JPS62112032A - 振動式トランスジユ−サ - Google Patents
振動式トランスジユ−サInfo
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- JPS62112032A JPS62112032A JP25242485A JP25242485A JPS62112032A JP S62112032 A JPS62112032 A JP S62112032A JP 25242485 A JP25242485 A JP 25242485A JP 25242485 A JP25242485 A JP 25242485A JP S62112032 A JPS62112032 A JP S62112032A
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- fluid
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- cavity
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
本発明は、曲げ振動する固体振動体を含む振動系の共振
周波数を検出して該振動体の両面に接触している流体の
密度または圧力を測定する振動式トランスジューサ、特
に製作の容易なセンサ部の構成に関する。
周波数を検出して該振動体の両面に接触している流体の
密度または圧力を測定する振動式トランスジューサ、特
に製作の容易なセンサ部の構成に関する。
振動系の共振周波数にもとづいて流体密度の測定を行う
装置としては第5図に示した米国特許第3、 f’i7
7、0fi7号明細書記載のものが公知である。
装置としては第5図に示した米国特許第3、 f’i7
7、0fi7号明細書記載のものが公知である。
第5図において、1は測定流体2が流れる流路3内に配
置される円管状測定管、Gは測定流体2の流動方向で、
測定管1は通常その軸方向と流動方向Gとがほぼ一致す
るように配置される。4は測定管lの軸を含むようにし
て両側縁で測定管1の内面に固定された矩形板状の振動
子で、5は軸が振動子4の板面にほぼ垂直になるように
して一端に測定管lが固定され、他端に円筒状接続箱6
が固定された筒体である。筒体5には測定管lを上述の
よ5に流路3内に設置するための取り付けねじ7が設げ
られている。第5図においては、図示していない機構を
介して、振動子4が、その測定管lに固定されていない
縁が円弧状に湾曲する曲げ振動の自励振動を継続するよ
うに構成されているので、振動子4は該振動子を含む振
動系の共振周波数Fnで振動する。測定管lが流路3内
に配置されると測定流体2が測定管lを貫流するので。
置される円管状測定管、Gは測定流体2の流動方向で、
測定管1は通常その軸方向と流動方向Gとがほぼ一致す
るように配置される。4は測定管lの軸を含むようにし
て両側縁で測定管1の内面に固定された矩形板状の振動
子で、5は軸が振動子4の板面にほぼ垂直になるように
して一端に測定管lが固定され、他端に円筒状接続箱6
が固定された筒体である。筒体5には測定管lを上述の
よ5に流路3内に設置するための取り付けねじ7が設げ
られている。第5図においては、図示していない機構を
介して、振動子4が、その測定管lに固定されていない
縁が円弧状に湾曲する曲げ振動の自励振動を継続するよ
うに構成されているので、振動子4は該振動子を含む振
動系の共振周波数Fnで振動する。測定管lが流路3内
に配置されると測定流体2が測定管lを貫流するので。
この場合振動子4が上述のような曲げ振動をすると振動
子4に接触している流体2も振動し、この結果振動子4
を含む振動系の質量が振動子4に付随して振動する流体
2の質量分だけ増加したことになり、したがって前記共
振周波数Fnが振動子4に流体が接触していない場合と
は異なった値になる。すなわち周波数Fnは(1)式で
表され、この場合Mは振動子4の質量、Kは振動子4の
ばね定数1Mtは前述した質量増加分としての流体20
(1)式においてに、Mは流体2の性質によらない定数
であり、またMtは流体2の密度に対応しているので、
この(1)式から振動数Fnを測定することによって流
体2の密度を測定しうる。第5図においてはこのよ51
C1て密度測定を行うよりに要部が構成されている。
子4に接触している流体2も振動し、この結果振動子4
を含む振動系の質量が振動子4に付随して振動する流体
2の質量分だけ増加したことになり、したがって前記共
