JP2008221276A - 取鍋用保温蓋 - Google Patents

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Takeaki Nagata
武秋 永田
Shinichi Akai
真一 赤井
Hiroharu Ido
洋晴 井戸
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Abstract

【課題】軽量な構造で保温性能と耐久性に優れる製銑、製鋼工程で用いられる溶銑、溶鋼鍋等取鍋の保温蓋を提供する。
【解決手段】蓋内面に断熱材、好ましくはセラミックファイバーが貼り付けられ、前記断熱材の溶鋼側となる表面が鋼板で覆われ、断熱性を向上させる場合は、鋼板の断熱材側となる表面にセラミック塗装または吹き付けを行う。
【選択図】なし

Description

本発明は製銑、製鋼工程で用いられる溶銑、溶鋼鍋等取鍋の保温蓋に関し、特に軽量な構造で保温性能および耐久性に優れるものに関する。
連続鋳造において溶鋼は、取鍋からタンディッシュを経てモールドに鋳込まれてスラブとなる。溶鋼の運搬中や、鋳造時間中に溶鋼の温度は降下するため、取鍋には図2で上面図(a)と断面図(b)の一例を示す鍋蓋100を取り付ける。
鍋蓋100は本体110と開閉部120に分割され、本体110には砂投入口300が設けられ、開閉部120は開閉支持部200で本体110に支持される。
鋳造時間は通常、30分〜1時間であるが、長時間の場合、取鍋中の溶鋼の温度が鋳造に適さない温度まで低下し、鋳造を完了することができない場合も生じるため、鍋蓋100の内面側に断熱キャスタブル400を吹き付ける等取鍋中の溶鋼温度の保持する試みが種々提案されている。
特許文献1は、取鍋用保温蓋に関し、取鍋用保温蓋の内面に発熱体を設置することが記載され、発熱体として可燃ガスの燃焼熱により加熱されるプレート状の耐火物や通電発熱体を用い、好ましくは発熱温度を約1000℃以上とすることが開示されている。
特許文献2は、溶湯容器の保温蓋に関し、保温蓋の内面に溶湯側を耐火物キャスタブル、蓋側をセラミックファイバーとする二層構造の断熱材を貼り付けることが記載されている。
特許文献3は、取鍋の保熱方法に関し、鋳造後、新たな溶鋼を受鋼するまでの間、鍋蓋を着脱することなく、取鍋内の温度を一定温度以上に保つため、鍋蓋に設けられた二つの砂投入孔の一方をバーナ焚き口に、他方を排気口とし、バーナ焚きして取鍋を保熱することが記載されている。
特開平5−57425号公報 実開平7−26056号公報 特開平9−277023号公報
ところで、連続鋳造では、生産性を向上させるため、一回の鋳造に用いる溶鋼量を増大させることが要請されるが、転炉から連鋳機まで溶鋼を満たした取鍋を運搬するクレーン能力は限られるため、取鍋は保温性に優れ、軽量な構造のものが要望されている。
また、取鍋の構造が複雑で高価な設備となったり、保守点検に手間がかかることは操業上好ましくなく、特許文献1〜3記載の取鍋保温用鍋蓋や保温方法では上記課題を十分に達成することが困難である。
例えば、特許文献1,2記載の鍋蓋のように、バルク材を貼り付けることは、軽量化は可能であるが、材料費が非常に高価で、また、施工技術によっては貼り付け後、剥離が生じ、安定して所期の性能を確保することが難しい。
鍋蓋の内面側に断熱キャスタブルを吹き付ける場合、断熱効果を得るためには、厚さは約100〜150mmが必要で、重量は約5tonとなるため、取鍋運搬用クレーン能力の制約から、鍋内の溶鋼量を減少させることが必要とされる。
そこで、本発明は、軽量な構造で安定した保温性能が得られ、且つ保守点検が容易な取鍋保温用鍋蓋を提供することを目的とする。
本発明の課題は以下の手段により達成可能である。
1.蓋内面に断熱材が貼り付けられ、前記断熱材の溶鋼側となる表面が鋼板で覆われていることを特徴とする取鍋用保温蓋。
