JPS6211684B2 - - Google Patents
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- JPS6211684B2 JPS6211684B2 JP55140022A JP14002280A JPS6211684B2 JP S6211684 B2 JPS6211684 B2 JP S6211684B2 JP 55140022 A JP55140022 A JP 55140022A JP 14002280 A JP14002280 A JP 14002280A JP S6211684 B2 JPS6211684 B2 JP S6211684B2
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- Japan
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- wheel drive
- output shaft
- transfer device
- automatic transmission
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/043—Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
- B60K17/344—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/0018—Shaft assemblies for gearings
- F16H57/0037—Special features of coaxial shafts, e.g. relative support thereof
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
- F16H57/0484—Gearings with gears having orbital motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19991—Lubrication
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
＜産業上の利用分野＞
本発明は、自動変速機付車両に装着される４輪
駆動用トランスフア装置の潤滑油供給装置に関す
る。 ＜従来の技術＞ 従来、自動変速機の後部に配設される４輪駆動
用トランスフア装置は自動車の機関側に配置され
る自動変速機の出力軸に一体的に設けられた入力
軸と、該入力軸に同心的に設けられた後輪駆動用
出力軸と、該後輪駆動用出力軸と平行に設けられ
た前輪駆動用出力軸と、前記後輪駆動用出力軸に
同心的に設けられ前記後輪駆動用出力軸と前記前
輪駆動用出力軸とを選択的に連結する２輪駆動４
輪駆動切換クラツチと、該２輪駆動４輪駆動切換
クラツチの作動時に前記後輪駆動用出力軸から前
記前輪駆動用出力軸へ動力を伝達するトランスフ
ア装置とから構成される。この４輪駆動用トラン
スフア装置の潤滑は、自動変速機の潤滑とは別に
４輪駆動用トランスフア装置内に油ポンプを新た
に設けて、該油ポンプによつてトランスフア装置
内の潤滑油をトランスフア装置の各潤滑箇所へ供
給するようになつていたり、あるいは、トランス
フア装置内の前輪駆動用出力軸と後輪駆動用出力
軸の間の動力伝達方法として用いられているギヤ
又はチエーンによつてトランスフアケース内の潤
滑油をかき混ぜて散布する方法等で行われてい
た。 ＜発明が解決しようとする問題点＞ しかし、４輪駆動用トランスフア装置に油ポン
プを設けた場合は、コストが高くなり、機構も複
雑となる。また、４輪駆動用トランスフア装置の
効率も悪くなつて機関の燃費効率が悪くなる等の
欠点がある。 また、ギヤ又はチエーンによる潤滑方法である
と、潤滑が充分に行われず、ベアリング等の焼き
付き、摩耗が起こる恐れがある。 そこで、自動変速機の潤滑油をトランスフア装
置の潤滑油として用いることが考えられるが、一
