JPS62120452A - 耐食性に優れたチタン基合金材 - Google Patents
耐食性に優れたチタン基合金材Info
- Publication number
- JPS62120452A JPS62120452A JP25772885A JP25772885A JPS62120452A JP S62120452 A JPS62120452 A JP S62120452A JP 25772885 A JP25772885 A JP 25772885A JP 25772885 A JP25772885 A JP 25772885A JP S62120452 A JPS62120452 A JP S62120452A
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- JP
- Japan
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- titanium
- crevice corrosion
- corrosion resistance
- alloy
- surface roughness
- Prior art date
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(目 的)
この発明は、海中などで使用するチタン合金の耐食性特
に酎すきま腐食性を改善したチタン基台金材に関するも
のである。
に酎すきま腐食性を改善したチタン基台金材に関するも
のである。
(従来技術)
チタンは、耐食性に優れているため従来の銅やステンレ
ス鋼などの耐食性金属に替って広く工業用材料として使
われるようになってきた。特に、海水などの塩素イオン
を含む溶液においては、優れた耐食性を有している。
ス鋼などの耐食性金属に替って広く工業用材料として使
われるようになってきた。特に、海水などの塩素イオン
を含む溶液においては、優れた耐食性を有している。
しかしながら、唯一すきま腐食については、往々にして
腐食条件がそろえば発生するという欠点を有していた。
腐食条件がそろえば発生するという欠点を有していた。
これを防止する方法として、一つはチタンに添加金属を
加えることが考えられた。
加えることが考えられた。
このようにして改善された耐すきま腐食性を有する耐食
性チタン合金としてTi−Pd合金、Ti−Ni合金、
Ti−Ni−Mo合金(特願昭5O−37435)など
が知られている6しかしながら、このような合金でも使
用環境がきびしい場合には、やはりすきま腐食の発生が
見られ、十分に満足し得るものではなかった。
性チタン合金としてTi−Pd合金、Ti−Ni合金、
Ti−Ni−Mo合金(特願昭5O−37435)など
が知られている6しかしながら、このような合金でも使
用環境がきびしい場合には、やはりすきま腐食の発生が
見られ、十分に満足し得るものではなかった。
もう一つの防止方法としては、すきまをなるべくつくら
ないようにすることである。
ないようにすることである。
例えば、すきまに充てん剤を挿入したり、すきまのまわ
りをシールドしたりする方法などが考えられた。しかし
、すきま腐食がどのように発生するか予測することが難
しく、時として、逆にすきま腐食を促進させてしまうと
いうこともあり、十分な対策がなされていない場合が多
い。
りをシールドしたりする方法などが考えられた。しかし
、すきま腐食がどのように発生するか予測することが難
しく、時として、逆にすきま腐食を促進させてしまうと
いうこともあり、十分な対策がなされていない場合が多
い。
(発明の構成)
本発明者は、上記実情に鑑みチタンの組成及び製造方法
について鋭意研究を行った結果、材料組成のみならず材
料の表面粗さもすきま腐食発生に影響を与えることが判
明し耐すきま腐食に優れたチタン基合金材を見い出すに
到った。
について鋭意研究を行った結果、材料組成のみならず材
料の表面粗さもすきま腐食発生に影響を与えることが判
明し耐すきま腐食に優れたチタン基合金材を見い出すに
到った。
すなわち、本発明は、
ルテニウム0.005wt%〜2.0tit%。
パラジウム 0.005wt%〜2.0wt%。
の一種又は二種と
ニ ッ ケ ル 0.01wt%〜2.Qwt%
。
。
タングステン 0.005wt%〜0.5wt%。
モリブデン o、01υt%〜1.0wt%の一種又は
二種以上を含有し、残部チタン及び不可避的不純物から
なるチタン基合金の表面粗さRaが70μm以下である
ことを特徴とする耐腐食性に優れたチタン基合金材に関
するものである。
二種以上を含有し、残部チタン及び不可避的不純物から
なるチタン基合金の表面粗さRaが70μm以下である
ことを特徴とする耐腐食性に優れたチタン基合金材に関
するものである。
(発明の詳細な説明)
本発明においてルテニウt1、パラジウ11を添加する
のは、これらの添加元素により著しくすきま腐食を防止
することができるためであり、多く添加するにしたがい
その効果が増す。しかしながら、2.0wt%を超える
とその効果はあまり−1−昇しなくなる。又、ルテニウ
ム、パラジウムは非常に高価な金属であることより過度
に添加することは経済的でない。これよりルテニウム、
パラジウムの上限を2.Ow t%とした。又下限を0
9005wt%としたのは、これより少ない添加量では