振周波数Fnが振動子4に流体が接触していない場合と
は異なった値になる。すなわち周波数Fnは(1)式で
表され、この場合Mは振動子4の質量、Kは振動子4の
ばね定数1Mtは前述した質量増加分としての流体20
(1)式においてに、Mは流体2の性質によらない定数
であり、またMtは流体2の密度に対応しているので、
この(1)式から振動数Fnを測定することによって流
体2の密度を測定しうる。第5図においてはこのよ51
C1て密度測定を行うよりに要部が構成されている。
第5図では上述のようにして密度測定を行うが。
この場合ばね定数にや質fIkMは、振動子4の形状・
寸法等によって定まる定数であるから、寸法のばらつき
等のために振動子4を製作する都度異なった値となる。
寸法等によって定まる定数であるから、寸法のばらつき
等のために振動子4を製作する都度異なった値となる。
すなわちに、Mはそれぞれ完全な定数ではな(てばらつ
いた値となる。したがって上述のような密度測定装置に
は、(11式による密度演算の際に、Mの値にそれぞれ
所定の基準値を採用した場合、に、Mの容性のばらつき
にもとづく測定誤差、換言すれば器差が存在する。この
ため上述の密度測定装置には、高精度の測定を行おうと
する場合、前述の器差を除くために装置ごとに予めに、
Mの値を正確に測定しておきこの測定値を用いて密度演
算をする必要があるので、測定操作が面倒であるという
問題がある。振動子4の加工精度を上げてに、Mのばら
つきを少くすれば上述の器差を小さくすることができる
ので、高精度測定の際の前述した測定操作上の面倒さを
なくすることができるが、今度は、振動子4の加工精度
を、通常±1〜士2〔チ〕とされている密度測定の精度
よりも一桁程度低くする必要があるので。
いた値となる。したがって上述のような密度測定装置に
は、(11式による密度演算の際に、Mの値にそれぞれ
所定の基準値を採用した場合、に、Mの容性のばらつき
にもとづく測定誤差、換言すれば器差が存在する。この
ため上述の密度測定装置には、高精度の測定を行おうと
する場合、前述の器差を除くために装置ごとに予めに、
Mの値を正確に測定しておきこの測定値を用いて密度演
算をする必要があるので、測定操作が面倒であるという
問題がある。振動子4の加工精度を上げてに、Mのばら
つきを少くすれば上述の器差を小さくすることができる
ので、高精度測定の際の前述した測定操作上の面倒さを
なくすることができるが、今度は、振動子4の加工精度
を、通常±1〜士2〔チ〕とされている密度測定の精度
よりも一桁程度低くする必要があるので。
振動子4の製作が困難になるという問題が生じる。
また、内燃機関等の吸入空気の密度あるいは圧力を検出
して該吸入空気量の補正を行い正しい質世流着を測定す
るというような用途に第5図の測定装置を適用しようと
した場合、内燃機関が通常使用される大気圧附近では、
器差の全くないことを要求されるので、このような用途
だはばらつき坐あるに、Mを有する上述の密度測定装置
は適用し難いという問題もある。
して該吸入空気量の補正を行い正しい質世流着を測定す
るというような用途に第5図の測定装置を適用しようと
した場合、内燃機関が通常使用される大気圧附近では、
器差の全くないことを要求されるので、このような用途
だはばらつき坐あるに、Mを有する上述の密度測定装置
は適用し難いという問題もある。
C発明の目的〕
本発明は、上述したような従来の密度測定装置つまり振
動式トランスジューサにおげろ問題を解消して5器差の
除去を容易に行うことができ、この結果振動子の加工精
度等を特別に高くしなくても高精度の密度測定を容易に
行うことのできる振動式トランスジューサを提供するこ
とを目的とする。
動式トランスジューサにおげろ問題を解消して5器差の
除去を容易に行うことができ、この結果振動子の加工精
度等を特別に高くしなくても高精度の密度測定を容易に
行うことのできる振動式トランスジューサを提供するこ
とを目的とする。
本発明は、上記目的達成のため、振動板の少なくとも一
方の面側に、その面に対向して、前記振動板の他方の面
側と流体的に流通しないように形成された空洞と、この
空洞に流体を導く筒体とがら成る音響撮動系を設け、そ
の節体を長さ可変に構成したので、儀動板の質量や振動
板固定部のばね定数にばらつきが存在しても、これらの
ばらつきにもとづくトランスジューサの器差が筒体の長
さを変えることによって容易に除去されるようにして、
この結果、振動板の加工精度等を特別に高くしなくても
高精度の振動式トランスジューサが容易に得られるよう
