JPS62117376A - 光起電力装置用の基板およびその製法 - Google Patents

光起電力装置用の基板およびその製法

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JPS62117376A
JPS62117376A JP60258326A JP25832685A JPS62117376A JP S62117376 A JPS62117376 A JP S62117376A JP 60258326 A JP60258326 A JP 60258326A JP 25832685 A JP25832685 A JP 25832685A JP S62117376 A JPS62117376 A JP S62117376A
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aromatic
surface roughness
substrate
layer
aluminum
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JP60258326A
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English (en)
Inventor
Akira Morita
彰 森田
Hiroshi Sano
弘 佐野
Toru Ishii
透 石井
Chikanobu Matsutame
松為 周信
Yasuo Nakamura
靖夫 中村
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Nippon Light Metal Co Ltd
Ube Corp
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業−にの利用分野1 本発明は、表面粗さが比較的小さな表面を45するアル
ミニウムまたはアルミニウム合金材からなる金属薄板(
金属箔も含む)と、その金属薄板の表面に形成された表
面粗さの小さな表面を有する芳香族ポリイミドからなる
コーティング層(有機絶縁材層)とからなる基板、およ
びその袈が、に係るものであり、その基板は5太陽電沌
、光検出器などの光起電力装置の基板として好適に使用
することができるものである。
[従来技術] 近年、太陽の光熱を有効に利用しようとする]I的で太
陽電池が各方面に利用されその使用♀が増大し、一層安
定した品質の太陽電池が大間に低コストで供給されるこ
とが望まれている。
一般に、太陽電池は、基板1−にV・導体薄膜層を形成
して構成されているが、そのノ、(板としては、ガラス
板、有機樹脂膜(フィルム)、ステンレス板などが使用
されていた。
しかしながら、ガラス板は、屈曲性がないのでコイルツ
ーコイル法による非晶質半導体薄膜の形成ができないこ
と、割れ易いので取り扱いが不便であること、基板とし
て薄く、軽縫にすることが充分にできないことなどの問
題があった。
また、有機樹脂膜(フィルム)は、太陽電池用の基板と
して使用して太陽光に曝される場合に、長期間の耐候性
、耐久性に問題があった。
前述のガラス板、有機樹脂膜などが充分に満足できない
ものであったので、太陽電池用の基板としては、ステン
レス板、特に圧延法によって製造されるステンレス板が
多く使用されているが、通常使用されているステンレス
板では、−・般的に圧延時に発生する「うねり」、「傷
」などが多数形成され、表面に微細な凹凸が多数存在す
るため、太陽電池用の基板として使用した場合に、光起
電力素子をその基板の[二の形成する際または太陽電池
として使用している間に、ピンホールが発生する原因と
なり、セル特性を劣化さゼる。
そこで、圧延ステンレス板を太陽電池用の基板として使
用する場合には1通常、研磨材を含有させて行う電解複
合研Nf)、などによって鏡面(、t: −l−げを行
い、表面粗さ(Rmax)が約0.05〜0.2J7.
m程度である表面にしてから、ノ、(板として使用して
いる。しかしながら、前記の研磨法による加工は極めて
煩雑で熟練を要し、その加[゛コストが高価となり、生
産に1を悪化させる原因となっていた。
最近、前述の圧延ステンレス板の表面性を改りするため
に、圧延ステンレス板に、1撓P1と耐熱性とを有する
ポリイミド系の41機絶縁材層を形成させる方法(特開
昭58−180069+3公報記載)が提案されている
。しかしながら、この方法では、ステンレス板の表面の
凹凸(最大1004mの高さのものまである)のために