すきま腐食を防止する効果がないためである。
のは、これらの添加元素により著しくすきま腐食を防止
することができるためであり、多く添加するにしたがい
その効果が増す。しかしながら、2.0wt%を超える
とその効果はあまり−1−昇しなくなる。又、ルテニウ
ム、パラジウムは非常に高価な金属であることより過度
に添加することは経済的でない。これよりルテニウム、
パラジウムの上限を2.Ow t%とした。又下限を0
9005wt%としたのは、これより少ない添加量では
すきま腐食を防止する効果がないためである。
ニッケル、タングステン、モリブデンを添加するのは、
ルテニウム、パラジウムとの相互作用により著しく酎す
きま腐食性を向」―させる効果があるためであり、これ
らの元素を添加することにより、高価なルテニウム、パ
ラジウムの使用量を減らすことができ、しかも耐すきま
耐食性は向上する。
ルテニウム、パラジウムとの相互作用により著しく酎す
きま腐食性を向」―させる効果があるためであり、これ
らの元素を添加することにより、高価なルテニウム、パ
ラジウムの使用量を減らすことができ、しかも耐すきま
耐食性は向上する。
ニッケルの上限を2.0wt%としたのは、これより多
い添加量では製造が著しく困難となるためであり、下限
をO,01wt%としたのは、これより少ない添加量で
は耐すきま腐食性が向上しないためである。
い添加量では製造が著しく困難となるためであり、下限
をO,01wt%としたのは、これより少ない添加量で
は耐すきま腐食性が向上しないためである。
タングステンの上限を0.5wt%としたのは、これよ
り多い添加量では製造が著しく困難となるためであり、
下限を0.005wt%としたのは、これより少ない添
加量では耐すきま腐食性が向上しないためである。
り多い添加量では製造が著しく困難となるためであり、
下限を0.005wt%としたのは、これより少ない添
加量では耐すきま腐食性が向上しないためである。
モリブデンの上限を1.0wt%としたのは、これより
多い添加量では製造が著しく困難となるためであり、下
限をO,01wt%としたのは、これより少ない添加量
では耐すきま腐食性が向上しないためである。
多い添加量では製造が著しく困難となるためであり、下
限をO,01wt%としたのは、これより少ない添加量
では耐すきま腐食性が向上しないためである。
さらに表面粗さRaを70μm以下としたのは、本発明
範囲のチタン基合金が互いに接触した場合、表面粗さが
小さいほどすきまができにくくなるためであり、表面粗
さRaが70μm以下においてすきま腐食防止の効果が
あることがわかった。
範囲のチタン基合金が互いに接触した場合、表面粗さが
小さいほどすきまができにくくなるためであり、表面粗
さRaが70μm以下においてすきま腐食防止の効果が
あることがわかった。
次に、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
(実施例)
すきま腐食試験には、試験材と試験材とを合わせボルト
とナツトで締めつけたもの用い(第1図参照)、溶液と
しては)I Cl = 1%、NaC1=25%、沸と
う状態で促進試験を行った。
とナツトで締めつけたもの用い(第1図参照)、溶液と
しては)I Cl = 1%、NaC1=25%、沸と
う状態で促進試験を行った。
第1表に、すきま腐食試験結果を示す。
本発明の合金組成にあるチタン基合金で表面粗さRaを
10μm、40am、’70pmと変化させたもの(本
発明合金材)をNα7〜Nα9、Ncill〜Nα13
、Na 15〜Nα17.魔19〜N1121、淘23
〜Nα25、Nα27〜Nα29に示す。さらに、表面
粗さを100μmとしたもの(比較材)をNα10、N
α14、Nα18. Na22. Na26、Nα30
に示す。
10μm、40am、’70pmと変化させたもの(本
発明合金材)をNα7〜Nα9、Ncill〜Nα13
、Na 15〜Nα17.魔19〜N1121、淘23
〜Nα25、Nα27〜Nα29に示す。さらに、表面
粗さを100μmとしたもの(比較材)をNα10、N
α14、Nα18. Na22. Na26、Nα30
に示す。
又、比較材として本発明の合金組成以外のチタン合金と
して純チタン、Ti−0,15Pd、Ti−0,8Ni
−0,3Moを選び、表面粗さRaを10μmと100
μmとしたものについて試験した結果をNo1〜Na
6に示す。
して純チタン、Ti−0,15Pd、Ti−0,8Ni
−0,3Moを選び、表面粗さRaを10μmと100
μmとしたものについて試験した結果をNo1〜Na
6に示す。
本発明合金材からなる試験片(Nci7〜N119、N
α15〜Nα17、Na 19〜Nα21、Nci23
〜覧25、Nα27〜Nα29)では、15日後でもす
きま腐食は発生しておらず、従来のチタン合金材より明
らかに耐すきま腐食性が向上していることがわかる。
α15〜Nα17、Na 19〜Nα21、Nci23
〜覧25、Nα27〜Nα29)では、15日後でもす
きま腐食は発生しておらず、従来のチタン合金材より明
らかに耐すきま腐食性が向上していることがわかる。
以上、本発明のチタン基合金材は耐すきま腐食性が著し
く向上していることがわかる。
く向上していることがわかる。
以下余白
第1表 すきま腐食試験結果
(l(C1:1%−NaC140%、沸とう)O:すき
