JPS62111799A - 耐久性に富む印字模様を有する熱可塑性樹脂製品とその製造方法 - Google Patents
耐久性に富む印字模様を有する熱可塑性樹脂製品とその製造方法Info
- Publication number
- JPS62111799A JPS62111799A JP25156585A JP25156585A JPS62111799A JP S62111799 A JPS62111799 A JP S62111799A JP 25156585 A JP25156585 A JP 25156585A JP 25156585 A JP25156585 A JP 25156585A JP S62111799 A JPS62111799 A JP S62111799A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colored
- thermoplastic resin
- minutes
- resin product
- masking layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はキーボードのキートップやネームプレート等の
様に文字や記号及び図形等を表示する合成樹脂製品とそ
の製造方法に関する。
様に文字や記号及び図形等を表示する合成樹脂製品とそ
の製造方法に関する。
熱可塑性樹脂製のプレートに印字模様を表示する方法の
一つに、プレートの表面に樹脂系のマスキング剤を文字
形状あるいは逆に文字以外の地の部分に被着し、プレー
トを着色剤溶液中に浸漬し乍ら加熱保持してプレート本
体の露出部分に着色剤を浸透させ、その後マスキング剤
を除去する方法があった。
一つに、プレートの表面に樹脂系のマスキング剤を文字
形状あるいは逆に文字以外の地の部分に被着し、プレー
トを着色剤溶液中に浸漬し乍ら加熱保持してプレート本
体の露出部分に着色剤を浸透させ、その後マスキング剤
を除去する方法があった。
しかし、この方法により印刷を施したプレートは着色剤
の浸透深さ０．３〜０．５μｍと極めて浅く、頻繁に使
用していると浸透層が摩滅して文字の判読が不能になる
ことがあった。また印刷が摩滅しないように着色剤の浸
透層を厚くする為、第４図の如く樹脂系マスキング剤３
′を被着したプレート１を着色液６に長時間浸漬してお
くと、マスキング層５が着色液６に浸食されるので、製
品１″においては着色部８と非着色部１０との境界がぼ
け文字が不鮮明になるという欠点があった。
の浸透深さ０．３〜０．５μｍと極めて浅く、頻繁に使
用していると浸透層が摩滅して文字の判読が不能になる
ことがあった。また印刷が摩滅しないように着色剤の浸
透層を厚くする為、第４図の如く樹脂系マスキング剤３
′を被着したプレート１を着色液６に長時間浸漬してお
くと、マスキング層５が着色液６に浸食されるので、製
品１″においては着色部８と非着色部１０との境界がぼ
け文字が不鮮明になるという欠点があった。
そこで二色成形法により文字部分と基地部分とを別色の
同系樹脂にて形成することもあるが、金型の裏作等によ
るコストの増大は避けられないものであった。
同系樹脂にて形成することもあるが、金型の裏作等によ
るコストの増大は避けられないものであった。
本発明は前記事情に基づいてなされたものであり、印字
模様を鮮明にした樹脂製品と着色剤を深く含浸する印刷
方法とを提供することにある。
模様を鮮明にした樹脂製品と着色剤を深く含浸する印刷
方法とを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の概要は、熱可塑性樹
脂にて成形した部材に金属転写箔を載せ、その上から加
熱した版型を押付け、部材表面に転写箔の一部をマスキ
ング層として被着した後、部材を着色液中にて加熱保持
し、部材の露出面から内部に着色剤を深さ０．５μｍ〜
０．６ｎｗｎまで含浸し、続いて剥離液中にて加熱保持
し、マスキング層を除去し、着色部と非着色部との組み
合わせにより印字模様を形成することを特徴とする。
脂にて成形した部材に金属転写箔を載せ、その上から加
熱した版型を押付け、部材表面に転写箔の一部をマスキ
ング層として被着した後、部材を着色液中にて加熱保持
し、部材の露出面から内部に着色剤を深さ０．５μｍ〜
０．６ｎｗｎまで含浸し、続いて剥離液中にて加熱保持
し、マスキング層を除去し、着色部と非着色部との組み
合わせにより印字模様を形成することを特徴とする。
以下に本発明の実施例を第３図を参照しつつ具体的且つ
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第 １ 例
まずＰＢＴＰ （ポリブチレンテレフタレート）で成形
した部材１に、金属転写箔３を重ね、該転写箔３として
は第３図（イ）の如くベースフィルム１１にリケイ層（
図示せず）とアルミ蒸着層１２及び熱溶融接着剤層１３
を順に積層形成したもの、或いはアルミ蒸着層１２の代
りに銅蒸着層を蒸着したもので、その転写箔３の上部よ
り１８０℃に加熱した印字模様の版型４で押圧し、第３
図（ハ）の如く部材表面に印字模様をなすアルミ製のマ
スキング層５を被着する。次に部材１を分散染料、ノニ
オン系界面活性剤及び酢酸からなる着色液６に浸漬し、
該着色液６を１００℃で２０分間加熱保持して部材露出
面７から部材内部に分散染料を含浸する。この際マスキ
ング層５は耐食性に優れたアルミがらなり着色液６に浸
食されないので、部材１のマスキング層５からは染料が