、その表面に有機絶縁材層を形成してステンレス板の凹
凸が有機絶縁被覆層によって一部は緩和されて表面性が
わずかに改善されるものの、必ずしも充分に満足すべき
表面モ滑性な有する鏡面が得られない。
したがって、圧延ステンレス板の表面に有機絶縁材料層
を形成する公知の技術においては、さらにその表面性の
改善のために、煩雑で熟練を要する研磨作業、あるいは
数回にわたる絶縁皮膜の形成を行って高価な有機絶縁被
覆層を厚くする必要があり、このため生産性を著しく悪
化する。
また、ステンレス板を基板とする太陽電池は、大型のも
のでは極めて重くなるので、設置個所の支持構造物を充
分な強度を有する巨大な構造体としなければならないし
、さらに、太陽の直射日光に長期間曝されると、太陽熱
が基板などに蓄積されて、太陽電池全体が高温となり、
半導体薄膜などの寿命を縮めるという問題もあった。
[発明の要件およびその作用効果] 本発明者は、公知の技術における種々の欠点がなく、か
つ生産性のよい光起電力用基板の製法について鋭意検討
した結果、表面粗さくRmag)が、0.05〜0.4
.gmの範囲であるような光輝圧延法によって製造され
たアルミニウムまたアルミニウム合金材からなる金属台
板をそのまま使用して、その金属薄板の前記表面粗さの
表面に芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミック酸の
溶液を直接に塗布し、その塗布層を乾燥及び/又は加熱
処理することによって、表面粗さくR11fiりがO0
lkm以下の表面性の優れた芳香族ポリイミドからなる
コーティング層を、前記金属ドル板の表面に容易に形成
できることを見い出し、この発明を完成した。
すなわち、未発[511は、アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金材からなる金属薄板がその少なくとも片面の
表面粗さ(Rmax)を0.05−0.4JLmの範囲
内となされており、その金属薄板の前記表面に、表面粗
さ(Rmax)が0.1μ1m以下である芳香族ポリイ
ミドからなるコーティング層(有機絶縁材層)が直接に
接合されていることを特徴とする光起電力装置用の基板
にある。
上記の光起電力装置用の基板は、少なくとも片面の表面
粗さくRmam)が0.05〜0.41Lmの範囲内と
なるように光輝圧延法によって製造されたアルミニウム
またはアルミニウム合金材からなる金属Q板の表面に、
芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミック酸の溶液を
均一・な厚さに塗布し、ついで 前記Qi jet ’lt!Iを乾燥及び/又は加熱処
理して、表面粗さ(Rmax)が0.1gm以下である
芳香族ポリイミドからなるコーティング層(有機絶縁材
層)を、前記金属薄板の表面に直接に形成する方法によ
り効率良く製造することができる。
この発明の光起電力装置用の基板は、製造が比較的容易
である「中間的なレベルの表面粗さを有するアルミニウ
ム系の金属薄板」をまず製造しく準備し)、その金属−
ル板の表面に特定の芳香族ポリマー溶液を直接に塗布し
、その塗布層を乾燥・加熱処理して有機絶縁材層を形成
するという極めて簡単な操作で、高いレベルの表面平滑
性を有するアルミニウム系の基板を製造することができ
、その製造法が極めて簡単であるため、工業生産性が高
い。
また、この発明の光起電力装置用の基板では、芳香族ポ
リイミドからなるコーティング層が表面性について優れ
ていると共に、電気絶縁性、#熱性、機械的強度、耐薬
品に1なども優れたものであるので、光起電力素f−を
その基板の」−の種々の1段で形成する際または太陽電
池として使用している間に、ピンホールなどが発生する
ことが実質的になく、セル特性が劣化することがなく、
高い性能の太陽電池、光検出器などの光起電力装置を容
易に製造することができる。
さらに、この発明の光起電力装置用のノ、(板は、アル
ミニウムまたはアルミニウム合金材からなる金属薄板と
コーティング層(極めて薄い層)とが直接に接合してい
るものであるので、太陽光の熱が蓄積されて、この基板
から製造された光起電力装置が高温になることがなく、
しかも軽41であって極めて柔軟性の高いものであり、
そのノ、(板の巻き取り操作などが可能である。
そして、この発明の光起電力装置用の)1(板は、前記
コーティング層が、光起電力素−fとなる半導体薄膜層
との密着性がよく、その)r導体薄膜層の熱膨張係数と
近い値を有し、さらに、金属基材からの不純物を拡散さ
せずしかも良好なオーミック接触が得られるという光起