般にトランスフア装置の一方の出力軸は他方の出
力軸より下方に位置しているため、トランスフア
装置のトランスフアケース底部が自動変速機のケ
ース底部より下方に位置し、潤滑油がトランスフ
アケース底部に溜り、自動変速機のケース内に帰
還せず、自動変速機のオイルレベルが低下し、油
ポンプの空気の吸込を生じやすくなり、油ポンプ
のキヤビテーシヨンの発生および油の劣化などの
問題があつた。 そこで、本発明の目的は、上記の欠点を解消
し、自動変速機のオイルレベルに影響を及ぼすこ
となく、コスト、効率の面で有利な、また機構も
簡単で、潤滑も充分に行うことができる４輪駆動
用トランスフア装置の潤滑油供給装置を提供する
ことにある。 ＜問題点を解決するための手段＞ 本発明は、自動車の機関側に配置される自動変
速機の出力軸に一体的に設けられた入力軸と、該
入力軸に同心的に設けられた後輪駆動用出力軸
と、該後輪駆動用出力軸と平行に設けられた前輪
駆動用出力軸と、前記後輪駆動用出力軸に同心的
に設けられたスリーブと、該スリーブと前記前輪
駆動用出力軸とを連結するトランスフア装置と、
前記前輪駆動用出力軸に同心的に設けられ前記後
輪駆動用出力軸と前記スリーブとを選択的に連結
する２輪駆動４輪駆動切換クラツチとを備える４
輪駆動用トランスフア装置において、前記２輪駆
動４輪駆動切換クラツチは前記自動変速機と前記
トランスフア装置との間に配設され、前記トラン
スフア装置は前記２輪駆動４輪駆動切換クラツチ
が収納される空間とは隔離して配設されるように
前記スリーブとケースとの間にオイルシールを介
して前記ケースで覆われ、前記入力軸および前記
後輪駆動用出力軸の軸心には潤滑用油路が設けら
れ、前記自動変速機の潤滑油が前記潤滑用油路を
介して前記２輪駆動４輪駆動切換クラツチの潤滑
箇所へ供給されるように構成される。 ＜発明の効果＞ 本発明によれば、前記２輪駆動４輪駆動切換ク
ラツチは前記自動変速機と前記トランスフア装置
との間に配設され、前記トランスフア装置は前記
２輪駆動４輪駆動切換クラツチが収納される空間
とは隔離して配設されるように前記スリーブとケ
ースとの間にオイルシールを介して前記ケースで
覆われ、前記入力軸および前記後輪駆動用出力軸
の軸心には潤滑用油路が設けられ、前記自動変速
機の潤滑油が前記潤滑用油路を介して前記２輪駆
動４輪駆動切換クラツチの潤滑箇所へ供給される
構造から、自動変速機内の潤滑油を自動変速機の
出力軸内の油路から４輪駆動用トランスフア装置
の一方の出力軸内の油路に導き、この油路から各
ベアリング等へ導いて潤滑を行うようにできるの
で、トランスフア装置にオイルポンプを付加する
必要が無く低コストであり、オイルポンプを駆動
する必要が無いので機関の燃費効率も損なうこと
なく、構造も簡単であるという効果を有する。 更に、前記トランスフア装置は前記２輪駆動４
輪駆動切換クラツチが収納される空間とは隔離し
て配設されるように前記スリーブとケースとの間
にオイルシールを介して前記ケースで覆われる構
造から、トランスフア室と他の室とが隔離するよ
うに構成できるので、潤滑油がトランスフア室に
流入することなく自動変速機内のオイルレベルが
安定し、油ポンプの空気の吸込がなくなり、油ポ
ンプのキヤビテーシヨンの発生および油の劣化な
どが防止できるという効果を有する。 ＜実施例＞ 次に、本発明を図に示す一実施例に基き説明す
る。 １は自動変速機の歯車変速装置、２は歯車変速
装置１の出力軸であると同時に４輪駆動用トラン
スフア装置の入力軸であり、中心に潤滑油を導く
油路３が貫通されており、所定の位置に半径方向
に油路４および５が貫通されている。６は出力軸
２に固着されたガバナ弁、７は入力軸２にスプラ
イン嵌合されたサンギヤ８、サンギヤ８と噛み合
うピニオン９、ピニオン９と噛み合うリングギヤ
１０、ピニオン９を回転自在に保持するとともに
４輪駆動用トランスフア装置の一方の出力軸１１
に連結されたキヤリヤ１２、サンギヤ８とキヤリ
ヤ１２との間に配設されたスラストベアリング１
３、およびキヤリヤ１２とリングギヤ１０との間
に配設されたスラストベアリング１４からなる遊
