JPS6211950Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6211950Y2 JPS6211950Y2 JP4010482U JP4010482U JPS6211950Y2 JP S6211950 Y2 JPS6211950 Y2 JP S6211950Y2 JP 4010482 U JP4010482 U JP 4010482U JP 4010482 U JP4010482 U JP 4010482U JP S6211950 Y2 JPS6211950 Y2 JP S6211950Y2
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- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、非帯電性離型紙に係り、一般に合成
樹脂フイルムに不乾性接着層を設けたテープ等に
於て、同接着層面にシリコン等の離型剤を塗着し
た離型紙を仮着して置き、同テープの接着層を使
用の際に同離型紙をスムースに剥離して使用す
る、或いは離型紙シート、テープ等の上に粘着ラ
ベル等を仮着して置き同粘着ラベルを使用の際は
同離型紙テープ、シート上からスムースに同粘着
ラベル等を剥離して目的の個所に使用される事は
公知の通りであるが其の際に静電気の為に離型
紙、ラベル等が手に纒りつき従つて手から振り離
す等の無駄な行為を強いられ大変能率の低下を来
たすなど大層不便である事に鑑み、本考案は此れ
らの欠点を解消し使用し易い非帯電性離型紙の考
案である。
樹脂フイルムに不乾性接着層を設けたテープ等に
於て、同接着層面にシリコン等の離型剤を塗着し
た離型紙を仮着して置き、同テープの接着層を使
用の際に同離型紙をスムースに剥離して使用す
る、或いは離型紙シート、テープ等の上に粘着ラ
ベル等を仮着して置き同粘着ラベルを使用の際は
同離型紙テープ、シート上からスムースに同粘着
ラベル等を剥離して目的の個所に使用される事は
公知の通りであるが其の際に静電気の為に離型
紙、ラベル等が手に纒りつき従つて手から振り離
す等の無駄な行為を強いられ大変能率の低下を来
たすなど大層不便である事に鑑み、本考案は此れ
らの欠点を解消し使用し易い非帯電性離型紙の考
案である。
本考案の非帯電性離型紙を実施例図に基いて詳
述すれば、合成樹脂フイルムテープ１の表離両面
１ａ，１ｂの表面の顕微鏡にて観察できる無数の
凹凸状表面２ａ，２ｂに倣つて極微粒子となした
帯電防止剤を均一にして連続的に厚さ0.01〜0.1
ｍμ程度の極薄皮膜処理３〔以後molecule coat
systemを略して「MCS皮膜処理３」と云う〕を
東京コパル化学(株)のMCS皮膜処理機により基材
１の表裏１ａ，１ｂの凹凸状表面２ａ，２ｂに倣
つてMCS皮膜処理層３，３を形成し、而して同
MCS皮膜処理層３，３上面にシリコン剤等の離
型剤にて離型層４，４を形成して第１図の斜視図
の様な離型紙を構成し、同図の鎖線内の拡大側断
面を第２図にて示し、第２実施例として第３図に
て該MCS皮膜処理３を基材１の片面１ａの凹凸
状表面２ａにのみ施し該離型層４，４は該MCS
皮膜３を施した２ａ面とMCS皮膜処理３を施さ
ない裏面１ｂとに設けて構成している。包装用袋
体に、本考案の非帯性離型紙の使用例を第４図、
第５図にて示す。
述すれば、合成樹脂フイルムテープ１の表離両面
１ａ，１ｂの表面の顕微鏡にて観察できる無数の
凹凸状表面２ａ，２ｂに倣つて極微粒子となした
帯電防止剤を均一にして連続的に厚さ0.01〜0.1
ｍμ程度の極薄皮膜処理３〔以後molecule coat
systemを略して「MCS皮膜処理３」と云う〕を
東京コパル化学(株)のMCS皮膜処理機により基材
１の表裏１ａ，１ｂの凹凸状表面２ａ，２ｂに倣
つてMCS皮膜処理層３，３を形成し、而して同
MCS皮膜処理層３，３上面にシリコン剤等の離
型剤にて離型層４，４を形成して第１図の斜視図
の様な離型紙を構成し、同図の鎖線内の拡大側断
面を第２図にて示し、第２実施例として第３図に
て該MCS皮膜処理３を基材１の片面１ａの凹凸
状表面２ａにのみ施し該離型層４，４は該MCS
皮膜３を施した２ａ面とMCS皮膜処理３を施さ
ない裏面１ｂとに設けて構成している。包装用袋
体に、本考案の非帯性離型紙の使用例を第４図、
第５図にて示す。
本考案の特徴はMCS皮膜３により帯電除去効
果が長続きすると共に除電効果が大なる点にあ
り、即ち一般に於ても帯電防止剤を基材面に塗布
するとか或は基材に混合練りこむ等して帯電除去
処理を施したものがあるが、これらは均一に基材
に帯電防止剤を連続的に施す事は至難であり、一
時的に施し得たとしても帯電防止剤はisland状態
となり局部的な帯電防止効果に止まるものである
が、本考案の非帯電性離型紙に於ける基材１には
MCS処理３により基材１の分子表面の凹凸面２
ａ或は２ｂに倣つて噴霧状の帯電防止剤の0.01〜
0.1ｍμ厚さ程度の充分に薄い皮膜が均一連続に
施されている層構造である事より、該フイルム基
材１等の誘電体にある電界が与えられた場合に誘
電体に電荷を生ずるも、一種の誘電体である帯電
防止剤が極めて薄い皮膜である事から電荷の消滅
時間の速い原理により、たとえ片面にのみMCS
処理３が施された場合にも電荷の消滅が極めて短
時間に起る事からMCS処理３を施さない他面１