電力装置に必要な長所を有している。
[発明の各要件の詳しい説明] この発明において使用されている金属薄板は、アルミニ
ウムまたはアルミニウム合金材からなる金属薄板(箔)
であり、その金属薄板の少なくとも片面の表面粗さ(R
max)が0.05〜0.4川m、用ましくは0.1〜
0.3JLmの範囲内となっているものであり、特に、
公知の光輝圧延法によって好適に製造される。
前記の金属薄板の表面粗さ(Rmax)があまりに大き
くなり過ぎると、そのような金属薄板の表面に芳香族ポ
リイミドまたは芳香族ポリアミック酸の溶液を塗布し、
その塗布層を乾燥および/または加熱処理してコーティ
ング層を形成した際に、そのコーティング層の表面粗さ
くRmaz)が望ましい値である0、1Bm以下とする
ことができない。そのような表面粗さが大きい基板を使
用して太陽電池を形成すると、光起電力素f一層とアル
ミニウム系の金属薄板との間で短絡しやすくなり、必要
以−1−に有機絶縁材層であるコーディング層を厚くす
る必要が生ずる。
前記の金属節板のLのコーティング層を厚くするには、
前記ポリマー溶液の塗、/Ii、乾燥・加熱などを繰り
返し行なわねばならず、極めて「稈が煩雑となり、生産
性が悪化すると同時に、厚い被覆層が基板の熱伝導性を
悪化させて、基板あるいはその基板から形成された光起
電力装置の直射11光による高温にまでの昇温を生ずる
原因となる。
前記の金属薄板としては、台板(箔)または条としうる
材質のものならば、どのようま材質のアルミニウム材で
あってもよいが、特に光輝圧延法による処理などによっ
て、表面粗さくRmag)を小さくでき、かつ、光起電
力装置用の゛r導導体−脱膜形成際の加熱(例えば、約
200〜350℃、0.5〜4時冊の加熱)によっても
変形が少ないような材質が好ましい。
前記の金属薄板としては、/lを90.0%以1−1特
に95.0%以り含有しているアルミニウムまたはアル
ミニウム合金材であればよく、例えばAすを99.0%
以上、特に99.5%以り含有しているアルミニウム材
、あるいは前記のアルミニウム材にMgがさらに0.1
〜2.0%、特に0.2〜1.5%程度添加されている
アルミニウム合金材が好ましく、具体的には、特にJI
S規格において1000系、3000系、5000系と
呼ばれるアルミニウムまたはアルミニウム合金材が適当
である。さらにJIS規格の3004のような99.8
%AJI純度のアルミニウム材にMgが0.4〜1.2
%の割合で添加されているアルミニウム合金材が最適で
ある。
また、前記金属薄板はその厚さが0.05〜1m m 
、特に0.1〜O−4mm程度であることが好ましい。
余りに厚くなりすぎると基板が重くなったり、柔軟性、
可撓性が無くなり、さらに基板が高価になるので望まし
くなく、また余りに薄くなると、基板として使用する際
の熱履歴により変形し易いので望ましくない。
この発明の製法において金属薄板を!J造するための光
輝圧延法は、研磨材による研磨仕トげやバブ什−■−げ
などにより光沢イ1トげをした(金属)ロールを用いて
アルミニウム材の圧延を行うノJ法である。使用するロ
ールは、JIS  BO601に従って測定して得られ
る中心線乎均粗さくRa、被測定面の中位測定長さあた
りの高さの平均&i )が0.1川m以)゛になってい
ることが好ましく、これよりも中心線平均相さくRa)
が大きくなると、什]−げアルミ、−ラム相の表面粗さ
(Rmax)が大きくなるので望ましくない。
この発明の製法において、光輝圧延操作はlバスで行っ
てもよいが、2バスで圧延することが、より表面粗さ(
Rmax)の小さいアルミニウム系の金属薄板を得るこ
とができるので適当である。
この発明の基板において芳養放ポリイミドからなるコー
ティング層はその表面粗さくR謬ax )が0.1pL
m以Fである。そのようなコーティング層は、前述の表
面粗さくR■ax0.05〜0.4J1.m)を有する
前述の金属薄板に、名香族ボリイミド又は芳香族ポリア
ミック酸の溶液(ワニス)を直接に塗布し、その塗布層
を乾煙及び/又は加熱処理することによって形成するこ
とができる。
前記の芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミック酸の
溶液(芳香族ポリマー溶液)は、芳香族テトラカルボン
酸またはその酸二無水物と芳香族ジアミンとを有機極性
溶媒中、0〜250℃の重合温度で重合して得られ、有
機溶媒にif溶性で耐熱性の芳香族ポリマーの溶液であ
る。
前記の芳香族ポリマー溶液は、重合温度が0〜80℃で
あると、芳香族ポリアミック酸溶液となり、Φ:合温I
