JPS6211895Y2 - - Google Patents

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JPS6211895Y2
JPS6211895Y2 JP1978153140U JP15314078U JPS6211895Y2 JP S6211895 Y2 JPS6211895 Y2 JP S6211895Y2 JP 1978153140 U JP1978153140 U JP 1978153140U JP 15314078 U JP15314078 U JP 15314078U JP S6211895 Y2 JPS6211895 Y2 JP S6211895Y2
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JP
Japan
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rope
plate
rope anchoring
main ropes
main
Prior art date
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JP1978153140U
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JPS5570473U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエレベータの綱止め装置に関するも
のである。
エレベータの主索に用いるワイヤロープは、一
般に12mmφ、14mmφ、16mmφ、20mmφなどのもの
が用いられ、その本数は吊り荷重や綱車の面圧に
応じて、3本、4本、5本、6本、7本などで用
いられる。2:1ローピングのものでは、エレベ
ータかご、おもりの綱止め装置として、従来、第
1図に示すものがあつた。同図において、1はエ
レベータ昇降路、2は前記昇降路1の真上に配置
された機械室、3は機械室2内に設置された巻上
機、4は巻上機3によつて駆動される駆動綱車、
5は駆動綱車4に巻掛けられたワイヤロープから
なる主索である。主索5の一端側は駆動綱車4か
ら降下し、エレベータかご6に架設された回転自
由な吊り車7に巻掛けられ、端末が綱止め金8に
固定されている。また、主索5の他端側は駆動綱
車4から降下し、エレベータかご6とバランスす
る釣合おもり9に架設された回転自由な吊り車1
0に巻掛けられて端末が綱止め金8に固定され
る。主索5の両端末に固定された綱止め金8は、
それぞれ機械室2に設置された綱止め梁11のウ
エブの両側に、主索5の所要本数が適宜配分され
て、第2図に示すように保持されている。
前記のような綱止め梁には、従来、I形鋼やH
形鋼が用いられ、第2図に示すように主索5を綱
止め金8を介して止めている。綱止め梁は、曲げ
応力、剪断応力、たわみなどを設計条件として、
その断面形状を定めているが、I形鋼やH形鋼の
ようにその断面がウエブ中心線に対して対称形の
梁では、主索の本数が奇数体であると、中心線の
両側に位置する本数が異なり、(ロープ張力P)×
(偏心量)のねじりモーメントが梁にかかるの
で、前述の曲げ、剪断、たわみの他にねじりにつ
いても考慮しなければならない。しかし、I形鋼
やH形鋼は、そのウエブが薄肉であるために、ね
じり剛性が小さく、ねじりモーメントに対抗する
ために大きな断面性能を有する梁を使用しなけれ
ばならないという欠点があつた。
そこで、この考案は、横断面が溝形であり溝の
開口部を水平方向に配置した綱止め梁と、これに
固定した綱止め板とを用い、綱止め板の前記綱止
め梁反開口部側から突出した突出部に複数の主索
を係止し、綱止め梁と綱止め板との重ね合せ部に
前記突出部に係止した数より少ない本数の主索を
係止することにより、前述したねじりモーメント
を小さくし、曲げ応力、剪断応力、ねじり応力が
適正な値となり、軽量化が可能な綱止め装置を提
供しようとするものである。
以下この考案の一実施例を第3図、第4図に基
いて主索が3本の場合について説明する。第3
図、第4図において12は断面形状が形をなし
た綱止め梁、13は綱止め梁12の上面に重ね合
せて固定され、その反開口部すなわち背面外側に
突出した綱止め板、14は綱止め梁12の背面お
よび綱止め板13の前記背面から突出した部分の
下面に固定された補強板である。8a,8b,8
cはワイヤロープからなる主索5の端末に固定さ
れた綱止め金で、第3図に示すように、綱止め板
13にナツト15、ワツシヤ16を介して保持さ
れ、綱止め梁12のウエブ一側方にそのフランジ
および綱止め板13を貫通して1本、ウエブ他側
方に突出した補強板14の突出部両側部に綱止め
板13を貫通してそれぞれ1本、すなわち前記突
出部に合計2本配置されている。
第3図のように配置された綱止め金8a,8
b,8cの重心位置Gは、綱止め金8b,8cを
底辺とする線分より綱止め金8aに向う垂直2等
分線上の底辺から1/3の位置である。
第5図の形状の断面をもつ綱止め梁12の剪
断中心Oの位置は一般に次の式から求められる。
e=b・h・t/4I 前記式中、Iは断面2次モーメント、tは綱止
め梁の板厚、hは綱止め梁の板厚中心間の高さ、
bはウエブの板厚中心から先端までの長さ、eは
ウエブ中心からの偏心モーメントである。従つ
て、綱止め梁12の偏心モーメントは、(ロープ
張力P)×(偏心量n)で求められ、第4図から明
らかなように偏心量nが小さいことにより、I形
鋼やH形鋼のような左右対称断面の綱止め梁の偏
心モーメントに比べて、著しく小さくすることが
でき、これによつてねじりモーメントによる影響
がきわめて小さくなるので、不当に断面形状の大
きい梁部材を使用しなくてもよい。
なお、この考案において、前記実施例のものと
逆向きの横断面形状が形の綱止め梁を用いても
同じ効果が得られ、またこの考案は、3本以上の
奇数本のワイヤロープの綱止めにも用いる得るこ
とも勿論である。
以上説明したようにこの考案によれば、溝の開
口部が水平方向に配置された横断面溝形の綱止め
梁に、主索の張力によつて作用するねじりモーメ
ントを従来のものに比べて著しく小さくすること
ができて、軽量、安価にすることができ、とくに
奇数本の主索を有するものに有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は2:1ローピングのエレベータを示す
概略縦断面図、第2図は従来の綱止め装置を示す
側面図、第3図はこの考案の一実施例を示す平面
図、第4図は第3図の−線に沿う断面図、第
5図は綱止め梁の断面図である。 5……主索、8,8a,8b,8c……綱止め
金、12……綱止め梁、13……綱止め板、14
……補強板。なお、図中同一符号は同一または相
当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横断面が溝形であり、溝の開口部を水平方向に
    配置した綱止め梁と、この綱止め梁の上面および
    下面の少なくとも一方に固定しかつ綱止め梁の反
    開口部側に突出部を形成した綱止め板と、上記綱
    止め梁の反開口部側面と上記綱止め板の突出部と
    に固定された補強板とを備え、上記綱止め板の突
    出部の上記補強板の両側に、複数本の主索を係止
    し、綱止め梁と綱止め板との重ね合せ部に上記突
    出部に係止した主索数より少ない本数の主索を係
    止したことを特徴とするエレベータの綱止め装
    置。
JP1978153140U 1978-11-07 1978-11-07 Expired JPS6211895Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978153140U JPS6211895Y2 (ja) 1978-11-07 1978-11-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978153140U JPS6211895Y2 (ja) 1978-11-07 1978-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5570473U JPS5570473U (ja) 1980-05-15
JPS6211895Y2 true JPS6211895Y2 (ja) 1987-03-23

Family

ID=29140040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978153140U Expired JPS6211895Y2 (ja) 1978-11-07 1978-11-07

Country Status (1)

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JP (1) JPS6211895Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133461U (ja) * 1976-04-06 1977-10-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5570473U (ja) 1980-05-15

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