星歯車機構であり、サンギヤ８とトランスフアケ
ース１５との間にはスラストベアリング１６を備
えている。１７はリングギヤ１０をトランスフア
ケース１８に係合するための摩擦ブレーキ、１９
はトランスフアケース１８内に形成されたシリン
ダ２０とシリンダ２０内に装着されたピストン２
１とで構成されるブレーキ１７の油圧サーボであ
り、シリンダ２０とリングギヤ１０の間にはスラ
ストワツシヤ２２が装着されている。２３はキヤ
リヤ１２の連結されたシリンダ２４とシリンダ２
４内に装着されたピストン２５とで構成される油
圧サーボ２６により作動される摩擦クラツチであ
り、遊星歯車装置７の歯車変速装置側に配置され
たサンギヤ８とキヤリヤ１２との連結を行なうも
のであつて、シリンダ２４はトランスフアケース
１５との間にスラストワツシヤ２７とブツシング
２８を備えている。２９はトランスフアケース３
０および３１内に回転自在にスラストワツシヤ３
２、ボールベアリング３３、ベアリング３４、ブ
ツシング３５によつて保持されたスリーブ３６に
溶接されたシリンダ３７とシリンダ３７内に装着
されたピストン３８とで構成される油圧サーボ、
３９はキヤリヤ１２に連結した出力軸１１と４輪
駆動用トランスフア装置の他方の出力軸４１を駆
動するためのトランスフア装置の一方のスプロケ
ツト４０に連結したスリーブ３６とを連結するた
めの２輪駆動４輪駆動切換クラツチ、４２はスリ
ーブ３６とスプライン嵌合されたスプロケツト４
０、出力軸４１にスプライン嵌合されたスプロケ
ツト４３およびこれらスプロケツト間に張設され
たチエーン４４からなるトランスフア装置であ
る。またリングギヤ１０の出力軸１１の間にはブ
ツシング４５、シリンダ２０と出力軸１１の間に
はブツシング４６、入力軸２と出力軸１１の間に
はブツシング４７が備えられている。 摩擦クラツチ２３の油圧シリンダ２４には、パ
ーキングギヤ４８が形成されており、自動変速機
のシフトレバーをパーキング位置に選択したとき
歯止め４９がパーキングギヤ４８に噛み合い出力
軸１１を固定する。 ５０は自動変速機のオイルパン、５１は４輪駆
動用トランスフア装置のクラツチ２３，３９およ
びブレーキ１７の油圧サーボ２６，２９および１
９に油圧を給排する油圧制御装置、５２は油圧制
御装置５１のオイルパンである。クラツチ２３，
３９およびブレーキ１７の油圧サーボ２６，２９
および１９に供給される油圧は、オイルパン５０
により自動変速機のケース５３とトランスフアケ
ース５４に取り付けられたパイプ５５を介して油
圧制御装置５１を通して導かれる。 また、トランスフアケース３０および３１は筒
状部３０ａよおび３１ａを有し、該筒状部内にス
リーブ３６を回転可能にベアリング３３および３
４を介して支持している。またトランスフアケー
スの筒状部３０ａよおび３１ａとスリーブ３６と
の間にはオイルシール１０１および１０２が配設
されており、トランスフアケース３０および３１
で囲まれトランスフア装置を収納するトランスフ
ア室１０３と他のトランスフアケースで囲まれ遊
星歯車装置と２輪駆動４輪駆動切換クラツチとを
収納する室とを隔離している。 自動変速機のオイルパン内より汲み上げられ一
定圧に調圧された潤滑油は、入力軸２の軸心に設
けられた潤滑油路３に供給される。潤滑油路３に
供給された潤滑油は、入力軸に設けられた油穴４
を介してベアリング１６を潤滑するとともに、油
穴４および６２を介してベアリング２７およびブ
ツシング２８を潤滑する。また油穴５を介してベ
アリング１３および遊星歯車機構の各歯車の噛合
部分を潤滑するとともに、油穴５および油穴５７
を介してベアリング１４およびブツシング４７を
潤滑する。また油穴５８を介してベアリング２２
およびブツシング４６を潤滑する。さらに入力軸
に設けられた潤滑油路３内の潤滑油は後輪駆動用
出力軸に設けられた潤滑油路５６、油穴５９を介
してベアリング３２を潤滑するとともに、油穴５
９および６３を介してベアリング３３を潤滑す
る。また潤滑油路５６内の潤滑油は油穴６０，６
１を介してベアリング３４およびブツシング３５