Vが120〜250℃であると、芳香族ポリイミドの溶
液となる。
前記の芳香族ポリマー溶液は、ポリマー濃度が約3〜4
0型開−%、特に5〜30重に%であることが好まL 
<、また、回転粘度(25℃)が、約0.5〜1000
ボイズ、特に1〜500ポイズ、さらに好ましくは10
〜200ボイズであることが好ましい。
前記の芳香族テトラカルボン酸としては、ビフェニルテ
トラカルボン ラカルポン酸、ビス(3.4−ジカルボキシフェニル)
メタン、2,2−ビス(E,4 − ジカルボキシフェ
ニル)プロパン、ビス(3.4−ジカルボキシフェニル
)エーテル、ビロメリン!−酸、またはそれらの酸二無
水物、あるいはそれらの混合物を挙げることができる。
前記の芳香族ジアミンとしては、4,4°−ジアミノジ
フェニルエーテル、3,4°−ジアミノジフェニルエー
テル、4,4′−ジアミノシフ、、、ニーフルチオエー
テル、4,4゛−ジアミノジフェニルメタン、3,4°
−ジアミノジフェニルメタン、4,4°−ジアミノジフ
ェニルプロパン、4,4°−ジアミノベンゾフェノン、
 o−、 m−tタハp−フェニレンジアミン、あるい
はそれらの混合物を挙げることができる。
この発明の製法では、特に、3.3’,4.4’ −ビ
フェニルテトラカルボン酸又はその酸〕無水物、または
2,3.3’ 、4°−ビフェニルテトラカルボン酸ヌ
はその酸乙無水物を50モル%以1−、4、rに60モ
ル%以上含有している芳香族7−トラカルボン酸成分と
4,4“−ジアミノジフェニルエーテル、3.4’−ジ
アミノフェニルエーテル、■−またはp−フェニレンジ
アミンなどの芳香族ジアミン成分とを重合して得られた
芳香族ポリイミドまたは芳香族ポリアミック酸の溶液、
また、3.3’、4.4°−ビフェニルテトラカルボン
酸又はその酸二無水物とピロメリット酸又はその酸二無
水物とからなる芳香族テトラカルボン酸成分と前記の芳
香族ジアミン成分とを重合して得られた芳香族ポリアミ
ック酸の溶液が、ポリマーの有機溶媒に対する溶解性(
溶解の保存安定性など)、コーティング層の機械的強度
、耐熱性などの点において好適である。
前記の有機溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン
、N−エチル−2−ピロリドン、N、N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジエチルホルムアミド、N、N−ジ
メチルアセトアミド′、N。
N−ジエチルアセトアミド、テトラメチルホスホトリア
ミドなどのアミド系溶媒、または、フェノール、0−1
−一またはp−クロルフェノール、2−クロル−5−ヒ
ドロキシトルエンなどのフェノール系溶媒などをあげる
ことができる。
前記のアミド系溶媒は、Lとして芳香族ポリアミック酸
の溶媒として使用され、フェノール系溶媒は、主として
芳香族ポリイミドの溶媒として使用されるが、 2,3
.3’、4’ −ビフェニルテトラカルボン酸またはそ
の酸″、!![水物と芳香族ジアミンとから得られた芳
香族ポリイミドは、アミド系溶媒にも溶解する場合があ
るので好適である。
この発明の製法において、前述の金属薄板の表面に、前
述の芳香族ポリマー溶液を塗布する方法としては、金属
t8M板を溶媒に浸漬して塗布する浸漬法、溶液を金h
ル薄板の表面に流延して塗布する流延法、溶液を金属台
板の表面に噴霧して塗41するスプレー法、溶液と接触
したロール」二の溶液を金属薄板に転写して塗布するロ
ールコーI・法、あるいは回転基板1−に金属台板を配
置してその金属薄板の」二に溶液を流して回転力(遠心
力)で流延させて塗布するスピンコード法などを採用す
ることができる。この発明の製法では、特にスピンコー
ド法は、比較的小面積の高11i−滑性基板の製造に好
適であり、ロールコート法は大面積の高平滑性基板の連
続的な製造に適している。また、前述の浸漬法、流延法
、スプレー法などでは、塗布層の厚さを均一・にするた
めに、ドクターブレード、リバースロールなどの手段を
併用することが適当である。
この発明の製法において、金属薄板の表面に直接に形成
される芳香族ポリイミドからなるコーティング層は、使
用される金属薄板の表面粗さ(Rmax)が、0.05
〜0.4gmと適度に高いので、コーティング層の厚さ
が約0.2〜10gm、特に、0.3〜8p、m程度で
あれば充分に表面平滑性、電気絶縁性のよい基板を製造
することができ、従って製造された基板は熱伝導性がよ
く軽量であり、しかも柔軟な(可撓性のある)基板とな
る。
この発明の製法において、前述の厚さのコーティング層
