JPS62123942A - ステツピングモ−タのロ−タの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記憶装置・プリンター等の周辺装置を始
めとする機器に使用される高停止位置精度の必要なステ
ッピングモータに関するものである。

従来の技術 近年機器の高精度化に伴い、それに使用されるステッピ
ングモータも、高停止位置精度が強く要望されるように
なってきた。

以下図面を参照しながら、従来のステッピングモータに
ついて説明する。

第３図は従来のステッピングモータの構造を示す分解斜
視図であり、■は軸受保持部を有する上カバー、２は外
周部が上カバー１の軸受保持部にて保持される軸受、３
はスペーサである。８はシャフト４に圧入又は、接着な
どの方法により一体に固定された一対のロータコア５，
７及びこれらの間に挟持された永久磁石６より一体的に
構成されたロータで、シャフト４の一端は前記スペーサ
３を通して、軸受２にて支持されている。このロータ８
は、前記ロータコア５，７の外周部に空隙を有して、内
周面に突出して形成された先端に複数の歯を有するポー
ルにコイルを巻装して構成されたステータ９に対向して
いる。またシャフトの他端はスペーサ１０を通して軸受
１１にて保持されている。この軸受１１はワッシャ１２
、バネワッシャ１３を介して、軸受保持部を有する下カ
バー１４に嵌合され、下カバー１４、ステータ９、上ツ
ノパー１はその四隅をビス（図示せず）にて締め付はモ
ータを構成している。

発明が解決しようとする問題点 一般に前記構成のモータにおけるステータ９とロータ８
の空隙は５０ミクロン程度と狭（、ロータコア５，７の
歯先部の振れによって、モータの停止上位置精度は太き
（左右される為、ロータ８の外周は研摩によって仕上げ
られているが、研摩パリが発生し、ステータ９とのスレ
音や、極端な場合はロックするという問題点を有してい
た。

本発明は上記問題点に鑑み、安価にかつ高精度な、しか
も信頼生の高い、ステッピングモータのロータを提供す
るものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のステッピングモー
タのロータは、ロータコア外周のみを精度よ（仕上げ樹
脂成型金型にはめ込みロータコア外周とシャフトを基準
に位置規制をなし、ロータコア・永久磁石・シャフトを
一体にモールドして構成されたものである。

作用 本発明は上記した構成によって、ロータコア外周とシャ
フトを基準に樹脂成型金型内にてモールドされるので、
シャフトに対するロータコア外周の振れは高精度となり
、高停止位置精度が得られるだけでなく、ロータコア歯
底部や、歯側面に存在しているパリ等をモールドによっ
て封じ込めることが可能となり、ステータとのスレ音や
、ロックという問題が解消されることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例のステッピングモータのロータに
ついて、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例のステッピングモータのロー
タを示す正面図である。第２図は同じく本発明の一実施
例のステッピングモータのロータを示す断面図である。

第１図、第２図において、１５．１７は外周部にステッ
プ角に応じた数の歯車状の突起を有するロータコアで、
その内周はシャフト１６の外径より大きく構成されてい
る。

前記ロータコア１５．１７を樹脂成型金型内にて外周部
を基準に互いに位相を半ピツチずらせて保持する。又、
シャフト１６はその外周を前記樹脂成型金型により保持
されている。

第１図、第２図において、１９はロータコア１５．１７
、永久磁石１８、シャフト１６を一体的に保持する合成
樹脂で、ロータコア１５．１７の外周部の凹部は樹脂で
被われている。

以上のように構成されたステッピングモータにおいては
、従来の如くロータコアをシャフトに圧入又は接着する
（内径が基準となる）のではないので、ロータコア内径
に対する外周の撮れを高精度に維持することは不要とな
り、外周のみを精度よ（仕上げておけば、高精度なロー
タを得ることができ、従来のように、ロータ組立後シャ
フトを基準にロータコアの外周を切削又は研削加工する
必要がなくなる。

さらに本タイプのステッピングモータは通常、非常に割
れ、欠けの生じやすい希土類永久磁石が用いられる事が
多く、特に前記ロータコア外周切削又は研削後のパリ取
り時に永久磁石の割れ、欠けと言う問題が多発していた
が、本実施例によれば永久磁石１８は樹脂１９で被われ
ており、割れや欠けと言う問題がなくなる。又、本タイ
プのステッピングモータは、一般にモータ組立後、モー
タ外部より磁界を加え、永久磁石１８を着磁するという
方法が採用されており、ロータ組立時やロータ組立時に
ロータ外周歯部の凹部に残った鉄粉等の微粉やパリが、
永久磁石着磁後、ロータとステータ間の空隙に出て来て
、スレ音や極端な場合はロックすると言う間組があった
が、本実施例によれば、前記凹部に存在する鉄粉やパリ
をモールド樹脂１９によって封じ込めるので、永久磁石
着磁後に空隙部に出て（ることは皆無になる。

又鉄系材料で構成されるロータコア１５．１７を樹脂に
よって被うので、防錆効果も得られることとなる。

発明の効果 以上のように本発明は内周面に突出して形成され先端に
複数の歯を有するボールにコイルを巻装して構成された
ステータと、前記ステータの内周に径方向の空隙を介し
て対向配置され、シャフトと一体的に取り付けられる外
周に多数の歯を有し内部に永久磁石を挟持する一対のロ
ータコアで構成するロータを具備してなるステッピング
モータにおいて、前記ロータのシャフト・永久磁石・一
対のロータコアを樹脂成型金型にはめ込み位置規制をな
し、合成樹脂で一対にモールドすることにより、ロータ
外周のみを精度よく仕上げておけば、高精度なロータを
簡易に、しかも安価に得ることができる。又、永久磁石
の割れや欠けと言う問題がな（なるばかりか、スレ音や
ロックと言う問題もなくなり、さらにはロータコアの防
錆効果も得られることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のステッピングモータのロー
タを示す正面図、第２図は本発明の一実施例のステッピ
ングモータのロータを示す断面図、第；３図は従来のス
テッピングモータを示す分解８４７見図である。 １５．１７・・・・・・ロータコア、１６・・・・・・
シャフト、１８・・・・・・永久磁石、１９・・・・・
・合成樹脂。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名１５　　・
　ロー２コア １６　　・　　シャフト １７　　・・　ロータコア 第２図　　　　　　　　　１８　　・・永久繊石第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内周面に突出して形成された先端に複数の歯を有するボ
   ールにコイルを巻装して構成されたステータと、前記ス
   テータの内周に径方向の空隙を介して対向配置され、シ
   ャフトと一体的に取り付けられる外周に多数の歯を有し
   内部に永久磁石を挟持する一対のロータコアで構成する
   ロータを具備し、前記ロータのシャフト・永久磁石・一
   対のロータコアを樹脂成型金型にはめ込み位置規制をな
   し、合成樹脂一体にモールドしたステッピングモータの
   ロータの製造方法。