を潤滑する。 このようにして各潤滑箇所へ導かれた潤滑油
は、トランスフア室には導かれずにオイルパン内
に帰還する。 このトランスフア装置は第２図に示すＡの如く
車両の機関Ｅに装着された自動変速機Ｔに取付け
られ、一方の出力軸１１は後輪駆動用プロペラシ
ヤフトＣに連結され、他方の出力軸４１は前輪駆
動用プロペラシヤフトＢに連結されて使用され
る。通常走行時には油圧サーボ２６に自動変速機
の油圧制御装置に供給されるライン圧を供給して
クラツチ２３を係合せしめ、油圧サーボ１９およ
び２９を排圧してブレーキ１７およびクラツチ３
９を解放せしめる。これにより遊星歯車装置７の
サンギヤ８とキヤリヤ１２とは連結され、動力は
入力軸２から後輪駆動用出力軸１１に減速比１で
伝達され後輪駆動走行が得られる。このとき入力
軸２からの動力は、ギア８，９，１０を介さず
に、クラツチ２３を介してキヤリヤ１２より出力
軸１１に伝達されるので、各ギアの歯車に負荷が
かからず、ギアの寿命が増加する。この２輪駆動
走行中４輪駆動走行が必要となつたときは運転席
等に設けたレバーまたはスイツチを操作し、トラ
ンスフア装置の油圧サーボへの油圧給排制御弁
（図示せず）を作用せしめ、油圧サーボ２９にラ
イン圧を徐々に供給しクラツチ３９を円滑に係合
せしめると出力軸１１とスリーブ３６とが連結さ
れ、トランスフア装置４２、出力軸４１およびプ
ロペラシヤフトＢを経て前輪にも動力が伝達され
入力軸２から前輪および後輪駆動用出力軸４１お
よび１１に減速比１で動力伝達がなされる４輪駆
動走行が得られる。この４輪駆動走行中急坂路な
ど出力トルクの増大が必要なときは、油圧サーボ
への油圧の給排制御弁を作用せしめ油圧サーボ１
９へライン圧を徐々に供給すると共に適切なタイ
ミングで油圧サーボ２６の油圧を排圧し、ブレー
キ１７を徐々に係合せしめると共にクラツチ２３
を円滑に解放させる。これによりサンギア８とキ
ヤリヤ１２とは解放されると共にリングギア１０
は固定され、動力は入力軸２からサンギア８、ピ
ニオン９、キヤリヤ１２を介して減速され出力軸
１１および４１に伝達され、トルクの大きな４輪
駆動走行状態が得られる。表１のブレーキ１７、
クラツチ２３および３９の係合および解放と車両
の走行状態を示す。 【表】
駆動用トランスフア装置の潤滑油供給装置に関す
る。 ＜従来の技術＞ 従来、自動変速機の後部に配設される４輪駆動
用トランスフア装置は自動車の機関側に配置され
る自動変速機の出力軸に一体的に設けられた入力
軸と、該入力軸に同心的に設けられた後輪駆動用
出力軸と、該後輪駆動用出力軸と平行に設けられ
た前輪駆動用出力軸と、前記後輪駆動用出力軸に
同心的に設けられ前記後輪駆動用出力軸と前記前
輪駆動用出力軸とを選択的に連結する２輪駆動４
輪駆動切換クラツチと、該２輪駆動４輪駆動切換
クラツチの作動時に前記後輪駆動用出力軸から前
記前輪駆動用出力軸へ動力を伝達するトランスフ
ア装置とから構成される。この４輪駆動用トラン
スフア装置の潤滑は、自動変速機の潤滑とは別に
４輪駆動用トランスフア装置内に油ポンプを新た
に設けて、該油ポンプによつてトランスフア装置
内の潤滑油をトランスフア装置の各潤滑箇所へ供
給するようになつていたり、あるいは、トランス
フア装置内の前輪駆動用出力軸と後輪駆動用出力
軸の間の動力伝達方法として用いられているギヤ
又はチエーンによつてトランスフアケース内の潤
滑油をかき混ぜて散布する方法等で行われてい
た。 ＜発明が解決しようとする問題点＞ しかし、４輪駆動用トランスフア装置に油ポン
プを設けた場合は、コストが高くなり、機構も複
雑となる。また、４輪駆動用トランスフア装置の
効率も悪くなつて機関の燃費効率が悪くなる等の
欠点がある。 また、ギヤ又はチエーンによる潤滑方法である
と、潤滑が充分に行われず、ベアリング等の焼き
付き、摩耗が起こる恐れがある。 そこで、自動変速機の潤滑油をトランスフア装
置の潤滑油として用いることが考えられるが、一
般にトランスフア装置の一方の出力軸は他方の出
力軸より下方に位置しているため、トランスフア
装置のトランスフアケース底部が自動変速機のケ