ｂにも影響を及ぼす事となり、他面１ｂでの分極
電荷は極めて短時間に消滅する事により他面１ｂ
からの電界の発生がなくMCS処理３により特性
現象が現われるものにて、第２実施例として示し
たテープ基材１の片面１ａの表面２ａにのみ
MCS皮膜３を施した場合でも効果は大きく、第
１実施例の基材１の両面１ａ，１ｂの表面２ａ，
２ｂに施したMCS処理３，３層に施した離型層
４，４にても上述の原理により除電効果は大きく
頗る優れた特性を有する非帯電性離型紙である。
果が長続きすると共に除電効果が大なる点にあ
り、即ち一般に於ても帯電防止剤を基材面に塗布
するとか或は基材に混合練りこむ等して帯電除去
処理を施したものがあるが、これらは均一に基材
に帯電防止剤を連続的に施す事は至難であり、一
時的に施し得たとしても帯電防止剤はisland状態
となり局部的な帯電防止効果に止まるものである
が、本考案の非帯電性離型紙に於ける基材１には
MCS処理３により基材１の分子表面の凹凸面２
ａ或は２ｂに倣つて噴霧状の帯電防止剤の0.01〜
0.1ｍμ厚さ程度の充分に薄い皮膜が均一連続に
施されている層構造である事より、該フイルム基
材１等の誘電体にある電界が与えられた場合に誘
電体に電荷を生ずるも、一種の誘電体である帯電
防止剤が極めて薄い皮膜である事から電荷の消滅
時間の速い原理により、たとえ片面にのみMCS
処理３が施された場合にも電荷の消滅が極めて短
時間に起る事からMCS処理３を施さない他面１
ｂにも影響を及ぼす事となり、他面１ｂでの分極
電荷は極めて短時間に消滅する事により他面１ｂ
からの電界の発生がなくMCS処理３により特性
現象が現われるものにて、第２実施例として示し
たテープ基材１の片面１ａの表面２ａにのみ
MCS皮膜３を施した場合でも効果は大きく、第
１実施例の基材１の両面１ａ，１ｂの表面２ａ，
２ｂに施したMCS処理３，３層に施した離型層
４，４にても上述の原理により除電効果は大きく
頗る優れた特性を有する非帯電性離型紙である。
図面は本考案の非帯電性離型紙の実施例図を示
し、第１図は両面にMCS処理を施した斜視図、
第２図は同図鎖線内の拡大側断面図、第３図は片
面にのみMCS処理を施した斜視図、第４図は包
装用袋体に使用された正面図、第５図は同Ａ−Ａ
線の側断面図。 １……基材、１ａ，１ｂ……同表裏面、２ａ，
２ｂ……同表裏面それぞれの凹凸状表面、３……
MCS皮膜処理、４……離型層、５……包装用袋
体、６……同封口片、７……同接着層、８……非
帯電性離型紙。
し、第１図は両面にMCS処理を施した斜視図、
第２図は同図鎖線内の拡大側断面図、第３図は片
面にのみMCS処理を施した斜視図、第４図は包
装用袋体に使用された正面図、第５図は同Ａ−Ａ
線の側断面図。 １……基材、１ａ，１ｂ……同表裏面、２ａ，
２ｂ……同表裏面それぞれの凹凸状表面、３……
MCS皮膜処理、４……離型層、５……包装用袋
体、６……同封口片、７……同接着層、８……非
帯電性離型紙。
Claims (1)
- 合成樹脂フイルム、合成紙などのテープ或はシ
ート等を基材１とし、同基材１の片面又は両面に
顕微鏡にて観察できる無数の凹凸状の同表面に倣
つて帯電防止剤により均一にして連続的な極薄皮
膜処理（MCS皮膜処理）を施し、同MCS皮膜処
理層の上にシリコン等の離型剤層を設けた事を特
徴とする非帯電性離型紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4010482U JPS58143846U (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 非帯電性離型紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4010482U JPS58143846U (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 非帯電性離型紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58143846U JPS58143846U (ja) | 1983-09-28 |
| JPS6211950Y2 true JPS6211950Y2 (ja) | 1987-03-24 |
Family
ID=30051359
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4010482U Granted JPS58143846U (ja) | 1982-03-20 | 1982-03-20 | 非帯電性離型紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58143846U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0544825Y2 (ja) * | 1988-06-27 | 1993-11-15 |
-
1982
- 1982-03-20 JP JP4010482U patent/JPS58143846U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58143846U (ja) | 1983-09-28 |
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