にしたものである。
方の面側に、その面に対向して、前記振動板の他方の面
側と流体的に流通しないように形成された空洞と、この
空洞に流体を導く筒体とがら成る音響撮動系を設け、そ
の節体を長さ可変に構成したので、儀動板の質量や振動
板固定部のばね定数にばらつきが存在しても、これらの
ばらつきにもとづくトランスジューサの器差が筒体の長
さを変えることによって容易に除去されるようにして、
この結果、振動板の加工精度等を特別に高くしなくても
高精度の振動式トランスジューサが容易に得られるよう
にしたものである。
第1図は本発明による振動式トランスジ二−サを適用し
た密度測定装置の第1実施例における要部の縦断面図、
第2図はその第1実施例のブロック構成図である。第1
図および第2図において。
た密度測定装置の第1実施例における要部の縦断面図、
第2図はその第1実施例のブロック構成図である。第1
図および第2図において。
8は底部8aの内面に圧電撮動子9が接層固定され開口
端にはつば8bが設けられた有底円筒状の振動体で、該
撮動体8は厚さ0.L[m〕程度の金属製薄板で形成さ
れている。IIE電振励振動子9厚さ0.1〜0.21
:++m〕の円板状圧電基板9aと該基板9aの一面に
形成した第1電極9bと基板9aの他面に形成した第2
および第3電極9C19dとで構成され、第1屯極9b
が設けられた面が底部8aに当接させられて電極9bと
振動体8とが「バ気的に接続されている。10は振動体
8と圧電振動子9とからなる振動板である。11は開口
端側の内面にめねじllaを設けた有底円筒状の容器で
、この容器11の底部11bには円形貫通孔ttcが設
けられている。12は、一端が容器11の底部11b外
部に流体密に固定され他端側内面にめねじが形成された
円筒状第1筒体12aと、外面におねじが形成されて第
1筒体L2aの内面めねじにねじ込まれた円筒状第2筒
体L2bとからなる筒体で、この筒体12は測定流体2
を貫通孔11cを介して容器II内に導くように配置さ
れている。この場合第2筒体L2bの内径は貫通孔it
cの内径にほぼ等しくなるように各部が構成されている
。
端にはつば8bが設けられた有底円筒状の振動体で、該
撮動体8は厚さ0.L[m〕程度の金属製薄板で形成さ
れている。IIE電振励振動子9厚さ0.1〜0.21
:++m〕の円板状圧電基板9aと該基板9aの一面に
形成した第1電極9bと基板9aの他面に形成した第2
および第3電極9C19dとで構成され、第1屯極9b
が設けられた面が底部8aに当接させられて電極9bと
振動体8とが「バ気的に接続されている。10は振動体
8と圧電振動子9とからなる振動板である。11は開口
端側の内面にめねじllaを設けた有底円筒状の容器で
、この容器11の底部11bには円形貫通孔ttcが設
けられている。12は、一端が容器11の底部11b外
部に流体密に固定され他端側内面にめねじが形成された
円筒状第1筒体12aと、外面におねじが形成されて第
1筒体L2aの内面めねじにねじ込まれた円筒状第2筒
体L2bとからなる筒体で、この筒体12は測定流体2
を貫通孔11cを介して容器II内に導くように配置さ
れている。この場合第2筒体L2bの内径は貫通孔it
cの内径にほぼ等しくなるように各部が構成されている
。
13は外側面におねじ13aを設けた有底円筒状ハウジ
ングである。振動体8は、おねじ13aをめねじita
にねじ込むことによってっば8bがハウジング13と容
B11の段差部とで挾みつけられて、ハウジング13と
容器11とで形成される内部空所内に固定されている。
ングである。振動体8は、おねじ13aをめねじita
にねじ込むことによってっば8bがハウジング13と容
B11の段差部とで挾みつけられて、ハウジング13と
容器11とで形成される内部空所内に固定されている。
14は振動板10と容器11とで形成された第1空所、
15は振動板10とハウジング13とで形成された第2
空所で、ハウジング13の底部13bには貫通孔t6.
lfiが設けられ、さらに該底部13bの内面には検出
回路エフを構成するプリント配線基板18が接宥固定さ
れている。第1空所14と第2空所15とは振動板10
によって流体密に@離されており、また第1空所14は
、振動体底部8aと容器底部1 l bとの間の寸法を
短くすることによって、該空所14の後に説明する斤響
容1ができるだけ小さくなるように関係要部が構成され
ている。
15は振動板10とハウジング13とで形成された第2
空所で、ハウジング13の底部13bには貫通孔t6.