ース底部より下方に位置し、潤滑油がトランスフ
アケース底部に溜り、自動変速機のケース内に帰
還せず、自動変速機のオイルレベルが低下し、油
ポンプの空気の吸込を生じやすくなり、油ポンプ
のキヤビテーシヨンの発生および油の劣化などの
問題があつた。 そこで、本発明の目的は、上記の欠点を解消
し、自動変速機のオイルレベルに影響を及ぼすこ
となく、コスト、効率の面で有利な、また機構も
簡単で、潤滑も充分に行うことができる４輪駆動
用トランスフア装置の潤滑油供給装置を提供する
ことにある。 ＜問題点を解決するための手段＞ 本発明は、自動車の機関側に配置される自動変
速機の出力軸に一体的に設けられた入力軸と、該
入力軸に同心的に設けられた後輪駆動用出力軸
と、該後輪駆動用出力軸と平行に設けられた前輪
駆動用出力軸と、前記後輪駆動用出力軸に同心的
に設けられたスリーブと、該スリーブと前記前輪
駆動用出力軸とを連結するトランスフア装置と、
前記前輪駆動用出力軸に同心的に設けられ前記後
輪駆動用出力軸と前記スリーブとを選択的に連結
する２輪駆動４輪駆動切換クラツチとを備える４
輪駆動用トランスフア装置において、前記２輪駆
動４輪駆動切換クラツチは前記自動変速機と前記
トランスフア装置との間に配設され、前記トラン
スフア装置は前記２輪駆動４輪駆動切換クラツチ
が収納される空間とは隔離して配設されるように
前記スリーブとケースとの間にオイルシールを介
して前記ケースで覆われ、前記入力軸および前記
後輪駆動用出力軸の軸心には潤滑用油路が設けら
れ、前記自動変速機の潤滑油が前記潤滑用油路を
介して前記２輪駆動４輪駆動切換クラツチの潤滑
箇所へ供給されるように構成される。 ＜発明の効果＞ 本発明によれば、前記２輪駆動４輪駆動切換ク
ラツチは前記自動変速機と前記トランスフア装置
との間に配設され、前記トランスフア装置は前記
２輪駆動４輪駆動切換クラツチが収納される空間
とは隔離して配設されるように前記スリーブとケ
ースとの間にオイルシールを介して前記ケースで
覆われ、前記入力軸および前記後輪駆動用出力軸
の軸心には潤滑用油路が設けられ、前記自動変速
機の潤滑油が前記潤滑用油路を介して前記２輪駆
動４輪駆動切換クラツチの潤滑箇所へ供給される
構造から、自動変速機内の潤滑油を自動変速機の
出力軸内の油路から４輪駆動用トランスフア装置
の一方の出力軸内の油路に導き、この油路から各
ベアリング等へ導いて潤滑を行うようにできるの
で、トランスフア装置にオイルポンプを付加する
必要が無く低コストであり、オイルポンプを駆動
する必要が無いので機関の燃費効率も損なうこと
なく、構造も簡単であるという効果を有する。 更に、前記トランスフア装置は前記２輪駆動４
輪駆動切換クラツチが収納される空間とは隔離し
て配設されるように前記スリーブとケースとの間
にオイルシールを介して前記ケースで覆われる構
造から、トランスフア室と他の室とが隔離するよ
うに構成できるので、潤滑油がトランスフア室に
流入することなく自動変速機内のオイルレベルが
安定し、油ポンプの空気の吸込がなくなり、油ポ
ンプのキヤビテーシヨンの発生および油の劣化な
どが防止できるという効果を有する。 ＜実施例＞ 次に、本発明を図に示す一実施例に基き説明す
る。 １は自動変速機の歯車変速装置、２は歯車変速
装置１の出力軸であると同時に４輪駆動用トラン
スフア装置の入力軸であり、中心に潤滑油を導く
油路３が貫通されており、所定の位置に半径方向
に油路４および５が貫通されている。６は出力軸
２に固着されたガバナ弁、７は入力軸２にスプラ
イン嵌合されたサンギヤ８、サンギヤ８と噛み合
うピニオン９、ピニオン９と噛み合うリングギヤ
１０、ピニオン９を回転自在に保持するとともに
４輪駆動用トランスフア装置の一方の出力軸１１
に連結されたキヤリヤ１２、サンギヤ８とキヤリ
ヤ１２との間に配設されたスラストベアリング１
３、およびキヤリヤ１２とリングギヤ１０との間
に配設されたスラストベアリング１４からなる遊
星歯車機構であり、サンギヤ８とトランスフアケ
ース１５との間にはスラストベアリング１６を備
えている。１７はリングギヤ１０をトランスフア
