JPS62109966A - 耐食性めつき鋼板 - Google Patents
耐食性めつき鋼板Info
- Publication number
- JPS62109966A JPS62109966A JP25049685A JP25049685A JPS62109966A JP S62109966 A JPS62109966 A JP S62109966A JP 25049685 A JP25049685 A JP 25049685A JP 25049685 A JP25049685 A JP 25049685A JP S62109966 A JPS62109966 A JP S62109966A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- film
- zinc
- magnesium
- corrosion
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、耐食性の優れためっき銅板に関する。
(従来技術及びその問題点)
代表的な耐食めっき鋼板として、亜鉛めっき銅板かある
。
。
この鋼板は、亜鉛の惰性防食作用を利用して耐食性を持
たせたもので、必ずしも十分な耐食性を有していない。
たせたもので、必ずしも十分な耐食性を有していない。
例えば亜鉛付着i 20 、li’/m2の電気亜鉛め
っき鋼板では、5条塩水噴霧試験を約20時間おこなう
と、赤さびが発生してしまう。亜鉛付着量を多くすれば
鋼板の耐食性は向上するが、生産性や経済性が悪化する
問題がある。
っき鋼板では、5条塩水噴霧試験を約20時間おこなう
と、赤さびが発生してしまう。亜鉛付着量を多くすれば
鋼板の耐食性は向上するが、生産性や経済性が悪化する
問題がある。
そこで亜鉛めっき鋼板の耐食性を向上させるために、各
種の亜鉛合金めっきjA版や二層めっき鋼板が提案され
ている。しかし溶融めっき法や電気めっき法で作ってい
るために合金の組成や二層めっき層の組合せが限られて
いた。
種の亜鉛合金めっきjA版や二層めっき鋼板が提案され
ている。しかし溶融めっき法や電気めっき法で作ってい
るために合金の組成や二層めっき層の組合せが限られて
いた。
本発明者は、溶融めっき法や電気めっき法に代わる方法
として真空蒸着によるめっき法に着目した。この方法に
よれば、薄めつきから厚めつきまで任意に行なうことが
でき、しかも両面めっき、片面めっき、差厚めつき等が
連続的に高速で行なえる。更に、合金めっきの組成や二
層めっきの組合せを任意に行なうことかできる。
として真空蒸着によるめっき法に着目した。この方法に
よれば、薄めつきから厚めつきまで任意に行なうことが
でき、しかも両面めっき、片面めっき、差厚めつき等が
連続的に高速で行なえる。更に、合金めっきの組成や二
層めっきの組合せを任意に行なうことかできる。
(発明が解決しようとする技術的課題)この発明は真空
蒸着を利用して耐食性の優れためっき44板を提供する
ことを目的とする。
蒸着を利用して耐食性の優れためっき44板を提供する
ことを目的とする。
(技術的課題を解決する手段)
この発明は、鋼板上に亜鉛皮膜とマグネシウム皮、模と
を順に形成した耐食性めっき鋼板である。
を順に形成した耐食性めっき鋼板である。
亜鉛皮膜の膜厚は、耐食性及び経済性を考慮して0.5
〜10μm程度が好適である。マグネシウム皮:)嬉の
膜厚は、厚い程耐食性が向上するが、膜厚があまり厚く
なると密着性が劣化したり、製造コストが病くなるので
、0.02μm〜1.5μmが好】願である。
〜10μm程度が好適である。マグネシウム皮:)嬉の
膜厚は、厚い程耐食性が向上するが、膜厚があまり厚く
なると密着性が劣化したり、製造コストが病くなるので
、0.02μm〜1.5μmが好】願である。
この構成のめっき鋼板を製造するには、鋼板上に真空蒸
着で亜鉛皮膜を施した後、引き続きa空蒸馬でマグネシ
ウム皮膜を施してMg /Z n二層めっき皮膜の鋼板
を得る。
着で亜鉛皮膜を施した後、引き続きa空蒸馬でマグネシ
ウム皮膜を施してMg /Z n二層めっき皮膜の鋼板
を得る。
(発明の作用、効果)
このめっき皮膜によれば、亜鉛皮膜の上にマグネ/ラム
皮膜を痙っているので、マグネシウム皮膜が」コ、鉛皮
膜中にあるピンホールを株っている。このため、亜鉛が
犠性防食作用によって優先的に溶出して℃・くのを、こ
のマグネシウム皮膜によって防ぐ。またマグネシウム皮
膜自身がその表層に耐食性の優れた酸化膜を形成する。
皮膜を痙っているので、マグネシウム皮膜が」コ、鉛皮