は、一般に金属薄板へ芳香族ポリマー溶液を五回以下、
特に二回以下、通常は一回の塗布、および乾燥参加熱処
理することによって、容易に形成することができる。
この発明の製法において、金属薄板の表面に芳香族ポリ
マー溶液を塗41シた後に、t9IIO層を約20〜1
50℃の温度で、常If二または減圧ドに乾燥して溶媒
を除去し、芳香族ポリマー溶液として芳香族ポリアミッ
ク酸溶液を使用した場合には。
さらに約150〜400℃、特に160〜300℃の温
度で加熱処理して、?h層の溶媒の完全な除去と共にポ
リアミック酸のイミド化を行うことが適当である。
この発明の光起電力袋を用の基板は、そのI−に光起電
力素子層を形成して、太陽電池や、光検出器などの光起
電力装置に供することができる。
前記の光起電力装置としては、例えば透I!11電極側
から光を照射するものとして、 (1)アルミニウム系薄板(箔)−有機絶縁材層−(透
明)電極−n型半導体素f一層−1型半導体素子層−p
型半導体素子層−透明電極、(2)アルミニウム系薄板
(箔)−有機絶縁材層−(透明)電極−p型半導体素子
層−1型゛V−導体素子層−〇型半導体素子層−透明電
極 などの構成を有するものを好適に挙げることができる。
電極はCr、Mo、Ni、ステンレス、A9.、Ag、
並びにTidx、I n203、NbOx、S n、 
02などの150〜10000又の厚さの蒸着層として
形成され、電極に接する下層の半導体素子層は150〜
2000又の厚さに、中間層であるi型半導体素子層は
2500〜1oooo又の厚さに、そして透明電極に接
するL層の半導体素子層は30〜1000又に、グロー
放電分解、スパッタ、電子−ビーム蒸着、CVD等の方
法を用いて形成される。
前記の半導体素T−はゲルマニウム、シリコン、並びに
、GaAs、Ink、CdS、CdSe、CdTe、お
よびこれらの複合系などの適当な光起電力作用を有する
素子が結晶質または非晶質状で適用されるが、現状では
非晶質シリコンが経済的に好適である。
前記の半導体素子としての非晶質シリコン層は、例えば
シランやフッ化シランなどのシリコン化合物の雰囲気中
でのグロー放電分解などによって生成され、基板の表面
に形成される。
前記の光起電力素f一層をイIする光起電力装置におい
ては、有機絶縁層とド部″r′t!、極との間には、所
望によッテ、TiOx、S iox 、A103ttど
のガスバリア一層を形成する「段をイ)1用してもよい
さらに前記の光起電力素7層をイ]する光起電力装置に
おいては、最上層の透明電極は、半導体素子層の上に、
5n02、Tidy 、I n203、NbOx 、I
’TO(I n 20.−3 no2)などを単層又は
積層状に電子ビーム蒸着法などによって、500〜10
0OXの厚さに被覆することによって形成される。
[実施例] 実施例1 99.5%Afi純度のアルミニウム材を使用して、中
心線平均粗さくRa)が、0.03〜0.05gmに仕
−1−げられたロールを使用する光輝圧延法によって処
理し、厚さ0.3mmのアルミニウム薄板を得た。前述
の方法によって測定したこの薄板の表面粗さ(Rmax
)は0.25#1.mであった。
3.3’、4.4’ −ビ゛フェニルテトラカルボン酩
=−無水物とピロメリット酸二無水物との等モルからな
る芳香族テトラカルボン酸成分と、4,4−ジアミノジ
フェニルエーテルからなる芳香族ジアミン成分とを常温
で重合して得られた芳香族ポリアミック酸のN−メチル
−2−ピロリドン溶液(ポリマー濃度;20重量%、2
5℃の回転粘度;35ボイズ)を、前記のアルミニウム
薄板の表面にスピンコード法によって塗布し、その塗布
層について80℃での乾燥および200℃以上の加熱処
理を行って、表面粗さ(Rmax)が、0.07pLm
であるコーティング層(膜厚;5gm)を形成して、基
板を製造した。
前述のようにして製造した基板は、その表面上に、10
00又のステンレス、500又のりんドープのn型非晶
質シリコン、3000Xのi型非品質シリコン、800
又のポロンドープのp型非晶質シリコン、2000又の
ITO(In203− S n O2)透明電極を、順
次形成して、太陽電池を製作した。その太陽電池につい
て諸検査を行ったが、短絡個所は生じておらず、良好な
光起電力装置としての性能を示した。
比較例1 通常の圧延法によってfりだステンレス板(厚さ0.3
mm、表面粗さ(Rmax ) 0 、6 #Lm)を
使用したほかは実施例1と同様に17で基板を製造した
。この基板のコーティング層の表面粗さくR+1ax)
は0.3pmであった。