lfiが設けられ、さらに該底部13bの内面には検出
回路エフを構成するプリント配線基板18が接宥固定さ
れている。第1空所14と第2空所15とは振動板10
によって流体密に@離されており、また第1空所14は
、振動体底部8aと容器底部1 l bとの間の寸法を
短くすることによって、該空所14の後に説明する斤響
容1ができるだけ小さくなるように関係要部が構成され
ている。
19aは検出回路17と空所15外の回路とを接続する
ために空所I5から貫通孔16を介して引き出された導
線で、19b、’19c、19dは振動体8、圧電振動
子9における電極9C,9dのそれぞれを検出回路17
に接続するリード線である。
ために空所I5から貫通孔16を介して引き出された導
線で、19b、’19c、19dは振動体8、圧電振動
子9における電極9C,9dのそれぞれを検出回路17
に接続するリード線である。
次に検出回路17の構成と動作とを説明する。
2Iは電極9Cを介して出力電圧を圧電基板9aに印加
する増幅器で、22は圧電基板9aに発生した電圧を電
極9dを介して検出して増幅器21に正帰還する帰還回
路である。第1図および第2図においては振動板IOが
上述のように構成され、かつ圧電基板9aは電@1.9
b、9c間に交流電圧が印加されると半径方向に伸縮す
るように構成されているので、圧電基板9aにこのよう
な伸縮が発生すると撮動体8の底部8aは該振動体の筒
体軸の方向に振動する。この結果再び電極9d、9b間
に圧電基板9aの歪みに応じた交流電圧が発生して、こ
の電圧が帰還回路22を介して増幅器21に正帰還され
るので、結局振動板10は該振動板の固有振動数Fで振
動する共振状態を継続して自励振動をする。23は固有
振動数Fに等しい周波数を有する増幅器21の出力交流
電圧21aが入力され、該電圧に対して行う後述の信号
処理をやり易くするインピーダンス変換回路である。
する増幅器で、22は圧電基板9aに発生した電圧を電
極9dを介して検出して増幅器21に正帰還する帰還回
路である。第1図および第2図においては振動板IOが
上述のように構成され、かつ圧電基板9aは電@1.9
b、9c間に交流電圧が印加されると半径方向に伸縮す
るように構成されているので、圧電基板9aにこのよう
な伸縮が発生すると撮動体8の底部8aは該振動体の筒
体軸の方向に振動する。この結果再び電極9d、9b間
に圧電基板9aの歪みに応じた交流電圧が発生して、こ
の電圧が帰還回路22を介して増幅器21に正帰還され
るので、結局振動板10は該振動板の固有振動数Fで振
動する共振状態を継続して自励振動をする。23は固有
振動数Fに等しい周波数を有する増幅器21の出力交流
電圧21aが入力され、該電圧に対して行う後述の信号
処理をやり易くするインピーダンス変換回路である。
24は変換回路23の出力信号に対して波形整形を行っ
て周波数Fのパルス列1言号24aを出力゛〈る波形整
形回路である。検出回路17は、上述した増幅器21と
帰還回路22とインピーダンス変換回路23と波形整形
回路24とこれら各部を塔載したプリント配線基板18
とで構成されている。
て周波数Fのパルス列1言号24aを出力゛〈る波形整
形回路である。検出回路17は、上述した増幅器21と
帰還回路22とインピーダンス変換回路23と波形整形
回路24とこれら各部を塔載したプリント配線基板18
とで構成されている。
25は信号24aが入力され該信号を構成するパルス列
の周波数Fに対応した信号を演算部26に出力する信号
変換回路で、演算部26は信号変換回路25の出力信号
が入力されると後述の演算式にもとづく演算を行って密
度信号26aを出力するように構成されて(・る。
の周波数Fに対応した信号を演算部26に出力する信号
変換回路で、演算部26は信号変換回路25の出力信号
が入力されると後述の演算式にもとづく演算を行って密
度信号26aを出力するように構成されて(・る。
第1図および第2図においては各部が上述のように構成
されているので、第1図の部分を測定流体2内に配置す
ると、空所14には筒体12を介して、また空所15に
は貫通孔16を介していずれも流体2が侵入するので、
この状態で振動板10を上述のようにして自助振動させ
ると、該振動板は測定流体2が導入された第1空所14
および貫通孔ttcおよび筒体12の内部と、振動板1
0とからなる振動系27の共振周波数で振動する。
されているので、第1図の部分を測定流体2内に配置す
ると、空所14には筒体12を介して、また空所15に
は貫通孔16を介していずれも流体2が侵入するので、
この状態で振動板10を上述のようにして自助振動させ
ると、該振動板は測定流体2が導入された第1空所14
および貫通孔ttcおよび筒体12の内部と、振動板1
0とからなる振動系27の共振周波数で振動する。