ま腐食発生せず、Δ:変色、X:すきま腐食発生
ま腐食発生せず、Δ:変色、X:すきま腐食発生
第1図は、すきま腐食試験の概略図を示す。
1.2; 試験片
3; ボルト
4; ナツト
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ルテニウム 0.005wt%〜2.0wt%、パラジ
ウム 0.005wt%〜2.0wt%の一種又は二種
と ニッケル 0.01wt%〜2.0wt%、タングステ
ン 0.005wt%〜0.5wt%、モリブデン 0
.01wt%〜1.0wt%の一種又は二種以上を含有
し、残部チタン及び不可避的不純物からなるチタン基合
金の表面粗さRaが70μm以下であることを特徴とす
る耐すきま腐食性に優れたチタン基合金材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25772885A JPS62120452A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | 耐食性に優れたチタン基合金材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25772885A JPS62120452A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | 耐食性に優れたチタン基合金材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62120452A true JPS62120452A (ja) | 1987-06-01 |
JPH0577734B2 JPH0577734B2 (ja) | 1993-10-27 |
Family
ID=17310266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25772885A Granted JPS62120452A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | 耐食性に優れたチタン基合金材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62120452A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6421030A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-24 | Nippon Mining Co | Titanium-base alloy material excellent in corrosion resistance |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8924049B2 (en) | 2003-01-06 | 2014-12-30 | General Electric Company | System and method for controlling movement of vehicles |
US8290645B2 (en) | 2006-03-20 | 2012-10-16 | General Electric Company | Method and computer software code for determining a mission plan for a powered system when a desired mission parameter appears unobtainable |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS548529A (en) * | 1977-06-21 | 1979-01-22 | Nec Corp | Production of sintered type electrophotographic photoreceptor |
-
1985
- 1985-11-19 JP JP25772885A patent/JPS62120452A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS548529A (en) * | 1977-06-21 | 1979-01-22 | Nec Corp | Production of sintered type electrophotographic photoreceptor |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6421030A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-24 | Nippon Mining Co | Titanium-base alloy material excellent in corrosion resistance |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0577734B2 (ja) | 1993-10-27 |
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