膜中にあるピンホールを株っている。このため、亜鉛が
犠性防食作用によって優先的に溶出して℃・くのを、こ
のマグネシウム皮膜によって防ぐ。またマグネシウム皮
膜自身がその表層に耐食性の優れた酸化膜を形成する。
そしてこれらが相乗的に作用して鋼板の耐食性が著しく
向上する。
向上する。
更にマグネシウム皮膜は、化成処理性が亜鉛皮膜より優
れているため、塗料密着性が向上する。
れているため、塗料密着性が向上する。
(実施例)
板厚0.8瓢のAtキルド鋼板を脱脂、洗浄後、Arイ
オンデンバード処理を行った。この処理は、1、OX
10 TorrのArがス雰囲気中で高周波放電を行
ない、一方鋼板に−IKVの負電圧を印加してArイオ
ンを鋼板に衝突させ、鋼板表面上の酸化物などを除去し
て、清浄な鋼板表面を得る方法である。
オンデンバード処理を行った。この処理は、1、OX
10 TorrのArがス雰囲気中で高周波放電を行
ない、一方鋼板に−IKVの負電圧を印加してArイオ
ンを鋼板に衝突させ、鋼板表面上の酸化物などを除去し
て、清浄な鋼板表面を得る方法である。
次に鋼板を雰囲気圧力1.OX 10−3Torr以下
で200℃に加熱し、これに亜鉛の真空蒸着めっきを施
す。この真空蒸着めっきは、亜鉛めっき材をるつぼの中
に入れ、抵抗加熱により加熱蒸発させて鋼板にめっきす
る方法である。
で200℃に加熱し、これに亜鉛の真空蒸着めっきを施
す。この真空蒸着めっきは、亜鉛めっき材をるつぼの中
に入れ、抵抗加熱により加熱蒸発させて鋼板にめっきす
る方法である。
引き続き同じ雰囲気圧力でマグネシウムの真空蒸着めっ
きを行う。この真空蒸着めっきは、マグネシウムめっき
材を水冷銅るつぼに入れ、10KV、10〜30 mA
程、窄の電子ビームによって加熱蒸発させて鋼板にめっ
≧する方法である。
きを行う。この真空蒸着めっきは、マグネシウムめっき
材を水冷銅るつぼに入れ、10KV、10〜30 mA
程、窄の電子ビームによって加熱蒸発させて鋼板にめっ
≧する方法である。
上述した方法のH1略を第1図にブロック図で示す。
この方法によって得られた本発明のめっき鋼板は、第2
図に示すように、鋼板1上に亜鉛皮IJ2及びマグネシ
ウム皮膜3を順に形成している。そのマグネシウム皮膜
の膜厚及び亜鉛皮膜の・膜厚を第1表に示す。またマグ
ネシウム皮膜を設げず亜鉛皮膜のみを設けためっき鋼板
を比咬のために示す。
図に示すように、鋼板1上に亜鉛皮IJ2及びマグネシ
ウム皮膜3を順に形成している。そのマグネシウム皮膜
の膜厚及び亜鉛皮膜の・膜厚を第1表に示す。またマグ
ネシウム皮膜を設げず亜鉛皮膜のみを設けためっき鋼板
を比咬のために示す。
これらの本発明めっき鋼板及び比較例のめっき鋼板につ
いて、密着性、加工後密着性、耐食性及び加工後耐食性
の試験を行った。その結果を表1に示す。
いて、密着性、加工後密着性、耐食性及び加工後耐食性
の試験を行った。その結果を表1に示す。
冨着性試)*の評価は、折り曲げテープ剥Pjf試験に
よってA「さ才lた。この7弐験は、180’ot曲げ
を1回行うごとにテープ剥離試験を実施し、それを母材
が折り切れるまで繰り返し、めっき層の剥離の程度を調
べる試験である。
よってA「さ才lた。この7弐験は、180’ot曲げ
を1回行うごとにテープ剥離試験を実施し、それを母材
が折り切れるまで繰り返し、めっき層の剥離の程度を調
べる試験である。
加工後密着性の評価は、エリクセン加工(7−押し出し
加工)後、テープ剥離試験を行ない、めっき層の剥離の
程度を調べることによって行った。
加工)後、テープ剥離試験を行ない、めっき層の剥離の
程度を調べることによって行った。
耐食性の評価は、5チ塩水噴霧試険(SST )Kよっ
てなされた。
てなされた。
加工後耐食性の評価は、エリクセン加工(7crn押し
出し加工)後、5%塩水噴jり試、験を行うことによっ
てなされた。
出し加工)後、5%塩水噴jり試、験を行うことによっ
てなされた。
○・・・剥離なし
△・・・わずかに剥離
×・・・かなり剥離
〔耐食性及び加工後耐食性〕
時間は、SSTで赤さびの発生した時間を示し、発生時
間が遅い程、耐食性が良いことを示す。
間が遅い程、耐食性が良いことを示す。
表1から、本発明めりき鋼板は、密着性及び加工後密着
性が優れているが、マグネシウム皮膜の膜厚が1.5μ
mを越えると加工後密着性が劣化することがわかる。ま
た耐食性及び加工後耐食性は比較例のものに比べて著し
く向上している。ただしマグネシウム皮膜の膜厚が1.
5μm以上になると、膜厚がそれ以外のものに比べて低