したがって波形整形回路24から出力されるパルス列信
号24aの周波数Fは振動系27の共振周波数に等しく
なる。第2図に示した28は、圧電振動子9と噴出回路
17と信号変換回路25とからなり、上述のようにして
振動系27の共振周波数Fを検出する周波数検出部であ
る。
号24aの周波数Fは振動系27の共振周波数に等しく
なる。第2図に示した28は、圧電振動子9と噴出回路
17と信号変換回路25とからなり、上述のようにして
振動系27の共振周波数Fを検出する周波数検出部であ
る。
次に振動板10の撮動態様を第3図をも併用して説明す
る。すなわち第1図においては、振動体8の側xyBc
は容器11の内側面と非常に狭い間隙を介して対向する
ように構成され、また空所15の容積ならびに貫通孔1
6の合計開口面積は、振動板10が上述のように振動し
ても空所15内には殆ど圧力変動が生じないように構成
されているので、第1図の振動系27は模式的に第3図
(イ)のように表される。第3図(2)においてMmは
振動板10の質量、Sは振動体8の底部8aの面積、C
mは振動板10のばね定数Kmに対応するコンプライア
ンスで、Cm=1/Km の関係があり%Maは筒体1
2内に存在する測定流体2の質1i、Caは空所14に
おける音響容量である。音響容量Caは(2)式で表さ
れる。ここにWは空所14の容積、X、ρはそれぞれ流
体2中の音速、流体2の密度である。
る。すなわち第1図においては、振動体8の側xyBc
は容器11の内側面と非常に狭い間隙を介して対向する
ように構成され、また空所15の容積ならびに貫通孔1
6の合計開口面積は、振動板10が上述のように振動し
ても空所15内には殆ど圧力変動が生じないように構成
されているので、第1図の振動系27は模式的に第3図
(イ)のように表される。第3図(2)においてMmは
振動板10の質量、Sは振動体8の底部8aの面積、C
mは振動板10のばね定数Kmに対応するコンプライア
ンスで、Cm=1/Km の関係があり%Maは筒体1
2内に存在する測定流体2の質1i、Caは空所14に
おける音響容量である。音響容量Caは(2)式で表さ
れる。ここにWは空所14の容積、X、ρはそれぞれ流
体2中の音速、流体2の密度である。
Ca =W / (X’ −ρ) −−−−−
−(2)第1図においては%前述したように、振動体底
部8aと容器底部itbとの間の寸法、すなわち第3図
(2)に示した空所14の高さhを短くすることによっ
て音響容量Caができるだけ小さくなるように要部が構
成されており、また測定感度を上げるために筒体12内
の断面積または貫通孔11Cの断面積S、が共に振動体
底部8aの面積Sに比べてかなり小さく形成されていて
、この結果空所14における流体2の質量ならびに筒体
12内の音響容量が共に無視しうるようになっている。
−(2)第1図においては%前述したように、振動体底
部8aと容器底部itbとの間の寸法、すなわち第3図
(2)に示した空所14の高さhを短くすることによっ
て音響容量Caができるだけ小さくなるように要部が構
成されており、また測定感度を上げるために筒体12内
の断面積または貫通孔11Cの断面積S、が共に振動体
底部8aの面積Sに比べてかなり小さく形成されていて
、この結果空所14における流体2の質量ならびに筒体
12内の音響容量が共に無視しうるようになっている。
それゆえ、第3図(2)に示した感動系27は、測定流
体2で満たされた1貫通孔ttcを含む空所I4と筒体
12内部とからなる音響振動系を機械振動系に変換して
、第3図■に示した電気的等価回路で表すことができる
。ここにMaO,CaOはそれぞれ(3)式で表される
質量、音響コンプライアンスである。
体2で満たされた1貫通孔ttcを含む空所I4と筒体
12内部とからなる音響振動系を機械振動系に変換して
、第3図■に示した電気的等価回路で表すことができる
。ここにMaO,CaOはそれぞれ(3)式で表される
質量、音響コンプライアンスである。
Cao=Ca/S”
撮動の角周波数をωとして、第1図においては(4)式
が成立するように要部が構成されているので。
が成立するように要部が構成されているので。
第3図0は同メ0のように書き直され、第3図Oの回路
の共振周波数をFとすると(5)式が成立する。
の共振周波数をFとすると(5)式が成立する。
すなわち、第1図においては振動板lOは(5)式で表
される共振周波数Fで振動し、このため第2図に示した
波形整形回路の出力信号24aを構成するパルス列の周
波数Fは、筒体12内にある測定流体2の質量Maに応
じた周波数になる。質量Maは測定流体2の密度ρに対
応しているので、(5)式から明らかなように周波数F
を知ることによって流体2の密度ρを知ることができる
わけで。