全く浸透せず、したがって浸漬時間の長短にかかわらず
着色部８の輪郭ににじみが無く非常に鮮明である。又、
着色液６に浸漬する時間を適宜調節し染料の浸透深さを
増減することが出来る。次に着色処理した部材１を苛性
ソーダ、界面活性剤及びハイドロサルファイドを含む剥
離液９に浸漬し、５０℃で３０分間加熱保持しマスキン
グ層５を除去する。
した部材１に、金属転写箔３を重ね、該転写箔３として
は第３図（イ）の如くベースフィルム１１にリケイ層（
図示せず）とアルミ蒸着層１２及び熱溶融接着剤層１３
を順に積層形成したもの、或いはアルミ蒸着層１２の代
りに銅蒸着層を蒸着したもので、その転写箔３の上部よ
り１８０℃に加熱した印字模様の版型４で押圧し、第３
図（ハ）の如く部材表面に印字模様をなすアルミ製のマ
スキング層５を被着する。次に部材１を分散染料、ノニ
オン系界面活性剤及び酢酸からなる着色液６に浸漬し、
該着色液６を１００℃で２０分間加熱保持して部材露出
面７から部材内部に分散染料を含浸する。この際マスキ
ング層５は耐食性に優れたアルミがらなり着色液６に浸
食されないので、部材１のマスキング層５からは染料が
全く浸透せず、したがって浸漬時間の長短にかかわらず
着色部８の輪郭ににじみが無く非常に鮮明である。又、
着色液６に浸漬する時間を適宜調節し染料の浸透深さを
増減することが出来る。次に着色処理した部材１を苛性
ソーダ、界面活性剤及びハイドロサルファイドを含む剥
離液９に浸漬し、５０℃で３０分間加熱保持しマスキン
グ層５を除去する。
第 ２ 例
メタクリル樹脂製部材１の場合にも第１例と同じ工程及
び条件で部材表面に所望の印字模様をなすアルミ製のマ
スキング層５を被着する。次に部材１を第１例と同じ着
色液６に浸漬し、１２０’Ｃで３０分間加熱保持して部
材露出面７がら部材内部に染料を含浸させる。さらに部
材１を第１例と同じ剥離液９に浸漬し、７０℃で２０分
間加熱保持しマスキング層５を除去する。
び条件で部材表面に所望の印字模様をなすアルミ製のマ
スキング層５を被着する。次に部材１を第１例と同じ着
色液６に浸漬し、１２０’Ｃで３０分間加熱保持して部
材露出面７がら部材内部に染料を含浸させる。さらに部
材１を第１例と同じ剥離液９に浸漬し、７０℃で２０分
間加熱保持しマスキング層５を除去する。
上記の如く非着色部１０によって印字模様を形成した熱
可塑性樹脂製品１′は、第１図の如くその部材露出面７
から部材内部に染料を極めて深く最高０．５ｍｍ〜０．
６ｒｒｎ浸透している一方マスキング層５からは全く染
料が浸透していないので、部材表面のマスキング層５に
覆われていた非着色部１ｏによって表示された印字模様
はにじみが無く非常に輪郭が鮮明である。
可塑性樹脂製品１′は、第１図の如くその部材露出面７
から部材内部に染料を極めて深く最高０．５ｍｍ〜０．
６ｒｒｎ浸透している一方マスキング層５からは全く染
料が浸透していないので、部材表面のマスキング層５に
覆われていた非着色部１ｏによって表示された印字模様
はにじみが無く非常に輪郭が鮮明である。
尚１本発明は前記実施例にのみ限定されるものではなく
本発明の要旨の範囲内において種々の変形例を包含する
ことは言うまでもない。部材１を形成する母材としては
ＡＢＳ樹脂、ポリプロピレン、ポリアミド等凡ての熱可
塑性樹脂が使用出来るし、金属転写箔３としてはアルミ
以外にクロム、金、銀、銅を蒸着したものを使用するこ
とも可能であり、着色剤は部材１の種類に応じて分散染
料、酸性染料、塩基性染料、カチオン染料等の合成染料
を使用し、染色時には着色液６を常温から１４０℃まで
の部材１に応じた温度で２０分〜４０分間保持するもの
で、さらに剥離液９にはアセトン、メタノール、シンナ
ー等の有機溶剤液を使用することもある。又、上記二側
においては、第２図の如く製品１′の非着色部１０によ
って文字記号等を表示しであるが、逆に第１図の如く着
色部８により文字記号等を表示することも可能である。
本発明の要旨の範囲内において種々の変形例を包含する
ことは言うまでもない。部材１を形成する母材としては
ＡＢＳ樹脂、ポリプロピレン、ポリアミド等凡ての熱可
塑性樹脂が使用出来るし、金属転写箔３としてはアルミ
以外にクロム、金、銀、銅を蒸着したものを使用するこ
とも可能であり、着色剤は部材１の種類に応じて分散染
料、酸性染料、塩基性染料、カチオン染料等の合成染料
を使用し、染色時には着色液６を常温から１４０℃まで
の部材１に応じた温度で２０分〜４０分間保持するもの
で、さらに剥離液９にはアセトン、メタノール、シンナ
ー等の有機溶剤液を使用することもある。又、上記二側
においては、第２図の如く製品１′の非着色部１０によ
って文字記号等を表示しであるが、逆に第１図の如く着
色部８により文字記号等を表示することも可能である。
本発明による印刷方法は、上記の如くマスキング剤とし
て耐久性に優れた金属転写箔を使用し、マスキング層が
着色液に浸食されないようにしであるので、転写箔を被
着した部材を着色液に長時間浸漬して染料の浸透層を厚
くする場合でも、部材の露出面からのみ染料が浸透し、
転写箔の被着面からは染料が全く浸透しないので、着色
パターンを極めて鮮明に保つことが出来る。その結果、
本発明による製品は頻繁に使用しても着色部が鮮明であ
ると共に着色層が厚いので着色部分が摩滅して印字模様
が判読不能になることがない。
て耐久性に優れた金属転写箔を使用し、マスキング層が
着色液に浸食されないようにしであるので、転写箔を被