ケース１８に係合するための摩擦ブレーキ、１９
はトランスフアケース１８内に形成されたシリン
ダ２０とシリンダ２０内に装着されたピストン２
１とで構成されるブレーキ１７の油圧サーボであ
り、シリンダ２０とリングギヤ１０の間にはスラ
ストワツシヤ２２が装着されている。２３はキヤ
リヤ１２の連結されたシリンダ２４とシリンダ２
４内に装着されたピストン２５とで構成される油
圧サーボ２６により作動される摩擦クラツチであ
り、遊星歯車装置７の歯車変速装置側に配置され
たサンギヤ８とキヤリヤ１２との連結を行なうも
のであつて、シリンダ２４はトランスフアケース
１５との間にスラストワツシヤ２７とブツシング
２８を備えている。２９はトランスフアケース３
０および３１内に回転自在にスラストワツシヤ３
２、ボールベアリング３３、ベアリング３４、ブ
ツシング３５によつて保持されたスリーブ３６に
溶接されたシリンダ３７とシリンダ３７内に装着
されたピストン３８とで構成される油圧サーボ、
３９はキヤリヤ１２に連結した出力軸１１と４輪
駆動用トランスフア装置の他方の出力軸４１を駆
動するためのトランスフア装置の一方のスプロケ
ツト４０に連結したスリーブ３６とを連結するた
めの２輪駆動４輪駆動切換クラツチ、４２はスリ
ーブ３６とスプライン嵌合されたスプロケツト４
０、出力軸４１にスプライン嵌合されたスプロケ
ツト４３およびこれらスプロケツト間に張設され
たチエーン４４からなるトランスフア装置であ
る。またリングギヤ１０の出力軸１１の間にはブ
ツシング４５、シリンダ２０と出力軸１１の間に
はブツシング４６、入力軸２と出力軸１１の間に
はブツシング４７が備えられている。 摩擦クラツチ２３の油圧シリンダ２４には、パ
ーキングギヤ４８が形成されており、自動変速機
のシフトレバーをパーキング位置に選択したとき
歯止め４９がパーキングギヤ４８に噛み合い出力
軸１１を固定する。 ５０は自動変速機のオイルパン、５１は４輪駆
動用トランスフア装置のクラツチ２３，３９およ
びブレーキ１７の油圧サーボ２６，２９および１
９に油圧を給排する油圧制御装置、５２は油圧制
御装置５１のオイルパンである。クラツチ２３，
３９およびブレーキ１７の油圧サーボ２６，２９
および１９に供給される油圧は、オイルパン５０
により自動変速機のケース５３とトランスフアケ
ース５４に取り付けられたパイプ５５を介して油
圧制御装置５１を通して導かれる。 また、トランスフアケース３０および３１は筒
状部３０ａよおび３１ａを有し、該筒状部内にス
リーブ３６を回転可能にベアリング３３および３
４を介して支持している。またトランスフアケー
スの筒状部３０ａよおび３１ａとスリーブ３６と
の間にはオイルシール１０１および１０２が配設
されており、トランスフアケース３０および３１
で囲まれトランスフア装置を収納するトランスフ
ア室１０３と他のトランスフアケースで囲まれ遊
星歯車装置と２輪駆動４輪駆動切換クラツチとを
収納する室とを隔離している。 自動変速機のオイルパン内より汲み上げられ一
定圧に調圧された潤滑油は、入力軸２の軸心に設
けられた潤滑油路３に供給される。潤滑油路３に
供給された潤滑油は、入力軸に設けられた油穴４
を介してベアリング１６を潤滑するとともに、油
穴４および６２を介してベアリング２７およびブ
ツシング２８を潤滑する。また油穴５を介してベ
アリング１３および遊星歯車機構の各歯車の噛合
部分を潤滑するとともに、油穴５および油穴５７
を介してベアリング１４およびブツシング４７を
潤滑する。また油穴５８を介してベアリング２２
およびブツシング４６を潤滑する。さらに入力軸
に設けられた潤滑油路３内の潤滑油は後輪駆動用
出力軸に設けられた潤滑油路５６、油穴５９を介
してベアリング３２を潤滑するとともに、油穴５
９および６３を介してベアリング３３を潤滑す
る。また潤滑油路５６内の潤滑油は油穴６０，６
１を介してベアリング３４およびブツシング３５
を潤滑する。 このようにして各潤滑箇所へ導かれた潤滑油
は、トランスフア室には導かれずにオイルパン内
に帰還する。 このトランスフア装置は第２図に示すＡの如く