2.断熱材がセラミックファイバーであることを特徴とする1記載の取鍋用保温蓋。
3.本体と開閉部からなる取鍋用保温鍋であって、本体内面と開閉部内面にセラミックファイバーが貼り付けられ、前記セラミックファイバーの溶鋼側となる表面が鋼板で覆われていることを特徴とする取鍋用保温蓋。
本発明によれば、鍋蓋の内面側に断熱キャスタブルを吹き付ける場合と比較して、例えば、約35%、重量にして約3.5tonが軽量化され、当該重量に相当する溶鋼量を増大させ、生産性を著しく向上させることが可能である。
また、溶鋼を運搬する際、スプラッシュが鍋蓋内面に到達しても、溶鋼が付着することが少なく耐久性が増大し、産業上、極めて有用である。
本発明は取鍋蓋の内面に全面に亘って断熱材を貼り付け、当該断熱材の溶鋼側となる表面は鋼板で覆うことを特徴とする。以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る取鍋蓋の構造を説明する模式図で、(a)は蓋の上面図、(b)は(a)のA−A断面矢視図を示す。
これらの図において1は取鍋蓋、11は本体、12は開閉部、2は開閉支持部、3は断熱材、4は砂投入口、5は鋼板、6は取鍋蓋1の鉄皮を示す。
図示した取鍋用保温鍋1は円形状の蓋の一部を切り欠いた開閉部12と円形状の蓋から開閉部12が除かれた本体11とからなり、開閉部12は開閉支持部2で本体11に取り付けられ、本体11の一部には砂投入口4が開口している。
取鍋蓋1の本体11と、開閉部12は、外観形状をなす鉄皮6の内面の全面に断熱材3を貼り付け、更に断熱材3の溶鋼側となる表面の全面を鋼板5で覆う。
断熱材3は軽量で断熱性に優れるセラミックファイバー(例えば、イソライト工業社製、商標名イソウール)を厚み100mmで貼り付けることが好ましい。
断熱材3としてセラミックファイバーを用いた場合、鉄皮6の内面での耐久性は、作業者の技能や取り付け方法に左右され、早期に脱落し耐久性に劣る場合がある。また、溶鋼のスプラッシュが付着して損傷する。
そこで、本発明では、断熱材3の溶鋼側となる表面の全面を鋼板5で覆い、
セラッミックファイバーの保持と、溶鋼からの遮蔽を行う。鋼板5は軽量化のため、板厚2.0mm程度とし、損傷した場合、鋼管が容易なように鉄皮6にボルト等で取り付けることが好ましい。
本発明によれば、断熱材3は鋼板5によって、溶鋼のスプラッシュから遮蔽されるので損傷せず、鋼板5に溶鋼のスプラッシュが飛散しても、冷却速度が早く、且つ表面が平滑なため付着量が少なく、耐久性に優れる。
尚、断熱効果を向上させる場合は、鋼板5の断熱材3側となる表面にセラミック塗装または吹き付けを行う。鋼板はSUS310S材やSUH規格材の中から高温特性を有するものを選定することが望ましい。
本発明の一の実施例で(a)は上面図、(b)はA−A断面矢視図。 従来の取鍋蓋の構造を説明する図で(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面矢視図。
符号の説明
1 取鍋蓋
11 本体
12 開閉部
2 開閉支持部
3 断熱材
4 砂投入口
5 鋼板
6 鉄皮
100 取鍋蓋
110 本体
120 開閉部
200 開閉支持部
300 砂投入口
400 断熱キャスタブル

Claims (3)

  1. 蓋内面に断熱材が貼り付けられ、前記断熱材の溶鋼側となる表面が鋼板で覆われていることを特徴とする取鍋用保温蓋。
  2. 断熱材がセラミックファイバーであることを特徴とする請求項1記載の取鍋用保温蓋。
  3. 本体と開閉部からなる取鍋用保温鍋であって、本体内面と開閉部内面にセラミックファイバーが貼り付けられ、前記セラミックファイバーの溶鋼側となる表面が鋼板で覆われていることを特徴とする取鍋用保温蓋。
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