される共振周波数Fで振動し、このため第2図に示した
波形整形回路の出力信号24aを構成するパルス列の周
波数Fは、筒体12内にある測定流体2の質量Maに応
じた周波数になる。質量Maは測定流体2の密度ρに対
応しているので、(5)式から明らかなように周波数F
を知ることによって流体2の密度ρを知ることができる
わけで。
第2図の演算%i26は(5)式にもとづく演算を行っ
て密度ρに相当した賢度信号26aを出力するように構
成されている。
て密度ρに相当した賢度信号26aを出力するように構
成されている。
第1図および第2図に示した密度測定装置は上述のよう
にして密度測定を行うものであるから、この場合も振動
板lOの質量Mm、 コンプライアンスCmは、いず
れも該振動板を構成する振動体8や圧電振動子9の形状
・寸法等によって振動板IOごとに異なった値になる。
にして密度測定を行うものであるから、この場合も振動
板lOの質量Mm、 コンプライアンスCmは、いず
れも該振動板を構成する振動体8や圧電振動子9の形状
・寸法等によって振動板IOごとに異なった値になる。
このためこのような密度測定装置には、(5)式から明
らかなようにr由11゜Cmの容性のばらつきに伴う器
差が存在しうるごとになる。ところが一方、(5)式か
ら明らかなように筒体12内の測定流体2の質量Ma
b″−変化すると周波数Fも変化するので、密度測定装
置にM m+Cmのばらつきに起因する器差が存在して
振動板10が所定の流体密度に対応する所定の周波数で
共振していない場合、質量Maを変化させることによっ
て振動板10が前記所定周波数で共振するようにするこ
とができる。すなわちこの場合質量Maを変化させるこ
とによって器差を除くことができるわけで、第1図にお
いては第2筒体L2bの第1@体12aに対するねじ込
み長さを加減することによって質−111Maを連続的
に変えることができるので、器差の除去が容易に行える
ことになる。したがって、このような密度測定装置を、
たとえば、前述した内燃機関の吸入空気密度の測定に適
用する場合、該内燃機関が通常使用される20’C,7
60mmHgの空気状態で第2筒体12bのねじ込み長
さを加減して振動板10の共振周波数Fが所定値になる
ようにすると、振動板10の加工精度を特別に高くして
質量MmやコンプライアンスCmの各ばらつきを極度に
小さくするようにしなくても、前記空気状態で器差の全
くない密度測定装置が容易に得られることになる。
らかなようにr由11゜Cmの容性のばらつきに伴う器
差が存在しうるごとになる。ところが一方、(5)式か
ら明らかなように筒体12内の測定流体2の質量Ma
b″−変化すると周波数Fも変化するので、密度測定装
置にM m+Cmのばらつきに起因する器差が存在して
振動板10が所定の流体密度に対応する所定の周波数で
共振していない場合、質量Maを変化させることによっ
て振動板10が前記所定周波数で共振するようにするこ
とができる。すなわちこの場合質量Maを変化させるこ
とによって器差を除くことができるわけで、第1図にお
いては第2筒体L2bの第1@体12aに対するねじ込
み長さを加減することによって質−111Maを連続的
に変えることができるので、器差の除去が容易に行える
ことになる。したがって、このような密度測定装置を、
たとえば、前述した内燃機関の吸入空気密度の測定に適
用する場合、該内燃機関が通常使用される20’C,7
60mmHgの空気状態で第2筒体12bのねじ込み長
さを加減して振動板10の共振周波数Fが所定値になる
ようにすると、振動板10の加工精度を特別に高くして
質量MmやコンプライアンスCmの各ばらつきを極度に
小さくするようにしなくても、前記空気状態で器差の全
くない密度測定装置が容易に得られることになる。
第4図は本発明による振動式トランスジューサを適用し
た密度測定装置の第2実施例における要部縦断面図で1
本図は第1図に対応した図である。
た密度測定装置の第2実施例における要部縦断面図で1
本図は第1図に対応した図である。
第4図の第1図と異なる主な所は、振動板10の圧電撮
動子9が取り付けられている側にも、空所14と筒体1
2どの各々に対応する空所;32と筒体29とが設けら
れていることである。この場合振動板10と共に空所3
2を形成する第1図のハウジング13に対応する有底円
筒状容器30は、その底部30bが、該底部30bと振
動板10との間の寸法を短くすることによって空所32
の音響容量を小さくするために、圧電振動子9の近傍ま
で持ち上げられ、そして、該振動子9の各電極は、底部
30bに貫設した端子31を介して空所32および14
外に設けた検出回路17に接続されている。筒体29は
、筒体12と同様に、一端が容器30の底部30b外面
に流体密に固定され内面にめねじが設けられた外部筒体
