JPS6211408A - キ−ホルダ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は永久磁石を使用した係合具を用いてキー等を係
留するようにしたキーホルダーの改良に係り、永久磁石
による磁気記録カード等への悪影響を防止するようにし
たキーホルダーに関するものである。

（従来技術） 磁石を利用したキーホルダーとしては実開昭５７−１３
６２９８号に係る物品吊下具があるが該物品吊下具は磁
石を内蔵した吸引体と同吸引体に吸着する磁性体とより
形成された吸着離脱具における吸引体または磁性体に鎖
、飾紐等紐状体を連結し、この紐状体の先端にズボンの
ベルト通し環、衣服のボタン孔などへの着脱用繋留具を
取付けると共に磁性体または吸引体に吊下環等物品吊下
部を設けてなるものである。

（発明が解決しようとる問題点） しかしながら、上記の物品吊下具は磁石を内蔵した吸引
体の磁性体を吸引する面には強磁性体の非吸着時に磁力
線が放出されており、キャッシュカードその他の磁気カ
ード、或は磁気テープ等の磁気記録体が多用される昨今
においてはこれ等の磁気記録体と吸引体とが接触する機
会が多く、特にキャッシュカード等の磁気記録カードは
通常ポケットに入れて携帯する物であり、放出磁力線の
ために磁気記録が破壊される等の問題点があった。

（問題を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供されたもの
であって、永久磁石ｌは一方の磁極面ａより他方の磁極
面すに向けて孔１ａを有し、該永久磁石ｌとその磁極面
ａに添設された強磁性部材２とが雌具Ａとされ、該雌具
Ａにおける永久磁石１の磁極面すに当接される少なく共
板部３ｂを有する強磁性部材３よりなる雄具Ｂと永久磁
石ｌの孔１ａを介して着脱自在に吸着するように構成さ
れた係合具の雌具Ａ又は雄具Ｂの一方に係止環を有する
鎖等の紐状体を連結し、他方にキー等の係止部を設けて
なるキーホルダーであって、前記雌具Ａは非磁性金属の
ケース４により被覆され、該ケース４の磁極面すの周縁
には突縁４ｂが構成さ−れており、この突縁４ｂに囲繞
される内側部分が前記雄具Ｂにおける強磁性部材３の板
部が嵌入する凹陥部６とされているようにしたキーホル
ダーとしたものである。

（作用） 而して係合具の吸着係合状態においては雄具Ｂの強磁性
部材３は雌具Ａの突縁４ｂで構成される凹陥部６内に嵌
入し、雌具Ａの突縁４ｂの先端より食み出さず体裁のよ
いものとなり、又突縁４ｂにより磁極面す上での動きを
規制されズレが起らない。

又、突縁４ｂは非磁性金属であり、これに磁気記録カー
ドが接触しても磁極面すとの間隔が永久磁石１より放出
される磁力を磁気記録に悪影響のない程度に弱化させる
ものである。更に全周縁に突縁４ｂが設けられているた
め磁気記録カードが突縁４ｂの先端面により磁極面すに
面接触することがない。

（実施例） 第１図はキーホルダーの係合具部分を示すもので、１は
円板状の永久磁石であって、該永久磁石ｌはフェライト
、アルニコ、コバルト、希土類その他よりなり、一方の
磁極面ａより他方の磁極面すに向けて孔１ａを有し、該
永久磁石１とその磁極面ａに添設された円板状の強磁性
部材２とにより雌具Ａが構成され、雌具Ａは底部に永久
磁石１の孔１ａに連通する孔を有する皿状の非磁性金属
のケース４により被覆され、ケース４の開口側端部４ａ
を強磁性部材２面に絞り込んで一体とされている０強磁
性部材２はその板部２ｂの一部がケース４より突出して
核部に鎖７等を連結するための係止孔２ｃを有し、磁極
面ａ側の板部２ｂ面には永久磁石１の孔ｌａ内に突出す
る突部２ａが一体に設けられている。又、該突部２ａは
板部２ｂと別体として板部２ｂに開設した孔ヘカシメ付
する場合、或は孔をねじ孔として突部２ａの基部を螺合
させる場合もある。