前述の基板を使用して、実施例1と同様にして製作した
太陽電池は、短絡の発生が認められた。
実施例2 99.9%A!;1.純度を有するアルミニウム材に、
Mgを0.8%添加して得られたアルミニウム合金材を
使用して、実施例1と同様の光輝圧延法で処理して、厚
さ0.24mmのアルミニウム合金薄板を製造した。前
記のアルミニウム合金薄板の表面粗さ(Rmax)は0
.22jLmであった。
3.3“、4.4’ −ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物からなる芳香族テトラカルボン酸成分と、p−フ
ェニレンジアミンからなる芳香族ジアミン成分とを爪台
して得られた芳香族ポリアミック酸のN−メチル−2−
ピロリドン溶液(ポリマー濃度;20重型部、25℃の
回転粘度、30ボイズ)を、前記のアルミニウム合金薄
板の表面にスビンコ−1・法によって塗布し、その塗布
層について90℃での乾燥および220℃以上の加熱処
理を行ッテ、表面粗さ(Rmax)が0.05gmであ
るコーティング層(膜厚;3gm)を形成して、基板を
製造した。
前述のようにして製造した基板を使用して、スパッタ法
による下部電極の形成、グロー放電法による「n型非晶
質シリコン、i型非晶質シリコン層およびp型非晶質シ
リコン、さらに透明電極」の形成を行って、実施例1と
同様の構成の太陽電池を製作した。
この太陽電池について諸検査を行ったところ、短絡が生
じておらず、良好な性能をイlする太陽電池であること
が確認された。
[本発明の効果1 (1)本発明の光起電力装置のノ、(板は、表面粗さく
1’?5ax)が比較的低いアルミニウム材からなる金
属薄板に、#熱性の名査放ポリマー溶液を塗布し、乾燥
・熱処理するという筒?liなプロセスにより、生産性
よく工業的にrM造するいことができる。
(2)未発IJIの製法は、光輝圧延法によって製造さ
れた中間レベルの表面粗さ(Rmax)を有するアルミ
ニウム材からなる金属薄板を使用しているので、高いレ
ベルの表面粗さ(Rmax)を有する基板を、工業的な
製法で安価に提供できると共に、コーティング層(有機
絶縁材層)のPi I+!2化をも可能としたのである
(3)本発明のノ、(板は、短絡防11−効果を有する
と共に、可撓性、軽Jll化、熱放散性、−二次前り性
が確保されているのである。
すなわち、本発明の基板では欠陥の少ない表面性の優れ
た有機絶縁材層が形成されているので、これを用いるこ
とにより、半導体素子層の形成時におけるガスピンホー
ル等による欠陥の発生が防止され、一段と短絡の少ない
信頼性の優れた光起電力装置を製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルミニウムまたはアルミニウム合金材からなる金
    属薄板がその少なくとも片面の表面粗さ(Rmax)を
    0.05〜0.4μmの範囲内となされており、その金
    属薄板の前記表面に、表面粗さ(Rmax)が0.1μ
    m以下である芳香族ポリイミドからなるコーティング層
    が直接に接合されていることを特徴とする光起電力装置
    用の基板。 2、少なくとも片面の表面粗さ(Rmax)が、0.0
    5〜0.4μmの範囲内となるように光輝圧延法によっ
    て製造されたアルミニウムまたはアルミニウム合金材か
    らなる金属薄板の表面に、芳香族ポリイミドまたは芳香
    族ポリアミック酸の溶液を均一な厚さに塗布し、ついで 前記塗布層を乾燥及び/又は加熱処理して、表面粗さ(
    Rmax)が0.1μm以下である芳香族ポリイミドか
    らなるコーティング層を前記金属薄板の表面に直接に形
    成することを特徴とする光起電力装置用の基板の製法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4971633A (en) * 1989-09-26 1990-11-20 The United States Of America As Represented By The Department Of Energy Photovoltaic cell assembly
WO2007026465A1 (ja) * 2005-08-31 2007-03-08 Sanyo Electric Co., Ltd. 太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュールの製造方法

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