℃1゜
性が優れているが、マグネシウム皮膜の膜厚が1.5μ
mを越えると加工後密着性が劣化することがわかる。ま
た耐食性及び加工後耐食性は比較例のものに比べて著し
く向上している。ただしマグネシウム皮膜の膜厚が1.
5μm以上になると、膜厚がそれ以外のものに比べて低
℃1゜
第1図は本発明めっき鋼板の製造方法の一例を示すブロ
ック図、第2図は本発明めっき鋼板の一実施例を示す断
面図である。 1・・・鋼板、2・・・亜鉛皮膜、3・・・マグネシウ
ム皮膜O 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1 図 第2図
ック図、第2図は本発明めっき鋼板の一実施例を示す断
面図である。 1・・・鋼板、2・・・亜鉛皮膜、3・・・マグネシウ
ム皮膜O 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1 図 第2図
Claims (2)
- (1)鋼板表面に亜鉛皮膜及びマグネシウム皮膜を順に
形成してなる耐食性めっき鋼板。 - (2)マグネシウム皮膜の膜厚が0.02μm〜1.5
μmである特許請求の範囲第1項記載の耐食性めっき鋼
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25049685A JPS62109966A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 耐食性めつき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25049685A JPS62109966A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 耐食性めつき鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62109966A true JPS62109966A (ja) | 1987-05-21 |
JPH0328509B2 JPH0328509B2 (ja) | 1991-04-19 |
Family
ID=17208736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25049685A Granted JPS62109966A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 耐食性めつき鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62109966A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10257737B3 (de) * | 2002-12-10 | 2004-02-26 | Thyssenkrupp Stahl Ag | Verfahren zur elektrolytischen Magnesium-Abscheidung auf verzinktem Blech |
US9744743B2 (en) | 2012-12-26 | 2017-08-29 | Posco | Zn—Mg alloy plated steel sheet, and method for manufacturing same |
-
1985
- 1985-11-08 JP JP25049685A patent/JPS62109966A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10257737B3 (de) * | 2002-12-10 | 2004-02-26 | Thyssenkrupp Stahl Ag | Verfahren zur elektrolytischen Magnesium-Abscheidung auf verzinktem Blech |
US9744743B2 (en) | 2012-12-26 | 2017-08-29 | Posco | Zn—Mg alloy plated steel sheet, and method for manufacturing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0328509B2 (ja) | 1991-04-19 |
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