29aとこの外部筒体内にねじ込まれた内部筒体29b
とで構成され、かつ底部30bに設げた円形貫通孔30
Cを介して測定流体2を空所32に導入しうるように配
置されている。筒体29においても内部筒体29bの内
径は貫通孔30Cの直径に等しくなっている。
動子9が取り付けられている側にも、空所14と筒体1
2どの各々に対応する空所;32と筒体29とが設けら
れていることである。この場合振動板10と共に空所3
2を形成する第1図のハウジング13に対応する有底円
筒状容器30は、その底部30bが、該底部30bと振
動板10との間の寸法を短くすることによって空所32
の音響容量を小さくするために、圧電振動子9の近傍ま
で持ち上げられ、そして、該振動子9の各電極は、底部
30bに貫設した端子31を介して空所32および14
外に設けた検出回路17に接続されている。筒体29は
、筒体12と同様に、一端が容器30の底部30b外面
に流体密に固定され内面にめねじが設けられた外部筒体
29aとこの外部筒体内にねじ込まれた内部筒体29b
とで構成され、かつ底部30bに設げた円形貫通孔30
Cを介して測定流体2を空所32に導入しうるように配
置されている。筒体29においても内部筒体29bの内
径は貫通孔30Cの直径に等しくなっている。
第4図においては各部が上記のように構成されているの
で、検出回路17と信号変換回路25と演算部26とを
除く図示の部分を測定流体2中に配置して振動板10を
振動させた場合、この振動知付随して振動して振fll
板1oの質量に付加されることになる測定流体2の質量
が%第1図においては殆ど筒体12内の流体質量である
のに対して、第4図においては殆ど筒体12内の流体質
量と筒体29内の流体質量との和になる。このため本図
のような密度測定装置を用いると、(5)式かられかる
ように、第1図および第2図に示した密度測定装置の場
合よりも感度の高い測定が行えることになるが、この場
合既述したように筒体29が長さ可変に構成されている
ので、筒体12.29のいずれを用いても前述した質i
Mm、コンプライアンスCmにもとづく器差を除くこと
ができることになる。
で、検出回路17と信号変換回路25と演算部26とを
除く図示の部分を測定流体2中に配置して振動板10を
振動させた場合、この振動知付随して振動して振fll
板1oの質量に付加されることになる測定流体2の質量
が%第1図においては殆ど筒体12内の流体質量である
のに対して、第4図においては殆ど筒体12内の流体質
量と筒体29内の流体質量との和になる。このため本図
のような密度測定装置を用いると、(5)式かられかる
ように、第1図および第2図に示した密度測定装置の場
合よりも感度の高い測定が行えることになるが、この場
合既述したように筒体29が長さ可変に構成されている
ので、筒体12.29のいずれを用いても前述した質i
Mm、コンプライアンスCmにもとづく器差を除くこと
ができることになる。
上記実施例の説明忙おいては密V測定について述べたが
、本発明による感動式トランスジューサが圧力測定にも
適用しうるものであることは説明するまでもなく明らか
である。
、本発明による感動式トランスジューサが圧力測定にも
適用しうるものであることは説明するまでもなく明らか
である。
上述したように、本発明においては、振動板の少なくと
も一方の面側に、その面に対向して、前記振動板の他方
の面側と流体的に流通しないように形成された空洞と、
この空洞に流体を導く筒体とから成る音響振動系を設け
、その節体を長さ可変に構成したので、振動板の質量や
ばね定数にばらつきが存在しても、これらのばらつきに
もとづくトランスジューサの器差が長さ可変の筒体によ
って容易に除去される結果、振動板の加工精度等を特別
に高くしなくても高精i動式トランスジエーサが容易に
得られる効果がある。
も一方の面側に、その面に対向して、前記振動板の他方
の面側と流体的に流通しないように形成された空洞と、
この空洞に流体を導く筒体とから成る音響振動系を設け
、その節体を長さ可変に構成したので、振動板の質量や
ばね定数にばらつきが存在しても、これらのばらつきに
もとづくトランスジューサの器差が長さ可変の筒体によ
って容易に除去される結果、振動板の加工精度等を特別
に高くしなくても高精i動式トランスジエーサが容易に
得られる効果がある。
第1図は本発明の第1実施例における要部縦断面図、第
2図は第1図に要部を示した実施例のブロック構成図、
第3図は第1図における振動系の振動態様説明図で、第
3図(3)は振動系の模式図。 第3図0および第3図0はそれぞれ異なる電気的等価回
路図である。第4図は本発明の第2実施例における要部
縦断面図、第5図は従来の密度測定装置の斜視図である