車両の機関Ｅに装着された自動変速機Ｔに取付け
られ、一方の出力軸１１は後輪駆動用プロペラシ
ヤフトＣに連結され、他方の出力軸４１は前輪駆
動用プロペラシヤフトＢに連結されて使用され
る。通常走行時には油圧サーボ２６に自動変速機
の油圧制御装置に供給されるライン圧を供給して
クラツチ２３を係合せしめ、油圧サーボ１９およ
び２９を排圧してブレーキ１７およびクラツチ３
９を解放せしめる。これにより遊星歯車装置７の
サンギヤ８とキヤリヤ１２とは連結され、動力は
入力軸２から後輪駆動用出力軸１１に減速比１で
伝達され後輪駆動走行が得られる。このとき入力
軸２からの動力は、ギア８，９，１０を介さず
に、クラツチ２３を介してキヤリヤ１２より出力
軸１１に伝達されるので、各ギアの歯車に負荷が
かからず、ギアの寿命が増加する。この２輪駆動
走行中４輪駆動走行が必要となつたときは運転席
等に設けたレバーまたはスイツチを操作し、トラ
ンスフア装置の油圧サーボへの油圧給排制御弁
（図示せず）を作用せしめ、油圧サーボ２９にラ
イン圧を徐々に供給しクラツチ３９を円滑に係合
せしめると出力軸１１とスリーブ３６とが連結さ
れ、トランスフア装置４２、出力軸４１およびプ
ロペラシヤフトＢを経て前輪にも動力が伝達され
入力軸２から前輪および後輪駆動用出力軸４１お
よび１１に減速比１で動力伝達がなされる４輪駆
動走行が得られる。この４輪駆動走行中急坂路な
ど出力トルクの増大が必要なときは、油圧サーボ
への油圧の給排制御弁を作用せしめ油圧サーボ１
９へライン圧を徐々に供給すると共に適切なタイ
ミングで油圧サーボ２６の油圧を排圧し、ブレー
キ１７を徐々に係合せしめると共にクラツチ２３
を円滑に解放させる。これによりサンギア８とキ
ヤリヤ１２とは解放されると共にリングギア１０
は固定され、動力は入力軸２からサンギア８、ピ
ニオン９、キヤリヤ１２を介して減速され出力軸
１１および４１に伝達され、トルクの大きな４輪
駆動走行状態が得られる。表１のブレーキ１７、
クラツチ２３および３９の係合および解放と車両
の走行状態を示す。 【表】
第１図は本発明のトランスフア装置の断面図、
第２図は車両の動力伝達系を示す概略図である。 符合の説明、１……歯車変速装置、２……４輪
駆動用トランスフア装置の入力軸、７……遊星歯
車装置、１１……４輪駆動用トランスフア装置の
一方の出力軸、３，４，５，５６，５７，５８，
５９，６０，６１，６２，６３……潤滑用油路、
１３，１４，１６……スラストベアリング、２
２，２７，３２……スラストワツシヤ、２８，３
５，４５，４６……ブツシング、３４……ベアリ
ング、３３……ボールベアリング、５０……自動
変速機のオイルパン。
第２図は車両の動力伝達系を示す概略図である。 符合の説明、１……歯車変速装置、２……４輪
駆動用トランスフア装置の入力軸、７……遊星歯
車装置、１１……４輪駆動用トランスフア装置の
一方の出力軸、３，４，５，５６，５７，５８，
５９，６０，６１，６２，６３……潤滑用油路、
１３，１４，１６……スラストベアリング、２
２，２７，３２……スラストワツシヤ、２８，３
５，４５，４６……ブツシング、３４……ベアリ
ング、３３……ボールベアリング、５０……自動
変速機のオイルパン。
Claims (1)
- １ 自動車の機関側に配置される自動変速機の出
力軸に一体的に設けられた入力軸と、該入力軸に
同心的に設けられた後輪駆動用出力軸と、該後輪
駆動用出力軸と平行に設けられた前輪駆動用出力
軸と、前記後輪駆動用出力軸に同心的に設けられ
たスリーブと、該スリーブと前記前輪駆動用出力
軸とを連結するトランスフア装置と、前記後輪駆
動用出力軸に同心的に設けられ前記後輪駆動用出
力軸と前記スリーブとを選択的に連結する２輪駆
動４輪駆動切換クラツチとを備える４輪駆動用ト
ランスフア装置において、前記２輪駆動４輪駆動
切換クラツチは前記自動変速機と前記トランスフ
ア装置との間に配設され、前記トランスフア装置
は前記２輪駆動４輪駆動切換クラツチが収納され
る空間とは隔離して配設されるように前記スリー
ブとケースとの間にオイルシールを介して前記ケ
ースで覆われ、前記入力軸および前記後輪駆動用