着した部材を着色液に長時間浸漬して染料の浸透層を厚
くする場合でも、部材の露出面からのみ染料が浸透し、
転写箔の被着面からは染料が全く浸透しないので、着色
パターンを極めて鮮明に保つことが出来る。その結果、
本発明による製品は頻繁に使用しても着色部が鮮明であ
ると共に着色層が厚いので着色部分が摩滅して印字模様
が判読不能になることがない。
例えば本発明をキーボードのキートップに適用すれば、
該キートップに表示された文字や記号は、非常に摩滅し
易い状況にあるにもかかわらず、着色層が厚くその輪郭
も鮮明であるので、キートップの表面が多少すり減って
もかすれたりすることなく、事実上永久的に鮮明な文字
や記号を表示することが出来る。
該キートップに表示された文字や記号は、非常に摩滅し
易い状況にあるにもかかわらず、着色層が厚くその輪郭
も鮮明であるので、キートップの表面が多少すり減って
もかすれたりすることなく、事実上永久的に鮮明な文字
や記号を表示することが出来る。
第１図と第２図は本発明による製品の一部を切欠して示
す斜視図、第３図は本発明による樹脂製品の製造工程図
、第４図は従来例を示す工程図である。 １・・・部材（プレート）、１′・・・製品、３・・・
金属転写箔、５・・・マスキング層、６・・着色液、７
・部材露出面、８・・・着色部、９・・・剥離液、１０
・・・非着色部 第 １ 図 第２図 第 ３ 図 （）
Ｘ）着
す斜視図、第３図は本発明による樹脂製品の製造工程図
、第４図は従来例を示す工程図である。 １・・・部材（プレート）、１′・・・製品、３・・・
金属転写箔、５・・・マスキング層、６・・着色液、７
・部材露出面、８・・・着色部、９・・・剥離液、１０
・・・非着色部 第 １ 図 第２図 第 ３ 図 （）
Ｘ）着
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）熱可塑性樹脂で成形した部材１の表面より内部に、
部材と異なる色彩の着色剤を０．５μｍ〜０．６ｍｍの
深さで含浸し、着色剤を含浸した着色部８と非着色部１
０との組合せにより適宜パターンの印字模様を表示し、
着色部の輪郭が鮮明で耐久性に富む印字模様を有する熱
可塑性樹脂製品。 ２）熱可塑性樹脂部材１の表面に金属転写箔３を載せ、
その上部より加熱した版型４を押付け、部材表面に転写
箔の一部をマスキング層５として適宜パターンで被着し
た後、着色液６中にて１５℃〜１４０℃の温度で２０分
〜４０分間加熱保持し、部材の露出面７から内部に０．
５μｍ以上着色剤を含浸し、続いて剥離液９中にて４０
℃〜８０℃の温度で２０分〜４０分間加熱保持してマス
キング層を除去し、着色部の浸透が深くて輪郭の鮮明な
耐久性に富む印字模様を有する熱可塑性樹脂製品を製造
する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25156585A JPS62111799A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 耐久性に富む印字模様を有する熱可塑性樹脂製品とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25156585A JPS62111799A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 耐久性に富む印字模様を有する熱可塑性樹脂製品とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62111799A true JPS62111799A (ja) | 1987-05-22 |
| JPH0323358B2 JPH0323358B2 (ja) | 1991-03-28 |
Family
ID=17224706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25156585A Granted JPS62111799A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 耐久性に富む印字模様を有する熱可塑性樹脂製品とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62111799A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5940444A (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-06 | Toshiba Corp | カラ−受像管及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-11-08 JP JP25156585A patent/JPS62111799A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5940444A (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-06 | Toshiba Corp | カラ−受像管及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0323358B2 (ja) | 1991-03-28 |
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