Ｂは雄具であって、強磁性部材３よりなり、強磁性部材
３．は円板状の板部３ｂとその一方の面に突設した突部
３ａよりなり、突部３ａは周面に雄ねじを刻設した細径
桿部３ａ’が板部３ｂ中央の雌ねじ孔内に螺入されて突
設されており、更に細径桿部３ａ’にはキー等を係留す
るための係止部５ａを有するキャップ５が螺合されてい
る。又、突部３ａは板部３ｂと一体とされる場合や、カ
シメ付けされる場合もある。

該雄具Ｂはその強磁性部材３の板部３ｂが雌具Ａの磁極
面すに当接され、突部３ａが前記雌具Ａの永久磁石１の
孔１ａを介して雌具Ａの強磁性部材２の突部２ａに吸着
するようになっている。

又、前記雌具Ａのケース４における磁極面すの周縁には
突縁４ｂが構成され、この突縁４ｂに囲繞される内側部
分が前記雄具Ｂにおける強磁性部材３の板部３ｂが係合
時に嵌入する凹陥部６となっている。

而して係合時には雄具Ｂの強磁性部材３における板部３
ｂはケース４を介して雌具Ａの永久磁石ｌの磁極面すに
当接し、凹嵌部６内に嵌入レキャップ５のみが突出する
。

第４図は他の実施例を示すもので雌具Ａの強磁性部材２
の突部２ａは細径押部２ａ’を板部２ｂ及び基板８に開
設した孔に挿通し、強磁性歩合３と基板８とを一体にカ
シメ付けしたものである。この場合、鎖７は基板８の一
端の係止孔８ａに取付けられる。

又、雄具Ｂの強磁性部材３は突部３ａ、板部３ｂ及びキ
ャップ５を一体にしたものである。

上記の各実施例における強磁性部材は突部を板部にカシ
メ付け、螺着、一体形成する等適宜に構成されるもので
ある。尚、強磁性部材の突部は雌具或は雄具の何れか一
方のみに設けられ、他方の強磁性部材の板部に達する長
さとして係合時に突部が直接他方の板部に吸着するよう
に構成されある場合もある。

（効果） 以上のように本発明にかかるキーホルダーは前記のよう
に構成されており、特にキー係留部と係止環を有する鎖
等とを連結するための係合具における雌具のケースの突
縁が永久磁石における雄具の吸着する側の磁極面の全周
縁に設けられているので、キーホルダーはポケットに入
れることが多く、キャシュカード、テレホンカード等の
磁気記録カード類が該面に接触し易いが突縁により磁気
記録に悪影響のない間隔に保たれるので磁気障害が防止
される。

又、雄具の強磁性部材の板部が凹嵌部に嵌入するので磁
極面上でズレを起すことがなく一フィツト感があり、外
観も良好な状態を維持する等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかるキーホルダーの一実施例の要部
断面図、第２図は同斜視図、第３図は吸着係合状態の断
面図、第４図は他の実施例の断面図、第５図は同吸着係
合状態の断面図である。 ｌ・・・永久磁石、２．３・・・強磁性部材、４・・・
ケース、５・・・キャップ、６・・・凹陥部、７・・・
鎖、Ａ・・・雌具、Ｂ・・・雄具。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一方の磁極面ａより他方の磁極面ｂに向けて孔１ａを有
   する永久磁石１と該永久磁石１の磁極面ａに添設された
   強磁性部材２とよりなる雌具Ａと該雌具Ａにおける永久
   磁石１の磁極面ｂに当接される少なく共板部３ｂを有す
   る強磁性部材３よりなる雄具Ｂとが永久磁石１の孔１ａ
   を介して着脱自在に吸着する係合具の雌具Ａ又は雄具Ｂ
   の一方に係止環を有する鎖等の紐状体を連結し、他方に
   キー等の係止部を設けてなるキーホルダーであって、 前記雌具Ａは非磁性金属のケース４により被覆され、該
   ケース４の磁極面ｂの周縁には突縁が構成されており、
   この突縁に囲繞される内側部分が前記雄具Ｂにおける強
   磁性部材３の板部３ｂが嵌入する凹陥部６とされている
   ことを特徴とするキーホルダー。