。 2・・・・・・測定流体、10・・・・・・振動板、L
L、30・・・・・・容器、ttb、3ob・・・・・
・容器底部、11c、30c・・・貫通孔、12.29
・・・・・・筒体、14.32・・・・・・空所、26
・・・・・・演算部、27・・・・・・振動系、28・
・・・・・周波数構1 1 閃 男 2 m 第 3 口 顎 4 閉 1 5 凹
2図は第1図に要部を示した実施例のブロック構成図、
第3図は第1図における振動系の振動態様説明図で、第
3図(3)は振動系の模式図。 第3図0および第3図0はそれぞれ異なる電気的等価回
路図である。第4図は本発明の第2実施例における要部
縦断面図、第5図は従来の密度測定装置の斜視図である
。 2・・・・・・測定流体、10・・・・・・振動板、L
L、30・・・・・・容器、ttb、3ob・・・・・
・容器底部、11c、30c・・・貫通孔、12.29
・・・・・・筒体、14.32・・・・・・空所、26
・・・・・・演算部、27・・・・・・振動系、28・
・・・・・周波数構1 1 閃 男 2 m 第 3 口 顎 4 閉 1 5 凹
Claims (1)
- 曲げ振動する振動板の共振周波数を検出してその振動板
の両面に接触する流体の密度または圧力を測定する振動
式トランスジューサにおいて、前記振動板の少なくとも
一方の面側に、その面に対向して、前記振動板の他方の
面側と流体的に流通しないように形成された空洞と、こ
の空洞に前記流体を導く筒体とからなる音響振動系を設
け、その筒体を長さ可変に構成したことを特徴とする振
動式トランスジューサ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25242485A JPS62112032A (ja) | 1985-11-11 | 1985-11-11 | 振動式トランスジユ−サ |
EP86114770A EP0221467B1 (en) | 1985-10-25 | 1986-10-24 | Vibrating type transducer |
DE8686114770T DE3673121D1 (de) | 1985-10-25 | 1986-10-24 | Wandler vom schwingungstyp. |
US06/922,694 US4872335A (en) | 1985-10-25 | 1986-10-24 | Vibrating type transducer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25242485A JPS62112032A (ja) | 1985-11-11 | 1985-11-11 | 振動式トランスジユ−サ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62112032A true JPS62112032A (ja) | 1987-05-23 |
Family
ID=17237166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25242485A Pending JPS62112032A (ja) | 1985-10-25 | 1985-11-11 | 振動式トランスジユ−サ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62112032A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01135509A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-05-29 | Ube Ind Ltd | 非相溶性溶液の混合液の分液法および装置 |
DE4017275A1 (de) * | 1989-05-29 | 1990-12-06 | Mazda Motor | Fahrzeug-radaufhaengung |
-
1985
- 1985-11-11 JP JP25242485A patent/JPS62112032A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01135509A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-05-29 | Ube Ind Ltd | 非相溶性溶液の混合液の分液法および装置 |
DE4017275A1 (de) * | 1989-05-29 | 1990-12-06 | Mazda Motor | Fahrzeug-radaufhaengung |
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