出力軸の軸心には潤滑用油路が設けられ、前記自
動変速機の潤滑油が前記潤滑用油路を介して前記
２輪駆動４輪駆動切換クラツチの潤滑箇所へ供給
されるように構成されていることを特徴とする４
輪駆動用トランスフア装置の潤滑油供給装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55140022A JPS5766020A (en) | 1980-10-07 | 1980-10-07 | Feeding device for lubricating oil for four-wheel driving transfer device |
| US06/309,141 US4442729A (en) | 1980-10-07 | 1981-10-06 | Lubricating system for four-wheel drive torque transfer mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55140022A JPS5766020A (en) | 1980-10-07 | 1980-10-07 | Feeding device for lubricating oil for four-wheel driving transfer device |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9509685A Division JPS6188073A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | ４輪駆動用トランスフア装置の潤滑油供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5766020A JPS5766020A (en) | 1982-04-22 |
| JPS6211684B2 true JPS6211684B2 (ja) | 1987-03-13 |
Family
ID=15259116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55140022A Granted JPS5766020A (en) | 1980-10-07 | 1980-10-07 | Feeding device for lubricating oil for four-wheel driving transfer device |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4442729A (ja) |
| JP (1) | JPS5766020A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200118664A (ko) * | 2019-04-08 | 2020-10-16 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 구동시스템 |
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1980
- 1980-10-07 JP JP55140022A patent/JPS5766020A/ja active Granted
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1981
- 1981-10-06 US US06/309,141 patent/US4442729A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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|---|---|
| JPS5766020A (en) | 1982-04-22 |
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