JPS62124070A - どびん式取鍋のライニング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は溶解炉からの鋳鉄溶湯を一時的に受けるとびん
式取鍋のライニング方法に関する。

（従来技術） 従来鋳鉄溶湯を受（プる取鍋としては、上方から見て円
形、側方から見て矩形のバケツ形のものが多く、直径り
に対し高さＨかや）大きい。そして鋳型への出湯時に取
鍋底部より介在物の少ない針金なｆＪ鉄を取出すべ（、
出湯口部分にはとびん形式の制御壁が採用されており、
従来の制御壁としては耐火煉瓦を接続した平板状のもの
が多い。ところが介在物の除去率を向上させるには取鍋
底部の溶湯を少ない移＠尼で短時間に出湯させつるよう
な出湯口を設計する必要があり、このためには出湯口部
の取鍋底部側間口を充分絞り、そこから上方へ湾曲させ
ながら断面積を滑らかに増大させなければならず、特に
Ｄ／Ｈが小さい球形の取鍋を採用する場合には、従来の
平板状制御壁では上記出湯口形状は得られない。取鍋の
ライニングは、１〜５日に１回の割で張り換えなければ
ならないため、出湯口が複雑な形状の場合はライニング
施工に手間がかかる。

（発明の目的） 本発明は溶湯中の介在物の除去率を高く維持しうる複雑
な形状の出湯口を簡単に形成できるようにすることを目
的としている。

（発明の構成） 本発明は取鍋外殻の内面にライニングを張り、取鍋の出
湯口に相当する部分に熱にて焼失しうる発泡樹脂製の出
湯口形成用中子を当て、次に上記中子上にライニングを
張って出湯口を囲む制御壁を形成し、乾燥した後中子を
焼失ざぜるどびん式服鍋のライニング方法である。

（実施例） 第１図は本発明により！３Ｊ造したどびん式服鋼の縦断
面図で、１は鉄板製外殻、２はライニング本体、３はラ
イニング製制御壁である。外殻１は予め３個の支脚４、
注口壁５を一体に有する。ライニング本体２は球型外殻
１の内面に沿い所定厚さで張られており、注口壁５の上
側部分２ａにも一体に連続している。６はＭＧ合金ポケ
ットである。

制御壁３は出湯口部７を囲むようにライニング本体２に
連続して一体的に形成されており、出湯口部７は熱によ
り焼失しうる発泡樹脂、例えば発泡ポリスチレンの中子
８で形成される。出湯口部７の下端は絞られた聞ロアａ
となっており、取鍋の底部近傍の位置を占めている。又
出湯ロアの上端部は注口１０に連続している。なお第２
図、第３図は第１図のＩＩ−Ｉ、ｍ−ｍ断面図、第４図
は第１図のＩＶ矢視平面部分図、第５図は第１図の■−
■断面図である。

次に本発明によるライニング施工法を工稈順に説明する
。

まずどびん口に相当する出湯口部７を介在物除去率を考
慮して設計する。次に出湯口形成用中子８を作るための
木型（凹型）を作る。次に木型を使用して発泡ポリスチ
レンにより出湯口形成用中子８を作る。次に（又はそれ
までに）球形外殻１の内面に沿いライニング本体２を設
ける。このライニングとしては不定形耐火物（スターラ
イナー等）をエアーハンマー、木ハンマー等でつき固め
る方法で成形する。ライニング本体２上の出湯口部７に
相当する部分に前記中子８を当て、その上に同種の不定
形耐火物ライニングを同様に張り、制御壁３を形成する
。従って中子８はライニング本体２とライニング製制御
壁３の間に埋設される。

引続きライニングを自然乾燥又はバーナー乾燥方式によ
り乾燥させる。引続き中子８をバーナーにより強熱（約
１，１００℃）予熱し、中子８を焼失させる。これによ
り中子８の後に出湯口部７ができる。

（発明の効果） 本発明によると中子８が熱により焼失しうる発泡樹脂製
であるため、ライニング施工後中子８をＬＰＧバーナー
等で焼失させることができ、最高の介在物除去率が得ら
れる複雑な湾曲形状の中子８を埋設しても、この中子８
を簡単に除去することができ、最適形状の出湯口部７が
１７られる。しかも出湯口部７を得るための中子８は木
型等により別工程で量産しうるため、ライニングの施工
に熟練が不要どなり、誰でも所定形状の出湯口部７を正
確に形成しうる利点があり、これによりｖｉ造製品の品
質が安定する。又中子８の焼失除去作業は短時間で可能
なため、ライニング施工時間が短縮し、コストが低減す
るばかりでなく、予備の取鍋の数を少なくすることもで
きる。出湯口部７の形状を取鍋のサイズ、取扱う溶湯の
種類等により任意に変更することが容易であり、作業に
応じた最適形状の取鍋を採用することができ、常時最高
の介在物除去率が得られる。

尚本発明は球形以外の従来のバケツ形式の取鍋にも同様
に適用可能である。しかし図示の球形取鍋に適用すると
、出湯作業中にＪ３ける湯温低下を最少に保つことがで
き、鋳造製品の品質も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により製造したとびん式服３ｔｉの縦断
面図、第２図、第３図は第１図の■−■、■−ｍ断面図
、第４図は第１図の■矢視平面部分図、第５図は第１図
のｖ−■断面図である。１・・・取鍋外殻、２・・・ラ
イニング本体、３・・・制御壁、７・・・出湯口部、８
・・・出湯口形成用中子 特許出願人　　川ｖ１重工業株式会社 ’　　　　　　　＠３゜

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）取鍋外殻の内面にライニングを張り、取鍋の出湯
   口に相当する部分に熱にて焼失しうる発泡樹脂製の出湯
   口形成用中子を当て、次に上記中子上にライニングを張
   って出湯口を囲む制御壁を形成し、乾燥した後中子を焼
   失させるどびん式取鍋のライニング方法。
2. （２）取鍋外殻が球形である特許請求の範囲第１項記載
   のどびん式取鍋のライニング方法。
3. （３）出湯口形成用中子の焼失をバーナにて行う特許請
   求の範囲第１項記載のどびん式取鍋のライニング方法。
4. （４）出湯口形成用中子として発泡ポリスチレンを使用
   する特許請求の範囲第１項記載のどびん式取鍋のライニ
   ング方法。