に押し込まれる。

ステアリングホイール１が所望の位置に押し込まれた時
点で上記操作スイッチ９の押圧を解けば、操作スイッチ
９が第３図の状態に復帰し、モータ３が停止して調整さ
れた位置にステアリングホイール１を保持することがで
きる。

このような状態において、第１図の操作スイッチ９のＬ
部を押圧すると、第３図の可動接触片９Ａ〜９Ｄが第５
図のように切り換えられ、バッテリ１１呻可動接触片９
Ｂ→固定端子！０Ｌ→モータ、３　Ａ＋可動接触片９Ｄ
に対応する固定接点１０Ｌ→可動接触片９Ｄ→アース１
２の回路が閉成され、モータ３Ａが逆転する。

したがって、上記モータ３Ａの正転時の逆作動により、
第１図および第２図のシャフト部材４の雄ねじ部４Ｃの
雌ねじ部材６に対するねじ込み量が小さくなり、ステア
リングホイールｌは矢印Ｃ方向に引き出される。

ステアリングホイール１が所望の位置まで引き出された
時点で操作スイッチ９の押圧を解けば、操作スイッチ９
が第３図の状態に復帰し、モータ３が停止して調整され
た位置にステアリングホイール１を保持することができ
る。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明によれば、操作スイッチ
を抑圧する簡単な操作によって調整がなされるため操作
性がよい。しかも駆動装置の作動によってシャフト部材
のねじ込み量が変化するように構成されているから、微
調整による適正な位置決めが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる自動車のステアリング装置の
一実施例を示す概略正面図、第２図は同縦断側面図、第
３図はシャフト駆動装置の電気回路図、第４図は同正転
時の回路図、第５図は同逆転時の回路図である。 １・・・ステアリングホイール、３・・・シャフト駆動
装置、４・・・シャフト部材、５・・・ステアリングシ
ャフト。 特許出願人　　　　マツダ株式会社 、１．口°ｔ ４：Ｖヤフト部材 第３図 第４図　　　　　　　　第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ステアリングシャフトにこのシャフトの軸心方向
   に摺動可能にステアリングホイールが取り付けられ、こ
   のステアリングホイールとステアリングシャフトの軸心
   を貫通してステアリングシャフトにシャフト部材がねじ
   込まれてステアリングホイールがステアリングシャフト
   に取り付けられており、上記シャフト部材が回転駆動さ
   れるシャフト駆動装置を有し、この駆動装置の作動によ
   りシャフト部材のねじ込み量が変化してステアリングホ
   イールが摺動することを特徴とする自動車のステアリン
   グ装置。